606 / 1,458
0600
第0632話 師弟再会
しおりを挟む
葱郁な山林が連なる峠の先端に、鋭利な刀剣のように突き立つ山頂があった。
その険しい崖の上部には巨岩が突出しており、そこに黒衣の青年が蓮座で坐している。
彼の目の前に巨大な朱色の薬炉が鎮まり、炉内では緑色の炎が熾烈に燃え立っている。
その炎の中には、ゆっくりと蠕動する斑紋状の液体が存在し、細かく泡立つ様子が観察できる。
その斑紋液は炎の熱で表面から微かな気泡を発生させ、爆裂すると体積がわずかに縮小していく。
この変化は一見して気づきにくいが、時間と共に明らかになるほど顕著な縮小が進行している。
さらにその液体が薄くなり始めると、内部に包まれた細かい黒色の物体が現れ始める。
それは漆黒の古びた指輪であり、その表面には新たな輝きが宿りつつあった。
この黒い指輪は以前よりも深みのある暗さを帯びており、光が反射する度に液体の体積が僅かに減少する様子が確認できる。
薬液中の精純な薬効成分が、眠っている指輪内の魂魄へと吸収されようとしているのだ。
薬老の意識を覚醒させる作業は長期的なプロセスであり、蕭炎はその準備に余念がない。
月日が経過しても反応がなくとも焦りはせず、時折目を開けて指輪を見つめながらため息をつくだけだ。
静寂な山頂では外界の騒音が遮られ、たまに近づく野生動物もその圧倒的な威圧感で逃げ去る。
この峠はより一層の清浄さを帯びていた。
二ヶ月という月日が過ぎた頃、薬炉の中で最初に掌サイズだった斑紋液は親指大まで縮小し、その中で漆黒の指輪を完全に包み込むようになっていた。
その色調は以前とは雲泥の差があり、薬液中の成分が炎の鍛錬によって圧縮され指輪の中に凝縮されていることが窺えた。
山頂の青石上に座るメデューサが狭い目を開き、下方の崖を見やると唇を動かした。
その声は冷徹なものだった。
「二ヶ月経った。
これが貴方の限界だ。
続けば他人に助けを求めることになるだろう」
遠く離れた場所からも、メデューサの冷笑がはっきりと青年の耳に届いた。
その男の顔色は少し蒼白だった。
耳を澄ました瞬間、蕭炎はゆっくりと目を開けた。
体内の斗気(とうき)が動き出す。
碧緑の炎が指先から飛び出し、薬鼎(やくてい)の中に注ぎ込まれる。
全ての動作を終えた後、彼は山頂に向かって笑みながら言った。
「どうした?心配してくれたのかな?」
「あなたが死んだら『復魂丹』(ふくこんだん)が手に入らないからさ」メデューサは口元を歪めて冷笑道った。
「ふふ、大丈夫だよ。
私の炎も貴方の薬も必ず手に入るわ」
蒼白い顔にほのかな笑みが浮かんだ蕭炎。
約二ヶ月間、連日斗気を使い続けながら『琉璃蓮心火(りょりれんしんか)』を制御するという消耗は、月ならまだしも長期間となると疲労が蓄積していく。
その程度の無理は、ましてや彼のような強者でさえ耐えられない。
「冥顽不灵(めいがんふりょう)」山頂から見下ろすメデューサは眉をひそめた。
彼女は自らに言い聞かせた。
「この男の死活に関わるのは私ではない。
なぜこんなことを口に出したのか……」
しかし、その視線は依然として下方へと向けられていた。
彼女の心は意外にも彼の安否を気遣っていた。
漆黒の指輪を取り巻く薬液が僅かに残る頃、巨石に座す蕭炎の体がわずかに震え始めた。
碧緑の炎も揺らぎ始め、明らかに限界を迎えようとしていた。
「この馬鹿……」メデューサは眉をさらに強く寄せて呟くと、身体から七彩の光が滲み始めた。
牙を嚙みしめながら、頭蓋骨に広がる疲労感と昏睡(こんすい)の誘惑を耐え抜き、蕭炎は指輪を見つめる視線を固くした。
彼には確信があった——薬老(やくろう)の覚醒は近い。
体内残された僅かな斗気も次第に枯渇し、意識は闊歩(かつぽ)する疲労と昏睡の波間に揺れ動いた。
身体の揺らぎが増す度に、メデューサの眉根はさらに険しくなった。
「自滅!?」
崖っぷちで危うげに立つ蕭炎を見た瞬間、彼女は銀歯を嚙み締めながら低く罵声を上げた。
その身体は無意識に前傾し、いつでも飛び降りる準備が整っていた。
眼前視界が次第に曖昧になっていく。
蕭炎は自分が完全な限界まで達したことを悟りながらも、このタイミングで諦めるなどと耐えられなかった。
唇を噛み締めることで得た激痛が精神を一瞬だけ覚醒させ、彼は「焚決」の運行法則を極限まで駆動させた。
体内に潜んでいた最後の一筋の斗気も引き尽くされ、薬鼎の中に猛スピードで注入されていく。
指先から溢れ出す斗気の途端、蕭炎の視界は完全に闇に沈んだ。
首が重くなり、ついにバランスを崩した身体は滑石の巨岩を転がるように滑り落ち、雲霧に包まれた断崖へと突き落とされた。
「くっ!」
その光景を見たメデューサは舌打ちをした。
だが次の瞬間、彼女は「なぜ助けようとしているのか?」
という疑問に囚われていた。
この男は死に至るだけの罪だ。
メデューサが揺れ動く間に、蕭炎の転落速度はさらに加速していた。
雲海に飛び込む前に何か支えがあれば、彼は惨たらしく粉砕される運命だった。
その様子を凝視するメデューサの目は鋭い光を放ち続けた。
瞬間、彼女は銀歯を嚙み締め、七彩の光輪に包まれて山頂から滑り降り始めた。
数回の移動で蕭炎の上空まで到達した。
その時、赤銅色の薬鼎の中で漆黒の指輪が震え出す。
表面に染み込んだ色彩豊かな液体が完全に浸透すると同時に、指輪は激しく痙攣し始めた。
その振動は鐘のような響きを放ち、薬鼎の内壁を叩く。
その波紋は瞬時に広がり、雷鳴のように山間に轟いた。
風が烈しくなり、緑の海原が形成され、天地にまで達する勢いで吹き荒れる。
突然発生した清澄な音波を感じ取ったメデューサも、今は無関心だった。
近づいてくる蕭炎を見つめながら、彼女は再び救済と放棄の間で揺れ動いた。
この男を殺すのが正義なのか、それとも何かが自分を導くのか。
最初の直感は即座に彼を抹殺することだったが、深層意識では逆の命令が響いていた。
理性と本能の戦いが激しく繰り返される。
一瞬の間も経たない間に、メデューサの瞳孔が収縮した。
銀歯を嚙み締めながら彼女は宣言するように言った:
「混蛋、運良く助かったな。
一年後に必ずお前を殺す!」
その言葉と共に玉手が薬鼎に伸びるが、次の瞬間には空間が歪んだ。
巨岩の裂け目から不気味な光が漏れ出し、メデューサは反射的に身を翻した。
「誰だ? 何者か!」
声を上げたその時、指輪から放たれた黒い光が彼女を包み込んだ。
意識が闇に沈む直前、最後に見たのは薬鼎の内部で輝く金色の文字だった——
その険しい崖の上部には巨岩が突出しており、そこに黒衣の青年が蓮座で坐している。
彼の目の前に巨大な朱色の薬炉が鎮まり、炉内では緑色の炎が熾烈に燃え立っている。
その炎の中には、ゆっくりと蠕動する斑紋状の液体が存在し、細かく泡立つ様子が観察できる。
その斑紋液は炎の熱で表面から微かな気泡を発生させ、爆裂すると体積がわずかに縮小していく。
この変化は一見して気づきにくいが、時間と共に明らかになるほど顕著な縮小が進行している。
さらにその液体が薄くなり始めると、内部に包まれた細かい黒色の物体が現れ始める。
それは漆黒の古びた指輪であり、その表面には新たな輝きが宿りつつあった。
この黒い指輪は以前よりも深みのある暗さを帯びており、光が反射する度に液体の体積が僅かに減少する様子が確認できる。
薬液中の精純な薬効成分が、眠っている指輪内の魂魄へと吸収されようとしているのだ。
薬老の意識を覚醒させる作業は長期的なプロセスであり、蕭炎はその準備に余念がない。
月日が経過しても反応がなくとも焦りはせず、時折目を開けて指輪を見つめながらため息をつくだけだ。
静寂な山頂では外界の騒音が遮られ、たまに近づく野生動物もその圧倒的な威圧感で逃げ去る。
この峠はより一層の清浄さを帯びていた。
二ヶ月という月日が過ぎた頃、薬炉の中で最初に掌サイズだった斑紋液は親指大まで縮小し、その中で漆黒の指輪を完全に包み込むようになっていた。
その色調は以前とは雲泥の差があり、薬液中の成分が炎の鍛錬によって圧縮され指輪の中に凝縮されていることが窺えた。
山頂の青石上に座るメデューサが狭い目を開き、下方の崖を見やると唇を動かした。
その声は冷徹なものだった。
「二ヶ月経った。
これが貴方の限界だ。
続けば他人に助けを求めることになるだろう」
遠く離れた場所からも、メデューサの冷笑がはっきりと青年の耳に届いた。
その男の顔色は少し蒼白だった。
耳を澄ました瞬間、蕭炎はゆっくりと目を開けた。
体内の斗気(とうき)が動き出す。
碧緑の炎が指先から飛び出し、薬鼎(やくてい)の中に注ぎ込まれる。
全ての動作を終えた後、彼は山頂に向かって笑みながら言った。
「どうした?心配してくれたのかな?」
「あなたが死んだら『復魂丹』(ふくこんだん)が手に入らないからさ」メデューサは口元を歪めて冷笑道った。
「ふふ、大丈夫だよ。
私の炎も貴方の薬も必ず手に入るわ」
蒼白い顔にほのかな笑みが浮かんだ蕭炎。
約二ヶ月間、連日斗気を使い続けながら『琉璃蓮心火(りょりれんしんか)』を制御するという消耗は、月ならまだしも長期間となると疲労が蓄積していく。
その程度の無理は、ましてや彼のような強者でさえ耐えられない。
「冥顽不灵(めいがんふりょう)」山頂から見下ろすメデューサは眉をひそめた。
彼女は自らに言い聞かせた。
「この男の死活に関わるのは私ではない。
なぜこんなことを口に出したのか……」
しかし、その視線は依然として下方へと向けられていた。
彼女の心は意外にも彼の安否を気遣っていた。
漆黒の指輪を取り巻く薬液が僅かに残る頃、巨石に座す蕭炎の体がわずかに震え始めた。
碧緑の炎も揺らぎ始め、明らかに限界を迎えようとしていた。
「この馬鹿……」メデューサは眉をさらに強く寄せて呟くと、身体から七彩の光が滲み始めた。
牙を嚙みしめながら、頭蓋骨に広がる疲労感と昏睡(こんすい)の誘惑を耐え抜き、蕭炎は指輪を見つめる視線を固くした。
彼には確信があった——薬老(やくろう)の覚醒は近い。
体内残された僅かな斗気も次第に枯渇し、意識は闊歩(かつぽ)する疲労と昏睡の波間に揺れ動いた。
身体の揺らぎが増す度に、メデューサの眉根はさらに険しくなった。
「自滅!?」
崖っぷちで危うげに立つ蕭炎を見た瞬間、彼女は銀歯を嚙み締めながら低く罵声を上げた。
その身体は無意識に前傾し、いつでも飛び降りる準備が整っていた。
眼前視界が次第に曖昧になっていく。
蕭炎は自分が完全な限界まで達したことを悟りながらも、このタイミングで諦めるなどと耐えられなかった。
唇を噛み締めることで得た激痛が精神を一瞬だけ覚醒させ、彼は「焚決」の運行法則を極限まで駆動させた。
体内に潜んでいた最後の一筋の斗気も引き尽くされ、薬鼎の中に猛スピードで注入されていく。
指先から溢れ出す斗気の途端、蕭炎の視界は完全に闇に沈んだ。
首が重くなり、ついにバランスを崩した身体は滑石の巨岩を転がるように滑り落ち、雲霧に包まれた断崖へと突き落とされた。
「くっ!」
その光景を見たメデューサは舌打ちをした。
だが次の瞬間、彼女は「なぜ助けようとしているのか?」
という疑問に囚われていた。
この男は死に至るだけの罪だ。
メデューサが揺れ動く間に、蕭炎の転落速度はさらに加速していた。
雲海に飛び込む前に何か支えがあれば、彼は惨たらしく粉砕される運命だった。
その様子を凝視するメデューサの目は鋭い光を放ち続けた。
瞬間、彼女は銀歯を嚙み締め、七彩の光輪に包まれて山頂から滑り降り始めた。
数回の移動で蕭炎の上空まで到達した。
その時、赤銅色の薬鼎の中で漆黒の指輪が震え出す。
表面に染み込んだ色彩豊かな液体が完全に浸透すると同時に、指輪は激しく痙攣し始めた。
その振動は鐘のような響きを放ち、薬鼎の内壁を叩く。
その波紋は瞬時に広がり、雷鳴のように山間に轟いた。
風が烈しくなり、緑の海原が形成され、天地にまで達する勢いで吹き荒れる。
突然発生した清澄な音波を感じ取ったメデューサも、今は無関心だった。
近づいてくる蕭炎を見つめながら、彼女は再び救済と放棄の間で揺れ動いた。
この男を殺すのが正義なのか、それとも何かが自分を導くのか。
最初の直感は即座に彼を抹殺することだったが、深層意識では逆の命令が響いていた。
理性と本能の戦いが激しく繰り返される。
一瞬の間も経たない間に、メデューサの瞳孔が収縮した。
銀歯を嚙み締めながら彼女は宣言するように言った:
「混蛋、運良く助かったな。
一年後に必ずお前を殺す!」
その言葉と共に玉手が薬鼎に伸びるが、次の瞬間には空間が歪んだ。
巨岩の裂け目から不気味な光が漏れ出し、メデューサは反射的に身を翻した。
「誰だ? 何者か!」
声を上げたその時、指輪から放たれた黒い光が彼女を包み込んだ。
意識が闇に沈む直前、最後に見たのは薬鼎の内部で輝く金色の文字だった——
0
あなたにおすすめの小説
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる 「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?
あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】
世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。
「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。
・神話級ドラゴン
⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺)
・深淵の邪神
⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決)
・次元の裂け目
⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い)
「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」
本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……?
「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー!
【免責事項】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
※こちらの作品は、カクヨムと小説家になろうでも公開しています。
【完結】特別な力で国を守っていた〈防国姫〉の私、愚王と愚妹に王宮追放されたのでスパダリ従者と旅に出ます。一方で愚王と愚妹は破滅する模様
ともボン
ファンタジー
◎第17回ファンタジー小説大賞に応募しています。投票していただけると嬉しいです
【あらすじ】
カスケード王国には魔力水晶石と呼ばれる特殊な鉱物が国中に存在しており、その魔力水晶石に特別な魔力を流すことで〈魔素〉による疫病などを防いでいた特別な聖女がいた。
聖女の名前はアメリア・フィンドラル。
国民から〈防国姫〉と呼ばれて尊敬されていた、フィンドラル男爵家の長女としてこの世に生を受けた凛々しい女性だった。
「アメリア・フィンドラル、ちょうどいい機会だからここでお前との婚約を破棄する! いいか、これは現国王である僕ことアントン・カスケードがずっと前から決めていたことだ! だから異議は認めない!」
そんなアメリアは婚約者だった若き国王――アントン・カスケードに公衆の面前で一方的に婚約破棄されてしまう。
婚約破棄された理由は、アメリアの妹であったミーシャの策略だった。
ミーシャはアメリアと同じ〈防国姫〉になれる特別な魔力を発現させたことで、アントンを口説き落としてアメリアとの婚約を破棄させてしまう。
そしてミーシャに骨抜きにされたアントンは、アメリアに王宮からの追放処分を言い渡した。
これにはアメリアもすっかり呆れ、無駄な言い訳をせずに大人しく王宮から出て行った。
やがてアメリアは天才騎士と呼ばれていたリヒト・ジークウォルトを連れて〈放浪医師〉となることを決意する。
〈防国姫〉の任を解かれても、国民たちを守るために自分が持つ医術の知識を活かそうと考えたのだ。
一方、本物の知識と実力を持っていたアメリアを王宮から追放したことで、主核の魔力水晶石が致命的な誤作動を起こしてカスケード王国は未曽有の大災害に陥ってしまう。
普通の女性ならば「私と婚約破棄して王宮から追放した報いよ。ざまあ」と喜ぶだろう。
だが、誰よりも優しい心と気高い信念を持っていたアメリアは違った。
カスケード王国全土を襲った未曽有の大災害を鎮めるべく、すべての原因だったミーシャとアントンのいる王宮に、アメリアはリヒトを始めとして旅先で出会った弟子の少女や伝説の魔獣フェンリルと向かう。
些細な恨みよりも、〈防国姫〉と呼ばれた聖女の力で国を救うために――。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる