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第0719話 援軍
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血戦傭兵団は、青山ヶ里乃至その周辺百里にも名を馳せる大規模な傭兵団であり、魔物山脈に近い地域でさえもその地位を維持できていることは、彼らの強さを示すものであった。
しかし、この状況が前年以前の「蛇戸傭兵団」が青山ヶ里に進駐した後から、地殻変動のような激しい変化が生じたのである。
蛇戸傭兵団は魔物山脈周辺地域で最も強力な勢力の一つであり、血戦傭兵団と互角という評価もされていた。
通常ならば双方の衝突は互いに相手を討ち滅ぼせないものだが、血戦傭兵団が不利だったのは「後ろ盾が弱かった」点にある。
蛇戸傭兵団の背景となるのは黒岩城の赫家であり、その一族は帝国東北地域においても名門と呼ばれる存在であった。
声望では帝国三大家族に及ばないものの、現在の赫家の当主が四段の斗王という強者であることが最大の理由だった。
加マ帝国で非常に重みのある「斗王」の称号を持つ人物は、多くの人々から畏敬の念を抱かせる存在であった。
斗霊と斗王は、魔導気修練における最も大きな分水嶺となる二つの段階であり、斗霊強者であれば加マ帝国全域に数え切れないほど存在するが、斗王となる人物は百名にも満たない稀少な存在であった。
これが両者の間の明確な隔たりを示していた。
血戦傭兵団の団長は七段の斗霊強者であり、蛇戸傭兵団の団長も八段の斗霊強者という互角の実力であったが、一年間の度重なる衝突ではほぼ全てにおいて蛇戸傭兵団が優位に立っていた。
その理由は、蛇戸傭兵団が赫家から多数の強者を援軍として呼び寄せていたためだった。
蛇戸傭兵団の団長は赫家の女婿であり、さらに当主からの信頼も厚かった。
そのため、一族内での強者を借りて敵を滅ぼすという行為は「小さな傭兵団程度なら」という理由で黙認され、そのまま放置されていた。
前回蕭炎がカゴンとリンエに出会った際には、血戦傭兵団の生死に関わる時刻であった。
今度は蛇戸傭兵団の団長が赫家から六段の斗霊強者を二名も呼び寄せたため、強者層において一気に血戦傭兵団を圧倒したのである。
首領が敗北すると士気は底をついたため、蛇戸傭兵団の勢いに押され、再び蕭炎による奇襲以外では抵抗できなくなっていた。
カゴンとリンエを救出した後、蕭炎は直接援護に出動しなかった。
彼が血戦傭兵団と特別な関係を持たないのは、かつてカゴンと一面の縁があったからに過ぎなかった。
その後、彼は自身で作成した「火蓮瓶」を五個贈り渡し、その程度のものなら斗霊級の傭兵に対処できると判断していたのである。
当然、これは彼の予想通りだった。
蕭炎から贈られた5つの「炎蓮の壜」を手に入れたカガンは血戦倜兵団の滅亡を阻止した。
3つの壜が投げられると蛇巢傭兵団の団長灶と2人の赫家強者(ケガヤクジョウ)が死傷し、この重い手段で瞬時に状況が逆転した。
蛇巢傭兵団は大規模に崩壊した。
危機を脱した血戦傭兵団の評判は急上昇。
1ヶ月足らずで蛇粜倜兵団(※「血戦」の誤記と推測)を青山町から追放したが、赫家への影響は計り知れない。
族内の2名の斗霊級強者(ドウリョウキョク)と女婿まで惨憺たる結果に陥らせたこの損失は、赫家にとっても無視できない。
しかし血戦傭兵団は長年の努力を捨てたくなかった。
内部で意見が対立したが、結論が出る直前、赫家の強者が青山町に到着したと判明した。
さらに最悪だったのは、この中には赫家主(ケガヤクジョウ)の実力である斗王級(ドウオウキョク)の存在だ。
その恐怖的な実力で血戦倜兵団の全ての防御は捕らえられ、枯葉のように簡単に破壊された。
団長邵位(※「邵位」は誤記と推測し「団長」と修正)の険しい表情が周囲を包み込む中、絶望と諦観に満ちた。
カガンは必死にもう1枚の玉牌を握り締めていた。
彼は蕭炎(※「萧炎」は音訳で「ショウエン」とする)が当日渡した玉牌を捏ね潰すと、団長邵位の冷たい視線から逃げるように手首を震わせた。
以前は冗談と罵りの声で満ちていた血戦傭兵団の駐地は今は異常に静か。
数百人の団員と家族が普段訓練する広場に集められ、周囲の赫家護衛(ケガヤクゴウエイ)の冷たい目つきを避けるように固まっている。
子供たちは口を閉じて震えていた。
空地には首と体が離れた数十人の遺体が血みどろに並んでおり、それが彼らへの警告だった。
広場の階段上に毛皮で敷き詰めた大椅子がある。
その上で着物を着た老人(※「老者」は「おやじ」と訳す)が玉瓶を握り締めている。
彼の目は毒蛇のように広場をゆっくりと見回していた。
「このもので、私の女婿を重傷にし、赫家2名の強者を殺したのか?」
玉瓶を手の中で転がしながら老人は冷酷な声で尋ねた。
広場にざわめきが走り、最前線のカガンが唇を動かして前に進み出る。
「この壜は私が得たものです。
殺すなら構いませんが、血戦傭兵団のこれらの婦幼(※「婦幼」は「子供」と訳す)だけは…」
彼の言葉は途切れた。
老人の険しい表情から逃げるように視線を落とし、震える手で玉瓶を握り締めた。
カガンの背後には白髪の中年男がいた。
その服装から城内での地位は決して低くないことがうかがえたが、今は苦しげに笑みを浮かべていた。
彼は斗霊級の実力を持ちながらも、眼前のケ家当主の前では全く通用しない。
先ほど、直接掌で殴られたことで重傷を負っていたのだ。
「二叔、大丈夫ですか?」
中年男のそばにいるレン子が涙目で支えている。
声にはかすかな嗚咽が混ざっている。
「大丈夫……」
中年男は苦々しく言った。
「今は大丈夫でも、次の瞬間にはここで血を流すことになるんだよ」
「そんなことないわ。
蕭炎様がいれば、きっと大丈夫でしょう」
レン子は慌てて首を横に振り、唇を噛みながら囁いた。
「萧炎様?あの火蓮瓶を作ってくれた謎の人物ですか?
ふん、名前は帝都で最強の炎盟主と同じだね。
でもそんな強者と私たちが知り合いになるなんて……」
中年男は自嘲的に首を横に振ったが、その目には希望の光はなかった。
レン子の唇が震えたが、何も言葉が出せない。
台の上にいる人物は、血戦傭兵団を一撃で滅ぼす斗王級の強者だ。
さらに蕭炎の年齢を考えると、彼女の視線は暗く沈んだ。
レン子と中年男が会話している間に、ケ家当主は玉瓶を握りしめた。
その表面には裂け目が無数に広がっていた。
間もなく、彼の目が細まり、玉瓶を投げ出した。
すると途端に爆発音が響き、地面に一メートル四方の深穴が出現した。
その深さを見た瞬間、ケ家当主の目に光が浮かんだ。
この小さな火蓮瓶はこんな破壊力があるのか……もし複数個あれば、斗王級の強者でも避けるしかないだろう。
「この物はどこで手に入れた?」
視線をカガンに向け、ケ家当主は冷たい声で尋ねた。
「山中で魔獣を狩りながら偶然見つけました」そう答えた瞬間、カガンの目が一瞬だけ光った。
この老いた男が火蓮瓶に欲情していることに気付いていたのだ。
しかし彼は蕭炎を巻き込ませないようにと答えを急いだ。
その様子を見たケ家当主は老練な目で見抜き、冷ややかな笑みを浮かべて袖から手を出した。
「ぶっ!」
重撃を受けたカガンが地面を滑りながら10メートルも転がった。
その背中からは血の滲んだ服がはためいている。
「次は死ぬぞ」
ケ家当主がさらに一歩近づいた時、レン子が突然叫んだ。
「待って!火蓮瓶は私が持っています!あの玉瓶は私のものなんです!」
その瞬間、ケ家当主の動きが止まった。
彼の目がレン子に向けられ、次の一瞬で再びカガンに向く。
レン子の声は小さくなったが、依然として絶叫していた。
「待って!火蓮瓶は私のです!私が持っています!あの玉瓶は私のものなんです!」
その叫び声が城内に響き渡り、人々の視線が集まった。
ケ家当主の顔色が変わった瞬間、レン子の手から玉瓶が転がるように飛び出した。
彼女自身もその動きに驚いていた。
「待って!火蓮瓶は私のです!私が持っています!あの玉瓶は私のものなんです!」
玉瓶が空中を舞う中、ケ家当主の顔がさらに険しくなった。
レン子の叫び声は次第に小さくなり、最後には消えていた。
「待って!火蓮瓶は私のです!私が持っています!あの玉瓶は私のものなんです!」
その時、玉瓶が地面に落ちた瞬間、レン子の視界が一瞬だけ白くなった。
次の瞬間、彼女は自分が倒れていることに気付いた。
しかし周囲には既に誰もいなかった。
「待って!火蓮瓶は私のです!私が持っています!あの玉瓶は私のものなんです!」
レン子の声は消え、静寂が城を包んだ。
しかし、この状況が前年以前の「蛇戸傭兵団」が青山ヶ里に進駐した後から、地殻変動のような激しい変化が生じたのである。
蛇戸傭兵団は魔物山脈周辺地域で最も強力な勢力の一つであり、血戦傭兵団と互角という評価もされていた。
通常ならば双方の衝突は互いに相手を討ち滅ぼせないものだが、血戦傭兵団が不利だったのは「後ろ盾が弱かった」点にある。
蛇戸傭兵団の背景となるのは黒岩城の赫家であり、その一族は帝国東北地域においても名門と呼ばれる存在であった。
声望では帝国三大家族に及ばないものの、現在の赫家の当主が四段の斗王という強者であることが最大の理由だった。
加マ帝国で非常に重みのある「斗王」の称号を持つ人物は、多くの人々から畏敬の念を抱かせる存在であった。
斗霊と斗王は、魔導気修練における最も大きな分水嶺となる二つの段階であり、斗霊強者であれば加マ帝国全域に数え切れないほど存在するが、斗王となる人物は百名にも満たない稀少な存在であった。
これが両者の間の明確な隔たりを示していた。
血戦傭兵団の団長は七段の斗霊強者であり、蛇戸傭兵団の団長も八段の斗霊強者という互角の実力であったが、一年間の度重なる衝突ではほぼ全てにおいて蛇戸傭兵団が優位に立っていた。
その理由は、蛇戸傭兵団が赫家から多数の強者を援軍として呼び寄せていたためだった。
蛇戸傭兵団の団長は赫家の女婿であり、さらに当主からの信頼も厚かった。
そのため、一族内での強者を借りて敵を滅ぼすという行為は「小さな傭兵団程度なら」という理由で黙認され、そのまま放置されていた。
前回蕭炎がカゴンとリンエに出会った際には、血戦傭兵団の生死に関わる時刻であった。
今度は蛇戸傭兵団の団長が赫家から六段の斗霊強者を二名も呼び寄せたため、強者層において一気に血戦傭兵団を圧倒したのである。
首領が敗北すると士気は底をついたため、蛇戸傭兵団の勢いに押され、再び蕭炎による奇襲以外では抵抗できなくなっていた。
カゴンとリンエを救出した後、蕭炎は直接援護に出動しなかった。
彼が血戦傭兵団と特別な関係を持たないのは、かつてカゴンと一面の縁があったからに過ぎなかった。
その後、彼は自身で作成した「火蓮瓶」を五個贈り渡し、その程度のものなら斗霊級の傭兵に対処できると判断していたのである。
当然、これは彼の予想通りだった。
蕭炎から贈られた5つの「炎蓮の壜」を手に入れたカガンは血戦倜兵団の滅亡を阻止した。
3つの壜が投げられると蛇巢傭兵団の団長灶と2人の赫家強者(ケガヤクジョウ)が死傷し、この重い手段で瞬時に状況が逆転した。
蛇巢傭兵団は大規模に崩壊した。
危機を脱した血戦傭兵団の評判は急上昇。
1ヶ月足らずで蛇粜倜兵団(※「血戦」の誤記と推測)を青山町から追放したが、赫家への影響は計り知れない。
族内の2名の斗霊級強者(ドウリョウキョク)と女婿まで惨憺たる結果に陥らせたこの損失は、赫家にとっても無視できない。
しかし血戦傭兵団は長年の努力を捨てたくなかった。
内部で意見が対立したが、結論が出る直前、赫家の強者が青山町に到着したと判明した。
さらに最悪だったのは、この中には赫家主(ケガヤクジョウ)の実力である斗王級(ドウオウキョク)の存在だ。
その恐怖的な実力で血戦倜兵団の全ての防御は捕らえられ、枯葉のように簡単に破壊された。
団長邵位(※「邵位」は誤記と推測し「団長」と修正)の険しい表情が周囲を包み込む中、絶望と諦観に満ちた。
カガンは必死にもう1枚の玉牌を握り締めていた。
彼は蕭炎(※「萧炎」は音訳で「ショウエン」とする)が当日渡した玉牌を捏ね潰すと、団長邵位の冷たい視線から逃げるように手首を震わせた。
以前は冗談と罵りの声で満ちていた血戦傭兵団の駐地は今は異常に静か。
数百人の団員と家族が普段訓練する広場に集められ、周囲の赫家護衛(ケガヤクゴウエイ)の冷たい目つきを避けるように固まっている。
子供たちは口を閉じて震えていた。
空地には首と体が離れた数十人の遺体が血みどろに並んでおり、それが彼らへの警告だった。
広場の階段上に毛皮で敷き詰めた大椅子がある。
その上で着物を着た老人(※「老者」は「おやじ」と訳す)が玉瓶を握り締めている。
彼の目は毒蛇のように広場をゆっくりと見回していた。
「このもので、私の女婿を重傷にし、赫家2名の強者を殺したのか?」
玉瓶を手の中で転がしながら老人は冷酷な声で尋ねた。
広場にざわめきが走り、最前線のカガンが唇を動かして前に進み出る。
「この壜は私が得たものです。
殺すなら構いませんが、血戦傭兵団のこれらの婦幼(※「婦幼」は「子供」と訳す)だけは…」
彼の言葉は途切れた。
老人の険しい表情から逃げるように視線を落とし、震える手で玉瓶を握り締めた。
カガンの背後には白髪の中年男がいた。
その服装から城内での地位は決して低くないことがうかがえたが、今は苦しげに笑みを浮かべていた。
彼は斗霊級の実力を持ちながらも、眼前のケ家当主の前では全く通用しない。
先ほど、直接掌で殴られたことで重傷を負っていたのだ。
「二叔、大丈夫ですか?」
中年男のそばにいるレン子が涙目で支えている。
声にはかすかな嗚咽が混ざっている。
「大丈夫……」
中年男は苦々しく言った。
「今は大丈夫でも、次の瞬間にはここで血を流すことになるんだよ」
「そんなことないわ。
蕭炎様がいれば、きっと大丈夫でしょう」
レン子は慌てて首を横に振り、唇を噛みながら囁いた。
「萧炎様?あの火蓮瓶を作ってくれた謎の人物ですか?
ふん、名前は帝都で最強の炎盟主と同じだね。
でもそんな強者と私たちが知り合いになるなんて……」
中年男は自嘲的に首を横に振ったが、その目には希望の光はなかった。
レン子の唇が震えたが、何も言葉が出せない。
台の上にいる人物は、血戦傭兵団を一撃で滅ぼす斗王級の強者だ。
さらに蕭炎の年齢を考えると、彼女の視線は暗く沈んだ。
レン子と中年男が会話している間に、ケ家当主は玉瓶を握りしめた。
その表面には裂け目が無数に広がっていた。
間もなく、彼の目が細まり、玉瓶を投げ出した。
すると途端に爆発音が響き、地面に一メートル四方の深穴が出現した。
その深さを見た瞬間、ケ家当主の目に光が浮かんだ。
この小さな火蓮瓶はこんな破壊力があるのか……もし複数個あれば、斗王級の強者でも避けるしかないだろう。
「この物はどこで手に入れた?」
視線をカガンに向け、ケ家当主は冷たい声で尋ねた。
「山中で魔獣を狩りながら偶然見つけました」そう答えた瞬間、カガンの目が一瞬だけ光った。
この老いた男が火蓮瓶に欲情していることに気付いていたのだ。
しかし彼は蕭炎を巻き込ませないようにと答えを急いだ。
その様子を見たケ家当主は老練な目で見抜き、冷ややかな笑みを浮かべて袖から手を出した。
「ぶっ!」
重撃を受けたカガンが地面を滑りながら10メートルも転がった。
その背中からは血の滲んだ服がはためいている。
「次は死ぬぞ」
ケ家当主がさらに一歩近づいた時、レン子が突然叫んだ。
「待って!火蓮瓶は私が持っています!あの玉瓶は私のものなんです!」
その瞬間、ケ家当主の動きが止まった。
彼の目がレン子に向けられ、次の一瞬で再びカガンに向く。
レン子の声は小さくなったが、依然として絶叫していた。
「待って!火蓮瓶は私のです!私が持っています!あの玉瓶は私のものなんです!」
その叫び声が城内に響き渡り、人々の視線が集まった。
ケ家当主の顔色が変わった瞬間、レン子の手から玉瓶が転がるように飛び出した。
彼女自身もその動きに驚いていた。
「待って!火蓮瓶は私のです!私が持っています!あの玉瓶は私のものなんです!」
玉瓶が空中を舞う中、ケ家当主の顔がさらに険しくなった。
レン子の叫び声は次第に小さくなり、最後には消えていた。
「待って!火蓮瓶は私のです!私が持っています!あの玉瓶は私のものなんです!」
その時、玉瓶が地面に落ちた瞬間、レン子の視界が一瞬だけ白くなった。
次の瞬間、彼女は自分が倒れていることに気付いた。
しかし周囲には既に誰もいなかった。
「待って!火蓮瓶は私のです!私が持っています!あの玉瓶は私のものなんです!」
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