73 / 776
0000
第0073話「障害」
しおりを挟む
鑫発ヤクザ店。
ここは寧台県北郊に位置し、江村マンションまでは数キロ圏内だ。
店舗の面積は20平方メートル程度で、内部は狼藉一片だった。
店主は40代後半の女性。
シャッター戸口に足をかけながら砕けたガラス片を踏みしめ、心配そうに言った。
「天殺れ! 俺の麻袋分煙を何袋も掠め取った上、酒まで大量に運び去った。
見つからなきゃ数年が無駄になる」
「麻袋で運んだのか? 内と外で荷物を手渡ししたのか?」
江遠は店前に立って周囲を見回しながら質問した。
「店内で一人が積み、外で一人が運ぶ。
二人ともナイフを持ちながら俺に角っこに立たせたんだ」女店主はポーズを取るように位置を示し続けた。
「雨の降りしきる中、朝から店に来ていたのに誰も助けようとはしなかった」
「外で荷物を運ぶ男が店内に入ってきたか?」
「彼は入口でナイフを振り回しながら立っていた。
口元はマスクで隠れていた」女店主はナイフの形を空中で描きながら答えた。
江遠が頷くと、次に尋ねた。
「誰か目撃者はいるのか? 長時間続いたなら」
「雨が降りしきっていたから通りすがりの人もいなかったわ。
朝から店にいて動けなかったのよ」
「貴方の店は普段どんな客が来るの?」
江遠が質問を続けた。
「通りかかった人や近所の住民、前通りの焼き肉屋とカニカマ屋さんからの注文も受けているわ。
電話で頼めば主人に配達してもらうのよ。
ちょっとした手間賃稼ぎ」
女店主が一息ついた後、「現金も全て持っていかれたわ」と付け足した。
江遠は思考しながら女性の証言をメモし、さらに訊ねた。
「監視カメラはあるのか?」
「あるけど何も見えなかった。
あの日は雨で三人の強盗たち全員がフード付きパーカーを着て口元も隠していたわ。
店内に入るとすぐに高級煙草を運び出した……」女店主は激昂しながら続けた。
「三名か?」
王鍾が確認した。
女店主は頷き、「三人だわ。
一人が車に乗り、二人が荷物を運んだのよ。
貴方たちもそんなケースを見かけたことは?」
「詳しく聞きたいのはそこじゃないわね」王鍵は話題を変えた。
江遠はベテラン刑事だが王鍵はまだ若手だ。
しかし彼も一般の煙草店が三名で襲われるようなケースは不自然だと認識していた。
江遠もその点を理解していた。
一般的に煙草店から得られる利益は限られているため、車一台を動員するほどの大規模な強盗は非効率だ。
しかし今回の場合は彼らが儲けた。
店主が倉庫から大量の商品を運び出していたからだ。
この点から推測すると、この三人組は単なる計画犯罪ではなく、鑫発ヤクザ店の状況を事前に調べておかっただろう。
その前提で犯人を探そうとするなら……捜査は容易ではなかった。
鑫発煙酒店は開店休業の看板を掲げたまま、店主も在庫状況を隠す意思はないようだ。
その情報を知るのは店主の周辺の人間だけではない。
親しい友人や家族、近所の焼き肉屋やエビフライ店といった常連客までが掌握している。
「まさか、友人の友人が焼肉を食べながら口走る可能性だってある」
警察がその手がかりに踏み込むのは、完全に断絶した状況でない限りあり得ない。
江遠は鑑識ケースを持って店の外から調査を開始した。
周囲の見物人が王鍾によって更に遠くへ退避させられると、次々と江遠の補佐役として近づいてくる。
王鍾は過去に二次現場で重大な手がかりを見つける経験があり、そのため江遠の鑑識能力を疑うどころか畏敬の念すら抱いている。
鑑識調査は刑事技術の基礎と言っても過言ではない。
法医や指紋捜査官も行うが、それを上手くこなせるのは稀だ。
現代の高度化する技術に対応できる知識量と教育期間は限界があるため、県警に留まる技術員は少ない。
刑科中隊の陸建峰隊長が江遠を引っ張り出したのも、使える人材がいないからではあるが、彼の技術に目がないわけではない。
二人は店内に入って足跡を中心に調査を進めた。
江遠の専門である指紋も採取できたが、使用可能なものは一つもない。
三人の被疑者がマフラーを着用していたことは明らかで、手袋をしていることも同様だ。
微量物証のような高度な捜査は「小屠龍術」と呼ばれるほど高額で、県警では長陽市や省庁に依頼する必要がある。
そのため黄強民大隊長がその申請をためらうのも無理ない。
真に腕を振るえるのは殺人事件だけだ。
「周辺の店舗に聞き取りに行き、監視カメラの映像を集めてみよう」江遠は自然とそう提案した。
警察三大宝(動画・携帯電話・DNA)の中でも、街頭犯罪ではまず動画を収集するのが常道だ。
ただし動画にも良し悪しがある。
鑫発煙酒店の位置や犯行時の大雨という条件で、最低限の要望さえ満たせないのが現実だった。
江遠と王鍾が最初に見たのは向かいの駐車場の映像だ。
雨の中を白いバンが入って出ていく様子は一切手がかりになかった。
「北へ行ったことは確かだ」王鍾がため息をついた。
北郊の北へ行くと国道に出るため、有効な監視カメラはこの区間だけだ。
江遠が何度か中断しながら眉をひそめ、「犯行時刻に派出所の警察が来たのか?彼らが監視カメラを探したか?車両ナンバーを見たか?」
と尋ねた。
江遠は画像処理技術による可能性を考慮していた。
王鐘が「偽造ナンバーだった」と答えると、江遠は驚き、「ここまで詳細に準備されていたのか」と声を上げた。
「北郊には小道や分岐路が多く、適当な場所でナンバープレートを交換し、再び元に戻すことで捜査が困難になる。
自分も現地調査したのに何も見つからなかった」と王鐘は落胆の表情を見せた。
雨が小くなってきた江遠は帽子とコートを整え、「まずはより多くの動画データを集めよう。
後で解析する」と提案した。
王鐘はその足でコピー機に向かい、約10枚のデータを保存し戻ると、煙草店の女主人が二人を見つめていた。
「捜査に協力していただきますか?」
と江遠が尋ねる前に、王鐘は执法記録器を示しながら「お待ちください。
強盗事件には力を入れています」と説明した。
「分かります。
でも見つかりますか?」
女主人の目から涙がこぼれ、「うちも小さな店です。
家賃やローン返済に全てのお金を投入しています。
私と旦那は長陽から清河、そしてここ寧台まで転居してきた。
50歳になった今、ようやくローンを組んで家を購入したんです」と語り出した。
王鐘が「お気持ちは分かります」と紙巾を渡すと、女主人は鼻水を拭きながら、「旦那は倉庫で在庫点検中です。
取引先から返品要求や支払い催促の電話がかかってきて、旦那も怒って倉庫に向かいました」と続けた。
王鐘がため息をつきながら笑顔を作り、「分かりました。
まずは監視カメラの解析に戻ります。
何か見つかったらすぐ連絡します」と告げると、女主人は「商品を取り戻せるでしょうか?」
と最後の希望を託した。
「可能な限りです」と王鐘が答えると、江遠が補足して「犯人を早く捕まえれば、まだ売却に至っていない可能性もあります」と付け加えた。
ここは寧台県北郊に位置し、江村マンションまでは数キロ圏内だ。
店舗の面積は20平方メートル程度で、内部は狼藉一片だった。
店主は40代後半の女性。
シャッター戸口に足をかけながら砕けたガラス片を踏みしめ、心配そうに言った。
「天殺れ! 俺の麻袋分煙を何袋も掠め取った上、酒まで大量に運び去った。
見つからなきゃ数年が無駄になる」
「麻袋で運んだのか? 内と外で荷物を手渡ししたのか?」
江遠は店前に立って周囲を見回しながら質問した。
「店内で一人が積み、外で一人が運ぶ。
二人ともナイフを持ちながら俺に角っこに立たせたんだ」女店主はポーズを取るように位置を示し続けた。
「雨の降りしきる中、朝から店に来ていたのに誰も助けようとはしなかった」
「外で荷物を運ぶ男が店内に入ってきたか?」
「彼は入口でナイフを振り回しながら立っていた。
口元はマスクで隠れていた」女店主はナイフの形を空中で描きながら答えた。
江遠が頷くと、次に尋ねた。
「誰か目撃者はいるのか? 長時間続いたなら」
「雨が降りしきっていたから通りすがりの人もいなかったわ。
朝から店にいて動けなかったのよ」
「貴方の店は普段どんな客が来るの?」
江遠が質問を続けた。
「通りかかった人や近所の住民、前通りの焼き肉屋とカニカマ屋さんからの注文も受けているわ。
電話で頼めば主人に配達してもらうのよ。
ちょっとした手間賃稼ぎ」
女店主が一息ついた後、「現金も全て持っていかれたわ」と付け足した。
江遠は思考しながら女性の証言をメモし、さらに訊ねた。
「監視カメラはあるのか?」
「あるけど何も見えなかった。
あの日は雨で三人の強盗たち全員がフード付きパーカーを着て口元も隠していたわ。
店内に入るとすぐに高級煙草を運び出した……」女店主は激昂しながら続けた。
「三名か?」
王鍾が確認した。
女店主は頷き、「三人だわ。
一人が車に乗り、二人が荷物を運んだのよ。
貴方たちもそんなケースを見かけたことは?」
「詳しく聞きたいのはそこじゃないわね」王鍵は話題を変えた。
江遠はベテラン刑事だが王鍵はまだ若手だ。
しかし彼も一般の煙草店が三名で襲われるようなケースは不自然だと認識していた。
江遠もその点を理解していた。
一般的に煙草店から得られる利益は限られているため、車一台を動員するほどの大規模な強盗は非効率だ。
しかし今回の場合は彼らが儲けた。
店主が倉庫から大量の商品を運び出していたからだ。
この点から推測すると、この三人組は単なる計画犯罪ではなく、鑫発ヤクザ店の状況を事前に調べておかっただろう。
その前提で犯人を探そうとするなら……捜査は容易ではなかった。
鑫発煙酒店は開店休業の看板を掲げたまま、店主も在庫状況を隠す意思はないようだ。
その情報を知るのは店主の周辺の人間だけではない。
親しい友人や家族、近所の焼き肉屋やエビフライ店といった常連客までが掌握している。
「まさか、友人の友人が焼肉を食べながら口走る可能性だってある」
警察がその手がかりに踏み込むのは、完全に断絶した状況でない限りあり得ない。
江遠は鑑識ケースを持って店の外から調査を開始した。
周囲の見物人が王鍾によって更に遠くへ退避させられると、次々と江遠の補佐役として近づいてくる。
王鍾は過去に二次現場で重大な手がかりを見つける経験があり、そのため江遠の鑑識能力を疑うどころか畏敬の念すら抱いている。
鑑識調査は刑事技術の基礎と言っても過言ではない。
法医や指紋捜査官も行うが、それを上手くこなせるのは稀だ。
現代の高度化する技術に対応できる知識量と教育期間は限界があるため、県警に留まる技術員は少ない。
刑科中隊の陸建峰隊長が江遠を引っ張り出したのも、使える人材がいないからではあるが、彼の技術に目がないわけではない。
二人は店内に入って足跡を中心に調査を進めた。
江遠の専門である指紋も採取できたが、使用可能なものは一つもない。
三人の被疑者がマフラーを着用していたことは明らかで、手袋をしていることも同様だ。
微量物証のような高度な捜査は「小屠龍術」と呼ばれるほど高額で、県警では長陽市や省庁に依頼する必要がある。
そのため黄強民大隊長がその申請をためらうのも無理ない。
真に腕を振るえるのは殺人事件だけだ。
「周辺の店舗に聞き取りに行き、監視カメラの映像を集めてみよう」江遠は自然とそう提案した。
警察三大宝(動画・携帯電話・DNA)の中でも、街頭犯罪ではまず動画を収集するのが常道だ。
ただし動画にも良し悪しがある。
鑫発煙酒店の位置や犯行時の大雨という条件で、最低限の要望さえ満たせないのが現実だった。
江遠と王鍾が最初に見たのは向かいの駐車場の映像だ。
雨の中を白いバンが入って出ていく様子は一切手がかりになかった。
「北へ行ったことは確かだ」王鍾がため息をついた。
北郊の北へ行くと国道に出るため、有効な監視カメラはこの区間だけだ。
江遠が何度か中断しながら眉をひそめ、「犯行時刻に派出所の警察が来たのか?彼らが監視カメラを探したか?車両ナンバーを見たか?」
と尋ねた。
江遠は画像処理技術による可能性を考慮していた。
王鐘が「偽造ナンバーだった」と答えると、江遠は驚き、「ここまで詳細に準備されていたのか」と声を上げた。
「北郊には小道や分岐路が多く、適当な場所でナンバープレートを交換し、再び元に戻すことで捜査が困難になる。
自分も現地調査したのに何も見つからなかった」と王鐘は落胆の表情を見せた。
雨が小くなってきた江遠は帽子とコートを整え、「まずはより多くの動画データを集めよう。
後で解析する」と提案した。
王鐘はその足でコピー機に向かい、約10枚のデータを保存し戻ると、煙草店の女主人が二人を見つめていた。
「捜査に協力していただきますか?」
と江遠が尋ねる前に、王鐘は执法記録器を示しながら「お待ちください。
強盗事件には力を入れています」と説明した。
「分かります。
でも見つかりますか?」
女主人の目から涙がこぼれ、「うちも小さな店です。
家賃やローン返済に全てのお金を投入しています。
私と旦那は長陽から清河、そしてここ寧台まで転居してきた。
50歳になった今、ようやくローンを組んで家を購入したんです」と語り出した。
王鐘が「お気持ちは分かります」と紙巾を渡すと、女主人は鼻水を拭きながら、「旦那は倉庫で在庫点検中です。
取引先から返品要求や支払い催促の電話がかかってきて、旦那も怒って倉庫に向かいました」と続けた。
王鐘がため息をつきながら笑顔を作り、「分かりました。
まずは監視カメラの解析に戻ります。
何か見つかったらすぐ連絡します」と告げると、女主人は「商品を取り戻せるでしょうか?」
と最後の希望を託した。
「可能な限りです」と王鐘が答えると、江遠が補足して「犯人を早く捕まえれば、まだ売却に至っていない可能性もあります」と付け加えた。
1
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
【完結】『80年を超越した恋~令和の世で再会した元特攻隊員の自衛官と元女子挺身隊の祖母を持つ女の子のシンクロニシティラブストーリー』
M‐赤井翼
現代文学
赤井です。今回は「恋愛小説」です(笑)。
舞台は令和7年と昭和20年の陸軍航空隊の特攻部隊の宿舎「赤糸旅館」です。
80年の時を経て2つの恋愛を描いていきます。
「特攻隊」という「難しい題材」を扱いますので、かなり真面目に資料集めをして制作しました。
「第20振武隊」という実在する部隊が出てきますが、基本的に事実に基づいた背景を活かした「フィクション」作品と思ってお読みください。
日本を護ってくれた「先人」に尊敬の念をもって書きましたので、ほとんどおふざけは有りません。
過去、一番真面目に書いた作品となりました。
ラストは結構ややこしいので前半からの「フラグ」を拾いながら読んでいただくと楽しんでもらえると思います。
全39チャプターですので最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
それでは「よろひこー」!
(⋈◍>◡<◍)。✧💖
追伸
まあ、堅苦しく読んで下さいとは言いませんがいつもと違って、ちょっと気持ちを引き締めて読んでもらいたいです。合掌。
(。-人-。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる