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第0292話 アヒル
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映像部屋。
新規監視システムの要件に合わせて、映像部屋も新築棟へと引っ越した。
新築棟は警犬中隊と一塀違いで、以前スーパーマーケットとして賃貸に出していたが、取り戻して壁を塗り替えただけの建物だった。
新調した壁からは、新築特有の刺鼻な匂いが漂っていた。
初動配置された四名の大柄な男たち。
そのうち一人はベテラン警官で、残り三人は契約社員や補佐警察官だ。
さらに既存の映像部屋には老中若三代の刑事がいたため、寧台県刑捜本部捜査一係映像部屋には現在七名の人員が配置されていた。
七人いれば事件を単独で処理できるはずだが、現行の監視システムの複雑さを考えれば、既に監視画面を見張るだけで手一杯だ。
ましてや犯人を逮捕するなど、明らかに追いつかない。
千万円規模の投資は無駄だった。
指導官たちにとっては前者は問題ないが、後者は我慢できない。
黄強民は勢いよく小楼に入った。
内部はスーパーマーケットのように広く、未だ機材室などが設置されていない空間が残っていた。
奥に入ると、数人が監視画面に熱心に見入っているのと同時に、二人がパソコン前で何やら作業しているのが目に付いた。
黄強民は満足げだった。
この時代、部下がコンピューターを見つめている限り、それがスマホだろうとPCだろうと良い連中だ。
優先的に排除すべきのはスマホ画面を凝視する輩だ。
「皆さんお忙しいですか」
黄強民の口調には指導官らしい重みがあった。
副局長職への昇進は内面からも準備万端だった。
「黄隊長」
「黄大佐」
映像部員たちは一斉に立ち上がった。
「座って座って、江遠を連れて見せてやる。
庄偉さんとはご存じかね」
黄強民が初代四眼の庄偉と呼んだ。
彼は刑捜本部で最も早く採用された刑事で日常的にメガネをかけた警察官だが、「四眼」のニックネームはもう使われていない。
現在、ただ最年長のメガネ刑事である。
江遠を見ると、庄偉の四つのレンズから闘志が放たれた。
数ヶ月前、江遠が映像部屋に現れた時、既存の三名の刑事を折伏した。
具体的には三人の知性・経験・誇りを重ねて畳み込み、さらに畳み込んでいたのだ…
監視システム更新前の庄偉らはほぼ余暇状態だった。
県内の事件が少なかったため、三名が月に受ける監視依頼件数は前三年分の三日分にも満たない。
業務はゆったりとしていたが、そのゆるさが逆に虚脱感を生んでいた。
現在では監視システム更新で庄偉らも忙しくなったが、江遠が突然現れたことで彼らはこのシステムが江遠のために存在するのだと忘れかけていたのだ。
「江遠さんですか。
長陽市の事件は終了したのですか」
庄偉は複雑な表情を浮かべた。
少しだけ残念そうに、少しだけ期待していたように見えた。
もしレンタル期間が終わればまた一斉売り捌けるかもしれないのに…
「まだです。
少し休ませていただきます」
江遠は笑みで挨拶した。
「あああ…確かにね。
あなたのような実績なら長陽市も離さないはずだよ。
『寧台の江遠、凶気を放つ』という評判、うちの県でも聞いた話だわ」
「それはこの県が寧台だからでしょう」
「ははは……若い奴らはネットスラングを使いこなすね。
」庄偉が笑ったが、相手の反応がないとすぐにやめた。
黄強民が言う。
「庄偉、江遠にこの監視システムを紹介してみろ」
その動作パターンが江遠に与える印象は叔父さんによく似ていた。
「江法医(ほうい)さん、どうぞおかけなさい」庄偉が即座に返し、席を譲った。
「いいえ、私も使い方が分からないので、あなたがやってみてください。
教わります」
「ふふふ……まあ構わねえよ」庄偉が笑いながら江遠の頑固さを見極めると、椅子を後方に押し戻し、自分でマウス操作に取り掛かった。
専門家がキーボードショートカットやコマンドラインで見せるような華麗な技は必要ない。
庄偉には可視化アイコンだけで十分だった。
「最近何か事件があったか?」
「うん……たまにあるさ。
でも少ないんだよ」
江遠は頷き、「じゃあその事件を見よう。
リアルタイム監視は後回しにしよう。
このシステムは治安維持用だろ」
庄偉が「おーい」と言い、数日前の小規模な窃盗事件を呼び出した。
モニター画面上、二十代前半の男が左右に目をやりながら自転車を盗む様子が映っていた。
現代の都市犯罪は電動自転車泥棒だ。
スマホや財布を狙う伝統的強盗もまだいるが、その数は減っている。
「スマホと財布では違うさ。
財布は持ち主の監視対象外だけど、スマホは常に手に持ってたり、頻繁に取り出すからね」
「でもポケットの中にも長時間入ってるんじゃない?」
「仕事として考えれば、スマホ泥棒は最後の手段だ。
儲けが少なく、売却も面倒だし、被害者を増やして捜査員の負担になる。
だから効益性が低いんだよ」
電動自転車なら難易度が低く、初心者の悪ガキでも鍵開錠に30分の訓練で習得できる。
「犯人捕まったのか?」
「ああ、初めてだったからそのまま二束三文屋(ふとんや)に売りに行ったんだ。
店主は当店の監視カメラを見ながら電話番号を記録した……」庄偉が別の動画を呼び出した。
検査済みの動画では、古着屋の店主が鍵を確認し、明らかに道路の監視カメラ方向に顔を向けた。
高解像度カメラはその表情変化まで捉えていた。
それは諦めと笑い、時代の流れへの苦悩を抑えきれないような複雑な表情だった。
「一般的な強盗ならこんなことはしないだろう」
江遠が若気の至りで脈絡を見極められないようだ。
庄偉が眼鏡を直し、15年前に鋭かった視線で言う。
「こういうのはネット小悪者。
SNSで手口を学び、自分で試みるだけさ。
仲間もいないから勝手にやるんだよ」
「それで失敗したのか?」
「えー、回炉改造だね。
自分でやるしかないんだよ。
たまに炉の中に送り込む人もいれば、一身上の技を身につけて出てきてまた働く人間もいるさ」
庄伟は特に気にしていないように言った。
「ある連中は一生中出入りして三五度繰り返すだけで生涯終えるんだからな。
見回りが増えてからはそういう連中に同情心も持たなくなったよ」
江遠がため息をついた。
「新しい監視システムができたら、もう盗みなんて起きないと思ってたんだ」
「そりゃそうか」黄強民は笑った。
「こういう小悪党って池塘の魚みたいなものさ。
村に新しく掘った池塘はどことも水脈が繋がっておらず、入れる水も殺菌処理したのに、しばらくするとまた魚が現れるんだよ」
江遠は驚いて頷いた。
「確かにそうかもしれないね」
「こういう自己発生する新手の悪党は仕方ないさ。
聞いた話だと土の中に卵があるのか、何年も生きられるらしい。
あるいは水の中にも殺せない卵があってね。
とにかく環境を整えても必ず現れるんだよ。
出てきたらやっつければいいだけさ」
黄強民が江遠の考えすぎや失望を防ぐために言った。
江遠はその話を聞いて、かつての江村の環境を思い出していた。
四寧山下最大で最も重要な集落である江村は台河に抱かれた場所にあり、当時は多くの村民が鰯塘を作っていた。
その鰯塘は淡水魚を養殖するためや、貝や亀を飼うためのものだった。
あるいは野鳥の餌場として使うために作られたものもあった。
特に鴨の鰯塘では小魚は生き残れないという江遠の記憶が浮かんだ。
「じゃあ鴨を入れればいいんじゃないか」
「えっ?」
一同は聞き取れなかった
江遠は自分の理論を説明した。
「つまり餌を自分で探させるということさ。
鴨がたくさんいれば自然と餌を探すだろう。
でもやはり天敵が必要なんだよ」
庄偉が自分の鼻を指して尋ねた。
「だから我々は鴨なのか?」
「貴方たちこそ盗賊の天敵だ」江遠は言い直した
庄偉がため息をついた。
「我々は盗賊の天敵、鴨さ」
画像室の空気が一瞬沈んだ。
江遠が数秒間黙った後、「じゃあ一緒に盗賊を捕まえよう!」
「そうだそうだ!盗賊を捕まえよう!」
軽口を叩く同僚たちが自然とそのリズムに合わせて口々に叫んだ
15年前の高学歴四眼・社交不安障害の警部補庄偉はふと今日見た動画を思い出した。
マウス操作しながら鼻歌で歌い始めた。
「一緒に鴨になるよ、一緒に鴨になるよ……」
新規監視システムの要件に合わせて、映像部屋も新築棟へと引っ越した。
新築棟は警犬中隊と一塀違いで、以前スーパーマーケットとして賃貸に出していたが、取り戻して壁を塗り替えただけの建物だった。
新調した壁からは、新築特有の刺鼻な匂いが漂っていた。
初動配置された四名の大柄な男たち。
そのうち一人はベテラン警官で、残り三人は契約社員や補佐警察官だ。
さらに既存の映像部屋には老中若三代の刑事がいたため、寧台県刑捜本部捜査一係映像部屋には現在七名の人員が配置されていた。
七人いれば事件を単独で処理できるはずだが、現行の監視システムの複雑さを考えれば、既に監視画面を見張るだけで手一杯だ。
ましてや犯人を逮捕するなど、明らかに追いつかない。
千万円規模の投資は無駄だった。
指導官たちにとっては前者は問題ないが、後者は我慢できない。
黄強民は勢いよく小楼に入った。
内部はスーパーマーケットのように広く、未だ機材室などが設置されていない空間が残っていた。
奥に入ると、数人が監視画面に熱心に見入っているのと同時に、二人がパソコン前で何やら作業しているのが目に付いた。
黄強民は満足げだった。
この時代、部下がコンピューターを見つめている限り、それがスマホだろうとPCだろうと良い連中だ。
優先的に排除すべきのはスマホ画面を凝視する輩だ。
「皆さんお忙しいですか」
黄強民の口調には指導官らしい重みがあった。
副局長職への昇進は内面からも準備万端だった。
「黄隊長」
「黄大佐」
映像部員たちは一斉に立ち上がった。
「座って座って、江遠を連れて見せてやる。
庄偉さんとはご存じかね」
黄強民が初代四眼の庄偉と呼んだ。
彼は刑捜本部で最も早く採用された刑事で日常的にメガネをかけた警察官だが、「四眼」のニックネームはもう使われていない。
現在、ただ最年長のメガネ刑事である。
江遠を見ると、庄偉の四つのレンズから闘志が放たれた。
数ヶ月前、江遠が映像部屋に現れた時、既存の三名の刑事を折伏した。
具体的には三人の知性・経験・誇りを重ねて畳み込み、さらに畳み込んでいたのだ…
監視システム更新前の庄偉らはほぼ余暇状態だった。
県内の事件が少なかったため、三名が月に受ける監視依頼件数は前三年分の三日分にも満たない。
業務はゆったりとしていたが、そのゆるさが逆に虚脱感を生んでいた。
現在では監視システム更新で庄偉らも忙しくなったが、江遠が突然現れたことで彼らはこのシステムが江遠のために存在するのだと忘れかけていたのだ。
「江遠さんですか。
長陽市の事件は終了したのですか」
庄偉は複雑な表情を浮かべた。
少しだけ残念そうに、少しだけ期待していたように見えた。
もしレンタル期間が終わればまた一斉売り捌けるかもしれないのに…
「まだです。
少し休ませていただきます」
江遠は笑みで挨拶した。
「あああ…確かにね。
あなたのような実績なら長陽市も離さないはずだよ。
『寧台の江遠、凶気を放つ』という評判、うちの県でも聞いた話だわ」
「それはこの県が寧台だからでしょう」
「ははは……若い奴らはネットスラングを使いこなすね。
」庄偉が笑ったが、相手の反応がないとすぐにやめた。
黄強民が言う。
「庄偉、江遠にこの監視システムを紹介してみろ」
その動作パターンが江遠に与える印象は叔父さんによく似ていた。
「江法医(ほうい)さん、どうぞおかけなさい」庄偉が即座に返し、席を譲った。
「いいえ、私も使い方が分からないので、あなたがやってみてください。
教わります」
「ふふふ……まあ構わねえよ」庄偉が笑いながら江遠の頑固さを見極めると、椅子を後方に押し戻し、自分でマウス操作に取り掛かった。
専門家がキーボードショートカットやコマンドラインで見せるような華麗な技は必要ない。
庄偉には可視化アイコンだけで十分だった。
「最近何か事件があったか?」
「うん……たまにあるさ。
でも少ないんだよ」
江遠は頷き、「じゃあその事件を見よう。
リアルタイム監視は後回しにしよう。
このシステムは治安維持用だろ」
庄偉が「おーい」と言い、数日前の小規模な窃盗事件を呼び出した。
モニター画面上、二十代前半の男が左右に目をやりながら自転車を盗む様子が映っていた。
現代の都市犯罪は電動自転車泥棒だ。
スマホや財布を狙う伝統的強盗もまだいるが、その数は減っている。
「スマホと財布では違うさ。
財布は持ち主の監視対象外だけど、スマホは常に手に持ってたり、頻繁に取り出すからね」
「でもポケットの中にも長時間入ってるんじゃない?」
「仕事として考えれば、スマホ泥棒は最後の手段だ。
儲けが少なく、売却も面倒だし、被害者を増やして捜査員の負担になる。
だから効益性が低いんだよ」
電動自転車なら難易度が低く、初心者の悪ガキでも鍵開錠に30分の訓練で習得できる。
「犯人捕まったのか?」
「ああ、初めてだったからそのまま二束三文屋(ふとんや)に売りに行ったんだ。
店主は当店の監視カメラを見ながら電話番号を記録した……」庄偉が別の動画を呼び出した。
検査済みの動画では、古着屋の店主が鍵を確認し、明らかに道路の監視カメラ方向に顔を向けた。
高解像度カメラはその表情変化まで捉えていた。
それは諦めと笑い、時代の流れへの苦悩を抑えきれないような複雑な表情だった。
「一般的な強盗ならこんなことはしないだろう」
江遠が若気の至りで脈絡を見極められないようだ。
庄偉が眼鏡を直し、15年前に鋭かった視線で言う。
「こういうのはネット小悪者。
SNSで手口を学び、自分で試みるだけさ。
仲間もいないから勝手にやるんだよ」
「それで失敗したのか?」
「えー、回炉改造だね。
自分でやるしかないんだよ。
たまに炉の中に送り込む人もいれば、一身上の技を身につけて出てきてまた働く人間もいるさ」
庄伟は特に気にしていないように言った。
「ある連中は一生中出入りして三五度繰り返すだけで生涯終えるんだからな。
見回りが増えてからはそういう連中に同情心も持たなくなったよ」
江遠がため息をついた。
「新しい監視システムができたら、もう盗みなんて起きないと思ってたんだ」
「そりゃそうか」黄強民は笑った。
「こういう小悪党って池塘の魚みたいなものさ。
村に新しく掘った池塘はどことも水脈が繋がっておらず、入れる水も殺菌処理したのに、しばらくするとまた魚が現れるんだよ」
江遠は驚いて頷いた。
「確かにそうかもしれないね」
「こういう自己発生する新手の悪党は仕方ないさ。
聞いた話だと土の中に卵があるのか、何年も生きられるらしい。
あるいは水の中にも殺せない卵があってね。
とにかく環境を整えても必ず現れるんだよ。
出てきたらやっつければいいだけさ」
黄強民が江遠の考えすぎや失望を防ぐために言った。
江遠はその話を聞いて、かつての江村の環境を思い出していた。
四寧山下最大で最も重要な集落である江村は台河に抱かれた場所にあり、当時は多くの村民が鰯塘を作っていた。
その鰯塘は淡水魚を養殖するためや、貝や亀を飼うためのものだった。
あるいは野鳥の餌場として使うために作られたものもあった。
特に鴨の鰯塘では小魚は生き残れないという江遠の記憶が浮かんだ。
「じゃあ鴨を入れればいいんじゃないか」
「えっ?」
一同は聞き取れなかった
江遠は自分の理論を説明した。
「つまり餌を自分で探させるということさ。
鴨がたくさんいれば自然と餌を探すだろう。
でもやはり天敵が必要なんだよ」
庄偉が自分の鼻を指して尋ねた。
「だから我々は鴨なのか?」
「貴方たちこそ盗賊の天敵だ」江遠は言い直した
庄偉がため息をついた。
「我々は盗賊の天敵、鴨さ」
画像室の空気が一瞬沈んだ。
江遠が数秒間黙った後、「じゃあ一緒に盗賊を捕まえよう!」
「そうだそうだ!盗賊を捕まえよう!」
軽口を叩く同僚たちが自然とそのリズムに合わせて口々に叫んだ
15年前の高学歴四眼・社交不安障害の警部補庄偉はふと今日見た動画を思い出した。
マウス操作しながら鼻歌で歌い始めた。
「一緒に鴨になるよ、一緒に鴨になるよ……」
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(。-人-。)
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