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第0638話 即刻結果出る
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江遠の一声で、錢同毅は息を止めた。
心臓がドクンドクンと早鐘を打つ。
商格庸事件の刑事課長である彼は、重大な責任感と心理的プレッシャーにさらされていた。
勝利の光が見え始めた矢先、昼間の仮眠時間すら江遠より短く、昼夜問わず奮闘していたのだ。
しかし、その全ては「商格庸が発見され、犯人が特定され、事件が捜査段階から追跡段階へ移行する」という前提に基づいていた。
「死者は商格庸ではない」江遠の一言で、錢同毅の視界が暗転した。
現代社会にまで死体を間違えるという奇異な現象が?
「まだいるか?」
壁に手をつけて立ち上がろうとする中年男の姿勢は、トイレ掃除の最中に電話がかかってきたようなものだった。
「確定しましたか? 死者は誰ですか?」
「年齢と骨格の一致しない。
DNA鑑定結果も出ていないが、商格庸ではない可能性が高い」江遠は言葉を続けた。
「現在、死体の身元は不明です」
「この商格庸……家を改装する際に、一体何をしたというのか? また新たな殺人現場を作り出すのか?」
錢同毅は憤りを込めて言った。
「でも、その商格庸も本当に失踪している。
あの職人の携帯電話は不通だし、本人の行方も分からない」
江遠が事実を述べることで、少しでも相手を落ち着かせようとしていた。
過去に解決した殺人事件や再捜査の数では、現在の仕事が江遠よりも多いかもしれない。
技術畑の刑事だからこそ、より安定した判断ができるのだ。
深呼吸を二度繰り返し、錢同毅は考えた。
「よしわかった。
つまり、職人の嫌疑が重い。
商格庸については……もし共犯者でないなら、なぜ犯人が彼も殺さなかったのか? 商格庸にも重大な嫌疑がある」
「その点について、私の別の見解があります」江遠は意見を述べた。
電話の向こう側では、相手と直接対話しているので、気を使う必要はない。
「第一に、犯人は計画したが実行できなかった可能性がある。
当時は深夜で、商格庸がどれだけ離れたのか分からないし、朝の作業開始時間まで残りは少なかった」
「第二に、人を殺して大量の生石灰を使い、内臓を取り出し腹腔を塗装し、さらに壁を築き上げる。
そのような一連の行為を二度行う余裕と体力はないだろう」
江遠が続けた。
「第二点として、犯人の造園技術は相当高い。
レベル2の腕前はある。
簡単に言えば、この殺人犯の造園経験は三~五年以上で、その分野では熟練者だ。
過去に築いた壁を調べ、比較検証する必要がある」
「でも、造園で比喩できるのか?」
錢同毅は理解できなかった。
「当然、使用した工具の痕跡や、壁面の傷みから使う工具が分かる。
傾斜角やセメントの配合比など……」江遠は一般常識外の専門用語を連発した。
「私はレベル4の造園技術を持っているが、実際にはほとんど使わなかった。
でも、完成品の状態を見るだけなら、職人の技術レベルを推測できる」
「はい、わかりました」と江遠が頷いた。
法医植物学という奇異な専門分野の存在を前提にすれば、壁職人が主犯行者であるという説も現実味を帯びてくる。
「つまり、壁職人は商格庸を連れて逃亡した可能性があるのか?」
「その手がかりはまだ見つかっていない。
周辺の監視カメラ映像を探してみようか」
江遠は死体の状態から推測するしかなかった。
DNA鑑定室では、実験員たちが焦りながらもデータを解析していた。
「未だに身元不明です。
DNA検査結果が出るまで待機しています」
外見的には単純な『支持』という結論だが、実際の分析プロセスは心電図のような波形データと向き合う作業だった。
同一性判定には複数の遺伝子座標が一致する必要がある。
商格庸のサンプルが不一致した時、技術員たちはまず『汚染』を疑った。
江遠からの連絡でようやく一安心したDNA鑑定室主任はため息をついた。
深夜、鑑定書が完成した頃には、法医事務所では鍋料理の準備が始まった。
解剖室とは異なり、机上にパソコンと文房具が並ぶ普通のオフィスだ。
長陽市の設備は整っていて、骨片を収納する鉄製棚も設置されていた。
研究用標本や実験品が陳列された数個のキャビネットもあり、これらは装飾的な要素として機能していた。
通常業務時間外でも訪れる人は少なく、連絡は電話で済ませる。
昼間は商格庸以外にも他の事件の鑑定依頼があるため忙しいが、夜間は閑散とする。
人体切片を顕微鏡観察する作業は静かな時間帯に適している。
その没頭感こそが効果的な分析につながる。
江遠にとっては鍋料理と鑑定業務の両立が理想的だった。
彼女たちが鍋を囲む頃、一人が「腸子煮えました」と声をかけた。
もう一人は「脳髄は漏斗に入れて長く煮ましょう」
「腹を軽くすすぐと食べられる、結構サクッとしてる」
蒸気は上空に広がり、明るい照明の光も歪み曖昧になっていく。
余温書(よぬんしょ)と黄強民(こうきょうみん)がドアを開けた瞬間、その光景を目撃した。
「余支(よしき)」
「黄局(こうきゅう)」江遠(えんべん)は相変わらず黄強民を呼びかける。
黄強民はいつものように笑みを浮かべると、余温書は複雑な表情で尋ねた。
「買ってきた動物内臓だろ」
「あなたが『買ってきた』と『動物内臓』のどちらを質問したいのか?」
副科長に昇進した吴軍(ごうぐん)は既に自己解放モード。
余支長とも笑いながら冗談を交わす。
余温書はため息をつき、首を横に振った。
「私はちょっとお見舞いに来たんだが…見様では不用そうか」
彼は誰かに頼んでスナックの箱をテーブルに置かせると、江遠に訊ねた。
「DNA鑑定書の結果は届いた?建築会社のプロジェクトマネージャーだったってことだろ」
「了解した。
その壁職人はプロジェクトマネージャーが臨時雇ったのか、それとも長年の因縁か?」
「やはり江遠は鋭いね。
私もこの件で来たんだよ」余温書は言葉を続けながら椅子に座り、「我々警官の聞き取りによれば、そのリフォーム会社の一部始末や工長たちは、建築市場で日雇労働者を募集する習慣があるらしい。
俺もリフォームした時、そういうケースに遭遇したことがある。
契約書も身分証明書もないし、単純に日給400円程度で、良い時は500-600円の日払い。
材料持ち込みの場合もある」
江遠は「うん」と頷いた。
この部分は彼もよく知っていた。
余温書と黄強民が互いに視線を合わせた。
「我々はその職人が初めて働いたわけではないと考え、長陽市の大規模リフォーム会社のプロジェクトマネージャーの状況を調べてみたところ、現在少なくとも3名のPMが行方不明になっていることが判明した」
江遠は目を見開きながらテレビボードを思い出し、「それから壁の中にも…」
「携帯型X線機で撮影した結果が出るはずだ」余温書は鍋のそばに座り、一同と待ち合わせたように同苦共栄の雰囲気を作り出した。
心臓がドクンドクンと早鐘を打つ。
商格庸事件の刑事課長である彼は、重大な責任感と心理的プレッシャーにさらされていた。
勝利の光が見え始めた矢先、昼間の仮眠時間すら江遠より短く、昼夜問わず奮闘していたのだ。
しかし、その全ては「商格庸が発見され、犯人が特定され、事件が捜査段階から追跡段階へ移行する」という前提に基づいていた。
「死者は商格庸ではない」江遠の一言で、錢同毅の視界が暗転した。
現代社会にまで死体を間違えるという奇異な現象が?
「まだいるか?」
壁に手をつけて立ち上がろうとする中年男の姿勢は、トイレ掃除の最中に電話がかかってきたようなものだった。
「確定しましたか? 死者は誰ですか?」
「年齢と骨格の一致しない。
DNA鑑定結果も出ていないが、商格庸ではない可能性が高い」江遠は言葉を続けた。
「現在、死体の身元は不明です」
「この商格庸……家を改装する際に、一体何をしたというのか? また新たな殺人現場を作り出すのか?」
錢同毅は憤りを込めて言った。
「でも、その商格庸も本当に失踪している。
あの職人の携帯電話は不通だし、本人の行方も分からない」
江遠が事実を述べることで、少しでも相手を落ち着かせようとしていた。
過去に解決した殺人事件や再捜査の数では、現在の仕事が江遠よりも多いかもしれない。
技術畑の刑事だからこそ、より安定した判断ができるのだ。
深呼吸を二度繰り返し、錢同毅は考えた。
「よしわかった。
つまり、職人の嫌疑が重い。
商格庸については……もし共犯者でないなら、なぜ犯人が彼も殺さなかったのか? 商格庸にも重大な嫌疑がある」
「その点について、私の別の見解があります」江遠は意見を述べた。
電話の向こう側では、相手と直接対話しているので、気を使う必要はない。
「第一に、犯人は計画したが実行できなかった可能性がある。
当時は深夜で、商格庸がどれだけ離れたのか分からないし、朝の作業開始時間まで残りは少なかった」
「第二に、人を殺して大量の生石灰を使い、内臓を取り出し腹腔を塗装し、さらに壁を築き上げる。
そのような一連の行為を二度行う余裕と体力はないだろう」
江遠が続けた。
「第二点として、犯人の造園技術は相当高い。
レベル2の腕前はある。
簡単に言えば、この殺人犯の造園経験は三~五年以上で、その分野では熟練者だ。
過去に築いた壁を調べ、比較検証する必要がある」
「でも、造園で比喩できるのか?」
錢同毅は理解できなかった。
「当然、使用した工具の痕跡や、壁面の傷みから使う工具が分かる。
傾斜角やセメントの配合比など……」江遠は一般常識外の専門用語を連発した。
「私はレベル4の造園技術を持っているが、実際にはほとんど使わなかった。
でも、完成品の状態を見るだけなら、職人の技術レベルを推測できる」
「はい、わかりました」と江遠が頷いた。
法医植物学という奇異な専門分野の存在を前提にすれば、壁職人が主犯行者であるという説も現実味を帯びてくる。
「つまり、壁職人は商格庸を連れて逃亡した可能性があるのか?」
「その手がかりはまだ見つかっていない。
周辺の監視カメラ映像を探してみようか」
江遠は死体の状態から推測するしかなかった。
DNA鑑定室では、実験員たちが焦りながらもデータを解析していた。
「未だに身元不明です。
DNA検査結果が出るまで待機しています」
外見的には単純な『支持』という結論だが、実際の分析プロセスは心電図のような波形データと向き合う作業だった。
同一性判定には複数の遺伝子座標が一致する必要がある。
商格庸のサンプルが不一致した時、技術員たちはまず『汚染』を疑った。
江遠からの連絡でようやく一安心したDNA鑑定室主任はため息をついた。
深夜、鑑定書が完成した頃には、法医事務所では鍋料理の準備が始まった。
解剖室とは異なり、机上にパソコンと文房具が並ぶ普通のオフィスだ。
長陽市の設備は整っていて、骨片を収納する鉄製棚も設置されていた。
研究用標本や実験品が陳列された数個のキャビネットもあり、これらは装飾的な要素として機能していた。
通常業務時間外でも訪れる人は少なく、連絡は電話で済ませる。
昼間は商格庸以外にも他の事件の鑑定依頼があるため忙しいが、夜間は閑散とする。
人体切片を顕微鏡観察する作業は静かな時間帯に適している。
その没頭感こそが効果的な分析につながる。
江遠にとっては鍋料理と鑑定業務の両立が理想的だった。
彼女たちが鍋を囲む頃、一人が「腸子煮えました」と声をかけた。
もう一人は「脳髄は漏斗に入れて長く煮ましょう」
「腹を軽くすすぐと食べられる、結構サクッとしてる」
蒸気は上空に広がり、明るい照明の光も歪み曖昧になっていく。
余温書(よぬんしょ)と黄強民(こうきょうみん)がドアを開けた瞬間、その光景を目撃した。
「余支(よしき)」
「黄局(こうきゅう)」江遠(えんべん)は相変わらず黄強民を呼びかける。
黄強民はいつものように笑みを浮かべると、余温書は複雑な表情で尋ねた。
「買ってきた動物内臓だろ」
「あなたが『買ってきた』と『動物内臓』のどちらを質問したいのか?」
副科長に昇進した吴軍(ごうぐん)は既に自己解放モード。
余支長とも笑いながら冗談を交わす。
余温書はため息をつき、首を横に振った。
「私はちょっとお見舞いに来たんだが…見様では不用そうか」
彼は誰かに頼んでスナックの箱をテーブルに置かせると、江遠に訊ねた。
「DNA鑑定書の結果は届いた?建築会社のプロジェクトマネージャーだったってことだろ」
「了解した。
その壁職人はプロジェクトマネージャーが臨時雇ったのか、それとも長年の因縁か?」
「やはり江遠は鋭いね。
私もこの件で来たんだよ」余温書は言葉を続けながら椅子に座り、「我々警官の聞き取りによれば、そのリフォーム会社の一部始末や工長たちは、建築市場で日雇労働者を募集する習慣があるらしい。
俺もリフォームした時、そういうケースに遭遇したことがある。
契約書も身分証明書もないし、単純に日給400円程度で、良い時は500-600円の日払い。
材料持ち込みの場合もある」
江遠は「うん」と頷いた。
この部分は彼もよく知っていた。
余温書と黄強民が互いに視線を合わせた。
「我々はその職人が初めて働いたわけではないと考え、長陽市の大規模リフォーム会社のプロジェクトマネージャーの状況を調べてみたところ、現在少なくとも3名のPMが行方不明になっていることが判明した」
江遠は目を見開きながらテレビボードを思い出し、「それから壁の中にも…」
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