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番外編
ほのぼの日常編2 くもさんはともだち30(蜘蛛視点)
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「私達だってマチルディーダが大好きだよ。可愛い私達のマチルディーダ」
「うふふ、おんなじね」
マチルディーダの機嫌がやっと良くなって来て、ホッとした蜘蛛は父上殿とニール様がそわそわとしていると気が付いた。
マチルディーダの事も気になるが、ダニエラが心配なのだろう。
だが子供が生まれるまで出来る事は何もないし、あの男の言葉に傷付いているマチルディーダを放っては置けないのだから今はこれが正しい行いなのだと思う。
そうは言ってもダニエラが何かあれば察せられる蜘蛛ですら、心配なものは心配だ。
『主、なにか産婆は言っているか』
『先程少しダニエラの様子が落ち着いて話が出来たんだが、心配ないと言うんだ。三か月も早い上に双子だというのに何故あんなに冷静なのか分からないんだ。蜘蛛ダニエラの体は大丈夫なんだろうか』
主は部屋の前で不安な気持ちを抱えたまま一人でいるのだろう。
聞こえて来る声は幼い子供の様だった。
『ダニエラは二度も子供を産んでいるのだから、自分の状態が分かるのだろう。ダニエラが大丈夫だと言うなら大丈夫だと蜘蛛は思う。……それに多分すぐに生まれて来ると思う』
先程聞こえた声は、『マリョクヲスイスギタ。コノママダトオカアサマガシンジャウ』、『ハヤクソトニデナイト、オカアサマガシンジャウワ』と言っていた。
あれがダニエラの腹の中にいる双子達の声だとしたら、あの子達がダニエラの体を守る為に生まれ出ようと決めて産気づかせたのだと思う。
マチルディーダのあの膨大な魔力を吸いこんだのは、双子達だ。
だが、双子だけでなくダニエラも魔力を多分吸い込んだ。
膨大な魔力を双子達は受け入れられても、ダニエラがその子供達を腹の中にいさせるのは体に負担が掛かり過ぎると考えてそう決めたのだろうが、まだ生まれてもいない子がそんな判断を出来るものなのだろうか。
『なぜ蜘蛛が分かる。何かダニエラの体に異変が?』
『いいや、ダニエラではない。双子の方だ。先程マチルディーダは男に暴言を吐かれ、そのせいで感情が高ぶり魔力暴走をおこしかけたのだ』
『なんだって』
主達が来た時にはすでに、マチルディーダの魔力は落ち着いていたから気が付かなかったのだろう。
ちぃと契約した時、マチルディーダは寝ぼけた状態で使役契約魔法を使っていた。
あれは完全な無意識だった。
使役の才があっても初めて魔法を使う子供が無意識で出来る程、あの魔法は簡単ではないし、相当な魔力を使う筈だというのに簡単に使って見せたのだ。
勿論、契約を受け入れる側のちぃがマチルディーダの魔力を好んでいたというのも大きいが、それだけで成立ものではない。
マチルディーダの魔力は高いと思っていたが、魔法使いの才がかなり高いのではないかと思う。
『暴走したマチルディーダの魔力は、蜘蛛の魔力量を超えていた。あれをまともに受けたら蜘蛛は多分死んでいたと思う。それでもいいからマチルディーダの魔力を吸いこもうとしたのだが』
『暴走した魔力を吸いこむなんて、自殺行為だ』
『だがそれをした者がいるのだ』
ちらりと父上殿達に視線を向けると、マチルディーダをあやしながら蜘蛛の方を見ている。
『まさかダニエラが? 彼女に膨大な魔力を吸いこむのは無理だ、そのせいで産気づいたのか?』
『結果的にはそうなんだが、多分殆どの魔力は双子に吸い込まれたんだと思う』
思えば不思議な事ばかりだ、まずダニエラが温室部屋にどうやって来たか。
外壁を伝い走って来た蜘蛛とそう変わらない速度でなければ、あの場にダニエラがいられる筈がない。
しかもダニエラは寝間着から簡易ドレスに着替え、髪を簡単にだが結っていた。つまりそれだけダニエラはここに来るまで時間を使っていたのだから、転移したとしか思えない。
そして、蜘蛛に力をくれた事だ。
蜘蛛は人の形になったと同時に、多分魔力の最大量が増えたし魔力操作が今まで以上に上手になったと思う。
あの一瞬で蜘蛛は今まで何度やっても出来なかった人の形に変化し、それを簡単に維持出来ている。
魔物の蜘蛛が、形だけでも人の形に変わるにはそれだけで相当の魔力を使う筈、形を維持するのも難しい。
実際、体を小さくする魔法はそれを維持する為に相当気力と魔力を使う。
もう蜘蛛は慣れたが、ちぃはマチルディーダと契約してから数日で大きさを変えられる様にはなったものの、小さくなった体を維持出来ずすぐに元に戻ってしまう。
不用意にダニエラを怖がらせない様に、蜘蛛は小さくなる時色を薄緑色に変えているが、これも実は難しい。
ちぃはまだこれが出来ない。
大魔女郎蜘蛛の色のまま、小さくなることしか出来ないのでは屋敷には連れて来られないから、あの子はまだまだ訓練が必要なんだ。
『蜘蛛?』
『双子達はとても魔力量が多いのだと思う。二人がマチルディーダの危機を悟り母親であるダニエラと一緒にマチルディーダを助ける為に転移してきた』
『転移だと』
『多分そうだ。そうでなければ蜘蛛とそう変わらずに温室部屋に来られるわけが無い。双子がしたことはそれだけでは無い。蜘蛛が人の形になれる様に力をくれ、その後でマチルディーダの膨大な魔力を吸いこんだんだ』
それが何故出来たのか理由は分からないが、でも何故か双子達はそうしてマチルディーダを助けたのだと思う。
『そんな事、でもダニエラの魔力量は多くないし、転移なんて出来ない。でも双子がそれを行い、体内に膨大な魔力を溜め込んでしまったのと同じ状態になったから産み月に達していないのに生まれ出ようとしているのか』
『そういう事だ』
魔物の子ならそれでも問題ない。
魔力が高い魔物の子は、腹の中ですぐに育ち外へ出て来る。
だが、人は違う。
母親の腹の中でゆっくり育ち、生まれてからも自分で食事をし立ち歩ける様になるまで長い月日が必要だ。
「蜘蛛、ダニエラに何か」
「いや、主に少々説明を。なんだマチルディーダは眠ってしまったのか」
「ああ、疲れてしまったのだろう。全くあの人はろくな事をしない」
父上殿の顔がだいぶ険しくなっている。ニール様などその顔をマチルディーダが見たら怯えて泣き出しそうな顔だ。
そうか、マチルディーダの前では怒りを抑えていたのか。
あの男への対応が甘い様に感じていたが、それもきっと幼い子供を怯えさせない様にと考えた上なのだろう。
貴族的な考えで甘い対応をするのかと考えていたが、ダニエラ夫婦とその子供達を愛する二人がそれで終わる筈がない。
そう言えば、二人はダニエラにも自分達の恐ろしい部分は極力見せないようにしていた。
ダニエラに過保護なのだから、幼いマチルディーダの前では甘い姿しか見せないようにしているのだろう。
「ロニー、乳母を呼んでマチルディーダを部屋に寝かせて来てくれ。蜘蛛達はダニエラの様子を見に行く」
「あの、お義母様は」
「ダニエラは問題ない。子供達はすぐに生まれてくるだろう」
「本当に? 本当に大丈夫ですか」
「蜘蛛を疑うのか」
ロニーもマチルディーダが生まれた時の衝撃が忘れられないのだろう。
蜘蛛だって父上殿やニール様だって同じだ。
死にかけたダニエラとマチルディーダの顔を忘れられない。
『蜘蛛さん、私を食べて』
あの声が蜘蛛の中に蘇る、あれはダニエラの声だと思う。
今の声より少し年を重ねた様な声、だがあれはダニエラであってダニエラではないものだと思う。
だってダニエラは、蜘蛛を蜘蛛さんなんて呼ばない。
蜘蛛を友だと言ってくれたダニエラは、蜘蛛さんなんて他人行儀な呼び方はしない。
だったらあれはなんなんだ、どうして蜘蛛にダニエラ擬きの声が聞こえた。
「疑いません、お義母様が無事に出産されると信じます。でも、子供達というのは」
「双子だ」
「え」
「なんだと」
「本当なのかっ」
ダニエラの体を魔力で探る。
二つの声が聞こえた通り、ダニエラの腹の中に感じる魔力は二つ。
しかも、さっきダニエラの部屋で探った時よりも大きな大きな魔力だ。
「ああ、父上殿、ニール様、男女の双子だ。名前の用意は万全か?」
にやりと笑って見せる。
その瞬間、おぎゃあとうぶ声があがったのだ。
「うふふ、おんなじね」
マチルディーダの機嫌がやっと良くなって来て、ホッとした蜘蛛は父上殿とニール様がそわそわとしていると気が付いた。
マチルディーダの事も気になるが、ダニエラが心配なのだろう。
だが子供が生まれるまで出来る事は何もないし、あの男の言葉に傷付いているマチルディーダを放っては置けないのだから今はこれが正しい行いなのだと思う。
そうは言ってもダニエラが何かあれば察せられる蜘蛛ですら、心配なものは心配だ。
『主、なにか産婆は言っているか』
『先程少しダニエラの様子が落ち着いて話が出来たんだが、心配ないと言うんだ。三か月も早い上に双子だというのに何故あんなに冷静なのか分からないんだ。蜘蛛ダニエラの体は大丈夫なんだろうか』
主は部屋の前で不安な気持ちを抱えたまま一人でいるのだろう。
聞こえて来る声は幼い子供の様だった。
『ダニエラは二度も子供を産んでいるのだから、自分の状態が分かるのだろう。ダニエラが大丈夫だと言うなら大丈夫だと蜘蛛は思う。……それに多分すぐに生まれて来ると思う』
先程聞こえた声は、『マリョクヲスイスギタ。コノママダトオカアサマガシンジャウ』、『ハヤクソトニデナイト、オカアサマガシンジャウワ』と言っていた。
あれがダニエラの腹の中にいる双子達の声だとしたら、あの子達がダニエラの体を守る為に生まれ出ようと決めて産気づかせたのだと思う。
マチルディーダのあの膨大な魔力を吸いこんだのは、双子達だ。
だが、双子だけでなくダニエラも魔力を多分吸い込んだ。
膨大な魔力を双子達は受け入れられても、ダニエラがその子供達を腹の中にいさせるのは体に負担が掛かり過ぎると考えてそう決めたのだろうが、まだ生まれてもいない子がそんな判断を出来るものなのだろうか。
『なぜ蜘蛛が分かる。何かダニエラの体に異変が?』
『いいや、ダニエラではない。双子の方だ。先程マチルディーダは男に暴言を吐かれ、そのせいで感情が高ぶり魔力暴走をおこしかけたのだ』
『なんだって』
主達が来た時にはすでに、マチルディーダの魔力は落ち着いていたから気が付かなかったのだろう。
ちぃと契約した時、マチルディーダは寝ぼけた状態で使役契約魔法を使っていた。
あれは完全な無意識だった。
使役の才があっても初めて魔法を使う子供が無意識で出来る程、あの魔法は簡単ではないし、相当な魔力を使う筈だというのに簡単に使って見せたのだ。
勿論、契約を受け入れる側のちぃがマチルディーダの魔力を好んでいたというのも大きいが、それだけで成立ものではない。
マチルディーダの魔力は高いと思っていたが、魔法使いの才がかなり高いのではないかと思う。
『暴走したマチルディーダの魔力は、蜘蛛の魔力量を超えていた。あれをまともに受けたら蜘蛛は多分死んでいたと思う。それでもいいからマチルディーダの魔力を吸いこもうとしたのだが』
『暴走した魔力を吸いこむなんて、自殺行為だ』
『だがそれをした者がいるのだ』
ちらりと父上殿達に視線を向けると、マチルディーダをあやしながら蜘蛛の方を見ている。
『まさかダニエラが? 彼女に膨大な魔力を吸いこむのは無理だ、そのせいで産気づいたのか?』
『結果的にはそうなんだが、多分殆どの魔力は双子に吸い込まれたんだと思う』
思えば不思議な事ばかりだ、まずダニエラが温室部屋にどうやって来たか。
外壁を伝い走って来た蜘蛛とそう変わらない速度でなければ、あの場にダニエラがいられる筈がない。
しかもダニエラは寝間着から簡易ドレスに着替え、髪を簡単にだが結っていた。つまりそれだけダニエラはここに来るまで時間を使っていたのだから、転移したとしか思えない。
そして、蜘蛛に力をくれた事だ。
蜘蛛は人の形になったと同時に、多分魔力の最大量が増えたし魔力操作が今まで以上に上手になったと思う。
あの一瞬で蜘蛛は今まで何度やっても出来なかった人の形に変化し、それを簡単に維持出来ている。
魔物の蜘蛛が、形だけでも人の形に変わるにはそれだけで相当の魔力を使う筈、形を維持するのも難しい。
実際、体を小さくする魔法はそれを維持する為に相当気力と魔力を使う。
もう蜘蛛は慣れたが、ちぃはマチルディーダと契約してから数日で大きさを変えられる様にはなったものの、小さくなった体を維持出来ずすぐに元に戻ってしまう。
不用意にダニエラを怖がらせない様に、蜘蛛は小さくなる時色を薄緑色に変えているが、これも実は難しい。
ちぃはまだこれが出来ない。
大魔女郎蜘蛛の色のまま、小さくなることしか出来ないのでは屋敷には連れて来られないから、あの子はまだまだ訓練が必要なんだ。
『蜘蛛?』
『双子達はとても魔力量が多いのだと思う。二人がマチルディーダの危機を悟り母親であるダニエラと一緒にマチルディーダを助ける為に転移してきた』
『転移だと』
『多分そうだ。そうでなければ蜘蛛とそう変わらずに温室部屋に来られるわけが無い。双子がしたことはそれだけでは無い。蜘蛛が人の形になれる様に力をくれ、その後でマチルディーダの膨大な魔力を吸いこんだんだ』
それが何故出来たのか理由は分からないが、でも何故か双子達はそうしてマチルディーダを助けたのだと思う。
『そんな事、でもダニエラの魔力量は多くないし、転移なんて出来ない。でも双子がそれを行い、体内に膨大な魔力を溜め込んでしまったのと同じ状態になったから産み月に達していないのに生まれ出ようとしているのか』
『そういう事だ』
魔物の子ならそれでも問題ない。
魔力が高い魔物の子は、腹の中ですぐに育ち外へ出て来る。
だが、人は違う。
母親の腹の中でゆっくり育ち、生まれてからも自分で食事をし立ち歩ける様になるまで長い月日が必要だ。
「蜘蛛、ダニエラに何か」
「いや、主に少々説明を。なんだマチルディーダは眠ってしまったのか」
「ああ、疲れてしまったのだろう。全くあの人はろくな事をしない」
父上殿の顔がだいぶ険しくなっている。ニール様などその顔をマチルディーダが見たら怯えて泣き出しそうな顔だ。
そうか、マチルディーダの前では怒りを抑えていたのか。
あの男への対応が甘い様に感じていたが、それもきっと幼い子供を怯えさせない様にと考えた上なのだろう。
貴族的な考えで甘い対応をするのかと考えていたが、ダニエラ夫婦とその子供達を愛する二人がそれで終わる筈がない。
そう言えば、二人はダニエラにも自分達の恐ろしい部分は極力見せないようにしていた。
ダニエラに過保護なのだから、幼いマチルディーダの前では甘い姿しか見せないようにしているのだろう。
「ロニー、乳母を呼んでマチルディーダを部屋に寝かせて来てくれ。蜘蛛達はダニエラの様子を見に行く」
「あの、お義母様は」
「ダニエラは問題ない。子供達はすぐに生まれてくるだろう」
「本当に? 本当に大丈夫ですか」
「蜘蛛を疑うのか」
ロニーもマチルディーダが生まれた時の衝撃が忘れられないのだろう。
蜘蛛だって父上殿やニール様だって同じだ。
死にかけたダニエラとマチルディーダの顔を忘れられない。
『蜘蛛さん、私を食べて』
あの声が蜘蛛の中に蘇る、あれはダニエラの声だと思う。
今の声より少し年を重ねた様な声、だがあれはダニエラであってダニエラではないものだと思う。
だってダニエラは、蜘蛛を蜘蛛さんなんて呼ばない。
蜘蛛を友だと言ってくれたダニエラは、蜘蛛さんなんて他人行儀な呼び方はしない。
だったらあれはなんなんだ、どうして蜘蛛にダニエラ擬きの声が聞こえた。
「疑いません、お義母様が無事に出産されると信じます。でも、子供達というのは」
「双子だ」
「え」
「なんだと」
「本当なのかっ」
ダニエラの体を魔力で探る。
二つの声が聞こえた通り、ダニエラの腹の中に感じる魔力は二つ。
しかも、さっきダニエラの部屋で探った時よりも大きな大きな魔力だ。
「ああ、父上殿、ニール様、男女の双子だ。名前の用意は万全か?」
にやりと笑って見せる。
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