151 / 310
番外編
ほのぼの日常編2 くもさんはともだち61(ロニー視点)
しおりを挟む
「ディーダ、僕の可愛いお姫様泣かないで」
離れたくない。
ずっとずっとマチルディーダの側にいたい。
泣きじゃくるマチルディーダの涙が嬉しくて、一緒が良いと言う声が嬉しくて、僕はその願いを口にしそうになってしまう。
「ロニー、自分の立場を忘れるな」
くぅちゃんの感情の籠っていない声が耳に届いて、僕はぎゅうっとマチルディーダを抱きしめる。
望みは口に出してはいけない。
くぅちゃんの言葉は意地悪じゃなく、僕への助言だ。
ずっとずっとマチルディーダの側にいたいなんて、それを口にしたらその瞬間僕は婚約者候補から外されてしまうのだから。
マチルディーダの側に無能はいらないと、僕はニール様に言われたんだ。
マチルディーダが生まれてずっと彼女の側に居させて欲しいと願い出た僕に、ニール様は彼女の側にいるための条件を提示したニール様は、僕を蔑む目で見ていた。
その目の理由を知っていたから、僕はそれを受け入れた。
だって、僕は罪の子だから。
ニール様は僕がそうだとご存じだ、でも僕が望むことを許して下さった。
マチルディーダの隣に立つに相応しい人間になること、その為に努力し続けること、ニール様が用意してくださった貴族家の養子になるのは条件の一つだった。
王家の血を受け継ぐマチルディーダに平民の夫は相応しくない。
僕の実の母は平民で父は貴族だけど、僕は平民の両親の子となっているから僕は今平民の子供だ。
今の僕ではどれだけ努力しても身分が足りないんだ。
ブレガ侯爵家の養子にならなければ、そうして相応しい教育を受け実力を付けなければ駄目なんだ。
「マチルディーダ、君に相応しい人間になる。誓うよ、僕は絶対に諦めない。誰もが認める人間になって、君の隣に立てる人間になる。だから、ほんの少しの間だけお別れするだけなんだ」
そうだまた会える、また会えたら今度はずっとずっと一緒に居られるんだ。
だから僕は泣かない、涙は流さない。
両手を離し、マチルディーダの髪を撫でる。
柔らかい髪、泣いているせいなのか少しいつもより高い体温、僕のマチルディーダのすべてを覚えておくんだ。
「しゅこし? ほんとう?」
「うん、絶対にまた一緒に居られる様になる。僕はそのために頑張るから、待っていてくれる? マチルディーダ」
「まってりゅ、まってりゅ」
「手紙を書くよ。沢山、お返事をくれる?」
「おへんじ、しゅる。もじのれんしゅうをたっくさんしゅる、おへんじしゅるっ」
「待ってるからね、マチルディーダ。大好きだよ」
これくらいは許されるだろうか、僕の気持ちを覚えていて欲しいんだ。
「ディーダも、ディーダもしゅきっ! だいしゅき!」
「マチルディーダこんなに泣いて、笑顔でお見送りする約束だったでしょう?」
「おかぁさまぁ。だっていやにゃの」
泣いているマチルディーダの真っ赤になった目が可哀相で、でもその涙の理由が嬉しいなんて僕は意地悪だ。
お義母様がマチルディーダに話してくれていたのに、それでもマチルディーダは僕と離れたくないって泣いてくれているんだから。
「お義母様、あの」
「これは私とマチルディーダが刺繍したものよ。マチルディーダ、ロニーに渡してあげて」
「はぁい」
お義母様がマチルディーダに手渡したのは、剣帯の帯飾りだと思う。
礼服等には剣帯に帯飾りを着けるのが一般的だと家庭教師に習った。その時に帯飾りは未婚の内は母親が、結婚してからは妻が帯飾りに刺繍をするのだと教えられた。
「はい、あげりゅ」
「ありがとう、マチルディーダ。お義母様ありがとうございます」
僕が幼かったから、本当の母が僕に帯飾りを贈ってくれたことはない。
これが貴族のしきたりだったとしたら、平民の母はそもそも帯飾りに刺繍すると知らなかったかもしれない。
どちらにしても、初めての帯飾りだ。剣帯はお義父様が以前下さったものを今着けている。
「蜘蛛の巣と杖と蜘蛛」
「それは私がディーンと結婚した時に贈った帯飾りに刺繍したものと同じなのよ。それにマチルディーダが選んだ刺繍の柄を追加したのよ」
「息子に初めて贈る帯飾りは父親に関わりのある柄を刺繍する事が多いから、魔法使いの杖と蜘蛛ならディーンそのものだな」
お義母様の説明に公爵様が刺繍の柄の意味を教えてくれた。
蜘蛛の巣と魔法使いの杖は見事な刺繍で、これはきっとお義母様が刺して下さったものだろう。
「蜘蛛、くぅちゃんと、こっちはちぃちゃん? それに四葉?」
蜘蛛の巣の上の二匹の蜘蛛の内一つはくぅちゃんの色でこれは多分お義母様の刺繍、もう一つの方のちぃちゃんらしい蜘蛛と四葉の葉っぱ、これがマチルディーダが刺したのだろうか。
「まあ、良く分かったわね。ちぃちゃんと四葉のしろつめくさ。これはね、マチルディーダが刺したのよ。初めての刺繍なの」
「凄い、こんなに難しい刺繍をマチルディーダが、マチルディーダ針で怪我をしなかった?」
「何度か指を刺したけれど、刺繍はそうやって覚えるものだから大丈夫よ」
お義母様はそう言うけれど、ほんの少しの痛みすらマチルディーダに与えたくない。
「マチルディーダ、痛かったよね」
「いたくないもん。だいじょうぶだもん、あのね、あのね」
「マチルディーダ、ゆっくりよゆっくり。落ち着いて、練習した時を思い出して」
マチルディーダは、僕の手をぎゅっと握りながら何かを言おうとしている。
「……ョ、……」
一度言いかけて、口を閉じて、深呼吸。
僕は思わず息を止めてマチルディーダを見ていた。
「ロ、ロニー」
「マチルディーダ」
「ロニー、まってる。ディーダね、まってるロニー、だいしゅき」
何度僕が拗ねても、どれだけ繰り返してもヨニーとしか言えなかった。
奇跡的にロニーと言える事があっても、殆どはヨニーとしか言えなかったのに。
「練習したのよ。名前をちゃんと言える様になりたいって」
「マチルディーダ」
「言えるもん、ディーダ、言えりゅんだから。ヨ、ロニー!」
「練習してくれたんだね、マチルディーダ。ありがとう」
これからマチルディーダの成長を僕は近くで見る事は出来ないけれど、マチルディーダが僕の名前をちゃんと呼んでくれた。
何度も練習して、呼べる様になってくれたんだ。
「大好きだよ。マチルディーダ。僕の大切なお姫様」
「だいしゅき」
何年経っても、僕はこの日を忘れないだろう。
マチルディーダがもしも僕を忘れても、僕はマチルディーダを忘れない。
僕はブレガ侯爵と共に、公爵家を後にした。
数年後、マチルディーダと再会した僕が成長した彼女を今まで以上に溺愛する事になるけれど、それはまだ遠い未来の話だった。
おわり
※※※※※※
殆ど『ほのぼの』が息していなかった、ほのぼの日常編2はこれで終わりです。
ここまでお付き合い頂きましてありがとうございます。
番外編はあと数回で終わりますので、そちらも引き続きお付き合いくださいませ。
離れたくない。
ずっとずっとマチルディーダの側にいたい。
泣きじゃくるマチルディーダの涙が嬉しくて、一緒が良いと言う声が嬉しくて、僕はその願いを口にしそうになってしまう。
「ロニー、自分の立場を忘れるな」
くぅちゃんの感情の籠っていない声が耳に届いて、僕はぎゅうっとマチルディーダを抱きしめる。
望みは口に出してはいけない。
くぅちゃんの言葉は意地悪じゃなく、僕への助言だ。
ずっとずっとマチルディーダの側にいたいなんて、それを口にしたらその瞬間僕は婚約者候補から外されてしまうのだから。
マチルディーダの側に無能はいらないと、僕はニール様に言われたんだ。
マチルディーダが生まれてずっと彼女の側に居させて欲しいと願い出た僕に、ニール様は彼女の側にいるための条件を提示したニール様は、僕を蔑む目で見ていた。
その目の理由を知っていたから、僕はそれを受け入れた。
だって、僕は罪の子だから。
ニール様は僕がそうだとご存じだ、でも僕が望むことを許して下さった。
マチルディーダの隣に立つに相応しい人間になること、その為に努力し続けること、ニール様が用意してくださった貴族家の養子になるのは条件の一つだった。
王家の血を受け継ぐマチルディーダに平民の夫は相応しくない。
僕の実の母は平民で父は貴族だけど、僕は平民の両親の子となっているから僕は今平民の子供だ。
今の僕ではどれだけ努力しても身分が足りないんだ。
ブレガ侯爵家の養子にならなければ、そうして相応しい教育を受け実力を付けなければ駄目なんだ。
「マチルディーダ、君に相応しい人間になる。誓うよ、僕は絶対に諦めない。誰もが認める人間になって、君の隣に立てる人間になる。だから、ほんの少しの間だけお別れするだけなんだ」
そうだまた会える、また会えたら今度はずっとずっと一緒に居られるんだ。
だから僕は泣かない、涙は流さない。
両手を離し、マチルディーダの髪を撫でる。
柔らかい髪、泣いているせいなのか少しいつもより高い体温、僕のマチルディーダのすべてを覚えておくんだ。
「しゅこし? ほんとう?」
「うん、絶対にまた一緒に居られる様になる。僕はそのために頑張るから、待っていてくれる? マチルディーダ」
「まってりゅ、まってりゅ」
「手紙を書くよ。沢山、お返事をくれる?」
「おへんじ、しゅる。もじのれんしゅうをたっくさんしゅる、おへんじしゅるっ」
「待ってるからね、マチルディーダ。大好きだよ」
これくらいは許されるだろうか、僕の気持ちを覚えていて欲しいんだ。
「ディーダも、ディーダもしゅきっ! だいしゅき!」
「マチルディーダこんなに泣いて、笑顔でお見送りする約束だったでしょう?」
「おかぁさまぁ。だっていやにゃの」
泣いているマチルディーダの真っ赤になった目が可哀相で、でもその涙の理由が嬉しいなんて僕は意地悪だ。
お義母様がマチルディーダに話してくれていたのに、それでもマチルディーダは僕と離れたくないって泣いてくれているんだから。
「お義母様、あの」
「これは私とマチルディーダが刺繍したものよ。マチルディーダ、ロニーに渡してあげて」
「はぁい」
お義母様がマチルディーダに手渡したのは、剣帯の帯飾りだと思う。
礼服等には剣帯に帯飾りを着けるのが一般的だと家庭教師に習った。その時に帯飾りは未婚の内は母親が、結婚してからは妻が帯飾りに刺繍をするのだと教えられた。
「はい、あげりゅ」
「ありがとう、マチルディーダ。お義母様ありがとうございます」
僕が幼かったから、本当の母が僕に帯飾りを贈ってくれたことはない。
これが貴族のしきたりだったとしたら、平民の母はそもそも帯飾りに刺繍すると知らなかったかもしれない。
どちらにしても、初めての帯飾りだ。剣帯はお義父様が以前下さったものを今着けている。
「蜘蛛の巣と杖と蜘蛛」
「それは私がディーンと結婚した時に贈った帯飾りに刺繍したものと同じなのよ。それにマチルディーダが選んだ刺繍の柄を追加したのよ」
「息子に初めて贈る帯飾りは父親に関わりのある柄を刺繍する事が多いから、魔法使いの杖と蜘蛛ならディーンそのものだな」
お義母様の説明に公爵様が刺繍の柄の意味を教えてくれた。
蜘蛛の巣と魔法使いの杖は見事な刺繍で、これはきっとお義母様が刺して下さったものだろう。
「蜘蛛、くぅちゃんと、こっちはちぃちゃん? それに四葉?」
蜘蛛の巣の上の二匹の蜘蛛の内一つはくぅちゃんの色でこれは多分お義母様の刺繍、もう一つの方のちぃちゃんらしい蜘蛛と四葉の葉っぱ、これがマチルディーダが刺したのだろうか。
「まあ、良く分かったわね。ちぃちゃんと四葉のしろつめくさ。これはね、マチルディーダが刺したのよ。初めての刺繍なの」
「凄い、こんなに難しい刺繍をマチルディーダが、マチルディーダ針で怪我をしなかった?」
「何度か指を刺したけれど、刺繍はそうやって覚えるものだから大丈夫よ」
お義母様はそう言うけれど、ほんの少しの痛みすらマチルディーダに与えたくない。
「マチルディーダ、痛かったよね」
「いたくないもん。だいじょうぶだもん、あのね、あのね」
「マチルディーダ、ゆっくりよゆっくり。落ち着いて、練習した時を思い出して」
マチルディーダは、僕の手をぎゅっと握りながら何かを言おうとしている。
「……ョ、……」
一度言いかけて、口を閉じて、深呼吸。
僕は思わず息を止めてマチルディーダを見ていた。
「ロ、ロニー」
「マチルディーダ」
「ロニー、まってる。ディーダね、まってるロニー、だいしゅき」
何度僕が拗ねても、どれだけ繰り返してもヨニーとしか言えなかった。
奇跡的にロニーと言える事があっても、殆どはヨニーとしか言えなかったのに。
「練習したのよ。名前をちゃんと言える様になりたいって」
「マチルディーダ」
「言えるもん、ディーダ、言えりゅんだから。ヨ、ロニー!」
「練習してくれたんだね、マチルディーダ。ありがとう」
これからマチルディーダの成長を僕は近くで見る事は出来ないけれど、マチルディーダが僕の名前をちゃんと呼んでくれた。
何度も練習して、呼べる様になってくれたんだ。
「大好きだよ。マチルディーダ。僕の大切なお姫様」
「だいしゅき」
何年経っても、僕はこの日を忘れないだろう。
マチルディーダがもしも僕を忘れても、僕はマチルディーダを忘れない。
僕はブレガ侯爵と共に、公爵家を後にした。
数年後、マチルディーダと再会した僕が成長した彼女を今まで以上に溺愛する事になるけれど、それはまだ遠い未来の話だった。
おわり
※※※※※※
殆ど『ほのぼの』が息していなかった、ほのぼの日常編2はこれで終わりです。
ここまでお付き合い頂きましてありがとうございます。
番外編はあと数回で終わりますので、そちらも引き続きお付き合いくださいませ。
153
あなたにおすすめの小説
悪女として処刑されたはずが、処刑前に戻っていたので処刑を回避するために頑張ります!
ゆずこしょう
恋愛
「フランチェスカ。お前を処刑する。精々あの世で悔いるが良い。」
特に何かした記憶は無いのにいつの間にか悪女としてのレッテルを貼られ処刑されたフランチェスカ・アマレッティ侯爵令嬢(18)
最後に見た光景は自分の婚約者であったはずのオルテンシア・パネットーネ王太子(23)と親友だったはずのカルミア・パンナコッタ(19)が寄り添っている姿だった。
そしてカルミアの口が動く。
「サヨナラ。かわいそうなフランチェスカ。」
オルテンシア王太子に見えないように笑った顔はまさしく悪女のようだった。
「生まれ変わるなら、自由気ままな猫になりたいわ。」
この物語は猫になりたいと願ったフランチェスカが本当に猫になって戻ってきてしまった物語である。
ヒロイン気質がゼロなので攻略はお断りします! ~塩対応しているのに何で好感度が上がるんですか?!~
浅海 景
恋愛
幼い頃に誘拐されたことがきっかけで、サーシャは自分の前世を思い出す。その知識によりこの世界が乙女ゲームの舞台で、自分がヒロイン役である可能性に思い至ってしまう。貴族のしきたりなんて面倒くさいし、侍女として働くほうがよっぽど楽しいと思うサーシャは平穏な未来を手にいれるため、攻略対象たちと距離を取ろうとするのだが、彼らは何故かサーシャに興味を持ち関わろうとしてくるのだ。
「これってゲームの強制力?!」
周囲の人間関係をハッピーエンドに収めつつ、普通の生活を手に入れようとするヒロイン気質ゼロのサーシャが奮闘する物語。
※2024.8.4 おまけ②とおまけ③を追加しました。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結保証】
星森 永羽
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
酒の席での戯言ですのよ。
ぽんぽこ狸
恋愛
成人前の令嬢であるリディアは、婚約者であるオーウェンの部屋から聞こえてくる自分の悪口にただ耳を澄ませていた。
何度もやめてほしいと言っていて、両親にも訴えているのに彼らは総じて酒の席での戯言だから流せばいいと口にする。
そんな彼らに、リディアは成人を迎えた日の晩餐会で、仕返しをするのだった。
もう一度あなたに逢いたくて〜こぼれ落ちた運命を再び拾うまで〜
雪野 結莉
恋愛
魔物を倒す英雄となる運命を背負って生まれた侯爵家嫡男ルーク。
しかし、赤ん坊の時に魔獣に襲われ、顔に酷い傷を持ってしまう。
英雄の婚約者には、必ず光の魔力を持つものが求められる。そして選ばれたのは子爵家次女ジーナだった。
顔に残る傷のため、酷く冷遇された幼少期を過ごすルークに差し込んだ一筋の光がジーナなのだ。
ジーナを誰よりも大切にしてきたルークだったが、ジーナとの婚約を邪魔するものの手によって、ジーナは殺されてしまう。
誰よりも強く誰よりも心に傷を持つルークのことが死してなお気になるジーナ。
ルークに会いたくて会いたくて。
その願いは。。。。。
とても長いお話ですが、1話1話は1500文字前後で軽く読める……はず!です。
他サイト様でも公開中ですが、アルファポリス様が一番早い更新です。
本編完結しました!
大変お待たせ致しました。番外編の公開を始めました。
なるべくこまめに公開していきたいと思います。
あんまり長くならない予定ですので、どうぞよろしくお願いします!
【完結】身代わり皇妃は処刑を逃れたい
マロン株式
恋愛
「おまえは前提条件が悪すぎる。皇妃になる前に、離縁してくれ。」
新婚初夜に皇太子に告げられた言葉。
1度目の人生で聖女を害した罪により皇妃となった妹が処刑された。
2度目の人生は妹の代わりに私が皇妃候補として王宮へ行く事になった。
そんな中での離縁の申し出に喜ぶテリアだったがー…
別サイトにて、コミックアラカルト漫画原作大賞最終候補28作品ノミネート
【完結】姉に婚約者を奪われ、役立たずと言われ家からも追放されたので、隣国で幸せに生きます
よどら文鳥
恋愛
「リリーナ、俺はお前の姉と結婚することにした。だからお前との婚約は取り消しにさせろ」
婚約者だったザグローム様は婚約破棄が当然のように言ってきました。
「ようやくお前でも家のために役立つ日がきたかと思ったが、所詮は役立たずだったか……」
「リリーナは伯爵家にとって必要ない子なの」
両親からもゴミのように扱われています。そして役に立たないと、家から追放されることが決まりました。
お姉様からは用が済んだからと捨てられます。
「あなたの手柄は全部私が貰ってきたから、今回の婚約も私のもの。当然の流れよね。だから謝罪するつもりはないわよ」
「平民になっても公爵婦人になる私からは何の援助もしないけど、立派に生きて頂戴ね」
ですが、これでようやく理不尽な家からも解放されて自由になれました。
唯一の味方になってくれた執事の助言と支援によって、隣国の公爵家へ向かうことになりました。
ここから私の人生が大きく変わっていきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる