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椅子の上で膝を抱えながら、アンカーは生きている自分、その現実を拒絶する様に目を閉じて以前の自分が過ごした一生を思い出していた。
アンカーは、センター公爵家の長女として生まれた。
アンカーにはスカイという名の兄がいたが、スカイもアンカーもそれぞれの乳母と過ごすことが多く、食事すらバラバラに取っていたから、母が亡くなるまで交流は殆ど無かったし、母が亡くなった後はほぼ他人になった。
元王女だった母は、アンカーを産んでから病を得て長い間病の床についていた。
体調の良い日はアンカーを部屋に呼び、乳母がアンカーに絵本を読むところや家庭教師が礼儀作法を教えるところを見ながら「お勉強を頑張っていて偉いわ」と頭を撫でて褒めてくれた。
僅かな交流しか出来なかったが、アンカーは母が好きだった、優しい人だと今思い返しても思う。
ベッドの住人となりながらも、母は美しく品があった。
丁寧に梳かしたアンカーの髪を三つ編みにし「上手に出来たわ」と微笑む母を見るのが、アンカーは好きだった。
だけどベッドの端に座ってそうやって母と過ごす幸せな時間は、すぐに過去になってしまった。
動くことは出来なくても大人しくしていれば問題なくアンカーと会話が出来ていた母は、やがて一日の半分以上をとろとろと眠って過ごすようになり、それからいくらも経たない間に、起きている時もベッドに横たわったままぼんやりと天蓋を見て過ごすようになった。
病が悪化しているのは幼いアンカーにも分かる程だったけれど、アンカーが部屋を訪ねると微笑みながら手を伸ばし小さな頭を撫でてくれながら、ぽつりぽつりとアンカーに声を掛け、仕立て屋を部屋に呼んでアンカーの服を選んでくれた。
今着ている寝間着も、そうやって母が使う布地やリボンを選んでくれたものだ。
幼いアンカーには違いがよく分からないそれらを、母は真剣な顔で選んでくれた。殆ど屋敷にいない父には親しみなんて感じたことはなかったけれど、母からは愛情と優しさを与えられていると感じていたし、アンカーも母を愛していた。
アンカーに対するのと同じ様に、兄のスカイとも母が過ごしていたのかアンカーは知らない。
アンカーは母の寝室でスカイと会ったことは一度も無かったし、母からスカイの話を聞くことも無かった。
スカイを兄と慕うことは、アンカーの生涯で一度も無かった。
父も兄も、血が繋がっているだけの他人だとしか、アンカーは思わなかった。
アンカーにとっての家族は、生涯母一人だった。
アンカーの唯一の家族である母が亡くなったのは、朝から土砂降りの雨が降っていた陰鬱な日だった。
母が亡くなって、お葬式が終ってすぐアンカーの辛い日々が始まった。
まだ喪も開けないというのに父が新しい母と妹を連れて来て、結婚するのだとスカイとアンカーに話したからだ。
そこから先は、嵐に飛ばされた落ち葉が雨に濡れ地面に貼りつき人に踏まれ馬車の車輪の下敷きになる様に、惨めな生活が始まった。
辛いとか悲しいとか苦しいとか、そんな感情がアンカーには常に付きまとい。蔑みの目で周囲の人達はアンカーを見る毎日、楽しい事は何も無くなってしまった。
ただただ苦しい日々だった。それでも死なずにアンカーは健気に生きていた。
最後の最後に、断頭台の露となるまでその生活は続いていた、筈だった。
「私の部屋、お母様が亡くなるまで私が暮らしていた部屋」
新しく揃えたばかりに見える家具、アンカーが気に入っていた猫足の飾り棚には可愛い人形が並んでいる。
アンカーが生まれた時に揃えた家具だと聞いたことがあるから、この時期は傷等殆どない新品同様なのは当然だ。この家具を選んだのも母だと、当時アンカーに仕えていたメイドが教えてくれた。「奥様は、自分に良く似た女の子が生まれて嬉しい」と言って、生まれたばかりのアンカーのために部屋を用意したのだと、そう言っていたのだ。
「部屋を移動させられていない。この寝間着を着ていられるということは、お母様が亡くなる寸前か亡くなったばかりなの?」
アンカーが暮らしていたこの部屋は、義母と義妹が屋敷に来てすぐ奪われた。
アンカーが使っていた部屋、飾り棚に並べて大切にしていた人形、母が選んでくれた綺麗なドレスまですべて奪われた後、アンカーは屋根裏に近い部屋に押し込まれた。
そこは家具があるだけの何も飾りのない部屋だった。
家具は新しくても老婆ですら選ばないだろう陰気な色の壁紙が貼られ、同じく陰気な色のカーテンが窓に吊るされていたし、天蓋のないただ広いだけのベッドにもカーテンと同じ色の布が掛けられていた。
その部屋は、目覚めた瞬間からアンカーを陰鬱とした気持ちにさせた。
それまで使っていた愛らしい小花柄の壁紙に真っ白い塗りが美しい猫足の家具、薄い黄色地に美しい刺繍がされた寝具とは全く違う。ボロでないだけがマシと自分を慰めながら何度アンカーは涙を流したことだろう。
一度だけでもこの部屋に戻りたい、母にもう一度会いたいとアンカーは牢獄の様な部屋で願いつづけたがその願いいが叶う日は来なかった。
「また生まれ変わった? また私に!」
目をカッと見開き、アンカーはずるりと椅子から滑り降りてベッドに駆け寄り枕を両手で掴むと床に叩きつけた。
「初めてじゃない、何度も何度も生まれ変わったっていうの? なんで、なんでよ」
枕を何度も床に叩きつけ、それでも足りずに拳を作り枕を殴りだす。
人生で一度もしたことがない、拳を作り物を殴る行為は、恐ろしい程に自分自身を高揚させる。
ぼすりぼすりと何度も枕を殴り、再び両手で枕を掴んで今度は床ではなくベッドに叩きつけてみる。
体力のない幼い体は、はぁはぁとすぐに息が切れ両腕も疲れてしまうけれど、枕を叩く度、枕を叩きつける度、アンカーの心に悲しみの記憶が蘇る。
それは、過去何度も繰り返したアンカーの生涯の記憶だった。
「なんなのよ、毎回毎回。なんで死なせてくれないの。なんで繰り返しているの! 過去に何度戻ったって私は処刑されるだけじゃない!」
繰り返していた自分の惨めな人生をすっかり思い出し、アンカーの心は折れていた。
それは見事にポキリと、完全に折れてしまっていた。
何度も何度も辛い人生を送り、最後には断頭台の露になる。
そのすべての記憶が一度に自分に蘇ったのは、恐怖でしかない。辛い人生の先にある死、その人生に何の意味があるのかと誰かに文句を言いたいけれど、誰にそれをぶつけて良いのかすらアンカーには見当もつかない。
ただあるのは、これから先の人生への恐怖だけだった。
「やってられないわ」
幼い体が妙に怠い、この部屋にいる頃なら常に誰か使用人がついていた筈だと考えながら、違っていた時があったと思い出した。
母親が亡くなる数日前、アンカーは高熱を出し寝込んだことがあった。
母親は弱り切り意識が朦朧としていて、アンカーが何度母に呼び掛けても返事がなかった。
不安が募り過ぎたのだろう熱を出し始めたアンカーを、いつもなら側についている筈の使用人達は誰一人部屋に来ず放置した。
水差しだけがテーブルの上に置かれ、アンカーがもっと弱るのを待っているかのように一人にされたのだ。
それは父の指示だったと、後からアンカーは聞いた。
母親と共にアンカーもそのまま死んでくれたら良いと考えてのことだったと、義母から聞いた時の衝撃を昨日のことのように思い出しながらアンカーは叫んだ。
「なんなのよ、もう!」
テーブルの上に乗っていた水差しのところまで歩くと、水差しを両手で掴み力を込めて思い切り床に投げつける。
ガシャンと水差しが割れる音がして、破片と水が散らばる。
その破片の一つを手に取った。
「もう嫌なのよ!」
勢いをつけ、アンカーは破片を自分の首筋にあて力を込めて一気に引いた。
アンカーは、センター公爵家の長女として生まれた。
アンカーにはスカイという名の兄がいたが、スカイもアンカーもそれぞれの乳母と過ごすことが多く、食事すらバラバラに取っていたから、母が亡くなるまで交流は殆ど無かったし、母が亡くなった後はほぼ他人になった。
元王女だった母は、アンカーを産んでから病を得て長い間病の床についていた。
体調の良い日はアンカーを部屋に呼び、乳母がアンカーに絵本を読むところや家庭教師が礼儀作法を教えるところを見ながら「お勉強を頑張っていて偉いわ」と頭を撫でて褒めてくれた。
僅かな交流しか出来なかったが、アンカーは母が好きだった、優しい人だと今思い返しても思う。
ベッドの住人となりながらも、母は美しく品があった。
丁寧に梳かしたアンカーの髪を三つ編みにし「上手に出来たわ」と微笑む母を見るのが、アンカーは好きだった。
だけどベッドの端に座ってそうやって母と過ごす幸せな時間は、すぐに過去になってしまった。
動くことは出来なくても大人しくしていれば問題なくアンカーと会話が出来ていた母は、やがて一日の半分以上をとろとろと眠って過ごすようになり、それからいくらも経たない間に、起きている時もベッドに横たわったままぼんやりと天蓋を見て過ごすようになった。
病が悪化しているのは幼いアンカーにも分かる程だったけれど、アンカーが部屋を訪ねると微笑みながら手を伸ばし小さな頭を撫でてくれながら、ぽつりぽつりとアンカーに声を掛け、仕立て屋を部屋に呼んでアンカーの服を選んでくれた。
今着ている寝間着も、そうやって母が使う布地やリボンを選んでくれたものだ。
幼いアンカーには違いがよく分からないそれらを、母は真剣な顔で選んでくれた。殆ど屋敷にいない父には親しみなんて感じたことはなかったけれど、母からは愛情と優しさを与えられていると感じていたし、アンカーも母を愛していた。
アンカーに対するのと同じ様に、兄のスカイとも母が過ごしていたのかアンカーは知らない。
アンカーは母の寝室でスカイと会ったことは一度も無かったし、母からスカイの話を聞くことも無かった。
スカイを兄と慕うことは、アンカーの生涯で一度も無かった。
父も兄も、血が繋がっているだけの他人だとしか、アンカーは思わなかった。
アンカーにとっての家族は、生涯母一人だった。
アンカーの唯一の家族である母が亡くなったのは、朝から土砂降りの雨が降っていた陰鬱な日だった。
母が亡くなって、お葬式が終ってすぐアンカーの辛い日々が始まった。
まだ喪も開けないというのに父が新しい母と妹を連れて来て、結婚するのだとスカイとアンカーに話したからだ。
そこから先は、嵐に飛ばされた落ち葉が雨に濡れ地面に貼りつき人に踏まれ馬車の車輪の下敷きになる様に、惨めな生活が始まった。
辛いとか悲しいとか苦しいとか、そんな感情がアンカーには常に付きまとい。蔑みの目で周囲の人達はアンカーを見る毎日、楽しい事は何も無くなってしまった。
ただただ苦しい日々だった。それでも死なずにアンカーは健気に生きていた。
最後の最後に、断頭台の露となるまでその生活は続いていた、筈だった。
「私の部屋、お母様が亡くなるまで私が暮らしていた部屋」
新しく揃えたばかりに見える家具、アンカーが気に入っていた猫足の飾り棚には可愛い人形が並んでいる。
アンカーが生まれた時に揃えた家具だと聞いたことがあるから、この時期は傷等殆どない新品同様なのは当然だ。この家具を選んだのも母だと、当時アンカーに仕えていたメイドが教えてくれた。「奥様は、自分に良く似た女の子が生まれて嬉しい」と言って、生まれたばかりのアンカーのために部屋を用意したのだと、そう言っていたのだ。
「部屋を移動させられていない。この寝間着を着ていられるということは、お母様が亡くなる寸前か亡くなったばかりなの?」
アンカーが暮らしていたこの部屋は、義母と義妹が屋敷に来てすぐ奪われた。
アンカーが使っていた部屋、飾り棚に並べて大切にしていた人形、母が選んでくれた綺麗なドレスまですべて奪われた後、アンカーは屋根裏に近い部屋に押し込まれた。
そこは家具があるだけの何も飾りのない部屋だった。
家具は新しくても老婆ですら選ばないだろう陰気な色の壁紙が貼られ、同じく陰気な色のカーテンが窓に吊るされていたし、天蓋のないただ広いだけのベッドにもカーテンと同じ色の布が掛けられていた。
その部屋は、目覚めた瞬間からアンカーを陰鬱とした気持ちにさせた。
それまで使っていた愛らしい小花柄の壁紙に真っ白い塗りが美しい猫足の家具、薄い黄色地に美しい刺繍がされた寝具とは全く違う。ボロでないだけがマシと自分を慰めながら何度アンカーは涙を流したことだろう。
一度だけでもこの部屋に戻りたい、母にもう一度会いたいとアンカーは牢獄の様な部屋で願いつづけたがその願いいが叶う日は来なかった。
「また生まれ変わった? また私に!」
目をカッと見開き、アンカーはずるりと椅子から滑り降りてベッドに駆け寄り枕を両手で掴むと床に叩きつけた。
「初めてじゃない、何度も何度も生まれ変わったっていうの? なんで、なんでよ」
枕を何度も床に叩きつけ、それでも足りずに拳を作り枕を殴りだす。
人生で一度もしたことがない、拳を作り物を殴る行為は、恐ろしい程に自分自身を高揚させる。
ぼすりぼすりと何度も枕を殴り、再び両手で枕を掴んで今度は床ではなくベッドに叩きつけてみる。
体力のない幼い体は、はぁはぁとすぐに息が切れ両腕も疲れてしまうけれど、枕を叩く度、枕を叩きつける度、アンカーの心に悲しみの記憶が蘇る。
それは、過去何度も繰り返したアンカーの生涯の記憶だった。
「なんなのよ、毎回毎回。なんで死なせてくれないの。なんで繰り返しているの! 過去に何度戻ったって私は処刑されるだけじゃない!」
繰り返していた自分の惨めな人生をすっかり思い出し、アンカーの心は折れていた。
それは見事にポキリと、完全に折れてしまっていた。
何度も何度も辛い人生を送り、最後には断頭台の露になる。
そのすべての記憶が一度に自分に蘇ったのは、恐怖でしかない。辛い人生の先にある死、その人生に何の意味があるのかと誰かに文句を言いたいけれど、誰にそれをぶつけて良いのかすらアンカーには見当もつかない。
ただあるのは、これから先の人生への恐怖だけだった。
「やってられないわ」
幼い体が妙に怠い、この部屋にいる頃なら常に誰か使用人がついていた筈だと考えながら、違っていた時があったと思い出した。
母親が亡くなる数日前、アンカーは高熱を出し寝込んだことがあった。
母親は弱り切り意識が朦朧としていて、アンカーが何度母に呼び掛けても返事がなかった。
不安が募り過ぎたのだろう熱を出し始めたアンカーを、いつもなら側についている筈の使用人達は誰一人部屋に来ず放置した。
水差しだけがテーブルの上に置かれ、アンカーがもっと弱るのを待っているかのように一人にされたのだ。
それは父の指示だったと、後からアンカーは聞いた。
母親と共にアンカーもそのまま死んでくれたら良いと考えてのことだったと、義母から聞いた時の衝撃を昨日のことのように思い出しながらアンカーは叫んだ。
「なんなのよ、もう!」
テーブルの上に乗っていた水差しのところまで歩くと、水差しを両手で掴み力を込めて思い切り床に投げつける。
ガシャンと水差しが割れる音がして、破片と水が散らばる。
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