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僕の可愛い妹 2 〜アーク〜
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「でもどうして魔力を入れたいの?」
エリーヌの魔力は多過ぎるくらいだし、わざわざ魔石を使うまでもない。
「ちょっとキックボードを進化させたくて。」
クロに抱き付いたままエリーヌが僕の方を向く。
いやいや、そろそろ離れなよ。いつまでくっついてるんだよ。
「進化?魔石を使って?」
言いながらエリーヌをクロから引き離して僕の腕の中に抱き込む。
今まではフェレットだと思って油断していたけど、人間の男に変身出来るというなら話が違ってくる。
いくら家の中ででも、家族じゃない男にいつまでも抱き締められているのはよろしくない。お兄ちゃんは許しませんよ。
急にエリーヌを引き離されたクロは目を丸くしたけど、すぐにニタっと笑って僕を見た。
「シスコンめ。」
フンッ!シスコンで何が悪い!!
フイっと顔を背けるとクロは更に面白そうに僕を見てニタニタと笑った。
「あのね、ここの乗る部分に魔石を仕込みたいんだよね。魔石でキックボードを少し浮かせて、足で蹴らなくても進むようにしたいの。」
エリーヌが自分で紙に描いたキックボードを僕達に見せて説明する。
「「キックボードを?」」
僕は思わずクロと顔を見合わせた。
クロがアハハと笑い出し、エリーヌの頭を再びワシャワシャと撫でる。
「エリーヌは本当にいつも面白い事を考えるな。」
「全くだね。足で漕ぐだけじゃ駄目なの?」
まさか魔石をそんなふうに使おうとしているとは。
「うん。もっとスピードが出るように改良したいんだよね。それに、ずっと足で漕いでたら疲れちゃうでしょ?長距離とか乗るには不向きじゃん。」
「ちょっと待って。長距離って何?また何か変なこと考えてない?」
ジト目をエリーヌに向ければ、エリーヌは不服そうに口を尖らせる。
「だって~。この前、エルフの国に行ったでしょ?あの時の馬車移動が辛くって。車の有り難みを痛感したわけよ。でも私に車を作るなんて無理じゃない?だから先ずはキックボードを改良してちょっとでもスピーディーな移動手段を確保したいんだよね。」
「車?前世の乗り物?そんなに早かったの?」
「うん!エルフの国へも車だったら1日もかからないで着くんじゃないかな。」
なんだその乗り物……。エリーヌがいた前世ってどんな所だったんだ?
色んな事が凄過ぎて想像が出来ない。
「でも、私の魔力を入れようとすると、すぐに割れちゃうんだよ……。魔石が用意できないと話にならないのに。」
シュンとして眉尻を下げるエリーヌが可愛い。
僕が目を細めてエリーヌの頭を撫でていると、クロが肩を竦めて割れていない魔石をエリーヌから2、3個奪い取り自分の魔力を込め始めた。
「だから言ったろ?エリーヌはまだ魔力訓練を受けていないんだから難しいって。特にお前はエルフと魔族の魔力も混ざってるんだぜ。3つの魔力を操れるようにならないと難しいだろうな。」
「え~?アーク兄様の魔力循環を治した時には上手く出来たのに~?」
エリーヌは納得出来ないといったように変な顔をしながら、クロの魔力を込めた魔石を受け取る。
「アークの体に魔力を流し込んだ時は、アークの魔力が道標的な役割りをしていたんだよ。何か目印があるとやりやすいだろう?」
「うん。」
「でも魔石に魔力を込める時はその道標が何もない状態だから、3つの魔力がゴチャゴチャで上手く制御出来ずに魔石が割れてしまうんだよ。魔力訓練をしてから自分でやれよ。それまでは俺が魔力を入れてやるから、それで我慢しろ。な?」
「うん……。」
エリーヌはまだ納得しきれていないようだ。
でもちょっと待って。だとしたら、クロはエリーヌがまだ魔石に魔力を込められないって分かってて、こんなに魔石を買い与えたのか?
これだけあると、本当に結構な高額だよね?
ジッとクロを見ていると、僕の考えていた事が伝わったのか、ニッと笑って僕にウィンクしてきた。
「エリーヌはなんでも実践しないと納得しないだろう?これくらいの金なんともないさ。俺はエリーヌの為ならなんだってしてやるぜ。」
……イケメンのウィンク、やめてもらっていいですか。その姿でエリーヌにウィンクなんて絶対にしないでよね。
これも、お兄ちゃんは許しませんよ。
まあ、エリーヌファーストなのは、従魔の立場ならしょうがない……のか?
「なあ、アーク。少し早いけど、エリーヌはもう魔力測定もしたことだし、訓練を始めてもいいんじゃないか?エリーヌの場合、魔族とエルフの魔力訓練もしないといけないだろ。」
「ああ、そうだね。」
エリーヌは色々と特別だからね。
父上もそのつもりだと思う。
「魔族の魔力は俺が訓練してやるよ。エルフの魔力は、あそこの長か息子が喜んで引き受けてくれるだろ。エルフの国に行った時に、かなり気に入られてたからな。」
「……へえ。気に入られたんだ。」
……エリーヌは本当に平穏に暮らしたいのかな?自分で自分の首を絞めているようにしか思えないんだけど。
僕は腕の中にいるエリーヌを冷ややかに見下ろす。
エリーヌはビクッと肩を揺らしておずおずと僕を見上げた。
「え、えへへ。魔力訓練、頑張るね?」
ビクビクしながら僕の様子を伺うエリーヌが小動物のようで可愛い。
いや、いつも可愛いけどね。
まあ、エリーヌは可愛過ぎるから、平穏に暮らせという方が無理なんじゃないかな。
エリーヌが平穏に暮らしたいと思っていても、周りが放って置かないよね。
邪魔な奴は僕が排除しないと。
エリーヌの頭を撫でながら排除する方法をあれこれ考えていると視線を感じて顔を上げる。
クロと目が合い、呆れ顔で盛大に溜息を吐かれた。
「お前、良からぬことを考えていただろう。シスコンも程々にしろよな?」
フン。なんとでも言いなよ。
僕はニッコリ笑ってクロの言葉を聞き流す。
クロがまた盛大に溜息を吐いていたけど気にしない。
僕がエリーヌを守るからね。
腕の中にいるエリーヌをギュッと抱き締めながら、僕はこの可愛い妹の幸せを守ることを誓った。
エリーヌの魔力は多過ぎるくらいだし、わざわざ魔石を使うまでもない。
「ちょっとキックボードを進化させたくて。」
クロに抱き付いたままエリーヌが僕の方を向く。
いやいや、そろそろ離れなよ。いつまでくっついてるんだよ。
「進化?魔石を使って?」
言いながらエリーヌをクロから引き離して僕の腕の中に抱き込む。
今まではフェレットだと思って油断していたけど、人間の男に変身出来るというなら話が違ってくる。
いくら家の中ででも、家族じゃない男にいつまでも抱き締められているのはよろしくない。お兄ちゃんは許しませんよ。
急にエリーヌを引き離されたクロは目を丸くしたけど、すぐにニタっと笑って僕を見た。
「シスコンめ。」
フンッ!シスコンで何が悪い!!
フイっと顔を背けるとクロは更に面白そうに僕を見てニタニタと笑った。
「あのね、ここの乗る部分に魔石を仕込みたいんだよね。魔石でキックボードを少し浮かせて、足で蹴らなくても進むようにしたいの。」
エリーヌが自分で紙に描いたキックボードを僕達に見せて説明する。
「「キックボードを?」」
僕は思わずクロと顔を見合わせた。
クロがアハハと笑い出し、エリーヌの頭を再びワシャワシャと撫でる。
「エリーヌは本当にいつも面白い事を考えるな。」
「全くだね。足で漕ぐだけじゃ駄目なの?」
まさか魔石をそんなふうに使おうとしているとは。
「うん。もっとスピードが出るように改良したいんだよね。それに、ずっと足で漕いでたら疲れちゃうでしょ?長距離とか乗るには不向きじゃん。」
「ちょっと待って。長距離って何?また何か変なこと考えてない?」
ジト目をエリーヌに向ければ、エリーヌは不服そうに口を尖らせる。
「だって~。この前、エルフの国に行ったでしょ?あの時の馬車移動が辛くって。車の有り難みを痛感したわけよ。でも私に車を作るなんて無理じゃない?だから先ずはキックボードを改良してちょっとでもスピーディーな移動手段を確保したいんだよね。」
「車?前世の乗り物?そんなに早かったの?」
「うん!エルフの国へも車だったら1日もかからないで着くんじゃないかな。」
なんだその乗り物……。エリーヌがいた前世ってどんな所だったんだ?
色んな事が凄過ぎて想像が出来ない。
「でも、私の魔力を入れようとすると、すぐに割れちゃうんだよ……。魔石が用意できないと話にならないのに。」
シュンとして眉尻を下げるエリーヌが可愛い。
僕が目を細めてエリーヌの頭を撫でていると、クロが肩を竦めて割れていない魔石をエリーヌから2、3個奪い取り自分の魔力を込め始めた。
「だから言ったろ?エリーヌはまだ魔力訓練を受けていないんだから難しいって。特にお前はエルフと魔族の魔力も混ざってるんだぜ。3つの魔力を操れるようにならないと難しいだろうな。」
「え~?アーク兄様の魔力循環を治した時には上手く出来たのに~?」
エリーヌは納得出来ないといったように変な顔をしながら、クロの魔力を込めた魔石を受け取る。
「アークの体に魔力を流し込んだ時は、アークの魔力が道標的な役割りをしていたんだよ。何か目印があるとやりやすいだろう?」
「うん。」
「でも魔石に魔力を込める時はその道標が何もない状態だから、3つの魔力がゴチャゴチャで上手く制御出来ずに魔石が割れてしまうんだよ。魔力訓練をしてから自分でやれよ。それまでは俺が魔力を入れてやるから、それで我慢しろ。な?」
「うん……。」
エリーヌはまだ納得しきれていないようだ。
でもちょっと待って。だとしたら、クロはエリーヌがまだ魔石に魔力を込められないって分かってて、こんなに魔石を買い与えたのか?
これだけあると、本当に結構な高額だよね?
ジッとクロを見ていると、僕の考えていた事が伝わったのか、ニッと笑って僕にウィンクしてきた。
「エリーヌはなんでも実践しないと納得しないだろう?これくらいの金なんともないさ。俺はエリーヌの為ならなんだってしてやるぜ。」
……イケメンのウィンク、やめてもらっていいですか。その姿でエリーヌにウィンクなんて絶対にしないでよね。
これも、お兄ちゃんは許しませんよ。
まあ、エリーヌファーストなのは、従魔の立場ならしょうがない……のか?
「なあ、アーク。少し早いけど、エリーヌはもう魔力測定もしたことだし、訓練を始めてもいいんじゃないか?エリーヌの場合、魔族とエルフの魔力訓練もしないといけないだろ。」
「ああ、そうだね。」
エリーヌは色々と特別だからね。
父上もそのつもりだと思う。
「魔族の魔力は俺が訓練してやるよ。エルフの魔力は、あそこの長か息子が喜んで引き受けてくれるだろ。エルフの国に行った時に、かなり気に入られてたからな。」
「……へえ。気に入られたんだ。」
……エリーヌは本当に平穏に暮らしたいのかな?自分で自分の首を絞めているようにしか思えないんだけど。
僕は腕の中にいるエリーヌを冷ややかに見下ろす。
エリーヌはビクッと肩を揺らしておずおずと僕を見上げた。
「え、えへへ。魔力訓練、頑張るね?」
ビクビクしながら僕の様子を伺うエリーヌが小動物のようで可愛い。
いや、いつも可愛いけどね。
まあ、エリーヌは可愛過ぎるから、平穏に暮らせという方が無理なんじゃないかな。
エリーヌが平穏に暮らしたいと思っていても、周りが放って置かないよね。
邪魔な奴は僕が排除しないと。
エリーヌの頭を撫でながら排除する方法をあれこれ考えていると視線を感じて顔を上げる。
クロと目が合い、呆れ顔で盛大に溜息を吐かれた。
「お前、良からぬことを考えていただろう。シスコンも程々にしろよな?」
フン。なんとでも言いなよ。
僕はニッコリ笑ってクロの言葉を聞き流す。
クロがまた盛大に溜息を吐いていたけど気にしない。
僕がエリーヌを守るからね。
腕の中にいるエリーヌをギュッと抱き締めながら、僕はこの可愛い妹の幸せを守ることを誓った。
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