サンタナの奇妙じゃない日常

MC【モンチャック】

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サンタナの奇妙じゃない電話⑥

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リビングに集まり、父親と母親と妹でまったり中のサンタナ。

わんぱくワンワン相撲の入会希望を書く事に。

『名前はシャンタナ。年は2歳で男の子でうーん。』

母親に教えてもらいながらも、入会希望を書き終える。

後はポストに入れて、返信を待つだけ。

『あら、もうこんな時間。晩御飯の準備をしなくっちゃ。』と母親。

『今日の晩御飯のおかずはなにー?』とシスタナ。

『今日のおかずはハンバーグよ。』

『いぬぅー!』
『いぬぅー!』
サンタナとシスタナは大喜び。

大喜びついでに、母親のお手伝いを。

お手伝いをしながら、自分のハンバーグを成型し大きいのを作る作戦だそう。

サンタナとシスタナは二足歩行で洗面所に向かい手を洗う。

その時。

『サンタナぁ!テレビ観てみ。』父親の声。

二足歩行でリビングに向かい、テレビを観るサンタナ。

わんぱくワンワン相撲のニュース。

サンタナの目標のハマダが立ち合いには勝ったけど土俵から落ちて大怪我して緊急搬送。

『ハマダが。』呆然とするサンタナ。
命に関わる事ではないみたいだけど。

これはお見舞いついでに、ハマダに接触のチャンスかも。
いやいや、ハマダに会うのは、土俵の上と決めてるサンタナ。

ショックを受けたけどもまずは晩御飯のお手伝い。

母親がハンバーグのタネを作り、サンタナとシスタナはこねて、形を整える。
形はやはりダックスっぽいハンバーグ。

焼いてくれるのも母親。シスタナはご飯をよそい、晩御飯の準備が進む。

その時。リンリンリーン、リンリンリーンと電話が鳴る。

『シャンちゃんが出る!』自分の分のハンバーグを作ったので、お手伝いに飽きたサンタナ。

『はい!シャンちゃんです!』元気よく電話に出るサンタナ。

電話の相手はラップ好きなひいひいおじいちゃん。

新しいリリック出来たので、カセットテープを送ってくれるみたい。

『セイホーォ』『ホーォ』
『セイホーォ』『ホーォ』
『セイホッホッホッ』『ホッホッホッ』とのやり取りが続き、晩御飯が出来たと母親。

『シャンちゃん今から晩御飯だからもう切るね!』
『サンタ、またいつでもひいひい爺さんの上に遊びに来いYO!』
『行くYO!』と電話を切るサンタナ。

『ひいひい爺さんなんだって?』父親。
『新しい曲が出来たからカセットテープ送ってくれるってさ。』サンタナ

意外とサンタナ一家はひいひいおじいちゃんのラップが好きらしくて、楽しみにしています。

今から家族揃って晩御飯です。
ハンバーグにケチャップで顔を書く子ども達。

肉球を合わせて『いただきまーす』『いただきまーす!』

テレビを観ながら晩御飯。犬だらけの二足歩行スポーツ大会がやってます。

『シャンシャンワンワン相撲やるの?』

『ワンワン相撲やるよ。』

『大会がある時は私も応援行くからね!』

『家族みんなと存命の爺さん連れてサンタナの応援だな』と父親。

まだ入会希望すら出してないのに、みんなに応援されてるのを想像すると、照れ臭くなるサンタナ。

『頑張らなきゃ!』サンタナは自分に気合いをいれます。

続く
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