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二章 「初めて会った時から」
13話
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相当言い忘れていた感があるが、リリスはかなりの美少女だ。俺の語彙では到底表現できそうに無い。
その上で、敢えて言うとすれば、人間としての可愛さと言うか、人形のような完成された美では無い、生きているからこその美しさがある。
そんなリリスが、今は俺の隣で寝息を立てていたりする。
遡ること数十分、宿で夕餉を頂いていた時のことだ。因みにもう【変化】は解いている。
ついでだからとセシリアも一緒に、程よく火を通してあるマフー(ジャガイモによく似た野菜)とキュルット(小松菜より少し色の薄い野菜)のスープに舌鼓をうっていた時。
リリスがいきなり切り出した。
「エンマさんとセシリアさん、さっきは仲良さげだったじゃないですか。何があったんですか?」
その問いに、俺は吹き出しかけて、セシリアは咳き込んだ。
「私が前の宿の引き払いをしている間に、何があったんですかって訊いてるんですが」
「それはまあ、な?」
「う、げほっごほっ。うん、だね」
「ですから、二人とも何してたんですかぁ!」
ただ勘違いしてもらいたくないのは、それは後ろ暗いものがあるからでは無い。
妙に不安げな表情だったから、そちらこそ何があったのかと心配だっただけに、その原因がちょっと可笑しかっただけだ。
「いやなに、ちょっと私の昔話を聞いてもらってただけだよ」
軽く咳払ったセシリアが、リリスにそう答える。
それだけと言うには少し説明不足だが、嘘は言っていない。
「とてもそれだけだとは思えないんですが」
まあそうなるわな。
どう考えても、ほんの少しの間の会話だけで友達のような関係になれた理由なんかにはなっていない。
なんかもう、説明するのが面倒くさいので、会話の一部始終を話す事にした。え、セシリアの過去話をリリスに話してしまって良いのかって? セシリアが自分から話し始めたんだから良いだろ。
それからおよそ十分後、取り敢えず大凡の内容を話し終わると、リリスは思ったよりも重い話で肩を落としているようだった。
「……墓石でも背負わされているような顔をしてるな」
「……ふざけていられる様な内容じゃないでしょう。立ち直れているって言われてても聞いてる方って意外と辛いんですから」
そう言えば、この世界に墓石なんてあるのか? いや、それはどうでも良いな。後で調べとこう。
「リリスちゃんは優しい子だね。他人の昔話でここまで落ち込めるなんて」
「子供扱いされるような歳じゃありません」
「ふぅん、見た感じだと十五、十六くらいかな? それほど離れてもいないね」
リリスが頬を膨らませて反論する。まだ出会って初日だし、まだ知らない事の方が多いのも当然だが、リリスは意外と子供っぽいところがある。
因みに、街に入る前にリリスは十八歳だと教えてくれたが、童顔ゆえにセシリアが言ったようにだいぶ年齢が下に見られるとの事だ。
リリスがセシリアに突っかかり、セシリアは軽くそれを流す。髪色を無視すれば仲の良い姉妹にも見えてくる。
この後すぐに聞いた事だが、セシリアの年齢は十九。悪魔族の成長はここで止まって、暫くは見た目は変わらないらしい。三百を越した辺りから緩やかに老化が始まるのだそうだ。
閑話休題。いつの間にか仲良くなれていたと身をもって実感した事で、俺とセシリアが友達関係になっていた事については解決したようだ。
ぬるくなってしまったスープを飲み干して、今日は寝る事にした。
と、ここまでが事のあらまし。二人部屋なのにどうして同じベッドで寝ているのかと言えば、リリスがそう提案して、俺が駄目じゃないかと言おうとしたところで、俺の見た目は幼女なのを思い出し、却下できる要素が無いと判断したからだ。
リリスと寝るのがまんざらでも無かったとかそんなんじゃない。無いったらない。
とは言ってもまあ、今実際にリリスの体温とか肌の柔らかさとか意識しまくって寝られないのが現状なんですがね。
しかし手を出すのは倫理と絵面的に拙い気がするし。
長らく人との関わりが無かった弊害か? 今日まではキロン以外の知り合いなんていなかったからな。
リリスに抱きつかれているから、動こうにも動けないし、正直に言うと動きたくないし、どうしようか。
……暇潰しがてら、ステータスでも見てみるか。
【ステータスオープン】
………
ステータス
名前 不知火炎真
種族 魔族(狐人)
性別 女性
天職 魔王候補
スキル
【交渉】
【拷問】
【吸血】
【隠密】
【気配遮断】
【気配察知】
【殺気】
【魔力探知】
【無属性魔法】
【呪属性魔法】
スペシャルスキル
【基本属性魔法】
【光属性魔法】
【闇属性魔法】
【空間属性魔法】
【竜纏】
【竜之覇気】
【変化】
【工作】
【魔法付与】
ユニークスキル
【枯木も燃えぬ火】
【三歩進んで四歩下がる】
【度忘れさせ】
【揺れに揺るる拳】
【三秒限りの不死身体】
パッシブスキル
【A'camlayenn世界言語】
【A'camlayenn神界言語】
【毒無効】
【麻痺無効】
【耐熱】
【耐冷】
【冷静】
称号
【異世界人】
【邪神の偽児】
【竜殺し】
【魔工技師】
………
暫くぶりに見てみたが、スキルが結構増えている。色々と試したりしていた結果だ。後は、いつの間にか増えていたやつもある。
例えば【竜纏】と【竜之覇気】、心当たりぐらいならあるが、いつの間にか増えていたスキルと数えて良いだろう。
詳細を見てみると、【竜纏】は竜の魔力を身体の表面に纏うスキル。【竜之覇気】は【殺気】の上位スキルで、竜特有のプレッシャーを放つスキルらしい。
因みに心当たりとは、称号の【竜殺し】。これと同時に取得した可能性が高い。ってかほぼ確定だろう。
【魔工技師】の称号は、【工作】で作った武器やら何やらに【魔法付与】を使っていたら取得していた。ついでに言うとその作品群は【空間属性魔法】の【ストレージ】に入れてある。
調子に乗ってチート性能なやつも作っていた記憶があるので、安易に使ってはいけないだろう。売るのなんか論外だ。
……とまあ、大きなものはこれくらいかな。後はパッシブスキルに耐性系のが増えたのと、他の属性魔法系スキルが手に入った事だな。
それと、そろそろ無視できなくなって来たのが天職か。
魔王候補、邪神領にいた頃にはもうこれになっていたやつだ。称号じゃねえのかとは思うんだが、どうにも天職らしい。
そして、候補って事は他にも魔王候補の奴はいるって事になる。むしろいなきゃ可笑しいだろう。
なんて思って、詳細も見てみたんだよ。ステータス内の情報なら詳細は適用されるらしいな。
………
魔王候補
・魔王の資格を持つ魔族。
・一定以上の知的存在の魔力を糧とし、魔王へと昇華する。
………
と、言う事みたいだ。
知的存在の魔力って言うのは、つまり人族や魔族の魔力を指すのだろう。それだけの者から集める必要がある。
いや、集めるって言うなら同意を得なくても良い。あまり気持ちの良いものでは無いが、殺せばその魔力を手に入れる事が出来る。
ついでに言えば、これで言う一定以上ってのは、超強化……レベルアップと呼んでいる……に必要な魔力量なんかよりもずっと多い。
なんでそう言えるのかと言われれば、例えばオーガを殺した時だ。あの時にも魔力が入って来る感覚があった。一応は知能の高い魔物だったらしく、昇華に近づいていると言う確信もあったが、いかんせん入って来る魔力量が少な過ぎる。
オーガだけで一定を満たそうとしても、何万匹殺せば良いだろうか、と言えば少しは分かりやすいだろうか。
だが、俺としてはあまり優先しなくても良いとは思っている。
確かに重要な事ではあるが、別に急いで魔王になる必要も無いのだ。
それに、折角の人間の街なんだ。こんな事で楽しみを半減させる訳にも行かないだろう。
まだ全く見ていないし、この世界に喚ばれた理由については、今は忘れよう。
軽く興奮の冷めた頭で、今後の事を考える。
まあ、何をするにも金は必要だな。随分と世知辛いものだが。
明日は依頼を受けてみよう。俺はまだFランクだから、それほど難しいやつは受けられないだろうけどな。
リリスの方に身体を寄せて、目を閉じる。
少し落ち着けたからか、直ぐに眠気が押し寄せてきた。
明日からが楽しみだ。
そうして、俺は眠りについた。
その上で、敢えて言うとすれば、人間としての可愛さと言うか、人形のような完成された美では無い、生きているからこその美しさがある。
そんなリリスが、今は俺の隣で寝息を立てていたりする。
遡ること数十分、宿で夕餉を頂いていた時のことだ。因みにもう【変化】は解いている。
ついでだからとセシリアも一緒に、程よく火を通してあるマフー(ジャガイモによく似た野菜)とキュルット(小松菜より少し色の薄い野菜)のスープに舌鼓をうっていた時。
リリスがいきなり切り出した。
「エンマさんとセシリアさん、さっきは仲良さげだったじゃないですか。何があったんですか?」
その問いに、俺は吹き出しかけて、セシリアは咳き込んだ。
「私が前の宿の引き払いをしている間に、何があったんですかって訊いてるんですが」
「それはまあ、な?」
「う、げほっごほっ。うん、だね」
「ですから、二人とも何してたんですかぁ!」
ただ勘違いしてもらいたくないのは、それは後ろ暗いものがあるからでは無い。
妙に不安げな表情だったから、そちらこそ何があったのかと心配だっただけに、その原因がちょっと可笑しかっただけだ。
「いやなに、ちょっと私の昔話を聞いてもらってただけだよ」
軽く咳払ったセシリアが、リリスにそう答える。
それだけと言うには少し説明不足だが、嘘は言っていない。
「とてもそれだけだとは思えないんですが」
まあそうなるわな。
どう考えても、ほんの少しの間の会話だけで友達のような関係になれた理由なんかにはなっていない。
なんかもう、説明するのが面倒くさいので、会話の一部始終を話す事にした。え、セシリアの過去話をリリスに話してしまって良いのかって? セシリアが自分から話し始めたんだから良いだろ。
それからおよそ十分後、取り敢えず大凡の内容を話し終わると、リリスは思ったよりも重い話で肩を落としているようだった。
「……墓石でも背負わされているような顔をしてるな」
「……ふざけていられる様な内容じゃないでしょう。立ち直れているって言われてても聞いてる方って意外と辛いんですから」
そう言えば、この世界に墓石なんてあるのか? いや、それはどうでも良いな。後で調べとこう。
「リリスちゃんは優しい子だね。他人の昔話でここまで落ち込めるなんて」
「子供扱いされるような歳じゃありません」
「ふぅん、見た感じだと十五、十六くらいかな? それほど離れてもいないね」
リリスが頬を膨らませて反論する。まだ出会って初日だし、まだ知らない事の方が多いのも当然だが、リリスは意外と子供っぽいところがある。
因みに、街に入る前にリリスは十八歳だと教えてくれたが、童顔ゆえにセシリアが言ったようにだいぶ年齢が下に見られるとの事だ。
リリスがセシリアに突っかかり、セシリアは軽くそれを流す。髪色を無視すれば仲の良い姉妹にも見えてくる。
この後すぐに聞いた事だが、セシリアの年齢は十九。悪魔族の成長はここで止まって、暫くは見た目は変わらないらしい。三百を越した辺りから緩やかに老化が始まるのだそうだ。
閑話休題。いつの間にか仲良くなれていたと身をもって実感した事で、俺とセシリアが友達関係になっていた事については解決したようだ。
ぬるくなってしまったスープを飲み干して、今日は寝る事にした。
と、ここまでが事のあらまし。二人部屋なのにどうして同じベッドで寝ているのかと言えば、リリスがそう提案して、俺が駄目じゃないかと言おうとしたところで、俺の見た目は幼女なのを思い出し、却下できる要素が無いと判断したからだ。
リリスと寝るのがまんざらでも無かったとかそんなんじゃない。無いったらない。
とは言ってもまあ、今実際にリリスの体温とか肌の柔らかさとか意識しまくって寝られないのが現状なんですがね。
しかし手を出すのは倫理と絵面的に拙い気がするし。
長らく人との関わりが無かった弊害か? 今日まではキロン以外の知り合いなんていなかったからな。
リリスに抱きつかれているから、動こうにも動けないし、正直に言うと動きたくないし、どうしようか。
……暇潰しがてら、ステータスでも見てみるか。
【ステータスオープン】
………
ステータス
名前 不知火炎真
種族 魔族(狐人)
性別 女性
天職 魔王候補
スキル
【交渉】
【拷問】
【吸血】
【隠密】
【気配遮断】
【気配察知】
【殺気】
【魔力探知】
【無属性魔法】
【呪属性魔法】
スペシャルスキル
【基本属性魔法】
【光属性魔法】
【闇属性魔法】
【空間属性魔法】
【竜纏】
【竜之覇気】
【変化】
【工作】
【魔法付与】
ユニークスキル
【枯木も燃えぬ火】
【三歩進んで四歩下がる】
【度忘れさせ】
【揺れに揺るる拳】
【三秒限りの不死身体】
パッシブスキル
【A'camlayenn世界言語】
【A'camlayenn神界言語】
【毒無効】
【麻痺無効】
【耐熱】
【耐冷】
【冷静】
称号
【異世界人】
【邪神の偽児】
【竜殺し】
【魔工技師】
………
暫くぶりに見てみたが、スキルが結構増えている。色々と試したりしていた結果だ。後は、いつの間にか増えていたやつもある。
例えば【竜纏】と【竜之覇気】、心当たりぐらいならあるが、いつの間にか増えていたスキルと数えて良いだろう。
詳細を見てみると、【竜纏】は竜の魔力を身体の表面に纏うスキル。【竜之覇気】は【殺気】の上位スキルで、竜特有のプレッシャーを放つスキルらしい。
因みに心当たりとは、称号の【竜殺し】。これと同時に取得した可能性が高い。ってかほぼ確定だろう。
【魔工技師】の称号は、【工作】で作った武器やら何やらに【魔法付与】を使っていたら取得していた。ついでに言うとその作品群は【空間属性魔法】の【ストレージ】に入れてある。
調子に乗ってチート性能なやつも作っていた記憶があるので、安易に使ってはいけないだろう。売るのなんか論外だ。
……とまあ、大きなものはこれくらいかな。後はパッシブスキルに耐性系のが増えたのと、他の属性魔法系スキルが手に入った事だな。
それと、そろそろ無視できなくなって来たのが天職か。
魔王候補、邪神領にいた頃にはもうこれになっていたやつだ。称号じゃねえのかとは思うんだが、どうにも天職らしい。
そして、候補って事は他にも魔王候補の奴はいるって事になる。むしろいなきゃ可笑しいだろう。
なんて思って、詳細も見てみたんだよ。ステータス内の情報なら詳細は適用されるらしいな。
………
魔王候補
・魔王の資格を持つ魔族。
・一定以上の知的存在の魔力を糧とし、魔王へと昇華する。
………
と、言う事みたいだ。
知的存在の魔力って言うのは、つまり人族や魔族の魔力を指すのだろう。それだけの者から集める必要がある。
いや、集めるって言うなら同意を得なくても良い。あまり気持ちの良いものでは無いが、殺せばその魔力を手に入れる事が出来る。
ついでに言えば、これで言う一定以上ってのは、超強化……レベルアップと呼んでいる……に必要な魔力量なんかよりもずっと多い。
なんでそう言えるのかと言われれば、例えばオーガを殺した時だ。あの時にも魔力が入って来る感覚があった。一応は知能の高い魔物だったらしく、昇華に近づいていると言う確信もあったが、いかんせん入って来る魔力量が少な過ぎる。
オーガだけで一定を満たそうとしても、何万匹殺せば良いだろうか、と言えば少しは分かりやすいだろうか。
だが、俺としてはあまり優先しなくても良いとは思っている。
確かに重要な事ではあるが、別に急いで魔王になる必要も無いのだ。
それに、折角の人間の街なんだ。こんな事で楽しみを半減させる訳にも行かないだろう。
まだ全く見ていないし、この世界に喚ばれた理由については、今は忘れよう。
軽く興奮の冷めた頭で、今後の事を考える。
まあ、何をするにも金は必要だな。随分と世知辛いものだが。
明日は依頼を受けてみよう。俺はまだFランクだから、それほど難しいやつは受けられないだろうけどな。
リリスの方に身体を寄せて、目を閉じる。
少し落ち着けたからか、直ぐに眠気が押し寄せてきた。
明日からが楽しみだ。
そうして、俺は眠りについた。
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