7 / 14
第二章 商隊(キャラバン)
2
しおりを挟む
赤子にして、人里離れたところにエラ=キャンベルは少数派の商隊『山査子の杭』の頭領――ドーランに保護された。
雪のような白肌に、翡翠色の髪と吸い込むような灰色の瞳を持つ捨て子を。十八年間、旅をしながら彼は自身の本当の子供として接して来た。
……あの日、童顔の青年が吸血鬼と出逢う。
ハリー地区に滞在を始めた初日、神隠しに遭うまでは。
「エラ、エラ……だよな?」
大柄の男が食い込みに訊ねる。
店内がざわざわと空間に包まれながらも、気にも留めず。ドーランは三ヶ月ぶりに再会する義理の息子に涙を見せた。
「ちょっと、頭領! こんな人様の前で泣かないでくださいよ。皆さん、困っているでしょう?」
「わ、分かってはいるが……フウラ、しかしだな!」
呆れる女性、フウラと年甲斐に似合わず涙をポタポタと溢すドーランの間に明るく若い声が挟まる。
「はいはい。感動の再会に浸るのはいいけど、それは後々! アタシ、ベンたちにエラが見つかったって報告してくる」
「ええ。よろしく頼むわね、メロ」
「任せてよ、ママ。……エラ。アンタ、戻ったら説教だから。覚悟しておきなさいよ。じゃ、あとで!」
「え……。ええっ、と?」
若い、お転婆娘メロはエラに対して宣告すると嵐のように店を去っていく。
残されたのはざわつく客と店員。
泣きじゃくる男に、それを宥める中年の女性。そして、この状況が読めない青年はあたふたとし、彼とは対照的に主君は唇をカップに付け喉を潤していた。
「エラ、エラ……本当によかった……。三ヶ月も滞在して何処にも居なかったのに。まったく、こんなにもあっさりと見つかるなんて」
「まぁまぁ、結果的に良かったではありませんか。無事に我が子が。息子が見つかって!」
「息子……?」
満面の笑みを浮かべる、見知らぬ五十代くらいの男女。
忽然と姿が現れ、突然に感動の涙を流して、唐突に脳裏に浮かぶ家族の文字。
「エラ。非常に残念ですが、彼らはあなたのご両親ではありません」
「っ……」
目先で突き付けられる真実と、現実にエラの肩が不用意に跳ねた。
「ムッシュー、それからマダム。盛り上がっているところ、大変申し訳ありません」
まるで、エラしか見えていないと言わんばかりに初めて同席の存在を男女は知る。
優しい微笑みとは裏腹に何処か威圧感のある彼は、一瞬してドーランたちに軽い恐怖を与えた。
「しっ、失礼しました……あなたは、一体?」
「申し遅れました。私はこのスティング領を統括している、アッシュ=スティングといいます。端的に肩書きを申せば若輩者の領主です」
旅仲間――家族と一緒に居た謎の正体に驚いたのは女性、フウラだけだった。涙を引っ込ませ、睨むようにドーランは目を細める。
「領主殿でしたか。申し訳ございません、先までの無礼をお許しください。探し人が見つかり、気持ちが昂ってしまいました」
「……ふふ、正直ですね。エラ君、でしたっけ?」
にこり、とアッシュは微笑む。
彼らと同じ、喜びを共有するように。だが、ドーランにはそれが黒く嗤っている気がした。
「はい。事情はよくわかりませんが、領主殿がエラを預かって頂いたのでしょうか」
「あ、いえ……アッシュ様は、ボクの――」
スッと、彼は大きな手を彼の前に出す。これ以上は話さなくていい、口では語らず無言ではあったが主君にそう言われた気がした。
「こちらの者は私の従者です。彼が幼子の頃から私たちの屋敷で一緒に暮らしているのですよ。要するに……あなた方の知っている、エラ君ではない」
「なっ、何を、言って……?」
混乱、そう呼ぶ方に無い出来事がドーランの目先を通る。
「分かりやすく言いましょう。他人の空似ですよ」
「だ、だが! 瞳も、髪も。顔立ちも……エラだ。俺の知る、俺の息子の! 十八年も一緒の環境に身を置いた自分の息子の顔を、間違えるはずがない……。たとえ義理だったとしても、絶対に!」
力強い意思、反論にアッシュは自称悪意無き笑顔を浮かべて拍手する。
「そうですか、そうですか……! それは美しい家族愛というものでしょうね」
「お分かり頂けましたか。これまでエラを安全な下に置いて頂いてありがとうございます。エラ、領主殿に別れの挨拶をして帰ろう。我が商隊に」
「っ……⁉」
ドーランが従者の右腕を掴む。それは端から強引だ、と周囲が認知される。
「ちょ、お兄ちゃん――頭領! そんな無理強いでエラを引っ張ったら……!」
「い、嫌っ。嫌ですっ……‼」
それは、まさしく拒否というもの以外に結論付けが出来ない展開だった。
「な、何で……どうしてだ、エラ…………」
黒い瞳が丸くなる。彼の中で驚きが満ち溢れて、段々と大きく膨れるような。隣で何も声が掛けられない彼の妹君、フウラも混乱が舞い込む。
「さて。料理が来ていたのは非常に残念ではありますが。ここに居てはあなたの気は一向に休まないでしょう。持ってきて頂いた料理は彼らへの詫び、として。私たちは屋敷に帰りましょうか――エラ」
「…………はい……」
主従は立ち上がり、何事も無かったように外へと出ていく。
記憶の果て。スティング家の従者となった彼は、家族だったはずのドーランのことを記憶していない。違和感を芽生えさせながらも――。
そんな、かつての恩人に絶望と温かい料理だけを残して再び森へと消えて行く。
三ヶ月前の、あの日のように……。
雪のような白肌に、翡翠色の髪と吸い込むような灰色の瞳を持つ捨て子を。十八年間、旅をしながら彼は自身の本当の子供として接して来た。
……あの日、童顔の青年が吸血鬼と出逢う。
ハリー地区に滞在を始めた初日、神隠しに遭うまでは。
「エラ、エラ……だよな?」
大柄の男が食い込みに訊ねる。
店内がざわざわと空間に包まれながらも、気にも留めず。ドーランは三ヶ月ぶりに再会する義理の息子に涙を見せた。
「ちょっと、頭領! こんな人様の前で泣かないでくださいよ。皆さん、困っているでしょう?」
「わ、分かってはいるが……フウラ、しかしだな!」
呆れる女性、フウラと年甲斐に似合わず涙をポタポタと溢すドーランの間に明るく若い声が挟まる。
「はいはい。感動の再会に浸るのはいいけど、それは後々! アタシ、ベンたちにエラが見つかったって報告してくる」
「ええ。よろしく頼むわね、メロ」
「任せてよ、ママ。……エラ。アンタ、戻ったら説教だから。覚悟しておきなさいよ。じゃ、あとで!」
「え……。ええっ、と?」
若い、お転婆娘メロはエラに対して宣告すると嵐のように店を去っていく。
残されたのはざわつく客と店員。
泣きじゃくる男に、それを宥める中年の女性。そして、この状況が読めない青年はあたふたとし、彼とは対照的に主君は唇をカップに付け喉を潤していた。
「エラ、エラ……本当によかった……。三ヶ月も滞在して何処にも居なかったのに。まったく、こんなにもあっさりと見つかるなんて」
「まぁまぁ、結果的に良かったではありませんか。無事に我が子が。息子が見つかって!」
「息子……?」
満面の笑みを浮かべる、見知らぬ五十代くらいの男女。
忽然と姿が現れ、突然に感動の涙を流して、唐突に脳裏に浮かぶ家族の文字。
「エラ。非常に残念ですが、彼らはあなたのご両親ではありません」
「っ……」
目先で突き付けられる真実と、現実にエラの肩が不用意に跳ねた。
「ムッシュー、それからマダム。盛り上がっているところ、大変申し訳ありません」
まるで、エラしか見えていないと言わんばかりに初めて同席の存在を男女は知る。
優しい微笑みとは裏腹に何処か威圧感のある彼は、一瞬してドーランたちに軽い恐怖を与えた。
「しっ、失礼しました……あなたは、一体?」
「申し遅れました。私はこのスティング領を統括している、アッシュ=スティングといいます。端的に肩書きを申せば若輩者の領主です」
旅仲間――家族と一緒に居た謎の正体に驚いたのは女性、フウラだけだった。涙を引っ込ませ、睨むようにドーランは目を細める。
「領主殿でしたか。申し訳ございません、先までの無礼をお許しください。探し人が見つかり、気持ちが昂ってしまいました」
「……ふふ、正直ですね。エラ君、でしたっけ?」
にこり、とアッシュは微笑む。
彼らと同じ、喜びを共有するように。だが、ドーランにはそれが黒く嗤っている気がした。
「はい。事情はよくわかりませんが、領主殿がエラを預かって頂いたのでしょうか」
「あ、いえ……アッシュ様は、ボクの――」
スッと、彼は大きな手を彼の前に出す。これ以上は話さなくていい、口では語らず無言ではあったが主君にそう言われた気がした。
「こちらの者は私の従者です。彼が幼子の頃から私たちの屋敷で一緒に暮らしているのですよ。要するに……あなた方の知っている、エラ君ではない」
「なっ、何を、言って……?」
混乱、そう呼ぶ方に無い出来事がドーランの目先を通る。
「分かりやすく言いましょう。他人の空似ですよ」
「だ、だが! 瞳も、髪も。顔立ちも……エラだ。俺の知る、俺の息子の! 十八年も一緒の環境に身を置いた自分の息子の顔を、間違えるはずがない……。たとえ義理だったとしても、絶対に!」
力強い意思、反論にアッシュは自称悪意無き笑顔を浮かべて拍手する。
「そうですか、そうですか……! それは美しい家族愛というものでしょうね」
「お分かり頂けましたか。これまでエラを安全な下に置いて頂いてありがとうございます。エラ、領主殿に別れの挨拶をして帰ろう。我が商隊に」
「っ……⁉」
ドーランが従者の右腕を掴む。それは端から強引だ、と周囲が認知される。
「ちょ、お兄ちゃん――頭領! そんな無理強いでエラを引っ張ったら……!」
「い、嫌っ。嫌ですっ……‼」
それは、まさしく拒否というもの以外に結論付けが出来ない展開だった。
「な、何で……どうしてだ、エラ…………」
黒い瞳が丸くなる。彼の中で驚きが満ち溢れて、段々と大きく膨れるような。隣で何も声が掛けられない彼の妹君、フウラも混乱が舞い込む。
「さて。料理が来ていたのは非常に残念ではありますが。ここに居てはあなたの気は一向に休まないでしょう。持ってきて頂いた料理は彼らへの詫び、として。私たちは屋敷に帰りましょうか――エラ」
「…………はい……」
主従は立ち上がり、何事も無かったように外へと出ていく。
記憶の果て。スティング家の従者となった彼は、家族だったはずのドーランのことを記憶していない。違和感を芽生えさせながらも――。
そんな、かつての恩人に絶望と温かい料理だけを残して再び森へと消えて行く。
三ヶ月前の、あの日のように……。
0
あなたにおすすめの小説
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
巻き戻りした悪役令息は最愛の人から離れて生きていく
藍沢真啓/庚あき
BL
11月にアンダルシュノベルズ様から出版されます!
婚約者ユリウスから断罪をされたアリステルは、ボロボロになった状態で廃教会で命を終えた……はずだった。
目覚めた時はユリウスと婚約したばかりの頃で、それならばとアリステルは自らユリウスと距離を置くことに決める。だが、なぜかユリウスはアリステルに構うようになり……
巻き戻りから人生をやり直す悪役令息の物語。
【感想のお返事について】
感想をくださりありがとうございます。
執筆を最優先させていただきますので、お返事についてはご容赦願います。
大切に読ませていただいてます。執筆の活力になっていますので、今後も感想いただければ幸いです。
他サイトでも公開中
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結済】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている
キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。
今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。
魔法と剣が支配するリオセルト大陸。
平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。
過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。
すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。
――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。
切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。
全8話
お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /c
「自由に生きていい」と言われたので冒険者になりましたが、なぜか旦那様が激怒して連れ戻しに来ました。
キノア9g
BL
「君に義務は求めない」=ニート生活推奨!? ポジティブ転生者と、言葉足らずで愛が重い氷の伯爵様の、全力すれ違い新婚ラブコメディ!
あらすじ
「君に求める義務はない。屋敷で自由に過ごしていい」
貧乏男爵家の次男・ルシアン(前世は男子高校生)は、政略結婚した若き天才当主・オルドリンからそう告げられた。
冷徹で無表情な旦那様の言葉を、「俺に興味がないんだな! ラッキー、衣食住保証付きのニート生活だ!」とポジティブに解釈したルシアン。
彼はこっそり屋敷を抜け出し、偽名を使って憧れの冒険者ライフを満喫し始める。
「旦那様は俺に無関心」
そう信じて、半年間ものんきに遊び回っていたルシアンだったが、ある日クエスト中に怪我をしてしまう。
バレたら怒られるかな……とビクビクしていた彼の元に現れたのは、顔面蒼白で息を切らした旦那様で――!?
「君が怪我をしたと聞いて、気が狂いそうだった……!」
怒鳴られるかと思いきや、折れるほど強く抱きしめられて困惑。
えっ、放置してたんじゃなかったの? なんでそんなに必死なの?
実は旦那様は冷徹なのではなく、ルシアンが好きすぎて「嫌われないように」と身を引いていただけの、超・奥手な心配性スパダリだった!
「君を守れるなら、森ごと消し飛ばすが?」
「過保護すぎて冒険になりません!!」
Fランク冒険者ののんきな妻(夫)×国宝級魔法使いの激重旦那様。
すれ違っていた二人が、甘々な「週末冒険者夫婦」になるまでの、勘違いと溺愛のハッピーエンドBL。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる