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第一章 プロローグ
■怒るハゲ、暴かれる俺2
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前回のあらすじ
裏社会系ハゲ神。
頭のてっぺん田植え状態。
デコピンくっそいてぇ!!
俺ノート…?
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
「ほーん…、なるほど、こりゃ中々のタマだな。」
神は聞こえよがしに俺の顔を見てニヤニヤしながら呟く。
なんなの、なんなのよ。
そのノートに何が書いてんのよ。
いや、俺の人生ノートって言われたけどピンとこねーよ。
一体全体なんなのさ。
「加納 祐也28歳、〇月〇日生まれ。都内病院で生まれる。体重2856グラム」
「3歳、やっとオムツ離れをするも指しゃぶりをやめられず、ワサビを塗りたくられたまま指しゃぶりして合計46回泣く」
「6歳、おねしょをして起きた祐也はバレたらやヤバいと思い、いっそ無くなったらバレないんじゃね?と布団ごと親が起きる前にゴミ捨て場にダンクシュート!その光景を見ていたマンションの管理人にチクられて母親からめちゃくちゃ怒られる」
「ちょちょちょ!ちょっと待ってください!」
「…アァン?なんだよ加納指しゃぶり君」
「何でそんなに克明に書かれてるの!?」
「そりゃお前の人生ノートだからだろバカ」
「プライバシーの保護どうなってんの!?」
「お前のプライバシーを何で俺が守らなきゃいけねーんだよカス」
いちいち罵倒入れてくんじゃねええぇぇぇ!!
「ってか布団捨ててるとこ管理人さん見てたんですか!?」
「そうみたいだな。そのせいでお前の母親は無駄に管理人にペコペコ頭下げてたぞ」
あんのボケ管理人がァァァ!!
死後に判明したのが余計腹立つわ!!
「13歳、斜め前に座っていた井上みきちゃんがお前の事を好きらしいと友達から聞いて有頂天になる。調子ぶっこいて『俺も結構好きかも』と訳の分からん告白をして思いっきりフラれる」
あれなぁ…確かにフラれたなぁ…。
なんかそうしなきゃいけない!と放課後の教室に残ってもらって告白したなぁ。調子ぶっこいてたから恥ずかしくて「俺も結構好きかも」としか言えなかったよなぁ。おどおどしてたみきちゃん可愛かったなぁ…。
友達が慰めてジュース奢ってくれたのも今となっちゃいい思い出だよな。青春してたわ。
雰囲気大事だぜ!とか言って近くの川の河川敷で3人で飲んだコーラは最高に美味かった。
いい友達に恵まれたと思ったもんな。
でもなんでみきちゃんに振られたんだろうか。
おどおどしてたし臆病になっちゃったのかな?
みきちゃん結構可愛かったし、おっぱい大きかったんだよなぁ。
「ちなみにみきちゃんがお前の事好きって言うのは仲間内の作り話だからな」
「………は?」
「タケとケンジが勝手にお前に言っただけだから。みきちゃんお前の1ミリも好きじゃなかったぜwむしろ胸ばっかり見るから気持ち悪がられてたぞ」
…あ、俺、今なら人刺せるわ。
「続けんぞ。まぁつまらん人生を歩んでいた童貞はそのままつまらん高校大学を卒業してつまらん会社に就職。特に出世を目指すでもなく誰からも慕われる事もなく、厄介事は上手く他人に振り、率先して何かをするでもなく生きてきた真面目系クズってとこだな」
「色々はしょりすぎぃ!」
なんか段々テンション上がってきたわ。
「拾ったサイフは天の恵みだと曲解し、現金だけ抜いて公園に捨てる。仕事でヤバそうになったら新入社員を丸め込んで責任を負わせる。」
…テンション下がってきたわ。
「目の前を歩いていたおじいさんが転んでもスマホを見ていて気付かなかったフリをする。電車の座席で前に座った若いOLのパンツが見えそうで見えなくて心の中で舌打ちを繰り返す。…まだまだあんぞ?」
「大変に申し訳ございませんでした。」
正座から流れるように土下座に移行する。
あ、ちなみに土下座とか社会人で生きてて早々する事無いからね。
少なくとも俺は人生初めての土下座だ。
あ、人生終わってたわwってやかましいわ!
「真面目系クズで間違いないな?」
「何一つ相違ございません。」
「そうやって相手が噴火する前に収める能力だけはピカイチだな。やっぱクズだわ」
うるっせぇ!生きていく為のスキルと言えんのか!お前の頭がピカイチなん「ドゴォォン!」…て事は全く持ってございません…よ?
俺の前髪が何本か神の手刀で持っていかれたわ。等価交換成立してない…。
手刀なのにどこからそんな音が出てるんですかね…。
「とりあえずお前はもう死んでいる。」
「ケンシロウ…」
「北斗神拳受けてみるか?」
「平にご容赦を。」
さっそく人生2度目の土下座。あ、俺の人生(ry
「お前はこれから別の世界で生まれ変わる。それに対して特に何の意義も意味も無い。もちろん使命もない。」
「チート!?チートもらえるんスカ!?」
「は?なんでチートをお前にやらなきゃいけねんだよ」
「いやだって異世界転生でしょ!?定番でしょう!?」
「んなもん知らん。」
「え、じゃあなんで転生させてくれるんですか!?」
「ただの暇つぶし。」
ちっくしょ!コイツマジちっくしょう!
裏社会系ハゲ神。
頭のてっぺん田植え状態。
デコピンくっそいてぇ!!
俺ノート…?
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「ほーん…、なるほど、こりゃ中々のタマだな。」
神は聞こえよがしに俺の顔を見てニヤニヤしながら呟く。
なんなの、なんなのよ。
そのノートに何が書いてんのよ。
いや、俺の人生ノートって言われたけどピンとこねーよ。
一体全体なんなのさ。
「加納 祐也28歳、〇月〇日生まれ。都内病院で生まれる。体重2856グラム」
「3歳、やっとオムツ離れをするも指しゃぶりをやめられず、ワサビを塗りたくられたまま指しゃぶりして合計46回泣く」
「6歳、おねしょをして起きた祐也はバレたらやヤバいと思い、いっそ無くなったらバレないんじゃね?と布団ごと親が起きる前にゴミ捨て場にダンクシュート!その光景を見ていたマンションの管理人にチクられて母親からめちゃくちゃ怒られる」
「ちょちょちょ!ちょっと待ってください!」
「…アァン?なんだよ加納指しゃぶり君」
「何でそんなに克明に書かれてるの!?」
「そりゃお前の人生ノートだからだろバカ」
「プライバシーの保護どうなってんの!?」
「お前のプライバシーを何で俺が守らなきゃいけねーんだよカス」
いちいち罵倒入れてくんじゃねええぇぇぇ!!
「ってか布団捨ててるとこ管理人さん見てたんですか!?」
「そうみたいだな。そのせいでお前の母親は無駄に管理人にペコペコ頭下げてたぞ」
あんのボケ管理人がァァァ!!
死後に判明したのが余計腹立つわ!!
「13歳、斜め前に座っていた井上みきちゃんがお前の事を好きらしいと友達から聞いて有頂天になる。調子ぶっこいて『俺も結構好きかも』と訳の分からん告白をして思いっきりフラれる」
あれなぁ…確かにフラれたなぁ…。
なんかそうしなきゃいけない!と放課後の教室に残ってもらって告白したなぁ。調子ぶっこいてたから恥ずかしくて「俺も結構好きかも」としか言えなかったよなぁ。おどおどしてたみきちゃん可愛かったなぁ…。
友達が慰めてジュース奢ってくれたのも今となっちゃいい思い出だよな。青春してたわ。
雰囲気大事だぜ!とか言って近くの川の河川敷で3人で飲んだコーラは最高に美味かった。
いい友達に恵まれたと思ったもんな。
でもなんでみきちゃんに振られたんだろうか。
おどおどしてたし臆病になっちゃったのかな?
みきちゃん結構可愛かったし、おっぱい大きかったんだよなぁ。
「ちなみにみきちゃんがお前の事好きって言うのは仲間内の作り話だからな」
「………は?」
「タケとケンジが勝手にお前に言っただけだから。みきちゃんお前の1ミリも好きじゃなかったぜwむしろ胸ばっかり見るから気持ち悪がられてたぞ」
…あ、俺、今なら人刺せるわ。
「続けんぞ。まぁつまらん人生を歩んでいた童貞はそのままつまらん高校大学を卒業してつまらん会社に就職。特に出世を目指すでもなく誰からも慕われる事もなく、厄介事は上手く他人に振り、率先して何かをするでもなく生きてきた真面目系クズってとこだな」
「色々はしょりすぎぃ!」
なんか段々テンション上がってきたわ。
「拾ったサイフは天の恵みだと曲解し、現金だけ抜いて公園に捨てる。仕事でヤバそうになったら新入社員を丸め込んで責任を負わせる。」
…テンション下がってきたわ。
「目の前を歩いていたおじいさんが転んでもスマホを見ていて気付かなかったフリをする。電車の座席で前に座った若いOLのパンツが見えそうで見えなくて心の中で舌打ちを繰り返す。…まだまだあんぞ?」
「大変に申し訳ございませんでした。」
正座から流れるように土下座に移行する。
あ、ちなみに土下座とか社会人で生きてて早々する事無いからね。
少なくとも俺は人生初めての土下座だ。
あ、人生終わってたわwってやかましいわ!
「真面目系クズで間違いないな?」
「何一つ相違ございません。」
「そうやって相手が噴火する前に収める能力だけはピカイチだな。やっぱクズだわ」
うるっせぇ!生きていく為のスキルと言えんのか!お前の頭がピカイチなん「ドゴォォン!」…て事は全く持ってございません…よ?
俺の前髪が何本か神の手刀で持っていかれたわ。等価交換成立してない…。
手刀なのにどこからそんな音が出てるんですかね…。
「とりあえずお前はもう死んでいる。」
「ケンシロウ…」
「北斗神拳受けてみるか?」
「平にご容赦を。」
さっそく人生2度目の土下座。あ、俺の人生(ry
「お前はこれから別の世界で生まれ変わる。それに対して特に何の意義も意味も無い。もちろん使命もない。」
「チート!?チートもらえるんスカ!?」
「は?なんでチートをお前にやらなきゃいけねんだよ」
「いやだって異世界転生でしょ!?定番でしょう!?」
「んなもん知らん。」
「え、じゃあなんで転生させてくれるんですか!?」
「ただの暇つぶし。」
ちっくしょ!コイツマジちっくしょう!
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