アナスタシア世界

種族設定

アナステシア世界設定：マンルシア大陸 詳解
​1. 根幹システム：【魔力】と【闘気】と【神気】
​この世界を構成する力の源。
​魔法（マナ）
​大気中のマナや自身の魔力を術式に変換して放つ。
​使い手: エルフ、魔族、人間、天使（神聖魔法）。
​特性: 遠距離、広範囲、回復、支援に優れる。詠唱や知識が必要。
​闘気（オーラ）
​己の生命エネルギーを燃焼・練り上げ、身体や武器に纏う。
​使い手: 獣人族、竜人族、鬼人族、人間。
​特性: 身体強化、防御力向上、武器破壊力の増大。「強靭な肉体」が前提。
​神気（ディバイン）
​天使族のみが扱える、神に近い高位のエネルギー。魔法の上位互換に近い性質を持つが、信仰心や精神状態に左右される。
​2. 種族詳細データファイル
​【人間族（ヒューマン）】
​地位: 大陸の最大多数派。平野部や沿岸部を中心に巨大な王国や帝国を形成。
​特性: 「器用貧乏な万能型」。魔法も闘気も「中の下～中の上」程度まで習得可能だが、頂点（達人級）には到達しにくい。
​最大の武器: 「繁殖力」と「適応力」。そして、異なる技術（ドワーフの武具、エルフの薬など）を組み合わせる応用力。
​社会: 数の暴力と政治力で大陸の覇権を握ろうとしているが、個の戦闘力では他種族に劣るため、傭兵として獣人や冒険者を雇うことが多い。
​【獣人族（ビースト）】
​地位: 森林、草原、荒野を支配する戦闘種族。
​特性: 魔法使用不可。闘気特化。種族ごとの身体能力に闘気を上乗せして戦う。
​社会構造: 完全実力主義。ただし、「上位種」と「下位種」の身分差は根強い。部族間抗争が絶えないが、対魔族や対人間の戦争時には結束する。
​▼陸戦型（主戦力）
​猫耳族（下位～中位）:
​特性: 並外れた動体視力、柔軟性、隠密性。スカウトや暗殺者、軽戦士が多い。個体数が多く、街で見かける頻度が高い。
​上位種（猫科）： 獣人族の王侯貴族クラス。
​獅子耳族（ライオン）: 「統率の王」。覇王色の闘気を持ち、叫び声だけで下位種を怯ませる。獣人連合のリーダー格。
​虎耳族（タイガー）: 「破壊の王」。一撃の重さが獣人随一。単体最強を誇る武人肌。
​豹耳族（パンサー）: 「速攻の王」。スピードとパワーのバランスが完璧。密林での戦闘では無敵。
​人狼族（ウルフ）：
​特性: 獣人族No.1の「瞬間爆発的闘気」と「嗅覚」。
​戦闘スタイル: 群れでの連携攻撃が得意だが、個体でも暴走状態（バーサーク）に近い闘気爆発が可能。猫科上位種と覇権を争うライバル関係。
​▼特殊・希少種
​兎耳族（ラビット）：
​特性: 聴覚・嗅覚・逃げ足（瞬発力）。基本は非戦闘員扱いで愛玩対象にされがち。
​上位種：月兎族（ムーンラビット）
​伝説: 古代種に近い存在。月の満ち欠けとリンクする。
​能力: 満月時は闘気すら凌駕する自己再生能力を持つ。「満月の夜、極限の感情（愛や悲しみ）と共に涙を流すと死者を蘇生させる」という御伽噺があるが、その代償は誰も知らない。
​九尾族（フォックス）：
​特性: 「商魂」と「幻惑」。
​能力: 戦闘よりも、相手を騙す、交渉する、鑑定するといった商売特化のユニークスキルを持つ。大陸の物流と裏社会を牛耳るフィクサー的存在。
​カメレオン族:
​特性: 「完全透明化（ステルス）」。
​役割: 闘気を完全に殺す技術を持ち、最強のスパイ・暗殺者として恐れられる。
​▼空・海
​バード族（有翼種）：
​特性: 飛行能力。背中に翼があるため、衣服は独自の形状。
​種別: 鷲（戦士）、梟（夜間偵察・賢者）、隼（超高速便・斥候）、雀（情報屋・下町暮らし）。
​海獣族（仮称）：
​鯱目族（オルカ）： 水中最強の戦闘民族。海賊すら恐れる海の覇者。陸上でも強力な闘気を使えるが、定期的に水を浴びないと肌が荒れる。
​【エルフ】
​居住区: 「世界樹の森」や魔力の濃い秘境。
​特性: 魔法特化（闘気不可）。長命。
​職業: 魔導師、精霊使い、魔弓士（矢に魔法を乗せる）、魔法剣士（剣技ではなく、剣を触媒に魔法を放つ）。
​文化: 闘気を「野蛮な力」と見下す傾向がある。人間とのハーフは生まれるが、魔力が落ちるため一族からは排斥されがち。
​【ドワーフ】
​居住区: 鉱山地帯、火山地帯。
​特性: 「神の手（クラフト）」。魔法も闘気もそこそこだが、モノづくりにおいて右に出る者はいない。
​重要設定:
​男: 髭もじゃで頑固、酒好き。
​女: 「全種族の中で最も見た目が幼く可愛い（ロリ属性）」。しかし中身は職人気質で、巨大なハンマーを軽々振り回す。このギャップが人間のマニアに人気だが、手を出そうとすると親父（男ドワーフ）に撲殺される。
​【魔族】
​居住区: 太陽の光が届きにくい「暗黒大陸」や「魔境」。
​特性: 高い魔力と、魔物・召喚獣を使役する能力。
​外見: 人間に近いが、角や翼、魔眼を持つ。
​女魔族: 「妖艶な美女」が多い。フェロモンや精神干渉魔法で人間を誘惑・支配することに長ける。
​【鬼人族（オーガ・キジン）】
​出自: 魔族が強靭な魔獣と交配、あるいは魔法実験によって生み出した「生体兵器」の末裔。
​特性: 闘気による「肉体ゴリ押し」。再生能力が高く、痛みに鈍感。
​文化: 知能は人間並みだが、強さこそ正義という思想が強い。現在は魔族の配下として動く者と、自由を求めて傭兵化する者に分かれている。
​【竜人族（ドラゴニュート）】
​地位: 中立・最強クラス。個体数が極めて少ない。
​特性: 「竜鱗（魔法・物理耐性）」、火炎ブレス、翼による飛行。
​外見: 人型だが、戦闘時は竜の特徴が強く出る。
​女竜人: 「クールビューティー」。誇り高く、自分より弱い男には絶対になびかない。
​【天使族】
​居住区: 天空に浮かぶ「聖域（浮遊島）」、あるいは高山。
​特性: 「神気」と「翼」。神聖魔法のスペシャリスト。
​役割: 世界の監視者。地上の争いには不干渉を貫くが、魔族や禁忌（ネフィリム）が関わると「浄化」のために降臨する。聖騎士団を組織している。
​【魚人族・人魚族】
​居住区: 海底都市。
​特性: 魚人（半魚人）は近接戦闘、人魚は水魔法や歌による精神干渉が得意。
​関係: 地上の争いには無関心だが、海を汚す者には容赦しない。鯱目族とはナワバリ争いがある。
​3. 世界の「闇」と「禁忌」
​【ネフィリム（禁忌の子）】
​定義: 天使族と、対極にある種族（魔族または人間）との間に生まれた混血児。あるいは、異なる高位種族間で生まれた「世界の理（バランス）を崩す存在」。
​能力: 魔法（魔力）と闘気（生命力）、あるいは神気と瘴気という相反する力を同時に扱える可能性を持つ。
​扱い:
​天使族: 「穢れた血」として抹殺対象。
​魔族: 「利用価値のあるサンプル」または「危険因子」として捕獲・抹殺対象。
​人間: 災いを呼ぶ存在として迫害。
​現状: 生存が確認されているが、どこに潜んでいるかは不明。その存在自体が物語のキーとなる。