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EP 13
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勝者の帰投
1942年6月4日 - 太平洋上、本土への帰投航路
南雲機動部隊は、その航跡(こうせき)に歴史的な大勝利を残し、日本本土へと針路を取っていた。
だが、艦隊に祝勝ムードはなかった。
「赤城」の飛行甲板は、第二次攻撃隊から生還した機体で埋め尽くされていたが、パイロットたちは口々に混乱を語っていた。
「なぜだ? なぜミッドウェーを落とさない?」
「敵空母は沈めたんだろう? なのに、なぜ逃げるように帰るんだ!」
彼らの不満と疑念は、艦橋にまで届いていた。
源田実は、その声に苦虫を噛み潰したような顔で海図を睨んでいる。
彼のプライドは、この「不可解な撤退」によって、勝利の興奮よりも深く傷ついていた。
艦隊の脇では、中破した「加賀」が、懸命の応急修理を受けながら、速度を落として航行していた。その痛々しい姿が、この勝利が「無傷」ではなかったことを、何よりも雄弁に物語っていた。
艦橋の隅で、坂上真一は、水平線を睨んでいた。
彼のフライトスーツは、潮風と硝煙で汚れ、目の下には深いクマが刻まれている。
彼は、F-35Bのコックピットから回収した、もう一つの「オーパーツ」――彼のスマートフォン(バッテリー節約のため、機内モード)と、携帯用ソーラーチャージャーを、静かに点検していた。
(映像は、PMD(タブレット)で見せた。だが、本当の『知識』は、こっち(スマホ)だ)
オフライン保存された、防衛大学校の教科書PDF。基本的な工学理論。第二次大戦の全戦史データ。そして、原子力の基礎理論。
これこそが、彼が日本に持ち帰るべき、本当の「未来」だった。
その時、作戦室の電信員が、血相を変えて飛び込んできた。
「長官! 連合艦隊旗艦『大和』、山本長官より、緊急電です!」
艦橋の空気が、一瞬で張り詰めた。
草鹿参謀長が、震える手で電文を受け取り、読み上げる。
「『一、貴隊ノ戦果、コレヲ認ム。
二、サレド、ミッドウェー攻略中止ノ理由、理解不能。
三、山口(多聞)司令ヨリ、"敵残存艦隊ノ追撃" "ミッドウェー攻略ノ続行" ノ意見具申アリ。
四、南雲長官ハ、現海域ニ留マリ、"飛龍""蒼龍" ヲ山口司令ノ指揮下ニ入レ、ミッドウェー攻略ヲ続行セヨ』
――長官命令、です」
「……!」
南雲の顔が、蒼白になった。
山本長官は、現場の判断(撤退)を「却下」し、作戦の続行を命じてきたのだ。
「見たまえ、坂上1尉!」
源田が、抑えきれない怒りを込めて、坂上を睨みつけた。
「これこそが、司令部の総意だ! 貴様の戯言(たわごと)で、長官の経歴に傷がつくところだった!」
「長官…」
草鹿が、南雲の顔を恐る恐る窺う。
南雲は、動かなかった。
彼は、電文を握りしめたまま、燃える「加賀」の姿と、坂上の冷徹な目を、交互に見た。
そして、彼は、帝国海軍軍人として、あり得ない「反逆」を決意した。
「……草鹿」
「は、はい」
「『大和』へ、返電」
南雲は、ゆっくりと、しかし、一語一語、噛みしめるように言った。
「『一、ミッドウェー攻略ハ、"戦略的価値ナシ" ト判断ス』」
「なっ…長官!」
源田が絶叫した。独断での作戦放棄。これは、抗命(こうめい)だ。
「『二、当方ニ、"国家ノ百年ノ計" ニ関ワル最重要情報アリ。
三、情報源ハ、坂上1尉。信頼度、"無限大" ナリ。
四、コノ情報ヲ一刻モ早ク大本営ニ伝達スルコト、ミッドウェー島占領ニ優先ス』」
「『五、"加賀" ノ損害、大ナリ。全艦隊ヲ以テ護衛シ、本土ヘ帰投ス』」
「――以上だ。打電しろ」
「しかし、長官! 山口司令は…!」
「山口には、別途打電。『全艦隊、反転ノ命令ニ従エ』と!」
艦橋は、もはや恐怖に近い静寂に包まれた。
南雲忠一は、今、自らの全キャリアと、命さえも賭けて、坂上真一という「未来」に、オール・インしたのだ。
源田は、その南雲の狂気じみた「確信」を目の当たりにし、もはや何も言えなかった。
(この男(坂上)は、一体、長官に何を見せたのだ…? 「17隻の空母」とは、一体…?)
坂上は、南雲の背中に、深く、深く頭を下げた。
彼は、この時代の軍人が持つ「覚悟」の重さに、胸を打たれていた。
1942年6月9日 - 柱島(はしらじま)泊地
数日後。
歴史よりも4日早く、そして、「4隻」の空母を伴って――1隻は中破していたが――南雲機動部隊は、呉の柱島泊地(はしらじまはくち)に帰投した。
彼らの帰還は、極秘(ごくひ)とされた。
ミッドウェーでの「大勝利」の報は、まだ国民には知らされていない。
いや、それ以上に、大本営が隠蔽(いんぺい)したのは、中破した「加賀」の姿と、燃料が尽きて「置物」となった、あの異形の戦闘機「F-35B」の存在だった。
「赤城」が投錨(とうびょう)して間もなく、一隻の高速内火艇(ランチ)が、舷側(げんそく)に寄せられた。
タラップを上がってきたのは、鬼のような形相をした、連合艦隊司令長官・山本五十六その人だった。
彼は、南雲、草鹿、源田、そして、異様な軍服(フライトスーツ)のまま直立不動で立つ坂上真一の前に立った。
「……南雲君」
山本の声は、怒りを通り越して、静かだった。
「君は、私の命令に背き、敵前で艦隊を反転させた。
その理由が、この男の言う『未来の話』だというのかね」
「その通りです、長官」
南雲は、一切の動揺を見せずに答えた。
「よかろう」
山本は、坂上を、頭のてっぺんから爪先まで、値踏みするように見つめた。
「坂上1尉、だったか。
今から、貴官を『大和』の作戦室へ招聘(しょうへい)する。
そこで、貴官の言う『国家百年ノ計』とやらを、私に、そして、急ぎ東京から呼び寄せた『ある人物』に、説明してもらおう」
山本は、坂上の横を通り過ぎる際、低い声で、彼にしか聞こえないように付け加えた。
「――もし、貴官の話が、南雲を誑(たぶら)かした戯言(たわごと)であった場合。
貴官と、貴官を信じた南雲には、軍法会議すら生ぬるい。
その覚悟で、来てもらおう」
坂上は、ただ静かに、頷いた。
彼の、たった一人での「本当の戦争」が、今、始まろうとしていた。
1942年6月4日 - 太平洋上、本土への帰投航路
南雲機動部隊は、その航跡(こうせき)に歴史的な大勝利を残し、日本本土へと針路を取っていた。
だが、艦隊に祝勝ムードはなかった。
「赤城」の飛行甲板は、第二次攻撃隊から生還した機体で埋め尽くされていたが、パイロットたちは口々に混乱を語っていた。
「なぜだ? なぜミッドウェーを落とさない?」
「敵空母は沈めたんだろう? なのに、なぜ逃げるように帰るんだ!」
彼らの不満と疑念は、艦橋にまで届いていた。
源田実は、その声に苦虫を噛み潰したような顔で海図を睨んでいる。
彼のプライドは、この「不可解な撤退」によって、勝利の興奮よりも深く傷ついていた。
艦隊の脇では、中破した「加賀」が、懸命の応急修理を受けながら、速度を落として航行していた。その痛々しい姿が、この勝利が「無傷」ではなかったことを、何よりも雄弁に物語っていた。
艦橋の隅で、坂上真一は、水平線を睨んでいた。
彼のフライトスーツは、潮風と硝煙で汚れ、目の下には深いクマが刻まれている。
彼は、F-35Bのコックピットから回収した、もう一つの「オーパーツ」――彼のスマートフォン(バッテリー節約のため、機内モード)と、携帯用ソーラーチャージャーを、静かに点検していた。
(映像は、PMD(タブレット)で見せた。だが、本当の『知識』は、こっち(スマホ)だ)
オフライン保存された、防衛大学校の教科書PDF。基本的な工学理論。第二次大戦の全戦史データ。そして、原子力の基礎理論。
これこそが、彼が日本に持ち帰るべき、本当の「未来」だった。
その時、作戦室の電信員が、血相を変えて飛び込んできた。
「長官! 連合艦隊旗艦『大和』、山本長官より、緊急電です!」
艦橋の空気が、一瞬で張り詰めた。
草鹿参謀長が、震える手で電文を受け取り、読み上げる。
「『一、貴隊ノ戦果、コレヲ認ム。
二、サレド、ミッドウェー攻略中止ノ理由、理解不能。
三、山口(多聞)司令ヨリ、"敵残存艦隊ノ追撃" "ミッドウェー攻略ノ続行" ノ意見具申アリ。
四、南雲長官ハ、現海域ニ留マリ、"飛龍""蒼龍" ヲ山口司令ノ指揮下ニ入レ、ミッドウェー攻略ヲ続行セヨ』
――長官命令、です」
「……!」
南雲の顔が、蒼白になった。
山本長官は、現場の判断(撤退)を「却下」し、作戦の続行を命じてきたのだ。
「見たまえ、坂上1尉!」
源田が、抑えきれない怒りを込めて、坂上を睨みつけた。
「これこそが、司令部の総意だ! 貴様の戯言(たわごと)で、長官の経歴に傷がつくところだった!」
「長官…」
草鹿が、南雲の顔を恐る恐る窺う。
南雲は、動かなかった。
彼は、電文を握りしめたまま、燃える「加賀」の姿と、坂上の冷徹な目を、交互に見た。
そして、彼は、帝国海軍軍人として、あり得ない「反逆」を決意した。
「……草鹿」
「は、はい」
「『大和』へ、返電」
南雲は、ゆっくりと、しかし、一語一語、噛みしめるように言った。
「『一、ミッドウェー攻略ハ、"戦略的価値ナシ" ト判断ス』」
「なっ…長官!」
源田が絶叫した。独断での作戦放棄。これは、抗命(こうめい)だ。
「『二、当方ニ、"国家ノ百年ノ計" ニ関ワル最重要情報アリ。
三、情報源ハ、坂上1尉。信頼度、"無限大" ナリ。
四、コノ情報ヲ一刻モ早ク大本営ニ伝達スルコト、ミッドウェー島占領ニ優先ス』」
「『五、"加賀" ノ損害、大ナリ。全艦隊ヲ以テ護衛シ、本土ヘ帰投ス』」
「――以上だ。打電しろ」
「しかし、長官! 山口司令は…!」
「山口には、別途打電。『全艦隊、反転ノ命令ニ従エ』と!」
艦橋は、もはや恐怖に近い静寂に包まれた。
南雲忠一は、今、自らの全キャリアと、命さえも賭けて、坂上真一という「未来」に、オール・インしたのだ。
源田は、その南雲の狂気じみた「確信」を目の当たりにし、もはや何も言えなかった。
(この男(坂上)は、一体、長官に何を見せたのだ…? 「17隻の空母」とは、一体…?)
坂上は、南雲の背中に、深く、深く頭を下げた。
彼は、この時代の軍人が持つ「覚悟」の重さに、胸を打たれていた。
1942年6月9日 - 柱島(はしらじま)泊地
数日後。
歴史よりも4日早く、そして、「4隻」の空母を伴って――1隻は中破していたが――南雲機動部隊は、呉の柱島泊地(はしらじまはくち)に帰投した。
彼らの帰還は、極秘(ごくひ)とされた。
ミッドウェーでの「大勝利」の報は、まだ国民には知らされていない。
いや、それ以上に、大本営が隠蔽(いんぺい)したのは、中破した「加賀」の姿と、燃料が尽きて「置物」となった、あの異形の戦闘機「F-35B」の存在だった。
「赤城」が投錨(とうびょう)して間もなく、一隻の高速内火艇(ランチ)が、舷側(げんそく)に寄せられた。
タラップを上がってきたのは、鬼のような形相をした、連合艦隊司令長官・山本五十六その人だった。
彼は、南雲、草鹿、源田、そして、異様な軍服(フライトスーツ)のまま直立不動で立つ坂上真一の前に立った。
「……南雲君」
山本の声は、怒りを通り越して、静かだった。
「君は、私の命令に背き、敵前で艦隊を反転させた。
その理由が、この男の言う『未来の話』だというのかね」
「その通りです、長官」
南雲は、一切の動揺を見せずに答えた。
「よかろう」
山本は、坂上を、頭のてっぺんから爪先まで、値踏みするように見つめた。
「坂上1尉、だったか。
今から、貴官を『大和』の作戦室へ招聘(しょうへい)する。
そこで、貴官の言う『国家百年ノ計』とやらを、私に、そして、急ぎ東京から呼び寄せた『ある人物』に、説明してもらおう」
山本は、坂上の横を通り過ぎる際、低い声で、彼にしか聞こえないように付け加えた。
「――もし、貴官の話が、南雲を誑(たぶら)かした戯言(たわごと)であった場合。
貴官と、貴官を信じた南雲には、軍法会議すら生ぬるい。
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