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EP 15
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過去の天才、未来の悪魔
1942年6月10日 - 呉海軍工廠 第11海軍航空廠(広廠)
呉は、異様な空気に包まれていた。
柱島に帰投した南雲機動部隊の「ミッドウェー大勝利」の報は、まだトップシークレットとして厳重に秘匿されている。
それ以上に、海軍内部で絶対の機密とされたのが、「それ」の存在だった。
呉工廠の最も奥深く、厳重に閉鎖された巨大なドック。
その周囲は、海軍憲兵隊によって二重三重に封鎖され、許可証を持つ者以外、たとえ将官であっても立ち入りは許されなかった。
ドックの中央。
煌々と焚かれた照明の下に、F-35B(ヴァルキリー1)は、まるで異世界から召喚された鋼鉄の魔獣のように、静かに鎮座していた。
燃料も電源も尽きたそれは、ただの置物のはずだった。だが、その機体から発せられる無言の圧力は、集められた日本の「頭脳」たちを圧倒していた。
「……これが」
その男は、設計図用の万年筆を握りしめたまま、機体を見上げていた。
三菱重工業の設計主任、堀越二郎。
彼こそが、ミッドウェーの空で坂上の戦術(ハンター)の主役となった、零式艦上戦闘機の生みの親だった。
彼の隣には、中島飛行機の小山悌、愛知航空機の尾崎紀男ら、日本の航空技術の粋が一堂に会していた。
彼らは、山本五十六長官の特命により、「新型航空機開発」という名目で、半ば強制的に呉へ集められたのだ。
「これが、ミッドウェーで米空母を沈めた『秘密兵器』…」
堀越は、機体の滑らかな表面に、そっと指を這わせた。
「……違う」
堀越は、その感触に戦慄した。
「リベット(鋲)がない。主翼と胴体の接合部が、まるで一つの鋳物のように滑らかだ…どうやって接合している?
そして、この外板。ジュラルミン(超々ジュラルミン)ではない。鉄でもない。まるで…陶器(セラミック)か、樹脂(プラスチック)のようだ…」
他の技術者たちも、異常さに気づいていた。
「エンジンを見ろ! 排気口が一つしかないぞ!」
「単発…? この巨体(図体)でか!」
「車輪(脚)の格納庫(ハッチ)の縁(ふち)を見てみろ、ギザギザだ。工作不良か? いや、意図的だ…」
彼らが、自分たちの常識では計り知れない「何か」を前に呆然としていると、ドックの入り口から、足音と共に声がした。
「皆さん、お集まりいただき、感謝します」
現れたのは、あの異様な軍服(フライトスーツ)のままの坂上真一と、鬼の形相の山本五十六だった。
「この男が、坂上真一1等空尉」
山本が紹介する。
「これより、このドックで行われる全ての開発行為の『最高顧問』である。
彼の言葉は、この私(山本)の言葉と思え。
――坂上顧問、始めてくれたまえ」
坂上は、集まった「過去の天才」たちに対し、一礼した。
「光栄です、堀越先生、小山先生。私は、貴官らが設計された零戦や隼の、遥か未来の『子孫』に乗っていた者です」
彼は、黒板(ブラックボード)に、チョークで一つの図を描き始めた。
それは、F-35Bの胴体を貫く、F135エンジンの、単純な「概念図」だった。
空気を吸い込む「ファン」、圧縮する「圧縮機」、燃やす「燃焼室」、そして噴き出す「タービン」。
「――『ジェットエンジン』です」
「……!」
技術者たちの色めき立った。
「ドイツの『ハインケルHe178』か!」「『橘花(きっか)』で研究中の『ネ20』の仲間か!」
「似ていますが、全く違います」
坂上は、図の先端の「ファン」を指差した。
「これは『ターボファン』エンジン。ネ20(ターボジェット)が吸い込む空気の、何倍もの空気を『バイパス(迂回)』させ、後方へ叩きつける。
低燃費、大推力。だからこそ、この機体は、単発でもマッハ1.6で飛び、垂直に着陸できる」
堀越二郎は、その理論の合理性に息を呑んだ。
だが、同時に、彼は技術者として、その「実現不可能性」にも気づいていた。
「坂上顧問」
堀越が、静かに尋ねた。
「その理論は素晴らしい。…だが、その『タービン』とやらを回す燃焼ガスの温度は、何度かね?」
「常用で摂氏1,500度。最大時は2,000度を超えます」
「……!」
堀越は、絶望的な顔で首を振った。
「不可能だ。
1,500度の熱に耐え、なおかつ毎分1万回転以上の遠心力に耐えうる金属(メタル)など、この世には存在しない。
我々が今、ネ20で苦労している『耐熱合金』ですら、700度で歪み始めているのだぞ!」
その通りだった。
坂上は、自分のスマートフォン(データ)に、F-35Bのタービンブレード(ニッケル基単結晶超合金)の分子構造図が保存されていることを知っていたが、それを見せたところで、今の日本には、その合金を精製するための「真空誘導溶解炉」すら存在しない。
ドックに、重苦しい沈黙が漂った。
未来の技術は、あまりにも「未来」すぎた。
このF-35Bは、ピラミッドの頂上だ。石ころ(基礎技術)すらない場所に、頂上だけを持ってきても、それは建たない。
「だからこそ」
坂上は、その沈黙を破った。
「我々は、これ(F-35B)を『コピー』するのではない。
これの『思想(コンセプト)』を盗むのです」
「思想…だと?」
「堀越先生。貴官は零戦で、究極の『軽量化』と『格闘性能』を追求した。
だが、この機体(F-35B)の思想は、真逆です。
――『パイロットの生存性』と『探知されなさ(ステルス)』。
そして、何よりも『システム(電子機器)』です」
坂上は、F-35Bの機首を叩いた。
「この中には『レーダー(電探)』が入っています。
貴官らの二号一型電探の、100倍の性能を持つものです。
B-29を、マリアナから飛び立つ前に探知し、
零戦の20ミリ機銃が届く前に、ミサイル(誘導弾)で撃ち落とすためのものです」
彼は、集まった天才たちを見渡した。
「ジェットエンジンは、今の日本では作れない。
だが、私の知識を使えば、『ネ20』の信頼性を高め、実用化を2年早めることはできる。
高高度迎撃機『秋水』(ロケット戦闘機)も、爆発事故を起こさない安全な燃料を、私が指導できる」
「レーダーも、コピーは無理だ。
だが、今の二号一型電探を、私の『未来の電子工学理論』で『魔改造』し、探知距離を3倍に伸ばし、小型化し、夜間戦闘機(月光)に搭載することはできる!」
坂上の熱弁が、絶望しかけていた技術者たちの目に、再び光を灯した。
「我々がやるのは、コピーではない。
――『ハイブリッド(融合)』です。
貴官らの持つ『1942年の技術』に、私の『2025年の知識』を掛け合わせ、
米国がB-29と原子爆弾を完成させる『1945年』より先に、
日本を『要塞化』する兵器群を、作り上げるのです!」
同日 - 東京・市ヶ谷 陸軍省
その頃、東京の陸軍省・大臣室では、東條英機首相(兼陸軍大臣)が、海軍から提出された「ミッドウェー海戦 戦果報告(秘)」を、不機嫌極まりない顔で読んでいた。
「……米空母3隻撃破。我が方、空母1隻中破のみ。
馬鹿馬鹿しい」
東條は、書類を机に叩きつけた。
「嶋田(海相)は、これを信じろと言うのか。
真珠湾以上の、出来すぎた戦果だ。…にもかかわらず、ミッドウェーを占領せず、抗命してまで反転?
海軍は、何かを隠している」
彼の前に立つ、憲兵隊司令官・東條英教(ひでのり)が、低い声で進言した。
「はっ。呉の周辺が、異常なほど厳戒態勢にあります。
海軍が、本土決戦用の『秘密兵器』を開発中との噂。
その中核に、ミッドウェーから帰投した『謎の男』がいると」
「謎の男…?」
「国籍、所属、一切不明。しかし、南雲中将が『神』のように崇め、山本五十六長官が、直々に『最高顧問』の地位を与えたとか」
東條英機は、その爬虫類のような冷たい目で、窓の外の皇居を見た。
「……海軍め。この陸軍(わたし)を出し抜いて、手柄を独占するつもりか。
その『神』とやらが、一体何者なのか。
――徹底的に、洗え」
坂上真一の知らないところで、日本という国家の「内部」にもまた、彼に対する「見えざる敵」が、動き始めていた。
1942年6月10日 - 呉海軍工廠 第11海軍航空廠(広廠)
呉は、異様な空気に包まれていた。
柱島に帰投した南雲機動部隊の「ミッドウェー大勝利」の報は、まだトップシークレットとして厳重に秘匿されている。
それ以上に、海軍内部で絶対の機密とされたのが、「それ」の存在だった。
呉工廠の最も奥深く、厳重に閉鎖された巨大なドック。
その周囲は、海軍憲兵隊によって二重三重に封鎖され、許可証を持つ者以外、たとえ将官であっても立ち入りは許されなかった。
ドックの中央。
煌々と焚かれた照明の下に、F-35B(ヴァルキリー1)は、まるで異世界から召喚された鋼鉄の魔獣のように、静かに鎮座していた。
燃料も電源も尽きたそれは、ただの置物のはずだった。だが、その機体から発せられる無言の圧力は、集められた日本の「頭脳」たちを圧倒していた。
「……これが」
その男は、設計図用の万年筆を握りしめたまま、機体を見上げていた。
三菱重工業の設計主任、堀越二郎。
彼こそが、ミッドウェーの空で坂上の戦術(ハンター)の主役となった、零式艦上戦闘機の生みの親だった。
彼の隣には、中島飛行機の小山悌、愛知航空機の尾崎紀男ら、日本の航空技術の粋が一堂に会していた。
彼らは、山本五十六長官の特命により、「新型航空機開発」という名目で、半ば強制的に呉へ集められたのだ。
「これが、ミッドウェーで米空母を沈めた『秘密兵器』…」
堀越は、機体の滑らかな表面に、そっと指を這わせた。
「……違う」
堀越は、その感触に戦慄した。
「リベット(鋲)がない。主翼と胴体の接合部が、まるで一つの鋳物のように滑らかだ…どうやって接合している?
そして、この外板。ジュラルミン(超々ジュラルミン)ではない。鉄でもない。まるで…陶器(セラミック)か、樹脂(プラスチック)のようだ…」
他の技術者たちも、異常さに気づいていた。
「エンジンを見ろ! 排気口が一つしかないぞ!」
「単発…? この巨体(図体)でか!」
「車輪(脚)の格納庫(ハッチ)の縁(ふち)を見てみろ、ギザギザだ。工作不良か? いや、意図的だ…」
彼らが、自分たちの常識では計り知れない「何か」を前に呆然としていると、ドックの入り口から、足音と共に声がした。
「皆さん、お集まりいただき、感謝します」
現れたのは、あの異様な軍服(フライトスーツ)のままの坂上真一と、鬼の形相の山本五十六だった。
「この男が、坂上真一1等空尉」
山本が紹介する。
「これより、このドックで行われる全ての開発行為の『最高顧問』である。
彼の言葉は、この私(山本)の言葉と思え。
――坂上顧問、始めてくれたまえ」
坂上は、集まった「過去の天才」たちに対し、一礼した。
「光栄です、堀越先生、小山先生。私は、貴官らが設計された零戦や隼の、遥か未来の『子孫』に乗っていた者です」
彼は、黒板(ブラックボード)に、チョークで一つの図を描き始めた。
それは、F-35Bの胴体を貫く、F135エンジンの、単純な「概念図」だった。
空気を吸い込む「ファン」、圧縮する「圧縮機」、燃やす「燃焼室」、そして噴き出す「タービン」。
「――『ジェットエンジン』です」
「……!」
技術者たちの色めき立った。
「ドイツの『ハインケルHe178』か!」「『橘花(きっか)』で研究中の『ネ20』の仲間か!」
「似ていますが、全く違います」
坂上は、図の先端の「ファン」を指差した。
「これは『ターボファン』エンジン。ネ20(ターボジェット)が吸い込む空気の、何倍もの空気を『バイパス(迂回)』させ、後方へ叩きつける。
低燃費、大推力。だからこそ、この機体は、単発でもマッハ1.6で飛び、垂直に着陸できる」
堀越二郎は、その理論の合理性に息を呑んだ。
だが、同時に、彼は技術者として、その「実現不可能性」にも気づいていた。
「坂上顧問」
堀越が、静かに尋ねた。
「その理論は素晴らしい。…だが、その『タービン』とやらを回す燃焼ガスの温度は、何度かね?」
「常用で摂氏1,500度。最大時は2,000度を超えます」
「……!」
堀越は、絶望的な顔で首を振った。
「不可能だ。
1,500度の熱に耐え、なおかつ毎分1万回転以上の遠心力に耐えうる金属(メタル)など、この世には存在しない。
我々が今、ネ20で苦労している『耐熱合金』ですら、700度で歪み始めているのだぞ!」
その通りだった。
坂上は、自分のスマートフォン(データ)に、F-35Bのタービンブレード(ニッケル基単結晶超合金)の分子構造図が保存されていることを知っていたが、それを見せたところで、今の日本には、その合金を精製するための「真空誘導溶解炉」すら存在しない。
ドックに、重苦しい沈黙が漂った。
未来の技術は、あまりにも「未来」すぎた。
このF-35Bは、ピラミッドの頂上だ。石ころ(基礎技術)すらない場所に、頂上だけを持ってきても、それは建たない。
「だからこそ」
坂上は、その沈黙を破った。
「我々は、これ(F-35B)を『コピー』するのではない。
これの『思想(コンセプト)』を盗むのです」
「思想…だと?」
「堀越先生。貴官は零戦で、究極の『軽量化』と『格闘性能』を追求した。
だが、この機体(F-35B)の思想は、真逆です。
――『パイロットの生存性』と『探知されなさ(ステルス)』。
そして、何よりも『システム(電子機器)』です」
坂上は、F-35Bの機首を叩いた。
「この中には『レーダー(電探)』が入っています。
貴官らの二号一型電探の、100倍の性能を持つものです。
B-29を、マリアナから飛び立つ前に探知し、
零戦の20ミリ機銃が届く前に、ミサイル(誘導弾)で撃ち落とすためのものです」
彼は、集まった天才たちを見渡した。
「ジェットエンジンは、今の日本では作れない。
だが、私の知識を使えば、『ネ20』の信頼性を高め、実用化を2年早めることはできる。
高高度迎撃機『秋水』(ロケット戦闘機)も、爆発事故を起こさない安全な燃料を、私が指導できる」
「レーダーも、コピーは無理だ。
だが、今の二号一型電探を、私の『未来の電子工学理論』で『魔改造』し、探知距離を3倍に伸ばし、小型化し、夜間戦闘機(月光)に搭載することはできる!」
坂上の熱弁が、絶望しかけていた技術者たちの目に、再び光を灯した。
「我々がやるのは、コピーではない。
――『ハイブリッド(融合)』です。
貴官らの持つ『1942年の技術』に、私の『2025年の知識』を掛け合わせ、
米国がB-29と原子爆弾を完成させる『1945年』より先に、
日本を『要塞化』する兵器群を、作り上げるのです!」
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その頃、東京の陸軍省・大臣室では、東條英機首相(兼陸軍大臣)が、海軍から提出された「ミッドウェー海戦 戦果報告(秘)」を、不機嫌極まりない顔で読んでいた。
「……米空母3隻撃破。我が方、空母1隻中破のみ。
馬鹿馬鹿しい」
東條は、書類を机に叩きつけた。
「嶋田(海相)は、これを信じろと言うのか。
真珠湾以上の、出来すぎた戦果だ。…にもかかわらず、ミッドウェーを占領せず、抗命してまで反転?
海軍は、何かを隠している」
彼の前に立つ、憲兵隊司令官・東條英教(ひでのり)が、低い声で進言した。
「はっ。呉の周辺が、異常なほど厳戒態勢にあります。
海軍が、本土決戦用の『秘密兵器』を開発中との噂。
その中核に、ミッドウェーから帰投した『謎の男』がいると」
「謎の男…?」
「国籍、所属、一切不明。しかし、南雲中将が『神』のように崇め、山本五十六長官が、直々に『最高顧問』の地位を与えたとか」
東條英機は、その爬虫類のような冷たい目で、窓の外の皇居を見た。
「……海軍め。この陸軍(わたし)を出し抜いて、手柄を独占するつもりか。
その『神』とやらが、一体何者なのか。
――徹底的に、洗え」
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