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EP 4
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狼王来襲『よろしくな、ご主人!』
竜王との契約によって懐(善行ポイント)が温まった太郎は、店の設備投資を行っていた。
といっても、派手な改築をするわけではない。
通販で購入した「業務用の大型冷蔵庫(魔石駆動に改造できるポータブル電源付き)」や「座り心地の良い丸椅子」など、地味だが確実に作業効率を上げるアイテムばかりだ。
「よし、これで仕込みの量を倍に増やせるね」
太郎が満足げに頷いた、その時だった。
ドォォォォォン!!
静寂な森を揺るがす爆音と共に、店の近くの木々がなぎ倒された。
砂煙の中から飛び出してきたのは、銀色の毛並みを持つ巨大な影。
それは人間の青年の姿に変わると、土足のまま屋台のカウンターに足を乗せ、叫んだ。
「オヤジぃ! 飯だ飯だァ! 腹が減って死にそうだぜぇ!!」
現れたのは、三代調停者の一角、狼王フェンリル。
野性味あふれる銀髪に、猛獣のような瞳。全身から発する殺気だけで、小動物ならショック死しかねないプレッシャーを放っている。
厨房にいたデュークが、こめかみに青筋を立てて包丁を叩きつけた。
「……また貴様か、駄犬。食い逃げする金ならねえと言ったはずだが?」
「あァ? 細かいこたぁいいんだよ! 俺に飯を出せることを光栄に思いやがれ! さもねぇと、このボロ屋台ごと食い尽くすぞ!」
一触即発。
竜王の黄金の闘気と、狼王の白銀の冷気がぶつかり合い、屋台の骨組みがミシミシと悲鳴を上げる。
物理的に店が壊れる寸前だった。
「――お客さん、困ります」
割って入ったのは、太郎だった。
彼は二柱の間にスッと体を滑り込ませると、カウンターに乗せられたフェンリルの足を、ふきんでペシッと叩いた。
「ここは食事をする場所です。足を乗せないでください」
静かな声だった。
だが、そのあまりに自然体な態度に、フェンリルは目を丸くした。
「あァ? なんだテメェ……人間か? 俺が怖くねぇのか?」
フェンリルが顔を近づけ、鋭い牙を見せて威嚇する。
並の人間なら失禁して逃げ出す距離だ。
しかし、太郎は眉一つ動かさず、フェンリルの目を真っ直ぐに見返した。
「怖いとか怖くないとかじゃなくて、迷惑なんです。お腹が減ってるんでしょう?」
「……おう」
「なら、暴れないで座って待っててください。美味しいのを出しますから」
太郎の瞳には、恐怖も、へりくだりもなかった。
あるのは「腹を空かせた客(あるいは野良犬)」を案じる、海のように深い慈悲だけ。
その底知れぬ器の大きさに、フェンリルは毒気を抜かれたように座り込んだ。
「……へっ、変わった人間だな。いいぜ、不味かったらテメェから食ってやる」
太郎は厨房に戻ると、電子ボードを展開した。
相手は肉食の狼王。中途半端な料理では満足しないだろう。
昨夜手に入れた100万ポイントがある今、ケチる必要はない。
『購入:最高級A5ランク黒毛和牛ステーキ(シャトーブリアン) 5kg』
『購入:コーラ(1.5リットル)』
届いた極厚の肉塊を、強火のフライパンで一気に焼き上げる。
ジューッ! という音と共に、脂の焼ける甘く暴力的な香りが立ち込めた。
表面はカリッと、中はレアに。仕上げに特製のガーリックソースをたっぷりとかける。
「お待ちどうさま」
ドン、と置かれたのは、山盛りのステーキと、氷を入れたジョッキに注がれた黒い炭酸水。
「なんだこりゃ……肉か? 今まで嗅いだことのない匂いがするな」
フェンリルはフォークも使わず、手づかみで肉にかぶりついた。
「――ッ!?」
咀嚼した瞬間、狼王の動きが止まった。
口の中でとろける脂の甘み。濃厚な肉汁。そしてニンニクのパンチ。
野生の獲物には決して存在しない、計算し尽くされた「旨味の暴力」が脳髄を直撃した。
「んぐっ、んぐっ……う、美味ぇ……! なんだこれ、美味すぎるぞオイ!!」
フェンリルは涙目になりながら、肉を貪り食った。
喉が渇けば、横にある黒い水(コーラ)を煽る。
シュワワワ!
強烈な炭酸の刺激と、砂糖の甘みが喉を駆け抜ける。
「ぐはぁっ! この黒い水、舌が痺れるのに止まんねぇ! 最高だ!!」
あっという間に5キロの肉とコーラが消えた。
フェンリルは恍惚とした表情で、空になった皿を舐めた。
そして、満足げに腹をさすりながら、キラキラした目で太郎を見た。
「……なぁ、アンタ」
「はい、お粗末さまでした」
「アンタ、すげぇな。デュークの旦那が連れてるからどんなもんかと思ったが……俺、こんな美味いもん食ったの初めてだ」
フェンリルは椅子から立ち上がると、太郎の前に跪くような姿勢をとった。
それは、野生の王が初めて人間に示した、服従のポーズだった。
「俺は強い奴が好きだ。だが、アンタみたいな『底が見えねぇ奴』はもっと好きだぜ」
ニッと笑い、フェンリルは宣言した。
「決めた。俺はアンタの犬になる」
「犬……ですか?」
「おう! 美味い飯を食わせてくれるなら、俺の爪も牙も、全部アンタの為に使ってやるよ」
フェンリルは太郎の手を握りしめ、ブンブンと振った。
「よろしくな、ご主人! 食い逃げはもうしねぇ、その代わり、死ぬほど美味い飯を食わせてくれよな!」
その瞬間、再び電子ボードが輝いた。
【システム通知:調停者・狼王フェンリルとの『主従契約(忠犬)』が成立しました】
【偉業達成! 破壊の化身を手懐けました】
【獲得善行ポイント:2,000,000 P】
「……また増えた」
太郎は苦笑しながら、新しい「従業員」の頭を撫でた。
フェンリルは嬉しそうに目を細め、幻覚の尻尾を振っているように見えた。
「おい太郎、そいつを甘やかすな。図に乗るぞ」
デュークが呆れ顔で言ったが、その表情はどこか楽しげだった。
こうして、森のラーメン屋に、最強の番犬(警備員兼ホール係)が加わったのである。
竜王との契約によって懐(善行ポイント)が温まった太郎は、店の設備投資を行っていた。
といっても、派手な改築をするわけではない。
通販で購入した「業務用の大型冷蔵庫(魔石駆動に改造できるポータブル電源付き)」や「座り心地の良い丸椅子」など、地味だが確実に作業効率を上げるアイテムばかりだ。
「よし、これで仕込みの量を倍に増やせるね」
太郎が満足げに頷いた、その時だった。
ドォォォォォン!!
静寂な森を揺るがす爆音と共に、店の近くの木々がなぎ倒された。
砂煙の中から飛び出してきたのは、銀色の毛並みを持つ巨大な影。
それは人間の青年の姿に変わると、土足のまま屋台のカウンターに足を乗せ、叫んだ。
「オヤジぃ! 飯だ飯だァ! 腹が減って死にそうだぜぇ!!」
現れたのは、三代調停者の一角、狼王フェンリル。
野性味あふれる銀髪に、猛獣のような瞳。全身から発する殺気だけで、小動物ならショック死しかねないプレッシャーを放っている。
厨房にいたデュークが、こめかみに青筋を立てて包丁を叩きつけた。
「……また貴様か、駄犬。食い逃げする金ならねえと言ったはずだが?」
「あァ? 細かいこたぁいいんだよ! 俺に飯を出せることを光栄に思いやがれ! さもねぇと、このボロ屋台ごと食い尽くすぞ!」
一触即発。
竜王の黄金の闘気と、狼王の白銀の冷気がぶつかり合い、屋台の骨組みがミシミシと悲鳴を上げる。
物理的に店が壊れる寸前だった。
「――お客さん、困ります」
割って入ったのは、太郎だった。
彼は二柱の間にスッと体を滑り込ませると、カウンターに乗せられたフェンリルの足を、ふきんでペシッと叩いた。
「ここは食事をする場所です。足を乗せないでください」
静かな声だった。
だが、そのあまりに自然体な態度に、フェンリルは目を丸くした。
「あァ? なんだテメェ……人間か? 俺が怖くねぇのか?」
フェンリルが顔を近づけ、鋭い牙を見せて威嚇する。
並の人間なら失禁して逃げ出す距離だ。
しかし、太郎は眉一つ動かさず、フェンリルの目を真っ直ぐに見返した。
「怖いとか怖くないとかじゃなくて、迷惑なんです。お腹が減ってるんでしょう?」
「……おう」
「なら、暴れないで座って待っててください。美味しいのを出しますから」
太郎の瞳には、恐怖も、へりくだりもなかった。
あるのは「腹を空かせた客(あるいは野良犬)」を案じる、海のように深い慈悲だけ。
その底知れぬ器の大きさに、フェンリルは毒気を抜かれたように座り込んだ。
「……へっ、変わった人間だな。いいぜ、不味かったらテメェから食ってやる」
太郎は厨房に戻ると、電子ボードを展開した。
相手は肉食の狼王。中途半端な料理では満足しないだろう。
昨夜手に入れた100万ポイントがある今、ケチる必要はない。
『購入:最高級A5ランク黒毛和牛ステーキ(シャトーブリアン) 5kg』
『購入:コーラ(1.5リットル)』
届いた極厚の肉塊を、強火のフライパンで一気に焼き上げる。
ジューッ! という音と共に、脂の焼ける甘く暴力的な香りが立ち込めた。
表面はカリッと、中はレアに。仕上げに特製のガーリックソースをたっぷりとかける。
「お待ちどうさま」
ドン、と置かれたのは、山盛りのステーキと、氷を入れたジョッキに注がれた黒い炭酸水。
「なんだこりゃ……肉か? 今まで嗅いだことのない匂いがするな」
フェンリルはフォークも使わず、手づかみで肉にかぶりついた。
「――ッ!?」
咀嚼した瞬間、狼王の動きが止まった。
口の中でとろける脂の甘み。濃厚な肉汁。そしてニンニクのパンチ。
野生の獲物には決して存在しない、計算し尽くされた「旨味の暴力」が脳髄を直撃した。
「んぐっ、んぐっ……う、美味ぇ……! なんだこれ、美味すぎるぞオイ!!」
フェンリルは涙目になりながら、肉を貪り食った。
喉が渇けば、横にある黒い水(コーラ)を煽る。
シュワワワ!
強烈な炭酸の刺激と、砂糖の甘みが喉を駆け抜ける。
「ぐはぁっ! この黒い水、舌が痺れるのに止まんねぇ! 最高だ!!」
あっという間に5キロの肉とコーラが消えた。
フェンリルは恍惚とした表情で、空になった皿を舐めた。
そして、満足げに腹をさすりながら、キラキラした目で太郎を見た。
「……なぁ、アンタ」
「はい、お粗末さまでした」
「アンタ、すげぇな。デュークの旦那が連れてるからどんなもんかと思ったが……俺、こんな美味いもん食ったの初めてだ」
フェンリルは椅子から立ち上がると、太郎の前に跪くような姿勢をとった。
それは、野生の王が初めて人間に示した、服従のポーズだった。
「俺は強い奴が好きだ。だが、アンタみたいな『底が見えねぇ奴』はもっと好きだぜ」
ニッと笑い、フェンリルは宣言した。
「決めた。俺はアンタの犬になる」
「犬……ですか?」
「おう! 美味い飯を食わせてくれるなら、俺の爪も牙も、全部アンタの為に使ってやるよ」
フェンリルは太郎の手を握りしめ、ブンブンと振った。
「よろしくな、ご主人! 食い逃げはもうしねぇ、その代わり、死ぬほど美味い飯を食わせてくれよな!」
その瞬間、再び電子ボードが輝いた。
【システム通知:調停者・狼王フェンリルとの『主従契約(忠犬)』が成立しました】
【偉業達成! 破壊の化身を手懐けました】
【獲得善行ポイント:2,000,000 P】
「……また増えた」
太郎は苦笑しながら、新しい「従業員」の頭を撫でた。
フェンリルは嬉しそうに目を細め、幻覚の尻尾を振っているように見えた。
「おい太郎、そいつを甘やかすな。図に乗るぞ」
デュークが呆れ顔で言ったが、その表情はどこか楽しげだった。
こうして、森のラーメン屋に、最強の番犬(警備員兼ホール係)が加わったのである。
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