2 / 15
EP 2
しおりを挟む
最強の奥様ズ、100均のスポンジで敵を消滅させる
タロー皇国の朝は早い。
だが、国王であるタローはまだ寝ている。
代わりに城内を忙しなく動き回っているのは、この国が誇る二人の王妃だ。
王城の大浴場。
湯気の中で、ピンク色の髪を揺らす可愛らしい女性――第一王妃サリーが、腕まくりをして仁王立ちしていた。
「もうっ! なんでドラゴンの脂汚れって、こんなに落ちないのかしら!」
彼女は元Sランク冒険者にして、全属性を操る大魔法使いである。
普段は『浄化(クリーン)』の魔法で一発なのだが、昨晩竜王デュークが持ち込んだ「最高級アースドラゴンの背脂」の汚れだけは、魔法抵抗(レジスト)が高すぎて落ちなかったのだ。
「……こうなったら、禁呪『ヴォイド・イレイザー(空間消滅)』で、浴槽ごと削り取るしか……」
サリーが物騒な魔力を溜め始めた、その時。
「おーいサリー、朝から物騒なことすんなよー」
あくびを噛み殺しながら、寝巻き姿のタローが入ってきた。
手には、洗面器とタオルを持っている。
「あらタロー様! ごめんなさい、この汚れがどうしても落ちなくて……」
「ん? ああ、ドラゴンの脂か。魔法で無理なら、物理で落とせばいいじゃん」
「物理……? でも、ミスリルのブラシでも傷がつくだけでしたわ?」
サリーが首をかしげる中、タローは虚空から【100円ショップ】スキルでとあるアイテムを取り出した。
それは、真っ白な「直方体の物体」だった。
魔力は一切感じない。豆腐のように柔らかく、頼りない見た目だ。
「これ使いなよ。水につけてこするだけだから」
タローが渡したのは、『メラミンスポンジ(徳用30個入り)』の一つである。
「……水につけて、こするだけ?」
サリーは半信半疑で、その白い物体を濡らし、頑固なドラゴンの脂汚れに当てた。
キュッ、キュッ。
軽い力で数回こする。
「え?」
サリーの目が点になった。
ミスリルのブラシでも落ちなかった汚れが、跡形もなく「消滅」していたのだ。
(なっ……!? 洗浄魔法特有の「分解」のプロセスがない!?)
サリーの魔法使いとしての本能が、警鐘を鳴らした。
これは「汚れを落とした」のではない。
対象物の表面構造をミクロ単位で研磨し、存在そのものを摩擦熱と共に「無」へと帰したのだ。
(なんて恐ろしい……! 物理障壁だろうが魔法結界だろうが、この白き立方体でこすれば、問答無用で「消せる」というの!?)
「す、すごいですタロー様! これ、『対・物理結界消滅キューブ』ですね!?」
「ん? ああ、激落ちくんだね」
「ゲキ……オチ……(劇的に敵を堕とす、という意味かしら……!)」
サリーが白いスポンジを神具のように崇めていると、今度は脱衣所から凛とした声が響いた。
「タロー様、お目覚めでしたか」
現れたのは、黒髪ポニーテールの美女、第二王妃のライザだ。
世界一の剣豪である彼女は、なぜか朝から愛刀である魔剣『竜哭(りゅうこく)』を手に、浮かない顔をしている。
「おはようライザ。どうした、そんな物騒なもん抜いて」
「いえ……昨日の手合わせで、フェンリルの氷壁を斬った際に、少々刃こぼれしてしまいまして。ドワーフの砥石でも修復できないのです」
ライザが悔しそうに刀身を見つめる。
硬度オリハルコンを超える魔剣を研げる砥石など、この世界には存在しない。
「あー、刃こぼれか。どれ貸してごらん」
「えっ? タロー様、素手で触れると指が飛びますよ!?」
慌てるライザを制し、タローは再びスキルを発動。
今度取り出したのは、プラスチックの柄がついた「棒状のヤスリ」だった。
「はいこれ、『ダイヤモンドシャープナー』」
「だいやもんど……? 金剛石のことですか? でも、こんなプラスチックの玩具のような棒で……」
ライザは疑いつつも、タローに言われた通り、魔剣の刃にその棒を当て、数回滑らせた。
ジャリッ、ジャリッ。
小気味いい音が響く。
数回研いだ後、ライザは刀身を確認し――絶句した。
刃こぼれが消えているだけではない。
刀身が、妖しい輝きを放っている。
試しにライザが、そこらに落ちていたタオルを空中に放り、魔剣を一閃させてみた。
ヒュン。
音もなくタオルが両断される。
のみならず、その延長線上にあった大浴場の石壁が、豆腐のようにズレて崩れ落ちた。
「…………は?」
ライザは自分の手と、崩れた壁を交互に見た。
ただの斬撃だ。闘気も魔力も乗せていない。
なのに、斬れ味が数倍……いや、桁違いに跳ね上がっている。
(この棒……表面に「神の硬度」を持つ粒子が定着されているわ! これで研げば、ナマクラ刀ですら聖剣エクスカリバーをも凌駕する「概念切断兵器」に変わる……!)
「あーあ、壁斬っちゃダメじゃんライザ」
「も、申し訳ありません! 力の制御が効かないほど、斬れ味が鋭くなっていて……!」
ライザは震える手で『ダイヤモンドシャープナー』を握りしめた。
このプラスチックの棒さえあれば、自分は神をも斬れる。そう確信した。
「ま、掃除も終わったし、剣も直ったし、朝飯にするか」
タローは崩れた壁など気にした様子もなく(後でサリーが魔法で直せばいいと思っている)、ペタペタとサンダルを鳴らして食堂へ向かう。
残された二人の王妃は、顔を見合わせた。
「サリー。その『白きキューブ』、あとで私に貸してくれないか? 斬った敵の死体処理に使いたい」
「ええ、いいわよライザ。代わりにその『研磨の神具』を貸して。私の魔法杖の先端を尖らせて、刺突属性を付与したいの」
タロー皇国の武力が、またしても底上げされた朝だった。
なお、タローが「これ100円(銅貨1枚)だよ」と言ったのを、二人は「国家予算並みのコストを圧縮した」という意味だと解釈したことは言うまでもない。
タロー皇国の朝は早い。
だが、国王であるタローはまだ寝ている。
代わりに城内を忙しなく動き回っているのは、この国が誇る二人の王妃だ。
王城の大浴場。
湯気の中で、ピンク色の髪を揺らす可愛らしい女性――第一王妃サリーが、腕まくりをして仁王立ちしていた。
「もうっ! なんでドラゴンの脂汚れって、こんなに落ちないのかしら!」
彼女は元Sランク冒険者にして、全属性を操る大魔法使いである。
普段は『浄化(クリーン)』の魔法で一発なのだが、昨晩竜王デュークが持ち込んだ「最高級アースドラゴンの背脂」の汚れだけは、魔法抵抗(レジスト)が高すぎて落ちなかったのだ。
「……こうなったら、禁呪『ヴォイド・イレイザー(空間消滅)』で、浴槽ごと削り取るしか……」
サリーが物騒な魔力を溜め始めた、その時。
「おーいサリー、朝から物騒なことすんなよー」
あくびを噛み殺しながら、寝巻き姿のタローが入ってきた。
手には、洗面器とタオルを持っている。
「あらタロー様! ごめんなさい、この汚れがどうしても落ちなくて……」
「ん? ああ、ドラゴンの脂か。魔法で無理なら、物理で落とせばいいじゃん」
「物理……? でも、ミスリルのブラシでも傷がつくだけでしたわ?」
サリーが首をかしげる中、タローは虚空から【100円ショップ】スキルでとあるアイテムを取り出した。
それは、真っ白な「直方体の物体」だった。
魔力は一切感じない。豆腐のように柔らかく、頼りない見た目だ。
「これ使いなよ。水につけてこするだけだから」
タローが渡したのは、『メラミンスポンジ(徳用30個入り)』の一つである。
「……水につけて、こするだけ?」
サリーは半信半疑で、その白い物体を濡らし、頑固なドラゴンの脂汚れに当てた。
キュッ、キュッ。
軽い力で数回こする。
「え?」
サリーの目が点になった。
ミスリルのブラシでも落ちなかった汚れが、跡形もなく「消滅」していたのだ。
(なっ……!? 洗浄魔法特有の「分解」のプロセスがない!?)
サリーの魔法使いとしての本能が、警鐘を鳴らした。
これは「汚れを落とした」のではない。
対象物の表面構造をミクロ単位で研磨し、存在そのものを摩擦熱と共に「無」へと帰したのだ。
(なんて恐ろしい……! 物理障壁だろうが魔法結界だろうが、この白き立方体でこすれば、問答無用で「消せる」というの!?)
「す、すごいですタロー様! これ、『対・物理結界消滅キューブ』ですね!?」
「ん? ああ、激落ちくんだね」
「ゲキ……オチ……(劇的に敵を堕とす、という意味かしら……!)」
サリーが白いスポンジを神具のように崇めていると、今度は脱衣所から凛とした声が響いた。
「タロー様、お目覚めでしたか」
現れたのは、黒髪ポニーテールの美女、第二王妃のライザだ。
世界一の剣豪である彼女は、なぜか朝から愛刀である魔剣『竜哭(りゅうこく)』を手に、浮かない顔をしている。
「おはようライザ。どうした、そんな物騒なもん抜いて」
「いえ……昨日の手合わせで、フェンリルの氷壁を斬った際に、少々刃こぼれしてしまいまして。ドワーフの砥石でも修復できないのです」
ライザが悔しそうに刀身を見つめる。
硬度オリハルコンを超える魔剣を研げる砥石など、この世界には存在しない。
「あー、刃こぼれか。どれ貸してごらん」
「えっ? タロー様、素手で触れると指が飛びますよ!?」
慌てるライザを制し、タローは再びスキルを発動。
今度取り出したのは、プラスチックの柄がついた「棒状のヤスリ」だった。
「はいこれ、『ダイヤモンドシャープナー』」
「だいやもんど……? 金剛石のことですか? でも、こんなプラスチックの玩具のような棒で……」
ライザは疑いつつも、タローに言われた通り、魔剣の刃にその棒を当て、数回滑らせた。
ジャリッ、ジャリッ。
小気味いい音が響く。
数回研いだ後、ライザは刀身を確認し――絶句した。
刃こぼれが消えているだけではない。
刀身が、妖しい輝きを放っている。
試しにライザが、そこらに落ちていたタオルを空中に放り、魔剣を一閃させてみた。
ヒュン。
音もなくタオルが両断される。
のみならず、その延長線上にあった大浴場の石壁が、豆腐のようにズレて崩れ落ちた。
「…………は?」
ライザは自分の手と、崩れた壁を交互に見た。
ただの斬撃だ。闘気も魔力も乗せていない。
なのに、斬れ味が数倍……いや、桁違いに跳ね上がっている。
(この棒……表面に「神の硬度」を持つ粒子が定着されているわ! これで研げば、ナマクラ刀ですら聖剣エクスカリバーをも凌駕する「概念切断兵器」に変わる……!)
「あーあ、壁斬っちゃダメじゃんライザ」
「も、申し訳ありません! 力の制御が効かないほど、斬れ味が鋭くなっていて……!」
ライザは震える手で『ダイヤモンドシャープナー』を握りしめた。
このプラスチックの棒さえあれば、自分は神をも斬れる。そう確信した。
「ま、掃除も終わったし、剣も直ったし、朝飯にするか」
タローは崩れた壁など気にした様子もなく(後でサリーが魔法で直せばいいと思っている)、ペタペタとサンダルを鳴らして食堂へ向かう。
残された二人の王妃は、顔を見合わせた。
「サリー。その『白きキューブ』、あとで私に貸してくれないか? 斬った敵の死体処理に使いたい」
「ええ、いいわよライザ。代わりにその『研磨の神具』を貸して。私の魔法杖の先端を尖らせて、刺突属性を付与したいの」
タロー皇国の武力が、またしても底上げされた朝だった。
なお、タローが「これ100円(銅貨1枚)だよ」と言ったのを、二人は「国家予算並みのコストを圧縮した」という意味だと解釈したことは言うまでもない。
0
あなたにおすすめの小説
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
72時間ワンオペ死した元球児、女神の『ボッタクリ』通販と『絶対破壊不能』のノートPCで異世界最強のコンビニ・スローライフを始める
月神世一
ファンタジー
「剣? 魔法? いいえ、俺の武器は『鈍器になるノートPC』と『時速160kmの剛速球』です」
あらすじ
ブラックコンビニで72時間連続勤務の末、過労死した元甲子園優勝投手・赤木大地。
目覚めた彼を待っていたのは、コタツでソシャゲ三昧のダメ女神・ルチアナだった。
「手違いで死なせちゃった☆ 詫び石代わりにこれあげる」
渡されたのは、地球のAmazonもGoogleも使える『絶対破壊不能』のノートPC。
ただし、購入レートは定価の10倍という超ボッタクリ仕様!?
「ふざけんな! 俺は静かに暮らしたいんだよ!」
ブラック労働はもうこりごり。大地は異世界の緩衝地帯「ポポロ村」で、地球の物資とコンビニ知識、そして「うなる右腕(ジャイロボール)」を武器に、悠々自適なスローライフを目指す!
……はずが、可愛い月兎族の村長を助けたり、腹ペコのエルフ王女を餌付けしたり、気づけば村の英雄に!?
元球児が投げる「紅蓮の魔球」が唸り、女神の「ボッタクリ通販」が世界を変える!
異世界コンビニ・コメディ、開店ガラガラ!
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
貞操逆転世界の「内助の功」~掃除と料理を極めた俺が、脳筋幼馴染を女王にするまで~
ありゃくね
ファンタジー
前世の記憶が目覚めたそこは、男女の貞操が逆転した異世界だった。
彼が繰り出すのは、現代知識を活かした「お掃除アイテム」、そして胃袋を掴む「絶品手料理」。 ただ快適に暮らしたいだけのマシロの行動は、男に飢えた女騎士たちを狂わせ、国の常識さえも変える一大革命へと繋がっていく。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
序盤でざまぁされる人望ゼロの無能リーダーに転生したので隠れチート主人公を追放せず可愛がったら、なぜか俺の方が英雄扱いされるようになっていた
砂礫レキ
ファンタジー
35歳独身社会人の灰村タクミ。
彼は実家の母から学生時代夢中で書いていた小説をゴミとして燃やしたと電話で告げられる。
そして落ち込んでいる所を通り魔に襲われ死亡した。
死の間際思い出したタクミの夢、それは「自分の書いた物語の主人公になる」ことだった。
その願いが叶ったのか目覚めたタクミは見覚えのあるファンタジー世界の中にいた。
しかし望んでいた主人公「クロノ・ナイトレイ」の姿ではなく、
主人公を追放し序盤で惨めに死ぬ冒険者パーティーの無能リーダー「アルヴァ・グレイブラッド」として。
自尊心が地の底まで落ちているタクミがチート主人公であるクロノに嫉妬する筈もなく、
寧ろ無能と見下されているクロノの実力を周囲に伝え先輩冒険者として支え始める。
結果、アルヴァを粗野で無能なリーダーだと見下していたパーティーメンバーや、
自警団、街の住民たちの視線が変わり始めて……?
更新は昼頃になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる