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EP 16
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勇者リュウ、魔王城と勘違いして突撃する
その日、荒野の彼方にある丘の上に、一人の男が立っていた。
輝くプラチナの鎧に、背中には聖剣。風にたなびく赤いマフラー。
正義の味方を絵に描いたような青年、人類最強の勇者リュウである。
「……間違いない。ここから『世界を滅ぼす気配』がプンプンするぜ」
リュウは眼下に広がる異様な建造物――タクミの『聖域』を睨みつけた。
彼の直感(野生の勘)は正しかった。
あの中には今、魔王ラスティア、竜王デューク、火の精霊王、獣王レオ、そして最凶の妖精キュルリンがひしめき合っている。
魔力濃度だけで言えば、ラストダンジョンの100倍は濃い。
「魔王軍め、こんな辺境に『秘密基地』を作っていたとはな。……待っていろ、罪なき人々よ! この俺が単騎で壊滅させてやる!」
リュウは聖剣を抜き放ち、雄叫びを上げた。
「うぉぉぉぉぉ! 正義執行(ジャスティス・エンフォース)ッ!!」
ドォォォォォォン!!
リュウは足元の地面を爆砕させ、音速で『聖域』へと突撃を開始した。
巻き上がる土煙。飛び散る泥。
彼は一直線に、正門(玄関)を目指す。
◇
「ひぃぃぃぃ!? て、敵襲ゥゥゥゥ!!」
リビングで、タクミは悲鳴を上げた。
モニターに映る『赤い彗星』のような光点。接近速度が速すぎる。
Dr.ギアの警報システムが『危険度測定不能(エラー)』を吐き出している。
「オーナー様! あれは『勇者リュウ』でっせ! 人類の希望にして、歩く破壊兵器! あいつの聖剣一振りで、このシェルターごとカチ割られまっせ!」
ニャングルが尻尾を膨らませて叫ぶ。
勇者。
本来なら頼もしい味方のはずだが、魔王や邪神を住まわせている今の俺たちにとっては『天敵』でしかない。
「ど、どうする!? ラスティアさんたちに出てもらうか!?」
「あきまへん! 魔王と勇者が鉢合わせたら、ここが最終決戦の場になりまっせ! 地図から消えますわ!」
詰んだ。
俺のHPは、勇者の放つ殺気(プレッシャー)だけで【0.5】まで減っている。
玄関まであと10秒。
勇者は泥だらけのブーツで、俺の聖域を踏み荒らそうとしている。
「……泥だらけ?」
その時、優雅に紅茶を淹れていた執事――ネギオがピクリと反応した。
「おやおや。お客様にしては、少々マナーがなっていないようですね」
ネギオは音もなく立ち上がり、スッと姿を消した。
◇
勇者リュウは、勝利を確信していた。
目の前には、邪悪な魔力の巣窟(ただの民家)。
この扉を蹴破り、中の魔王を聖剣で叩き斬る!
「覚悟しろ魔族ども! 俺の聖剣が――」
リュウが玄関前に着地し、土足のまま大理石のステップに足をかけた、その瞬間だった。
「――お客様。靴の汚れを落としてからご入室ください」
目の前に、緑色の頭をした執事が立っていた。
リュウは反射的に聖剣を振るった。
「出たな魔族の門番! 問答無用ッ!」
「人の話を聞きなさい」
スパーーーーーーンッ!!
乾いた音が荒野に響き渡った。
リュウの視界が真っ白になった。
聖剣が空を舞う。
彼の顔面にめり込んでいたのは、スーパーでよく見る立派な『長ネギ』だった。
「あ、が……?」
勇者リュウ、レベル99。
その鋼の肉体が、ネギの一撃(ツッコミ)によって物理法則を無視して回転した。
「玄関マットをお使いくださいと言っているのです。……まったく、最近の若い方は泥の落とし方も知らないのですか」
ネギオは冷ややかな目で見下ろしながら、気絶した勇者の襟首を掴んだ。
「……ふむ。ここで寝られては玄関の美観を損ねますね。地下の『倉庫』にでも放り込んでおきましょう」
◇
「……はっ!?」
リュウが目を覚ました時、そこは薄暗い空間だった。
硬い床ではない。フカフカの絨毯の上だ。
「俺は……そうだ、魔族の執事にやられて……。ここはどこだ? 牢獄か? 地獄か?」
リュウは身構え、周囲を見渡した。
そして、その光景に絶句した。
ピコピコピコ……♪
ズダダダダダダ……!
チャリーン!
無数の光る箱。軽快な電子音。熱狂的な空気。
そこは、地下2階に建設されたばかりの『天魔アミューズメント・パーク(ゲーセンエリア)』だった。
「よお、兄ちゃん。目ぇ覚めたか?」
声をかけてきたのは、小さな妖精キュルリンだった。
彼女は巨大な筐体の前に浮かび、ニヤニヤと笑っていた。
「お前は……妖精? ここは一体……」
「ここは『天魔窟』の地下2階! ボクとタクミが作った最高の遊び場だよ! ……キミ、勇者なんでしょ? 腕に自信ある?」
キュルリンが指差したのは、タロー国からコピーした対戦格闘ゲーム『ストリート・ファイターズ(魔改造版)』だった。
「剣で戦うのもいいけどさ、この『画面の中』で最強を目指してみない? 今ならテストプレイで無料だよ!」
リュウは戸惑った。
だが、画面の中で波動を撃ち合うキャラクターを見て、戦士の本能が疼いた。
これは……高度なシミュレーション訓練装置か!?
「……少しだけだぞ。俺は忙しいんだ」
リュウは筐体の前に座り、レバーを握った。
10分後。
「昇龍ッ! そこだ波動ッ! くそっ、ガードが堅い! もう一回だ!」
1時間後。
「うぉぉぉぉ! コンボが決まったァァァ! 気持ちいいィィィ!」
3時間後。
「……魔王? ああ、そんなのどうでもいい。俺は今、この『リュウ』で全一(全国一位)を取らなきゃならないんだ……!」
勇者リュウ、陥落。
彼は聖剣を放り出し、100円玉(魔石コイン)を積み上げ、廃人ゲーマーへとジョブチェンジしていた。
◇
リビングのモニターでその様子を見ていたタクミは、深い安堵のため息をついた。
「よかった……。暴れ回るかと思ったけど、まさか格ゲーにハマるとは」
「さすがはタロー国の文化侵略兵器でんな。勇者すら骨抜きにしまっせ」
ニャングルが感心しながら電卓を叩く。
「オーナー様、勇者はんには『専属テストプレイヤー』として住み込みで働いてもらいまひょ。彼の反射神経なら、バグチェックに最適ですわ」
「そうだな。……とりあえず、彼がゲームに飽きて地上に出てこないように、ソフトの充実は急務だな」
こうして、『聖域』の住人に新たな戦力が加わった。
勇者リュウ。
地上最強の男は、地下深くのゲーセンで『ハイスコア』という新たな敵と戦い続けることになったのである。
……まあ、たまにトイレ休憩で地上に上がってくると、魔王ラスティアと鉢合わせして「ああっ!?」「げぇっ!?」となるのだが、リベラの『戦闘禁止規約』のおかげで、睨み合いだけで済んでいる。
平和(?)な日々は続いていた。
その日、荒野の彼方にある丘の上に、一人の男が立っていた。
輝くプラチナの鎧に、背中には聖剣。風にたなびく赤いマフラー。
正義の味方を絵に描いたような青年、人類最強の勇者リュウである。
「……間違いない。ここから『世界を滅ぼす気配』がプンプンするぜ」
リュウは眼下に広がる異様な建造物――タクミの『聖域』を睨みつけた。
彼の直感(野生の勘)は正しかった。
あの中には今、魔王ラスティア、竜王デューク、火の精霊王、獣王レオ、そして最凶の妖精キュルリンがひしめき合っている。
魔力濃度だけで言えば、ラストダンジョンの100倍は濃い。
「魔王軍め、こんな辺境に『秘密基地』を作っていたとはな。……待っていろ、罪なき人々よ! この俺が単騎で壊滅させてやる!」
リュウは聖剣を抜き放ち、雄叫びを上げた。
「うぉぉぉぉぉ! 正義執行(ジャスティス・エンフォース)ッ!!」
ドォォォォォォン!!
リュウは足元の地面を爆砕させ、音速で『聖域』へと突撃を開始した。
巻き上がる土煙。飛び散る泥。
彼は一直線に、正門(玄関)を目指す。
◇
「ひぃぃぃぃ!? て、敵襲ゥゥゥゥ!!」
リビングで、タクミは悲鳴を上げた。
モニターに映る『赤い彗星』のような光点。接近速度が速すぎる。
Dr.ギアの警報システムが『危険度測定不能(エラー)』を吐き出している。
「オーナー様! あれは『勇者リュウ』でっせ! 人類の希望にして、歩く破壊兵器! あいつの聖剣一振りで、このシェルターごとカチ割られまっせ!」
ニャングルが尻尾を膨らませて叫ぶ。
勇者。
本来なら頼もしい味方のはずだが、魔王や邪神を住まわせている今の俺たちにとっては『天敵』でしかない。
「ど、どうする!? ラスティアさんたちに出てもらうか!?」
「あきまへん! 魔王と勇者が鉢合わせたら、ここが最終決戦の場になりまっせ! 地図から消えますわ!」
詰んだ。
俺のHPは、勇者の放つ殺気(プレッシャー)だけで【0.5】まで減っている。
玄関まであと10秒。
勇者は泥だらけのブーツで、俺の聖域を踏み荒らそうとしている。
「……泥だらけ?」
その時、優雅に紅茶を淹れていた執事――ネギオがピクリと反応した。
「おやおや。お客様にしては、少々マナーがなっていないようですね」
ネギオは音もなく立ち上がり、スッと姿を消した。
◇
勇者リュウは、勝利を確信していた。
目の前には、邪悪な魔力の巣窟(ただの民家)。
この扉を蹴破り、中の魔王を聖剣で叩き斬る!
「覚悟しろ魔族ども! 俺の聖剣が――」
リュウが玄関前に着地し、土足のまま大理石のステップに足をかけた、その瞬間だった。
「――お客様。靴の汚れを落としてからご入室ください」
目の前に、緑色の頭をした執事が立っていた。
リュウは反射的に聖剣を振るった。
「出たな魔族の門番! 問答無用ッ!」
「人の話を聞きなさい」
スパーーーーーーンッ!!
乾いた音が荒野に響き渡った。
リュウの視界が真っ白になった。
聖剣が空を舞う。
彼の顔面にめり込んでいたのは、スーパーでよく見る立派な『長ネギ』だった。
「あ、が……?」
勇者リュウ、レベル99。
その鋼の肉体が、ネギの一撃(ツッコミ)によって物理法則を無視して回転した。
「玄関マットをお使いくださいと言っているのです。……まったく、最近の若い方は泥の落とし方も知らないのですか」
ネギオは冷ややかな目で見下ろしながら、気絶した勇者の襟首を掴んだ。
「……ふむ。ここで寝られては玄関の美観を損ねますね。地下の『倉庫』にでも放り込んでおきましょう」
◇
「……はっ!?」
リュウが目を覚ました時、そこは薄暗い空間だった。
硬い床ではない。フカフカの絨毯の上だ。
「俺は……そうだ、魔族の執事にやられて……。ここはどこだ? 牢獄か? 地獄か?」
リュウは身構え、周囲を見渡した。
そして、その光景に絶句した。
ピコピコピコ……♪
ズダダダダダダ……!
チャリーン!
無数の光る箱。軽快な電子音。熱狂的な空気。
そこは、地下2階に建設されたばかりの『天魔アミューズメント・パーク(ゲーセンエリア)』だった。
「よお、兄ちゃん。目ぇ覚めたか?」
声をかけてきたのは、小さな妖精キュルリンだった。
彼女は巨大な筐体の前に浮かび、ニヤニヤと笑っていた。
「お前は……妖精? ここは一体……」
「ここは『天魔窟』の地下2階! ボクとタクミが作った最高の遊び場だよ! ……キミ、勇者なんでしょ? 腕に自信ある?」
キュルリンが指差したのは、タロー国からコピーした対戦格闘ゲーム『ストリート・ファイターズ(魔改造版)』だった。
「剣で戦うのもいいけどさ、この『画面の中』で最強を目指してみない? 今ならテストプレイで無料だよ!」
リュウは戸惑った。
だが、画面の中で波動を撃ち合うキャラクターを見て、戦士の本能が疼いた。
これは……高度なシミュレーション訓練装置か!?
「……少しだけだぞ。俺は忙しいんだ」
リュウは筐体の前に座り、レバーを握った。
10分後。
「昇龍ッ! そこだ波動ッ! くそっ、ガードが堅い! もう一回だ!」
1時間後。
「うぉぉぉぉ! コンボが決まったァァァ! 気持ちいいィィィ!」
3時間後。
「……魔王? ああ、そんなのどうでもいい。俺は今、この『リュウ』で全一(全国一位)を取らなきゃならないんだ……!」
勇者リュウ、陥落。
彼は聖剣を放り出し、100円玉(魔石コイン)を積み上げ、廃人ゲーマーへとジョブチェンジしていた。
◇
リビングのモニターでその様子を見ていたタクミは、深い安堵のため息をついた。
「よかった……。暴れ回るかと思ったけど、まさか格ゲーにハマるとは」
「さすがはタロー国の文化侵略兵器でんな。勇者すら骨抜きにしまっせ」
ニャングルが感心しながら電卓を叩く。
「オーナー様、勇者はんには『専属テストプレイヤー』として住み込みで働いてもらいまひょ。彼の反射神経なら、バグチェックに最適ですわ」
「そうだな。……とりあえず、彼がゲームに飽きて地上に出てこないように、ソフトの充実は急務だな」
こうして、『聖域』の住人に新たな戦力が加わった。
勇者リュウ。
地上最強の男は、地下深くのゲーセンで『ハイスコア』という新たな敵と戦い続けることになったのである。
……まあ、たまにトイレ休憩で地上に上がってくると、魔王ラスティアと鉢合わせして「ああっ!?」「げぇっ!?」となるのだが、リベラの『戦闘禁止規約』のおかげで、睨み合いだけで済んでいる。
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