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EP 5
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運命の5分、改変
1942年6月5日、午前4時30分。(日本時間)
ミッドウェー島近海。
南雲機動部隊、旗艦「赤城」。
「第一次攻撃隊、発艦始め!」
日の丸を付けた零戦、九九艦爆、九七艦攻が、次々と夜明け前の空へと飛び立っていく。
南雲忠一中将は、史実通り、ミッドウェー島への空襲を命じた。
彼は、山本長官からの『アマテラス艦隊ノ行動ヲ最優先トセヨ』という電文を、「長官の道楽」と切り捨てていた。
その頃、「赤城」の遥か前方、200カイリ(約370km)先。
米機動部隊と南雲艦隊の「中間」地点。
「出雲艦隊」は、絶対的なステルス性を保ったまま、戦闘態勢に入っていた。
「いずも」CIC。
「司令。南雲艦隊より第一次攻撃隊、発艦。ミッドウェー島へ向かいます」
「米艦隊に動きは?」
坂上真一は、目の前のメインスクリーンに映る戦術マップを睨みつけていた。
イージス艦「まや」艦長、杉浦(すぎうら)の声が回線に響く。
『こちら「まや」。米艦隊、スプルーアンス少将の指揮下。「エンタープライズ」「ホーネット」より、哨戒機(ドーントレス)発艦。南雲艦隊の予想針路上へ向かいます』
史実通りだ。
この哨戒機が、南雲艦隊を発見する。
そして、「ヨークタウン」からの攻撃隊も合流し、あの「運命の5分」が訪れる。
「…三島(みしま)。準備はいいな」
格納庫(ハンガー)で待機する三島健太(F-35Bエース)が、不敵な笑みを浮かべた。
『燃料(ジュース)はギリギリです。菊池(きくち)2佐の特製ブレンド(再精製JP-5)が、途中で爆発しなきゃいいですがね』
菊池玲奈(技術長)が、冷静な声で割り込む。
『RAIJIN(ライジン)、エンジン(F135)の保証最大出力は90%まで。それ以上を出せば、タービンブレードが溶けます。…死にますよ』
『上等だ』
午前6時30分。
『「まや」よりCIC! 米哨戒機、南雲艦隊を捕捉!』
『「たいげい」(潜水艦)よりCIC。米巡洋艦より発進した水上偵察機が、当艦の上空を通過』
戦端が開かれる。
「赤城」のCIC(彼らは「作戦室」と呼んだ)がパニックに陥る。
「敵空母発見!? バカな、どこにいた!」
「ミッドウェー島攻撃隊より入電! 『第二次攻撃ノ要アリ』!」
南雲中将は、史実と同じ、最悪の決断を下した。
「…第二次攻撃隊、魚雷を降ろし、陸用爆弾に換装せよ!」
格納庫は、魚雷と爆弾が入り乱れる地獄絵図と化した。
坂上は、その混乱の電波を、全て傍受していた。
「…愚かだ。だが、これが歴史だ」
午前7時45分。
『「まや」より警告! 米空母3隻より、攻撃隊、発艦! 数およそ150! 南雲艦隊へ向かいます! 到達まで、約50分!』
南雲艦隊は、兵装転換の真っ最中。直掩(ちょくえん)の零戦も、第一次攻撃隊の収容で手一杯だ。
今、米軍攻撃隊が到達すれば、南雲艦隊は全滅する。
「…時間だ」
坂上は、司令官帽を目深にかぶった。
「全艦、戦闘用意。これより、『出雲艦隊』は、米太平洋艦隊第16、第17機動部隊を、武力無力化する」
彼は、マイクを握りしめた。
「三島! 発艦しろ!」
「いずも」のスキージャンプ台から、菊池の技術チームが精製したギリギリの燃料を積んだF-35B、12機が、次々と空に吸い込まれていく。
コールサイン、"RAIJIN"。
「全機、ステルスモード最大。高度5万フィートまで上昇。米艦隊の『真上』を取る」
三島の声が、酸素マスクの向こうから響く。
一方、イージス艦「まや」。
艦長・杉浦は、CICで仁王立ちしていた。
「SPY-1レーダー、アクティブ・モード、照射開始!」
「目標、南雲艦隊へ向かう米攻撃隊(デバステーター、ドーントレス、ワイルドキャット)。距離150カイリ。全機、ロックオン!」
杉浦は、年下の司令官(坂上)の「甘さ」が、内心、気に入らなかった。
(なぜ南雲を助ける。あのような旧時代の艦隊、沈ませておけばよいものを)
だが、彼は「盾」としての任務を完璧に遂行する男だった。
「VLS(垂直発射装置)、SM-2(スタンダードミサイル)、全弾、発射用意」
「…撃て(ファイア)!!」
水平線の影。
南雲艦隊の誰一人、米艦隊の誰一人として気付かない位置から、「まや」は牙を剥いた。
艦橋側面のハッチが次々と開き、白い煙を曳いた「ロケット弾」が、音速の3倍で空を切り裂いていく。
その頃、南雲艦隊に向かっていた米雷撃隊(デバステーター)の隊長は、勝利を確信していた。
「見ろ! ジャップの空母だ! 魚雷、用意!」
その瞬間だった。
彼の視界の端で、僚機が「閃光」と共に消し飛んだ。
「なっ…!? 対空砲火か!? いや、距離がある!」
次の瞬間、彼の機体も凄まじい衝撃に包まれた。
「まや」から放たれたSM-2ミサイルの近接信管が作動し、数千のタングステン片が、旧時代の航空機を「紙」のように引き裂いた。
無線には、絶叫と混乱だけが響き渡った。
『撃墜された! 何だ!? 敵機は見えない!』
『炎の矢だ! 神の…』
南雲艦隊へ向かっていた米攻撃隊150機は、その8割が、目標(南雲艦隊)の姿を見ることすらなく、太平洋の藻屑と消えた。
米空母「エンタープライズ」艦橋。
スプルーアンス少将は、自らの攻撃隊からの通信が、次々と途絶していく様に戦慄していた。
「何が起きている…? 日本軍の新型機か?」
その時、艦隊のレーダーが、一斉に意味不明なノイズで埋め尽くされた。
「CICより報告! 全レーダー、機能停止! 強力なジャミング!」
F-35B(三島)の電子戦(EW)攻撃だった。
米艦隊の「目」が潰された。
「エンタープライズ」の見張り員が、空を指差し、絶叫した。
「て、敵機! 真上! 馬鹿な、レーダーに映らなかったぞ!」
高度5万フィート(1万5千メートル)。
三島は、酸素マスクの奥で、眼下に浮かぶ米空母3隻を「見下ろし」ていた。
(哀れだな、昭和のフネは)
彼のヘルメット・ディスプレイには、目標(ヨークタウン、エンタープライズ、ホーネット)が、赤いロックオン・ボックスで囲まれている。
「RAIJIN-1より全機へ。ミサイル・マスターアーム、オン。目標、各個に割り当て」
「…獲物(ミート)の時間だ」
F-35Bのウェポンベイ(兵器倉)が、静かに開いた。
そこから投下されたのは、この時代には存在しない、対艦ミサイル「JSM(Joint Strike Missile)」。
ステルス性を持ち、自律的に目標を識別する「撃ちっ放し」の知能ミサイルだ。
「全機、撃て(フォックス・スリー)!」
12機のF-35Bから、合計24発の「死神」が放たれた。
「エンタープライズ」の対空砲座は、空しく空を撃ち続けた。
ミサイルは、海面スレスレ(シースキミング)を亜音速で突き進み、米艦隊の貧弱な装甲に突き刺さった。
ドッ! ドドドガアアアアアン!!!
「エンタープライズ」の飛行甲板が、中央からV字に折れ曲がった。
「ホーネット」は、艦橋(アイランド)に直撃を受け、一瞬で火の玉となった。
「ヨークタウン」は、二発のJSMが機関部(ボイラー)を貫通し、航行不能に陥った。
米空母3隻は、わずか数十秒の攻撃で、戦闘能力を完全に喪失した。
その「神の鉄槌」を、ただ一隻、目撃していた者がいた。
潜水艦「たいげい」艦長、黒木(くろき)だ。
彼は、米艦隊の直近、深海50メートルに潜み、潜望鏡を覗いていた。
『こちら「たいげい」。米空母3隻、大破炎上。戦闘継続、不可能と判断』
黒木の冷静すぎる声が、「いずも」CICに響く。
『…なお、護衛の巡洋艦「アストリア」が健在。当艦の射線に入る。…目標ロック』
坂上は、間髪入れずに命じた。
「待て、黒木2佐。撃つな」
『…なぜです、司令。残敵の掃討は、戦術の基本です』
「我々の目的は『殲滅』ではない。『勝利』だ」
坂上は、未だ火の玉となっている米艦隊を見つめていた。
(これで、米海軍の『誇り』は折れた。だが、スプルーアンスを生かして帰す。彼らが「理解不能な力」に負けたと証言することが、早期講和への圧力になる)
「全艦に通達」
坂上は、マイクを握った。
「オペレーション・ミッドウェー、完了。これより我々は、フェーズ2に移行する」
「RAIJIN全機、直ちに帰艦。菊池副長、エンジン冷却急げ」
「杉浦1佐、レーダーをパッシブに戻せ」
「黒木2佐、離脱。針路、東へ。次の目標は、パナマ運河だ」
南雲艦隊は、この歴史的戦闘の「蚊帳の外」だった。
彼らの元には、ただ一つの、信じ難い報告だけがもたらされた。
『敵機動部隊、原因不明ノ大火災! 全艦、戦闘不能ノ模様! 繰り返ス、敵機動部隊、壊滅セリ!』
「赤城」艦橋で、南雲忠一は、その電文を握りしめたまま、呆然と立ち尽くしていた。
「…狐に、つままれたとは、このことか…」
1942年6月5日、午前4時30分。(日本時間)
ミッドウェー島近海。
南雲機動部隊、旗艦「赤城」。
「第一次攻撃隊、発艦始め!」
日の丸を付けた零戦、九九艦爆、九七艦攻が、次々と夜明け前の空へと飛び立っていく。
南雲忠一中将は、史実通り、ミッドウェー島への空襲を命じた。
彼は、山本長官からの『アマテラス艦隊ノ行動ヲ最優先トセヨ』という電文を、「長官の道楽」と切り捨てていた。
その頃、「赤城」の遥か前方、200カイリ(約370km)先。
米機動部隊と南雲艦隊の「中間」地点。
「出雲艦隊」は、絶対的なステルス性を保ったまま、戦闘態勢に入っていた。
「いずも」CIC。
「司令。南雲艦隊より第一次攻撃隊、発艦。ミッドウェー島へ向かいます」
「米艦隊に動きは?」
坂上真一は、目の前のメインスクリーンに映る戦術マップを睨みつけていた。
イージス艦「まや」艦長、杉浦(すぎうら)の声が回線に響く。
『こちら「まや」。米艦隊、スプルーアンス少将の指揮下。「エンタープライズ」「ホーネット」より、哨戒機(ドーントレス)発艦。南雲艦隊の予想針路上へ向かいます』
史実通りだ。
この哨戒機が、南雲艦隊を発見する。
そして、「ヨークタウン」からの攻撃隊も合流し、あの「運命の5分」が訪れる。
「…三島(みしま)。準備はいいな」
格納庫(ハンガー)で待機する三島健太(F-35Bエース)が、不敵な笑みを浮かべた。
『燃料(ジュース)はギリギリです。菊池(きくち)2佐の特製ブレンド(再精製JP-5)が、途中で爆発しなきゃいいですがね』
菊池玲奈(技術長)が、冷静な声で割り込む。
『RAIJIN(ライジン)、エンジン(F135)の保証最大出力は90%まで。それ以上を出せば、タービンブレードが溶けます。…死にますよ』
『上等だ』
午前6時30分。
『「まや」よりCIC! 米哨戒機、南雲艦隊を捕捉!』
『「たいげい」(潜水艦)よりCIC。米巡洋艦より発進した水上偵察機が、当艦の上空を通過』
戦端が開かれる。
「赤城」のCIC(彼らは「作戦室」と呼んだ)がパニックに陥る。
「敵空母発見!? バカな、どこにいた!」
「ミッドウェー島攻撃隊より入電! 『第二次攻撃ノ要アリ』!」
南雲中将は、史実と同じ、最悪の決断を下した。
「…第二次攻撃隊、魚雷を降ろし、陸用爆弾に換装せよ!」
格納庫は、魚雷と爆弾が入り乱れる地獄絵図と化した。
坂上は、その混乱の電波を、全て傍受していた。
「…愚かだ。だが、これが歴史だ」
午前7時45分。
『「まや」より警告! 米空母3隻より、攻撃隊、発艦! 数およそ150! 南雲艦隊へ向かいます! 到達まで、約50分!』
南雲艦隊は、兵装転換の真っ最中。直掩(ちょくえん)の零戦も、第一次攻撃隊の収容で手一杯だ。
今、米軍攻撃隊が到達すれば、南雲艦隊は全滅する。
「…時間だ」
坂上は、司令官帽を目深にかぶった。
「全艦、戦闘用意。これより、『出雲艦隊』は、米太平洋艦隊第16、第17機動部隊を、武力無力化する」
彼は、マイクを握りしめた。
「三島! 発艦しろ!」
「いずも」のスキージャンプ台から、菊池の技術チームが精製したギリギリの燃料を積んだF-35B、12機が、次々と空に吸い込まれていく。
コールサイン、"RAIJIN"。
「全機、ステルスモード最大。高度5万フィートまで上昇。米艦隊の『真上』を取る」
三島の声が、酸素マスクの向こうから響く。
一方、イージス艦「まや」。
艦長・杉浦は、CICで仁王立ちしていた。
「SPY-1レーダー、アクティブ・モード、照射開始!」
「目標、南雲艦隊へ向かう米攻撃隊(デバステーター、ドーントレス、ワイルドキャット)。距離150カイリ。全機、ロックオン!」
杉浦は、年下の司令官(坂上)の「甘さ」が、内心、気に入らなかった。
(なぜ南雲を助ける。あのような旧時代の艦隊、沈ませておけばよいものを)
だが、彼は「盾」としての任務を完璧に遂行する男だった。
「VLS(垂直発射装置)、SM-2(スタンダードミサイル)、全弾、発射用意」
「…撃て(ファイア)!!」
水平線の影。
南雲艦隊の誰一人、米艦隊の誰一人として気付かない位置から、「まや」は牙を剥いた。
艦橋側面のハッチが次々と開き、白い煙を曳いた「ロケット弾」が、音速の3倍で空を切り裂いていく。
その頃、南雲艦隊に向かっていた米雷撃隊(デバステーター)の隊長は、勝利を確信していた。
「見ろ! ジャップの空母だ! 魚雷、用意!」
その瞬間だった。
彼の視界の端で、僚機が「閃光」と共に消し飛んだ。
「なっ…!? 対空砲火か!? いや、距離がある!」
次の瞬間、彼の機体も凄まじい衝撃に包まれた。
「まや」から放たれたSM-2ミサイルの近接信管が作動し、数千のタングステン片が、旧時代の航空機を「紙」のように引き裂いた。
無線には、絶叫と混乱だけが響き渡った。
『撃墜された! 何だ!? 敵機は見えない!』
『炎の矢だ! 神の…』
南雲艦隊へ向かっていた米攻撃隊150機は、その8割が、目標(南雲艦隊)の姿を見ることすらなく、太平洋の藻屑と消えた。
米空母「エンタープライズ」艦橋。
スプルーアンス少将は、自らの攻撃隊からの通信が、次々と途絶していく様に戦慄していた。
「何が起きている…? 日本軍の新型機か?」
その時、艦隊のレーダーが、一斉に意味不明なノイズで埋め尽くされた。
「CICより報告! 全レーダー、機能停止! 強力なジャミング!」
F-35B(三島)の電子戦(EW)攻撃だった。
米艦隊の「目」が潰された。
「エンタープライズ」の見張り員が、空を指差し、絶叫した。
「て、敵機! 真上! 馬鹿な、レーダーに映らなかったぞ!」
高度5万フィート(1万5千メートル)。
三島は、酸素マスクの奥で、眼下に浮かぶ米空母3隻を「見下ろし」ていた。
(哀れだな、昭和のフネは)
彼のヘルメット・ディスプレイには、目標(ヨークタウン、エンタープライズ、ホーネット)が、赤いロックオン・ボックスで囲まれている。
「RAIJIN-1より全機へ。ミサイル・マスターアーム、オン。目標、各個に割り当て」
「…獲物(ミート)の時間だ」
F-35Bのウェポンベイ(兵器倉)が、静かに開いた。
そこから投下されたのは、この時代には存在しない、対艦ミサイル「JSM(Joint Strike Missile)」。
ステルス性を持ち、自律的に目標を識別する「撃ちっ放し」の知能ミサイルだ。
「全機、撃て(フォックス・スリー)!」
12機のF-35Bから、合計24発の「死神」が放たれた。
「エンタープライズ」の対空砲座は、空しく空を撃ち続けた。
ミサイルは、海面スレスレ(シースキミング)を亜音速で突き進み、米艦隊の貧弱な装甲に突き刺さった。
ドッ! ドドドガアアアアアン!!!
「エンタープライズ」の飛行甲板が、中央からV字に折れ曲がった。
「ホーネット」は、艦橋(アイランド)に直撃を受け、一瞬で火の玉となった。
「ヨークタウン」は、二発のJSMが機関部(ボイラー)を貫通し、航行不能に陥った。
米空母3隻は、わずか数十秒の攻撃で、戦闘能力を完全に喪失した。
その「神の鉄槌」を、ただ一隻、目撃していた者がいた。
潜水艦「たいげい」艦長、黒木(くろき)だ。
彼は、米艦隊の直近、深海50メートルに潜み、潜望鏡を覗いていた。
『こちら「たいげい」。米空母3隻、大破炎上。戦闘継続、不可能と判断』
黒木の冷静すぎる声が、「いずも」CICに響く。
『…なお、護衛の巡洋艦「アストリア」が健在。当艦の射線に入る。…目標ロック』
坂上は、間髪入れずに命じた。
「待て、黒木2佐。撃つな」
『…なぜです、司令。残敵の掃討は、戦術の基本です』
「我々の目的は『殲滅』ではない。『勝利』だ」
坂上は、未だ火の玉となっている米艦隊を見つめていた。
(これで、米海軍の『誇り』は折れた。だが、スプルーアンスを生かして帰す。彼らが「理解不能な力」に負けたと証言することが、早期講和への圧力になる)
「全艦に通達」
坂上は、マイクを握った。
「オペレーション・ミッドウェー、完了。これより我々は、フェーズ2に移行する」
「RAIJIN全機、直ちに帰艦。菊池副長、エンジン冷却急げ」
「杉浦1佐、レーダーをパッシブに戻せ」
「黒木2佐、離脱。針路、東へ。次の目標は、パナマ運河だ」
南雲艦隊は、この歴史的戦闘の「蚊帳の外」だった。
彼らの元には、ただ一つの、信じ難い報告だけがもたらされた。
『敵機動部隊、原因不明ノ大火災! 全艦、戦闘不能ノ模様! 繰り返ス、敵機動部隊、壊滅セリ!』
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