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EP 3
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夜の潜入捜査 ~スキル『酒保』の正しい使い方~
夜の帳が下りると、ポポロ村は静寂に包まれた。
だが、村外れのバッカス商会の野営地だけは、焚き火の赤々とした光と、下品な笑い声が漏れ出していた。
その光を見下ろす丘の上で、真一はスキル『酒保(PX)』のウィンドウを開いていた。
空中に浮かぶ半透明の画面には、地球のコンビニやスーパーで見かける商品がずらりと並んでいる。
「さて……。敵の懐に飛び込むには、手土産が必要だな」
真一が指先で商品をタップすると、光の粒子が集まり、実体化する。
現れたのは、高級ウイスキー『ロイヤル・サリュート』の瓶が三本。
そして、缶詰の『焼き鳥(タレ味)』と『コンビーフ』、さらに『柿の種(わさび味)』が大袋で五つ。
「相変わらず、とんでもないスキルね。……空間魔法の応用かしら?」
背後から声をかけてきたのは、魔工技士のリーシャだ。
彼女は作業着のポケットから、小指の先ほどの大きさの黒い石を取り出した。
「これ、持ってって。私が開発した超小型魔導盗聴器『ミミ・スマース』よ」
「……ネーミングセンスはともかく、性能は確かだろうな?」
「失礼ね! 半径十メートルの音声を拾って、こっちの受信機にクリアに届けるわよ。ついでに録音機能付き」
「上等だ」
真一は黒い石を受け取り、耳の穴に目立たないように押し込むと、ニヤリと笑った。
「キャルルとイグニスには、村の警備を厳重にさせておけ。……俺はちょいと、夜の散歩に行ってくる」
†
「おーい、兵隊さんたち! 約束の酒を持ってきましたぜ!」
野営地の入り口で、真一はこれ以上ないほど愛想の良い笑みを浮かべていた。
両手には酒瓶とつまみの袋。
見張り番の傭兵たちは、最初は警戒して槍を向けたが、ウイスキーの芳醇な香りが漂うと、途端に表情を緩めた。
「お、昼間のジジイか! 待ってたぞ!」
「へへへ、村一番の秘蔵酒でさぁ。こいつはキくぜ?」
真一が『ロイヤル・サリュート』の封を切ると、甘く濃厚な香りが広がる。
この世界のエールや安ワインしか知らない傭兵たちにとって、それは未知の香りだった。
「うおお! なんだこの色は! 宝石みてぇだ!」
「こっちのつまみも見てくだせぇ。……ほら」
真一は『焼き鳥の缶詰』を焚き火の端に置き、少し温めてから蓋を開けた。
ジュワッ、と脂が溶け、炭火焼き風の香ばしい匂いが爆発する。
「な、なんだこの肉は!? 柔らかくて、味が染みてやがる!」
「こっちの豆(柿の種)も美味いぞ! ピリッとして酒が進む!」
あっという間に、真一の周りには人だかりができた。
現代日本の「化学調味料」と「保存技術」の結晶は、異世界の傭兵たちの胃袋を完全に掌握したのだ。
「いい飲みっぷりだ! さあさあ、遠慮なくやってくだせぇ!」
真一は酌をして回りながら、巧みに会話を誘導していく。
ただの酒飲みジジイを演じつつ、その鋭い聴覚は周囲の会話を漏らさず拾っていた。
「へへ、あんた良いジジイだな。……こんな美味い酒が飲めるなら、明日の『仕事』も頑張れそうだぜ」
「仕事? へえ、商会の方は大変ですなぁ。薬草の収穫ですかい?」
真一が何気なく尋ねると、酔いの回った傭兵の一人が、下卑た笑いを浮かべて小声で囁いた。
「バーカ、薬草なんてのはオマケよ。……本命は『兎』だ」
「兎?」
「ああ。この村の村長……あの『月兎族』の女だよ」
真一の手が、一瞬だけ止まる。
だが、表情は笑顔のまま固定されている。
「へえ、あの村長さんが。……確かに美人ですがね」
「美人なんてもんじゃねぇよ! 月兎族はな、王族や貴族の間じゃ『生きた宝石』って呼ばれてるんだ。なんでも、満月の夜には不老長寿の薬になるとか、ありとあらゆる病を治すとか……迷信みてぇな話がある」
傭兵は酒を煽り、さらに声を潜めた。
「帝国の『グレイベルク侯爵』ってのが、どうしてもあの女を手元に置きたいらしくてな。……商会長のゴズハラは、あの女を捕まえて侯爵に売り飛ばすつもりなのさ」
「なるほど……。そいつは大きな商売だ」
「だろ? 村人が抵抗したら、見せしめに焼き払っちまえばいい。どうせこんな辺境の村、地図から消えても誰も気にしねぇよ」
ゲラゲラと笑う傭兵たち。
真一は「へへへ、違いねぇ」と相槌を打ちながら、胸ポケットに入れた『ミミ・スマース』の位置を調整した。
今の会話は、全てリーシャの元へ送信されているはずだ。
(……確定だな)
真一の中で、彼らを「ただの強欲な商人」と見る目は消え失せた。
こいつらは、明確な「悪」だ。
自分の欲望のために、罪のない少女の人生を奪い、村を灰にしようとしている。
「おっと、酒が切れちまった。……旦那、商会長さんにも差し入れに行きてぇんですが」
「あ? ゴズハラさんなら奥の天幕だ。……でも気をつけろよ、今、侯爵の使いと通信中だ」
真一は礼を言い、千鳥足のふりをして奥の天幕へ向かった。
天幕の入り口には見張りがいたが、真一は懐から『タバコ(マイルドセブン)』を取り出し、「一服どうです?」と渡して気を逸らせる。
その隙に、天幕の布の隙間に、もう一つの盗聴器を滑り込ませた。
中から、ゴズハラの興奮した声が聞こえてくる。
『はい、はい! 手はず通り、明日の朝には娘を確保します!』
『抵抗? ご安心を。念のために、あの『壺』も持ってきております』
『ええ、S級指定の……魔獣です。村ごと踏み潰してでも、娘だけはお届けしますよ! グフフ……』
十分だ。
真一は静かに天幕を離れた。
背中が焼けるように熱い。
かつて戦場で、理不尽に部下を奪われた時の怒りが蘇る。
だが、今の彼は指揮官ではない。
ただの、隠居ジジイだ。
だからこそ――誰に遠慮することなく、鉄槌を下せる。
「……おい、ジジイ! どこ行くんだ! もっと酒を出せ!」
呼び止める傭兵たちに、真一は振り返らずに手を振った。
「すんませんなぁ。……明日の『仕込み』があるんでね」
その声の低さに、傭兵たちが一瞬だけ酔いを覚ましたように顔を見合わせたが、真一の姿は既に闇の中に消えていた。
†
ポポロ村の集会所に戻ると、キャルル、イグニス、リーシャ、ニャングルの四人が、青ざめた顔で待っていた。
机の上には、リーシャの受信機が置かれている。
そこからは、先ほどの傭兵たちの会話と、ゴズハラの通信音声が再生されていた。
「……あたしを、売る……?」
キャルルが震える声で呟く。
彼女は自分の肩を抱き、恐怖に瞳を揺らしていた。かつて王宮で「モノ」として見られたトラウマが蘇っているのだ。
「許せねぇ……! 許せねぇぞあいつら!!」
イグニスが激昂し、床を斧で叩き割った。
ニャングルも今回ばかりは計算高い表情を消し、爪を立てている。
「人身売買は国際法違反や。……これはもう、商売のラインを超えとる」
「証拠は取れたわ。これなら、帝国軍に突き出せば……」
リーシャが言いかけるが、真一は首を横に振った。
「いや、相手は侯爵と繋がっている。正規の手続きを踏めば、揉み消されるのがオチだ」
真一は、コーヒーキャンディを噛み砕き、静かに言った。
「法で裁けぬ悪には、法以外の裁きが必要だ」
彼はゆっくりと上着を脱いだ。
その下にあるサラシを、バリリと引き裂く。
露わになった背中。
そこに彫り込まれた『阿吽の仁王』が、まるで生きているかのように、赤黒い魔力の光を帯びて浮かび上がった。
「――ヒッ……!」
その威圧感に、キャルルたちが息を呑む。
いつもの優しい「真さん」ではない。
そこにいるのは、数千の敵を屠ってきた修羅。帝国最強と謳われた『鬼の軍神(オーガ・デューク)』の姿だった。
「キャルル、イグニス。……明日の朝、奴らが動き出したら、俺が合図を出す」
「合図……?」
「ああ」
真一は、部屋の隅に立てかけてあった、布に包まれた長尺物を手に取った。
布が解かれ、黒光りする鋼鉄の塊――銃口剣『不知火』が姿を現す。
「害虫駆除の時間だ。……徹底的に、やるぞ」
その夜、ポポロ村の英雄たちが、静かに牙を研ぎ始めた。
バッカス商会の運命は、この瞬間、決したのだった。
夜の帳が下りると、ポポロ村は静寂に包まれた。
だが、村外れのバッカス商会の野営地だけは、焚き火の赤々とした光と、下品な笑い声が漏れ出していた。
その光を見下ろす丘の上で、真一はスキル『酒保(PX)』のウィンドウを開いていた。
空中に浮かぶ半透明の画面には、地球のコンビニやスーパーで見かける商品がずらりと並んでいる。
「さて……。敵の懐に飛び込むには、手土産が必要だな」
真一が指先で商品をタップすると、光の粒子が集まり、実体化する。
現れたのは、高級ウイスキー『ロイヤル・サリュート』の瓶が三本。
そして、缶詰の『焼き鳥(タレ味)』と『コンビーフ』、さらに『柿の種(わさび味)』が大袋で五つ。
「相変わらず、とんでもないスキルね。……空間魔法の応用かしら?」
背後から声をかけてきたのは、魔工技士のリーシャだ。
彼女は作業着のポケットから、小指の先ほどの大きさの黒い石を取り出した。
「これ、持ってって。私が開発した超小型魔導盗聴器『ミミ・スマース』よ」
「……ネーミングセンスはともかく、性能は確かだろうな?」
「失礼ね! 半径十メートルの音声を拾って、こっちの受信機にクリアに届けるわよ。ついでに録音機能付き」
「上等だ」
真一は黒い石を受け取り、耳の穴に目立たないように押し込むと、ニヤリと笑った。
「キャルルとイグニスには、村の警備を厳重にさせておけ。……俺はちょいと、夜の散歩に行ってくる」
†
「おーい、兵隊さんたち! 約束の酒を持ってきましたぜ!」
野営地の入り口で、真一はこれ以上ないほど愛想の良い笑みを浮かべていた。
両手には酒瓶とつまみの袋。
見張り番の傭兵たちは、最初は警戒して槍を向けたが、ウイスキーの芳醇な香りが漂うと、途端に表情を緩めた。
「お、昼間のジジイか! 待ってたぞ!」
「へへへ、村一番の秘蔵酒でさぁ。こいつはキくぜ?」
真一が『ロイヤル・サリュート』の封を切ると、甘く濃厚な香りが広がる。
この世界のエールや安ワインしか知らない傭兵たちにとって、それは未知の香りだった。
「うおお! なんだこの色は! 宝石みてぇだ!」
「こっちのつまみも見てくだせぇ。……ほら」
真一は『焼き鳥の缶詰』を焚き火の端に置き、少し温めてから蓋を開けた。
ジュワッ、と脂が溶け、炭火焼き風の香ばしい匂いが爆発する。
「な、なんだこの肉は!? 柔らかくて、味が染みてやがる!」
「こっちの豆(柿の種)も美味いぞ! ピリッとして酒が進む!」
あっという間に、真一の周りには人だかりができた。
現代日本の「化学調味料」と「保存技術」の結晶は、異世界の傭兵たちの胃袋を完全に掌握したのだ。
「いい飲みっぷりだ! さあさあ、遠慮なくやってくだせぇ!」
真一は酌をして回りながら、巧みに会話を誘導していく。
ただの酒飲みジジイを演じつつ、その鋭い聴覚は周囲の会話を漏らさず拾っていた。
「へへ、あんた良いジジイだな。……こんな美味い酒が飲めるなら、明日の『仕事』も頑張れそうだぜ」
「仕事? へえ、商会の方は大変ですなぁ。薬草の収穫ですかい?」
真一が何気なく尋ねると、酔いの回った傭兵の一人が、下卑た笑いを浮かべて小声で囁いた。
「バーカ、薬草なんてのはオマケよ。……本命は『兎』だ」
「兎?」
「ああ。この村の村長……あの『月兎族』の女だよ」
真一の手が、一瞬だけ止まる。
だが、表情は笑顔のまま固定されている。
「へえ、あの村長さんが。……確かに美人ですがね」
「美人なんてもんじゃねぇよ! 月兎族はな、王族や貴族の間じゃ『生きた宝石』って呼ばれてるんだ。なんでも、満月の夜には不老長寿の薬になるとか、ありとあらゆる病を治すとか……迷信みてぇな話がある」
傭兵は酒を煽り、さらに声を潜めた。
「帝国の『グレイベルク侯爵』ってのが、どうしてもあの女を手元に置きたいらしくてな。……商会長のゴズハラは、あの女を捕まえて侯爵に売り飛ばすつもりなのさ」
「なるほど……。そいつは大きな商売だ」
「だろ? 村人が抵抗したら、見せしめに焼き払っちまえばいい。どうせこんな辺境の村、地図から消えても誰も気にしねぇよ」
ゲラゲラと笑う傭兵たち。
真一は「へへへ、違いねぇ」と相槌を打ちながら、胸ポケットに入れた『ミミ・スマース』の位置を調整した。
今の会話は、全てリーシャの元へ送信されているはずだ。
(……確定だな)
真一の中で、彼らを「ただの強欲な商人」と見る目は消え失せた。
こいつらは、明確な「悪」だ。
自分の欲望のために、罪のない少女の人生を奪い、村を灰にしようとしている。
「おっと、酒が切れちまった。……旦那、商会長さんにも差し入れに行きてぇんですが」
「あ? ゴズハラさんなら奥の天幕だ。……でも気をつけろよ、今、侯爵の使いと通信中だ」
真一は礼を言い、千鳥足のふりをして奥の天幕へ向かった。
天幕の入り口には見張りがいたが、真一は懐から『タバコ(マイルドセブン)』を取り出し、「一服どうです?」と渡して気を逸らせる。
その隙に、天幕の布の隙間に、もう一つの盗聴器を滑り込ませた。
中から、ゴズハラの興奮した声が聞こえてくる。
『はい、はい! 手はず通り、明日の朝には娘を確保します!』
『抵抗? ご安心を。念のために、あの『壺』も持ってきております』
『ええ、S級指定の……魔獣です。村ごと踏み潰してでも、娘だけはお届けしますよ! グフフ……』
十分だ。
真一は静かに天幕を離れた。
背中が焼けるように熱い。
かつて戦場で、理不尽に部下を奪われた時の怒りが蘇る。
だが、今の彼は指揮官ではない。
ただの、隠居ジジイだ。
だからこそ――誰に遠慮することなく、鉄槌を下せる。
「……おい、ジジイ! どこ行くんだ! もっと酒を出せ!」
呼び止める傭兵たちに、真一は振り返らずに手を振った。
「すんませんなぁ。……明日の『仕込み』があるんでね」
その声の低さに、傭兵たちが一瞬だけ酔いを覚ましたように顔を見合わせたが、真一の姿は既に闇の中に消えていた。
†
ポポロ村の集会所に戻ると、キャルル、イグニス、リーシャ、ニャングルの四人が、青ざめた顔で待っていた。
机の上には、リーシャの受信機が置かれている。
そこからは、先ほどの傭兵たちの会話と、ゴズハラの通信音声が再生されていた。
「……あたしを、売る……?」
キャルルが震える声で呟く。
彼女は自分の肩を抱き、恐怖に瞳を揺らしていた。かつて王宮で「モノ」として見られたトラウマが蘇っているのだ。
「許せねぇ……! 許せねぇぞあいつら!!」
イグニスが激昂し、床を斧で叩き割った。
ニャングルも今回ばかりは計算高い表情を消し、爪を立てている。
「人身売買は国際法違反や。……これはもう、商売のラインを超えとる」
「証拠は取れたわ。これなら、帝国軍に突き出せば……」
リーシャが言いかけるが、真一は首を横に振った。
「いや、相手は侯爵と繋がっている。正規の手続きを踏めば、揉み消されるのがオチだ」
真一は、コーヒーキャンディを噛み砕き、静かに言った。
「法で裁けぬ悪には、法以外の裁きが必要だ」
彼はゆっくりと上着を脱いだ。
その下にあるサラシを、バリリと引き裂く。
露わになった背中。
そこに彫り込まれた『阿吽の仁王』が、まるで生きているかのように、赤黒い魔力の光を帯びて浮かび上がった。
「――ヒッ……!」
その威圧感に、キャルルたちが息を呑む。
いつもの優しい「真さん」ではない。
そこにいるのは、数千の敵を屠ってきた修羅。帝国最強と謳われた『鬼の軍神(オーガ・デューク)』の姿だった。
「キャルル、イグニス。……明日の朝、奴らが動き出したら、俺が合図を出す」
「合図……?」
「ああ」
真一は、部屋の隅に立てかけてあった、布に包まれた長尺物を手に取った。
布が解かれ、黒光りする鋼鉄の塊――銃口剣『不知火』が姿を現す。
「害虫駆除の時間だ。……徹底的に、やるぞ」
その夜、ポポロ村の英雄たちが、静かに牙を研ぎ始めた。
バッカス商会の運命は、この瞬間、決したのだった。
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追記(2021/10/7)
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