姫様!最弱剣士が護衛に付くようです!!

メカ

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第二王子「ジャンセ」

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「じぃは居るか?」

「これは、ジャンセ様!大臣でしたら、王室に。」

「そうか。ご苦労。」

「っは。」

王宮の廊下を颯爽と歩く青年。
第二王子「ジャンセ」。年齢は16。下の兄弟に対し面倒見が良い部分があるが
突如現れた第一王女、つまり姉であるジュナを家族として認めようとしない。
故に、ジュナとの喧嘩の数は兄弟の中でも一番多いのが彼だ。

「じぃ!」

「ジャンセ坊ちゃま。お父様の前ですぞ?お静かに願いますよ。」

「父上、ご歓談中申し訳ありませんでした。」

「良い、そんなに急いで・・・どうしたというのだ?ジャンセ。」

「また、ジュナが城下町に下りたようですが?彼女のお目付け役はじぃのはずでは?」

「その事なら、ジュナにも騎士が付いた。騎士同伴であれば行動の制限はない。お前も知って居るだろう。」

「いつの間に・・・。私はそんな事聞いて居ませんが?」

「姉の自由をお前に報告してどうするのだ?わはは。おかしな奴め。」

「父上!あのような市政出の田舎娘など王族には相応しくありません!即刻王族から外すべきです!」

「何を馬鹿な事を。市政を学ばせたのも、いずれは私の後を継がせる為。お前の出る幕ではないわ。」

「あんな自由奔放に外を出歩くような者に、王としての風格など。」

「くどいぞ、ジャンセ。」

「・・・。」

「お前が焦る気持ちも良く分かる。お前は下の者達をよく面倒を見てくれている。
そんな中、目の上に腫れものが出来れば、誰だって何とかしたいものだ。
だがな、それすらも笑って済ませてしまう事が出来ないのであれば、お主にも王の風格などありはしない。」

「くっ!・・・申し訳ありませんでした。父上。」

「用が済んだなら下がるのだ。」

「失礼します・・・。」

「陛下、良かったのですか?あの様な物言いで。」

「何、ジャンセは賢い。その上、適応するのも早い。いずれは国を陰から支える者になるだろう。」

「であれば、坊ちゃんを国王になされば宜しい物を・・・。」

「市民が求めるのは力や権力ではない。当たり障りなく会話のできるアイドルなのだ。」

「深いお考えですなぁ・・・。」

「何を言う。そう教育してきたのはじぃではないか。」

「これは・・・一本取られましたな。はははは。」

「いずれ、ジュナが国の顔に、ジャンセが国の力となるであろう。どちらが欠けても成立しないのだ。」

・・・・・。

「くそ・・・。必ず何としてでも、あの女が不要だという事を父上にも認めさせてやる。」

「しかし、坊ちゃま。事実彼女はれっきとした王の娘。変わり様がない事実ですぞ?」

「グラムズ!坊ちゃまは辞めろと言ってるだろう!騎士の分際で!」

「失礼しました、第二王子。」

「第二・・・貴様!わざとか!」

「事実を述べたまでです。」

グラムズ・ハンセン。騎士公であり、年齢は25歳。王族守備隊の隊長を務める男。
ジャンセが6つの時に傍付に任命された。
ジャンセが唯一、心を許している兄貴分である。

「っち。まぁいい。今にあの女に吠え面をかかせてやるぞ。」
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