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「淡姫さん」の話
悪夢の達磨 4
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淡姫さんとの押し問答の末、知人とコンタクトが取れた私は
直ぐに、達磨の写真をその人物へ送った。
その後、得られた回答から
知人が達磨を所持していた際には「顔は壊れていなかった」という事だった。
更に、淡姫さんの弟に渡った際も・・・淡姫さん自身が所持していた時も
達磨の顔は何も異常がなかったという。
ここからは推測でしかないが
達磨が淡姫さんの元から姿を消した後、何名かの手に渡っていた可能性はないだろうか。
事実、この達磨は
私の元に「身元不明の送り主」によって届いている。
その際、淡姫さんや私のように「達磨を燃やそうとした」人物がいた可能性は高い。
そして、この時
先に投稿した達磨の経緯についての情報を得たわけだ。
後日、私たちは
その知人と直接の面会を果たし、より精度の高い話を伺った。
「この達磨の事について何ですが、コレクターの方が一つ話していた事を思い出しました。
本来の持ち主は『大学生』だったそうですよ。恐らくは何らかの資格取得のために
自身で祈願するために持っていたのではないか?という話を聴きました。
・・・残念ながら、曰くの部分については僕も詳しくは知りません。
コレクターの方が当時は、まだ曰くについて話しても大丈夫か(安全か)の確認が取れていない。と
詳細については教えてくれなかったので・・・。」
つまり、その当時からこの達磨の曰くについては「自己責任系」という事だったのだろう。
実際、私の元にも数える程度だがそういった話は手元にある。
私自身も危険な目にあった事はある。
故に、コレクターが口を閉ざした事は、何よりも「信憑性」が伺える。
そもそも、この時点で私は「コレクター」が無事ではあるまい。と予想を立てていた。
全ては状況証拠に過ぎないが、本人への安否確認が出来なかった以上
そう考えるのが妥当であろう。
そして、淡姫さんに憑く「何か」についてだが・・・。
知人に会ったことで私は確信した。
「何か」=「知人」である。
この知人・・・直接会って「異質な人だ」とすぐに確信した。
というのも、我々二人と話しているにも拘らず
彼は少しも此方を視ない。
ずっと「淡姫さんの方を見据え、淡々と話している」のだ。
その場では口に出さなかったが・・・
卑劣な犯罪にも手を染めかねない「怪しい空気」を纏った男。
聴けばその男は年齢は50を優に超える中年で
我々とは親子ほどにも年の離れた人物である。
そんな男がまさしく「目の色を変えて」女性を凝視しているのだ。
「気持ち悪い」としか言えない。
それ以上の接触は「淡姫さんに危険が及ぶ」可能性を考慮し
再びの接触は控えるように促し・・・私は、ある友人を頼る事にした。
直ぐに、達磨の写真をその人物へ送った。
その後、得られた回答から
知人が達磨を所持していた際には「顔は壊れていなかった」という事だった。
更に、淡姫さんの弟に渡った際も・・・淡姫さん自身が所持していた時も
達磨の顔は何も異常がなかったという。
ここからは推測でしかないが
達磨が淡姫さんの元から姿を消した後、何名かの手に渡っていた可能性はないだろうか。
事実、この達磨は
私の元に「身元不明の送り主」によって届いている。
その際、淡姫さんや私のように「達磨を燃やそうとした」人物がいた可能性は高い。
そして、この時
先に投稿した達磨の経緯についての情報を得たわけだ。
後日、私たちは
その知人と直接の面会を果たし、より精度の高い話を伺った。
「この達磨の事について何ですが、コレクターの方が一つ話していた事を思い出しました。
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・・・残念ながら、曰くの部分については僕も詳しくは知りません。
コレクターの方が当時は、まだ曰くについて話しても大丈夫か(安全か)の確認が取れていない。と
詳細については教えてくれなかったので・・・。」
つまり、その当時からこの達磨の曰くについては「自己責任系」という事だったのだろう。
実際、私の元にも数える程度だがそういった話は手元にある。
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故に、コレクターが口を閉ざした事は、何よりも「信憑性」が伺える。
そもそも、この時点で私は「コレクター」が無事ではあるまい。と予想を立てていた。
全ては状況証拠に過ぎないが、本人への安否確認が出来なかった以上
そう考えるのが妥当であろう。
そして、淡姫さんに憑く「何か」についてだが・・・。
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というのも、我々二人と話しているにも拘らず
彼は少しも此方を視ない。
ずっと「淡姫さんの方を見据え、淡々と話している」のだ。
その場では口に出さなかったが・・・
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