幻・骸行進

メカ

文字の大きさ
2 / 30
投稿主「メカ」の話

新たな仲間2 「サマンサ」。

しおりを挟む
私の新たな心霊仲間
「淡姫さん」に続き、もう一人・・・近年知り合った「友人」を紹介する。

名前は「サマンサ」。

・・・と言っても、その人物は私と同年代の「男」で尚且つ「純粋な日本人」である。
苗字が「サマダ」というらしく
本人からも
「学生時代からサマンサと呼ばれていた。」という事で私もそう呼ばせてもらっている。
私のハンドルネームも学生時代のあだ名を引き継いでいる事から
互いに学生時代から続いているあだ名で呼び合う仲として仲良くさせてもらっている。

某年、彼とはメールにて知り合う事となる。

それは一通の奇妙なメッセージだった。

「体験談に時折、登場しているX氏を紹介してください。」
そう綴られたタイトル。

本文には、なぜX氏の紹介が必要なのかという内容が詳細に載せられていた。

彼は、長年「親子3代」に渡って続く不幸に苦しめられていたという。

事の始まりは
祖母の大病がきっかけだった。
そこから、祖父母は不自然なまでに「病気・怪我」が増え「医療費」が嵩んだ。
尽力も空しく、祖父母は闘病中に亡くなった。

そして、気付いた頃には彼の両親は「借金地獄」に陥っていた。

当時の彼はすでに結婚し、実家を出ていた為
両親の借金が膨らんだ事には気付いていなかった。

・・・否、薄々気付いていたとは思う。
だが、助けを求めてこない両親を気にかけつつも・・・彼は目を背けていた。

「余程、苦しくなれば向こうから何か言ってくるだろう。」
そういって、彼は見ない事にしていたそうだ。

しかし・・・
その思いとは裏腹に・・・

彼の父は過労死。
母も後を追うように、自殺を図ったという。

後に残されたのは、両親が払いきれずに残された僅かな借金と
両親を救えなかった無念さだけだった。

それから数ヶ月・・・。
彼は、仕事中に意識を失い倒れたという。
その際、倒れる直前に彼は「お前さえいなければ・・・。」という男の声を聴いたという。

その後、偶然知り合ったという「霊感がある」という人物と関わった際
その人物は意味深な発言を残したまま失踪を遂げたという。

「お前をもう一度・・・何とかって・・・。」

彼自身、その人物が発したセリフをうまく聞き取っていなかったようで
聞き返しても、その人物はそれ以降、何かに怯えた様に口を開かなかったという。

更に、彼はその時期から
自宅での異変に悩まされるようになっていた。

自宅には、妻を含む二人しかいないはずなのに
別の・・・第三者が家に居るのではないか?と思えるほどの
人の気配や物音が頻繁に聞こえる様になったそうだ。

そして、何より本人が恐ろしかったというのが
「祖母と同じ病気を発症した」という事だったそうだ。

「妻も怯える様になってしまって・・・なので、有識者を探して視てもらおうと思っている。」と。

それが、私と彼のファーストコンタクトだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

終焉列島:ゾンビに沈む国

ねむたん
ホラー
2025年。ネット上で「死体が動いた」という噂が広まり始めた。 最初はフェイクニュースだと思われていたが、世界各地で「死亡したはずの人間が動き出し、人を襲う」事例が報告され、SNSには異常な映像が拡散されていく。 会社帰り、三浦拓真は同僚の藤木とラーメン屋でその話題になる。冗談めかしていた二人だったが、テレビのニュースで「都内の病院で死亡した患者が看護師を襲った」と報じられ、店内の空気が一変する。

【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】

絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。 下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。 ※全話オリジナル作品です。

それなりに怖い話。

只野誠
ホラー
これは創作です。 実際に起きた出来事はございません。創作です。事実ではございません。創作です創作です創作です。 本当に、実際に起きた話ではございません。 なので、安心して読むことができます。 オムニバス形式なので、どの章から読んでも問題ありません。 不定期に章を追加していきます。 2026/1/20:『ものおと』の章を追加。2026/1/27の朝4時頃より公開開始予定。 2026/1/19:『みずのおと』の章を追加。2026/1/26の朝4時頃より公開開始予定。 2026/1/18:『あまなつ』の章を追加。2026/1/25の朝8時頃より公開開始予定。 2026/1/17:『えれべーたー』の章を追加。2026/1/24の朝8時頃より公開開始予定。 2026/1/16:『せきゆすとーぶ』の章を追加。2026/1/23の朝4時頃より公開開始予定。 2026/1/15:『しばふ』の章を追加。2026/1/22の朝4時頃より公開開始予定。 2026/1/14:『でんしれんじ』の章を追加。2026/1/21の朝4時頃より公開開始予定。 ※こちらの作品は、小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで同時に掲載しています。

怪談

馬骨
ホラー
怪談です。 長編、中編、短編。 実話、創作。 様々です。

百物語 厄災

嵐山ノキ
ホラー
怪談の百物語です。一話一話は長くありませんのでお好きなときにお読みください。渾身の仕掛けも盛り込んでおり、最後まで読むと驚くべき何かが提示されます。 小説家になろう、エブリスタにも投稿しています。

【完結】大量焼死体遺棄事件まとめサイト/裏サイド

まみ夜
ホラー
ここは、2008年2月09日朝に報道された、全国十ケ所総数六十体以上の「大量焼死体遺棄事件」のまとめサイトです。 事件の上澄みでしかない、ニュース報道とネット情報が序章であり終章。 一年以上も前に、偶然「写本」のネット検索から、オカルトな事件に巻き込まれた女性のブログ。 その家族が、彼女を探すことで、日常を踏み越える恐怖を、誰かに相談したかったブログまでが第一章。 そして、事件の、悪意の裏側が第二章です。 ホラーもミステリーと同じで、ラストがないと評価しづらいため、短編集でない長編はweb掲載には向かないジャンルです。 そのため、第一章にて、表向きのラストを用意しました。 第二章では、その裏側が明らかになり、予想を裏切れれば、とも思いますので、お付き合いください。 表紙イラストは、lllust ACより、乾大和様の「お嬢さん」を使用させていただいております。

【完結】本当にあった怖い話 ~実話怪談集『図書館の“あれ”』・『旅先の怪』・『負のパワースポット』~

悠月
ホラー
実話怪談のショートショートを集めた短編集。 『図書館の“あれ”』 私の出身大学の図書館、閉架書庫には“あれ”がいる。私以外のほとんどの人が遭遇したという“あれ”。 しかし、“あれ”に遭遇した人たちの人生が、少しずつ壊れていく……。 『旅先の怪』 非日常の体験がしたくて、人は旅に出る。ときに、旅先では異界を覗くような恐怖を体験してしまうこともあるのです。 京都、遠野、青森……。 そんな、旅先で私が出遭ってしまった恐怖。旅先での怪異譚を集めました。 『負のパワースポット』 とある出版社からパワースポット本の取材と執筆を請け負った、フリーランスライターのN。「ここは、とてもいいスポットだから」と担当編集者から言われて行った場所には……? この話、読んだ方に被害が及ばないかどうかの確認は取れていません。 最後まで読まれる方は、どうか自己責任でお願いいたします。 ※カクヨムに掲載していたものの一部を修正して掲載しています。

処理中です...