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23話 竜退治
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竜は、非常に賢い生き物である。そして基本的には温厚な性格をしている個体が多い。
年功を積んだ竜は人語を理解して、しかも話すことも出来る。
そして何よりも、竜は魔素との親和性が高い事が特徴である。それは竜が、魔法が得意であるという事を意味している。
今回の緊急依頼は、問題点が二つあった。
それは竜が産卵期であるか、もしくは魔物化しているかと言う事である。
前者の産卵期の場合は、その時期の竜は極めて危険である。普段温厚な竜であっても、産卵期の場合は卵や子供を守るための猛攻を受けて、命の保証はないのである。
後者の魔物化した竜の場合、この場合は最早手がつけられない。
そもそもただでさえ強大な竜が、理性を失い魔素の恩恵を受けるのである。そうなると、竜はただただ破壊をし尽くすだけの存在となってしまう。
シャルロットは前世の、大聖女――ミュゲ・ジプソフィルであった時代に、彼女は何頭もの魔物化した魔竜を退治した事があった。
魔素を浄化する事の出来るミュゲ・ジプソフィルだからこそ魔竜を退治出来るのであって、優秀な戦士や魔法使いが束になっても、魔竜を退治する事は難しいのである。
とは言えシャルロットは、フルールの町と王都の間の道に出没した竜が、魔物化した竜である可能性とは少ないと思った。
なぜかならば、竜による被害報告が少ないからである。
そうなのである。
と言うのは、竜による被害は行商人や冒険者が、山のとある決まった場所を通ろうとした時にだけ発生するのだと言う。
それは即ち、竜が魔物化していないと言う事を示している。もし竜が魔物化していた場合、被害がそれどころではない。
魔竜は見境なく暴れまくり、今頃山の地形が変わっている事であろう。フルールの町まで被害が及んでいるかもしれない。
そうでないならば、産卵期の可能性が高い。
竜が決まった場所に現れると言うのならば、その近くに巣があるのであろう。そこを近づく人間を脅威と見做して追い払っているのである。
シャルロット一行は、産卵期の竜ならばなんとか対話が可能と思い緊急依頼を受注した。
フルールの町と王都を繋ぐ山脈。
即ちシロガネ山。
シャルロット一行は、山の竜の出現するポイントを目掛けて歩いていた。
この道は、多くの行商人が王都を行き来する際に使う大事な道である。
この道が使えないようになると、物流に大打撃を受けてしまう。
そうなると、シャルロットが仕事終わりに飲むエールも供給が滞ってしまう可能性がある。
シャルロットは、その事を強く懸念していた。
道中、ルークがべそをかいた。
「お姉様、もう歩きたくないです。膝が笑ってますよ」
「もう歩けないの? 男の子なんだからちゃんとしなさいよ」
そんなべそをかくルークを、ソレイユは馬鹿にする。
「お前、だらしないなぁ。歩くだけなんだからもうちょい頑張れよ」
「僕は頭脳労働専門なのです」
しかしながら、そう言うシャルロットもそろそろ限界であった。
すでに早朝にフルールの町を出発してから、半日が経過している。シャルロットも足に限界が来ていた。
そこでシャルロットは閃いた。
シャルロットは、自分の足に触れる。そしてこう唱えた。
「治療」
と。
するとたちまち足の痛みがなくなった。
シャルロットは、ルークにも同じ光魔法を施した。
「これで、よくなったでしょ!」
「お姉様! ありがとうございます!」
忘れがちであるけれども、シャルロットの前世は大聖女――ミュゲ・ジプソフィルである。
そしてシャルロットは、前世の力を全て引き継いでいる。
それは即ち、ミュゲ・ジプソフィルが使えた光魔法が全て使えるのである。
ただまだ十五歳であるが故に、ミュゲ・ジプソフィルが二十代の時のような全盛期の力を発揮することはまだ出来ない。けれども、聖女の使う基本的な力である三つの光魔法を難なく使いこなす事が出来た。
三大光魔法。
それは、
治癒。
浄化。
光の護身剣。
である。
もちろん、治癒といっても魔法使いの使うような土と水の混成魔法の『治癒』とは性格がまるで異なる。
土と水の混成魔法である治癒は、肉体の繊維を複製してくっつけたり繋いだりするのみにとどまる。
ところが、聖女の力である光魔法の治癒は、根本的に怪我や病気そのものを癒す事が出来るのである。
この差は歴然である。
シャルロットは、今更自分が聖女の力が使える事を思い出したのである。
ちなみに、浄化はその名前の通り、魔素そのものを浄化する効果がある。
光の護身剣は、手のひらに小さな光る短刀を作り出す光魔法である。特に魔物に対して特攻があるのが特徴である。
それ故に、もし万が一にでも竜が襲いかかってきても、シャルロットは光の護身剣があるからと気楽な心持ちであった。
しばらくして、竜が出現するポイントに入った。
シャルロット一行に緊張が走る。
リュンヌはメイス、
ルークは、杖を構えた。
さらに奥に進んだところで、ただならぬ気配を感じた。
上空。
竜翼が空を切る音がする。
シャルロットは空を見た。
そこには、巨大な赤龍がいた。
赤竜はシャルロットに語る。
「汝が此奴らの主であるか? ただならぬ気配がする。百五十年前にミュゲ・ジプソフィルと邂逅した時以来の気迫なり」
と。
赤竜がそう思うのも当たり前である。
赤竜の目の前にいる人物は、前世が大聖女――ミュゲ・ジプソフィルその人であるからである。
シャルロットは、前世を振り返って赤竜のことを思い出そうとした。
「あ」
とシャルロットは、そう声を漏らした。
目の前の赤竜は、確かミュゲ・ジプソフィルが魔王討伐を果たした後に出会った竜であった。
確か、魔王討伐を終えた後、その王都に帰る道中で出会ったのである。
その時は、ミュゲ・ジプソフィルがひと睨みしただけで、赤竜は恐れをなして逃げていったと記憶している。
その時よりも一回り大きくなっていたので、時間の流れを感じるシャルロットであった。
赤竜は、続けてシャルロットにこう言った。
「我、この地で武者修行するものなり。故に汝に決闘を挑むべし」
どうやら、産卵期の竜ではなかったようである。
シャルロットは、赤竜にこう返答する。
「いやー私、決闘する為にここに来たわけじゃないんだよね。出来ればここを通る人が迷惑しているから、場所を変えて欲しいんだよね」
「その願い、我を打ち倒したら聞き入れるべし」
「決闘以外じゃだめなのかな?」
「然り」
やれやれとシャルロットは頭を掻いた。
リュンヌは、シャルロットを止める。
「相手は竜ですよ! 逃げた方がいいですよ!」
「いいのいいの。私は竜とは相性がいいの」
「そうなのですか?」
「うん、まあ見てて」
シャルロットは、構える。
赤竜は、それを見ると襲いかかって来た。
「地獄の業火」
赤竜はそう唱えると、シャルロットに大きな火球が出現した。
山全体を飲み込むような火の塊である。
それはそのままシャルロットに襲いかかる――
しかし、それはシャルロットの手前で消え去った。
まるで、初めからそれがなかったように。
シャルロットは、浄化の光魔法を使ったのである。
赤竜は、首を傾げる。
「汝、我の呪文を如何に?」
「さあね」
赤竜は、続けてこう唱えた。
「鉄斬空波」
鉄斬空派は、斬空波系統の魔法の中でも最高の魔法である。アダマンタイトの如き硬度を持つ鉱石でも切断する威力がある。
しかし赤竜の斬鉄空波も、シャルロットの手前で何もなかったかのように掻き消えるのであった。
シャルロットは、赤竜に告げた。
「じゃあ、今度は私の番だね」
そう言って、右手に短刀を出現させた。光の護身剣である。
赤竜は、光の短刀を見た瞬間こう言った。
「かたじけなし」
「え?」
「かたじけない――あ、いや、申し訳ございません。あの、その攻撃だけはやめていただけませんでしょうか? 死んでしまいます!」
赤竜の言葉遣いが急に変わった。
シャルロットは、続けてこう言った。
「いや、でも決闘終わってないし」
「私の負けです。負けでいいのでそれだけはやめてください! 調子に乗りすぎました、死んでしまいます」
赤竜は、地面に横ばいになった。そして腹を見せる。これは竜の世界で言う服従のポーズである。
「私、エレナ・テ・ラと言います。貴方のお名前をお聞かせ願えますか?」
「シャルロット。じゃあ、ここからいなくなってくれるってことでいいの?」
「はい! そこでお願いと言うか頼みがあるのですがよろしいですか?」
「内容によるけど何?」
「どうか私を弟子にしてください」
「はぁ?」
そんなわけで、図らずも赤竜ことエレナ・テ・ラがシャルロット一行の仲間となった。
終始ポカンとなるシャルロット一行。
フルールの町に戻り、冒険者ギルドに竜退治の旨を報告する。
フルールの町に戻る際、赤竜は変化の魔法で人間へと化けて同行した。
数日経って、竜退治の事実が確かになってから報酬金の小金貨百五十枚が支払われたのであった。
年功を積んだ竜は人語を理解して、しかも話すことも出来る。
そして何よりも、竜は魔素との親和性が高い事が特徴である。それは竜が、魔法が得意であるという事を意味している。
今回の緊急依頼は、問題点が二つあった。
それは竜が産卵期であるか、もしくは魔物化しているかと言う事である。
前者の産卵期の場合は、その時期の竜は極めて危険である。普段温厚な竜であっても、産卵期の場合は卵や子供を守るための猛攻を受けて、命の保証はないのである。
後者の魔物化した竜の場合、この場合は最早手がつけられない。
そもそもただでさえ強大な竜が、理性を失い魔素の恩恵を受けるのである。そうなると、竜はただただ破壊をし尽くすだけの存在となってしまう。
シャルロットは前世の、大聖女――ミュゲ・ジプソフィルであった時代に、彼女は何頭もの魔物化した魔竜を退治した事があった。
魔素を浄化する事の出来るミュゲ・ジプソフィルだからこそ魔竜を退治出来るのであって、優秀な戦士や魔法使いが束になっても、魔竜を退治する事は難しいのである。
とは言えシャルロットは、フルールの町と王都の間の道に出没した竜が、魔物化した竜である可能性とは少ないと思った。
なぜかならば、竜による被害報告が少ないからである。
そうなのである。
と言うのは、竜による被害は行商人や冒険者が、山のとある決まった場所を通ろうとした時にだけ発生するのだと言う。
それは即ち、竜が魔物化していないと言う事を示している。もし竜が魔物化していた場合、被害がそれどころではない。
魔竜は見境なく暴れまくり、今頃山の地形が変わっている事であろう。フルールの町まで被害が及んでいるかもしれない。
そうでないならば、産卵期の可能性が高い。
竜が決まった場所に現れると言うのならば、その近くに巣があるのであろう。そこを近づく人間を脅威と見做して追い払っているのである。
シャルロット一行は、産卵期の竜ならばなんとか対話が可能と思い緊急依頼を受注した。
フルールの町と王都を繋ぐ山脈。
即ちシロガネ山。
シャルロット一行は、山の竜の出現するポイントを目掛けて歩いていた。
この道は、多くの行商人が王都を行き来する際に使う大事な道である。
この道が使えないようになると、物流に大打撃を受けてしまう。
そうなると、シャルロットが仕事終わりに飲むエールも供給が滞ってしまう可能性がある。
シャルロットは、その事を強く懸念していた。
道中、ルークがべそをかいた。
「お姉様、もう歩きたくないです。膝が笑ってますよ」
「もう歩けないの? 男の子なんだからちゃんとしなさいよ」
そんなべそをかくルークを、ソレイユは馬鹿にする。
「お前、だらしないなぁ。歩くだけなんだからもうちょい頑張れよ」
「僕は頭脳労働専門なのです」
しかしながら、そう言うシャルロットもそろそろ限界であった。
すでに早朝にフルールの町を出発してから、半日が経過している。シャルロットも足に限界が来ていた。
そこでシャルロットは閃いた。
シャルロットは、自分の足に触れる。そしてこう唱えた。
「治療」
と。
するとたちまち足の痛みがなくなった。
シャルロットは、ルークにも同じ光魔法を施した。
「これで、よくなったでしょ!」
「お姉様! ありがとうございます!」
忘れがちであるけれども、シャルロットの前世は大聖女――ミュゲ・ジプソフィルである。
そしてシャルロットは、前世の力を全て引き継いでいる。
それは即ち、ミュゲ・ジプソフィルが使えた光魔法が全て使えるのである。
ただまだ十五歳であるが故に、ミュゲ・ジプソフィルが二十代の時のような全盛期の力を発揮することはまだ出来ない。けれども、聖女の使う基本的な力である三つの光魔法を難なく使いこなす事が出来た。
三大光魔法。
それは、
治癒。
浄化。
光の護身剣。
である。
もちろん、治癒といっても魔法使いの使うような土と水の混成魔法の『治癒』とは性格がまるで異なる。
土と水の混成魔法である治癒は、肉体の繊維を複製してくっつけたり繋いだりするのみにとどまる。
ところが、聖女の力である光魔法の治癒は、根本的に怪我や病気そのものを癒す事が出来るのである。
この差は歴然である。
シャルロットは、今更自分が聖女の力が使える事を思い出したのである。
ちなみに、浄化はその名前の通り、魔素そのものを浄化する効果がある。
光の護身剣は、手のひらに小さな光る短刀を作り出す光魔法である。特に魔物に対して特攻があるのが特徴である。
それ故に、もし万が一にでも竜が襲いかかってきても、シャルロットは光の護身剣があるからと気楽な心持ちであった。
しばらくして、竜が出現するポイントに入った。
シャルロット一行に緊張が走る。
リュンヌはメイス、
ルークは、杖を構えた。
さらに奥に進んだところで、ただならぬ気配を感じた。
上空。
竜翼が空を切る音がする。
シャルロットは空を見た。
そこには、巨大な赤龍がいた。
赤竜はシャルロットに語る。
「汝が此奴らの主であるか? ただならぬ気配がする。百五十年前にミュゲ・ジプソフィルと邂逅した時以来の気迫なり」
と。
赤竜がそう思うのも当たり前である。
赤竜の目の前にいる人物は、前世が大聖女――ミュゲ・ジプソフィルその人であるからである。
シャルロットは、前世を振り返って赤竜のことを思い出そうとした。
「あ」
とシャルロットは、そう声を漏らした。
目の前の赤竜は、確かミュゲ・ジプソフィルが魔王討伐を果たした後に出会った竜であった。
確か、魔王討伐を終えた後、その王都に帰る道中で出会ったのである。
その時は、ミュゲ・ジプソフィルがひと睨みしただけで、赤竜は恐れをなして逃げていったと記憶している。
その時よりも一回り大きくなっていたので、時間の流れを感じるシャルロットであった。
赤竜は、続けてシャルロットにこう言った。
「我、この地で武者修行するものなり。故に汝に決闘を挑むべし」
どうやら、産卵期の竜ではなかったようである。
シャルロットは、赤竜にこう返答する。
「いやー私、決闘する為にここに来たわけじゃないんだよね。出来ればここを通る人が迷惑しているから、場所を変えて欲しいんだよね」
「その願い、我を打ち倒したら聞き入れるべし」
「決闘以外じゃだめなのかな?」
「然り」
やれやれとシャルロットは頭を掻いた。
リュンヌは、シャルロットを止める。
「相手は竜ですよ! 逃げた方がいいですよ!」
「いいのいいの。私は竜とは相性がいいの」
「そうなのですか?」
「うん、まあ見てて」
シャルロットは、構える。
赤竜は、それを見ると襲いかかって来た。
「地獄の業火」
赤竜はそう唱えると、シャルロットに大きな火球が出現した。
山全体を飲み込むような火の塊である。
それはそのままシャルロットに襲いかかる――
しかし、それはシャルロットの手前で消え去った。
まるで、初めからそれがなかったように。
シャルロットは、浄化の光魔法を使ったのである。
赤竜は、首を傾げる。
「汝、我の呪文を如何に?」
「さあね」
赤竜は、続けてこう唱えた。
「鉄斬空波」
鉄斬空派は、斬空波系統の魔法の中でも最高の魔法である。アダマンタイトの如き硬度を持つ鉱石でも切断する威力がある。
しかし赤竜の斬鉄空波も、シャルロットの手前で何もなかったかのように掻き消えるのであった。
シャルロットは、赤竜に告げた。
「じゃあ、今度は私の番だね」
そう言って、右手に短刀を出現させた。光の護身剣である。
赤竜は、光の短刀を見た瞬間こう言った。
「かたじけなし」
「え?」
「かたじけない――あ、いや、申し訳ございません。あの、その攻撃だけはやめていただけませんでしょうか? 死んでしまいます!」
赤竜の言葉遣いが急に変わった。
シャルロットは、続けてこう言った。
「いや、でも決闘終わってないし」
「私の負けです。負けでいいのでそれだけはやめてください! 調子に乗りすぎました、死んでしまいます」
赤竜は、地面に横ばいになった。そして腹を見せる。これは竜の世界で言う服従のポーズである。
「私、エレナ・テ・ラと言います。貴方のお名前をお聞かせ願えますか?」
「シャルロット。じゃあ、ここからいなくなってくれるってことでいいの?」
「はい! そこでお願いと言うか頼みがあるのですがよろしいですか?」
「内容によるけど何?」
「どうか私を弟子にしてください」
「はぁ?」
そんなわけで、図らずも赤竜ことエレナ・テ・ラがシャルロット一行の仲間となった。
終始ポカンとなるシャルロット一行。
フルールの町に戻り、冒険者ギルドに竜退治の旨を報告する。
フルールの町に戻る際、赤竜は変化の魔法で人間へと化けて同行した。
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