偽物の女神と陥れられ国を追われることになった聖女が、ざまぁのために虎視眈々と策略を練りながら、辺境の地でゆったり楽しく領地開拓ライフ!!

生まれたときからこの身に宿した聖女の力をもって、私はこの国を守り続けてきた。

人々は、私を女神の代理と呼ぶ。


だが――ふとした拍子に転落する様は、ただの人間と何も変わらないようだ。
ある日、私は悪女ルイーンの陰謀に陥れられ、偽物の女神という烙印を押されて国を追いやられることとなった。


……まあ、いいんだがな。
私が困ることではないのだから。


しかしせっかくだ、辺境の地を切り開いて、のんびりゆったりとするか。
今まで、そういった機会もなかったしな。


……だが、そうだな。
陥れられたこの借りは、返すことにするか。
女神などと呼ばれてはいるが、私も一人の人間だ。

企みの一つも、考えてみたりするさ。


さて、どうなるか――。
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