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しおりを挟む14人の奴隷を、4人の筆頭奴隷に任せ、ステリアラ王都のロズ邸を訪れ、異常がないか確認してからビルセイドにゲートで移動。
ユーリ»「ガイツ、マイズトーレは何か言ってきた?」
ガイツ»「まだ返事はしておりませんが、国王と王女の返還を求めてきていますね。」
ユーリ»「じゃあ。国王と王女は謎の軍隊が現れて連れ去ったと返事しといてくれる?」
ガイツ»「ホントにそれで良いのですか?」
ユーリ»「謎の軍隊は実際に居たし、国王は偽物で本物は居ないし?王女は帰りたくないって言ってるよ?」
ガイツ»「…承知しました…。」
シルフ»「適当すぎて笑ってしまいましたよ?攻めて来られたら半日も耐えられないので我々は全滅しますが、助けて下さいね?」
ユーリ»「あ…頑張らます。」
シルフ»「今日はアルザも居るのですね。」
アルザ»「はい、お義母様に連れ回されてます。」
ユーリ»「私が遊び回ってると思ってるみたいで、今日は連れ回してやってるのよ。」
シルフ»「遊びながら動いてるから誤解されるのでは?」
ユーリ»「(ー"ー;)そうかも知れません。」
シルフ»「アルザ、ユーリ様は執務室で居るより、外に出て動き回る方が国の安定に繋がると思うので、少しは多目に見てあげてね?」
アルザ»「お義母様に付いて動いている内に、そんな気はしてました、とても国王らしからぬ行いですが、お義母様らしいと思いますよ。」
ラナ»「アルザはマネしないでね?これ周囲の者は大変だからね?」
アルザ»「マネをする気は無いですよ、必要になれば私の代わりに権限を持たせた者を送ります。」
ラナ»「まぁ、なんと賢い王女様なのでしょう、とても名前を言ってはイケナイあの人の娘とは思えませんね。」
ユーリ»「…。」
シルフ»「ラナ、あんまりイジると横から刺されるわよ?」
ラナの横にリーゼが立っている。
移動したのかな?さっきと違う位置だよ?
シルフ»「ところで?その小さい生き物は?もしかして従魔なのでしょうか?」
アンゼリカ»「はい、従魔なのですが、まぁ近くの場所への連絡用の子でしょうか。」
シルフ»「連絡用なのね、近くと言う事は長距離は移動できないのね。」
ユーリ»「だいたい1日ぐらいの距離らしいよ?」
シルフ»「街の中なら問題なく飛べますね、私も買おうかしら?けっこう可愛いですよね?」
アンゼリカ»「そうなんですよ、お話もできて可愛いですよ?」
シルフ»「会話が出来るの?」
アンゼリカ»「ゼリア」
ゼリア»「ゼリアご主人様とお話し出来るの。」
シルフ»「会話が出来て飛べるとか。この子は高いのでは?」
アンゼリカ»「1万5千セルでした。」
シルフ»「安ッ!! これは買いでしょッ」
ユーリ»「誰も買わないらしくて、数が少ないらしいのよ、また仕入れるって言ってたよ?」
シルフ»「誰も買わないのですか?そう言えば連絡用に従魔を使いだしたのロズが最初で最近の事でしたね。」
ユーリ»「鳥より飛ぶの遅いかもだけどね?」
アンゼリカ»「そう言えば、まともに飛んでる所は見てないですね。」
ゼリア»「飛ぶの見る?」
アンゼリカ»「見せてくれる?」
ゼリア»「あぃ。」
ゼリアが窓に近づいてコンコンしてる、開けろかな?
シルフが窓を開けてくれた。
ゼリアが窓から部屋の壁に移動した、え?窓から出るんじゃないの?
ゼリア»「飛んでくるの。」
と言ってゼリアが消えた。え?消えた!?
リーゼ»「すごい速さで飛んで行きましたね、鳥より数十倍は速いですよ?」
ユーリ»「え、消えたんじゃなくて飛んでったの?見えなかったよ?」
シルフ»「速すぎて目で追えませんでした。」
アンゼリカ»「うわぁ~ッ ゼリアどこ行ったのぉ~?」
リーゼ»「窓の近くに居たら戻ってきた時に危険ですね。」
驚きの高スペックに全員が立ち尽くす…。
少ししたらゼリアが戻ってきた。
アンゼリカ»「ゼリアぁ~、心配したよぉ~。」
ゼリア»「ん。」
シルフ»「なぜ売れないのでしょう?」
ユーリ»「だよね…近距離連絡用に必須だね。」
みんなが買いだな。と思った。
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