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しおりを挟むリーゼの頭を踏んだとか言ってたな、死なせないよ~♪
ユーリ»「とりあえず お前は死ぬ直前まで遊んでやるよ。」
侍女2人が庇うのに前に出て来たが、1人を風で飛ばし、1人を10本の氷の矢で串刺しにして恐怖を見せてみた。
リンネル»「貴女、いま何をしたのか分かっているのですかッ!!」
ユーリ»「え?どしたの?なに怒ってんの?」
リンネル»「いま私の侍女を殺したのですよッ!?」
ユーリ»「お前に侍女は必要ない。」
顔を正面から殴ったら倒れたまま動かなくなった、つまらん。
ユーリ»「ラナ、牢屋って1ヶ所しかないの?」
ラナ»「城の最上部に御座いますが、ゴミ置き場では御座いません。」
身分の高い者を幽閉する場所なのか。
ユーリ»「ロザリカに見つかるけど仕方ないな。」
ラナ»「これだけ派手に動いてロザリカにバレてないと思ってるんですか?」
ユーリ»「やっぱバレてるよね?」
ラナ»「間違い無くバレてます、渡すんですか?」
ユーリ»「奴隷商に売る?ロザリカばっか不公平だし。」
ラナ»「既に今更ですが…。」
ユーリ»「とりあえずコイツはリーゼが遊び飽きたらロザリカ行きで。」
残り10人を地下牢へ入れると決まった時、1人の女が話しかけてきた。
女»「私はどうなるのでしょうか?」
ラナ»「地下牢で家畜です。」
女»「私は無関係なのですが?」
ユーリ»「それは無いな、他国の王族を笑い物にして無罪は有り得ん。」
女»「私は笑っておりませんし、私の父は伯爵ですが?」
ユーリ»「伯爵だから何?こっちは王族ですが?娘の失態は父親も同罪だから連れて来いって事かな?
あんたステリアラ国王をバカにして笑っても許される家なんだね、でもロズグランデは違うよ、ハッキリ笑ってるの見ました残念でしたね。おわり。」
女»「私の父を敵に回すのですね?良いでしょう、後で泣き顔を見て差し上げます。」
ユーリ»「あんたの父親ってステリアラ国王より権力あるんだね、伯爵なのに凄いね、ここに来たらお前の目の前で殺す。」
ラナ»「ロズグランデ国王陛下は如何なる権力を持ってしても何の影響も御座いません。」
ユーリ»「お前の父親が攻撃してきたらステリアラの国ごと滅ぼしてやる、お前がステリアラ滅亡の切っ掛けになるんだ、良かったな、ステリアラを潰したかったんだろ?」
女»「私が国を滅ぼしたいワケないでしょッ」
ラナ»「貴女の実家に国を動かせる程のチカラなんて無いですよ?エリチャーセ伯爵令嬢様、グラザド伯爵どころかエチシポート公爵様でも不可能です。」
女»「…。」
ラナ»「ロズグランデ様を敵に回す者は居りませんよ?余程の愚か者でない限り。」
ユーリ»「このメスを娼館に連れてけ、抵抗するなら手加減なく殴っていぃ。」
兵士»「承知しました。」
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