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マイズトーレの抜き打ち調査は攻め落としてから少ししか日数が経過しておらず、シルフとラナが優秀なのもあり、あまり時間が掛からず終わるのが早かった。


ユーリ»「みんな有難う、お疲れ様でした、メイ達はあまり出番なかったね。」

メイ»「人間が居ますが、宜しいのですか?」

ロザリカ»「メイごめん、私が陛下ってお呼びしてしまって…。」

メイ»「ちょっと…私さっきまで陛下のフリしてたのに早く言ってよ恥ずかしいじゃない。」

ユーリ»「あ、だよねゴメンなさい(^^;)」

メイ»「いえ、陛下を責めているのでは御座いません、この男爵婦人に早くなれ女です。」

ロザリカ»「ゴメン…。」


ロザリカめっちゃショゲてるの凄い可愛いんだけど、どうしよコレ…。


メイ»「なんとなく人間の死骸を見たら精神状態は分かるから気にしなくていぃよ。」

ロザリカ»「うん、ありがとう。」


2人を見てたら仲良しなのかな?と思える空気を感じた。

そう言えば暗部がケンカしてるの見た事ないな、本気でケンカしたら殺し合いになるのかな?


ユーリ»「じゃミース、住む場所を決めて薬屋に行こうか。」

ミース»「はい。え?」

ユーリ»「ん?どしたん?」

ミース»「住む場所と仰られましても…私は何も持っておりません…。」

ユーリ»「あぁゴメン、ある程度の初期装備は支給するし、家賃とか無いから気にしなくていぃよ。」

ミース»「有難うございます。装備?」

ラナ»「何を言ってるんですか、明日にして下さい、もう暗くなりますよ?人間は闇夜は見えないのでは?」

ユーリ»「う…。」

ラナ»「それにユーリ様が自ら動かなくても街の事ならイリエ衆が居るでしょ。」


ミースがじっと見てる…。
また偽物ロズ王とか思われてるんだろうか?別にいぃけど。


ユーリ»「え~。この子は私が魔族領で暮らす事になった時、魔族の王様が私に付けてくれた初めての従者なんだよ、ずっと傍に居てくれて助かってるんだけど…頭が上がらなくて( ・∇・)アハ…」

ラナ»「因みに先程の抱き合ってたウサギは従者2号です。」

ユーリ»「ラナちゃん…もう少し言葉を選ぼうか?って言ったら更に激しくなるからダメッ」

ラナ»「とにかく焼肉以外で夜の外出は禁止です、このメス猿はマリウスの肉便器と決まってますが後の2人は如何いたしますか?」

ミース»「にくべんき…。」

ユーリ»「ラナ、さすがに毒舌が酷いよ?」

ラナ»「主のドギツイ影響ですかね?」

ユーリ»「私のせいにすんなッ!!毒舌は最初からでしょうがッ!!」

ラナ»「なぜバレた?」

ユーリ»「ヴァレるわッ!!隠してもないのにバレたフリすんなッ!!」


ラナの目だけアッチ向いてベロ出すの可愛いんだけど…なまじ有能なだけに反撃が痛いのだ。


ユーリ»「あのオス共の武器は壊しちゃったしな…代わりを用意するのも癪だし…木の棒でも持たせて洞窟探索?」

ラナ»「木の棒って(笑)あ、城の倉庫に確か武器ありましたよ?」

ユーリ»「なぜそんな物が倉庫に?」

ラナ»「ベルストック領主の物でしょう、来た時から有りました。」


前の領主が解任されたが屋敷に物は残っていると聞いた記憶はある。


ユーリ»「じゃ緑頭は大剣と、ノッペリしたヤツは槍を持たせて洞窟探索の刑で。」

ラナ»「畏まりました。」


とりあえず3人を城で休ませる事にし、少し漫画を試し描きして明日に備えて就寝です。











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