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しおりを挟むこれはヤバい( ̄▽ ̄;)
闘技場を作ってるって既にバレてるハズなのにステリアラは何も言ってこないけど、完成して実際に使用したら何か言われそうだ。
ユーリ»「ちょっとゼンさんとこ行こうか…。」
ラナ»「もしかして闘技場の建設を中止するのですか?」
ユーリ»「中止はしない、少し大きくしてもらうのよ、横に長く作ってもらえれば、ココみたいに使えるかなって思って。」
ラナ»「なるほど、闘技場建設を誤魔化して競技場にしてしまうのですね?」
ユーリ»「闘技場を使う予定は無いけど、ステリアラで良い印象が無さそうだからね。」
ラナ»「そうですね、簡単に言うと奴隷を殺させ合う場所になるのは確実ですからね。」
ユーリ»「ぅぅ…考えが浅かったですスンマセン。」
ゼンさんに会い、闘技場を楕円形に作って欲しいと頼んでみた、途中で注文を変更すると嫌がられるのは解っているのだが、このまま完成するとマズい気がするのだ。
ゼンさんに地面へ絵を書いて説明してみた。
ゼン»「ほう、半分に割って間を延長させる感じですか、分かりました、闘技場を使う予定は無いと言ってたので作ってますが、ステリアラから何か言われたので?」
ユーリ»「言われる前に誤魔化そうかと…(;¬∀¬)ハハハ…。」
ゼン»「楕円形に作ってどうするんです?闘技場としても使えますぜ?」
ユーリ»「まだ思案中ですが、何かを走らせて競わせ、それを皆でお金を掛けて遊ぶ施設?にしようかと。」
ゼン»「昔どこかで隠れて従魔を競わせて掛け事してるって話は聞きましたな。」
それココなんじゃ…?
ユーリ»「隠れてって、それ禁止なんですか?」
ゼン»「いえ、闘技が禁止なだけです、何も言われない為に こっそり隠れて遊んだんじゃないですか?」
禁止じゃなきゃセーフかな?
あまり派手にやって破滅する人が続出したら何か言われるかもだけど、競技じたいで死人が出るワケではない。
執務室へ戻り、コハクを見てデカいなぁ。と思っていたら。
アルザ»「琥珀は私の子なのでダメですよ。」
ユーリ»「何がだょ!! 大きくなったなって見てただけで別に取らないよ。アカガネは取られてるけどね(¬_¬)」
アルザ»「アカガネは良いのです。」
ユーリ»「ワガママ姫だな…。」
次の日には狐の里へ引っ越しの迎えに行き、家を決めてから荷物を運んで終了。
執務室へ戻り、お茶を飲んでいると、通気扇で使っていた赤い石の魔力が無くなったとかで石が戻ってきた。
ユーリ»「これがそうなの?」
ゲイル»「はい、赤い石を渡したのですが、透明になって戻ってきましたね。」
ユーリ»「魔力が無くなると色も無くなるのか?」
ゲイル»「いつまで回るのか試すのに通気扇を回したままにしてもらってまして、見る度に色が薄くなっていたと報告を受けております。」
ユーリ»「って事は…魔力満タンで黒、無くなったら透明になるのか、ある程度の魔力残量が視認できる。へぇ、普通の魔鉱石と同じ使い方が出来るなら高値で売れるかもね。」
ゲイル»「魔力を充填できる者が居ないと売れないのでは?」
そりゃ解ってますよッ!!
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