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しおりを挟むなんだか店のイメージが伝わってない感じするな…キャバクラ行った事ないからワカランのだよ。
ユーリ»「えっとね、普通の酒場と違って給仕じゃなく、お客さんの近くに座って相手をする為の女性が居る店?」
ゼン»「そのネーチャンは誰でも相手してくれるんですかい?」
ユーリ»「それが仕事の子ですよ、その分お酒は少し高めになりますけど…。」
ドワーフ»「値段次第だなぁ、あんまり高いと行く気になんねぇ。」
ゼン»「そうだな、自分で買って飲む方が得かも知れん。」
ユーリ»「う…質より量ですか…。」
田舎じゃキャバクラはダメっぽい…。
勢いで作らなくて良かったぁ~。
良い考えが浮かばなく、シアの家に荷物を取りに行ったりビルセイドに異常が無いか見に行ったりした。
マイズトーレも気になるのだが、ちょこちょこ行きすぎたので暫く放置していた。
執務室でダラダラしていたらビルセイドから鳥が手紙を運んできたので読んでみたら、ヒルラウロからの手紙でマイズトーレの街の周辺に帝国から来た人が溢れかえっていると書いてあった。
ゲイルに手紙を渡しマイズトーレに行くと告げてゲートで移動した。
ヒルラウロ»「陛下、お忙しい中お越し下さり有難うございます。」
ユーリ»「帝国民が押し寄せてきてんの?」
ヒルラウロ»「はい、サインスさんにお願いして皆に話しを聞いてきてもらったのですが、なにやら街の上空に巨大な魔法陣が浮かんでいてギーバレフ帝国領から逃げて来たのだとか。」
ユーリ»「あ…。(○_○ )」
リーゼ»「( '-' )」
ラナ»「( ФωФ )」
ヒルラウロ»「(・・)?」
あれか…確かに頭の上に謎の巨大魔法陣があったら怖いわな…。
ユーリ»「へ、へ~。そんなのあるんだぁ、すごいね~。」
ラナ»「ヘタクソ」
リゼル»「( ,,>з<)ブッ」
ユーリ»「すんません、その魔法陣の犯人は私です…。」
ヒルラウロ»「陛下が書いた魔法陣なのですか?」
ユーリ»「あぃ、魔法陣の消し方が解りません、すんません。」
ヒルラウロ»「…。なんの魔法陣なのでしょうか?」
ユーリ»「あれは爆破魔法を極限まで強化した爆裂魔法で、多分、エクスプロージョン級かと。」
ヒルラウロ»「エクスプロージョン…あのフリナーク国を跡形も無く消し飛ばした魔法ですか?」
ユーリ»「あれは炎の柱でインフェルノ?それとは違うヤツ、フリナーク?の3倍ぐらいの威力あると思う。もっとかな?」
ヒルラウロ»「フリナークの3倍…。」
あ、ヒルラウロがフリーズしちゃいました、すんません。
ラナ»「とりあえず避難民をマイズトーレとサルマニラで収容しましょうか。」
ヒルラウロ»「サルマニラにも既に溢れかえっているらしいです。」
ラナ»「マイズトーレより先に行くと国境が有るので、家財道具を持ってたら許可証が無いと簡単には通してくれないでしょうね。」
やっちまった…。
これ逃げたら責められるだけじゃ済まないな…。
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