祖母の家の倉庫が異世界に通じているので異世界間貿易を行うことにしました。

rijisei

文字の大きさ
84 / 94

84話

しおりを挟む
「みんなに紹介しよう、マリオン、メイ、ミラ、イラだ、帝国からしばらくこっちで働いてもらう」

一気に4人も増えたのは嬉しいけど、どう配置しよう、取り敢えず1番きつい孤児院に振っておこう、住む所もとりあえずは孤児院の空いてる部屋にしておこう、常に子供達の近くに居れば慣れるだろうからな

「孤児院に入ってもらうからアンリ、イリーナ頼むな」

「はい、かしこまりました」

シルキーとフレイヤはまたこんびにに戻っていって人手が足りなくなってるからちょうどいいか

「アンリ シルキー達はどうだった?」

「手伝いにきてもらっておいてなんなんですが、無理です」

「何が無理なんだ?」

「お掃除してもらったら適当すぎて、私達がまたやり直すことになるし、洗濯をお願いしたらタライに入れたまま見つめて待っていて、動かないってわけのわからないこと言ってるし」

掃除機と洗濯機もこっちにはないからな、ただ祖母の家ではテレサがほとんどやっていて、あいつらは何もやってなかったはずだが

「それは大変だったな、メイ、ミラ、イラはあいつらよりはできると思うからしっかりと教えてやってくれ」

「はい」

「マリオンはハルクと交代だ、ハルクはまた俺に付いて荷物運びと帝国の店への運送とか頼む」

「はい」

「マリオンは食堂の護衛と呼び込みをしてもらうが大丈夫か?」

「任せてください、不埒な奴らはのしてやりますよ」

ハルクは口数が極端に少ない為呼び込みは子供達だけにやらせていたがマリオンは大丈夫そうだ、ハルクが声を掛けたらみんな逃げていってしまうだろうからな

こんじにのほうは3人いれば充分だろう、孤児院で働いたことによって多少は意識が変わってくれればいいが、どうだろう、一度様子を見に行くか

「シルキーとフレイヤ 孤児院は楽しかったか?」
シルキー
「もう真面目に働くのであそこにやるのだけは許してください」

「今まで真面目に働いてなかったのか?」
フレイヤ
「今まで以上にって意味よ、今までも真面目だったし」

「たった3日働かせるだけでここまで良い子になるなら今度は1ヶ月ぐらい、、」
フレイヤ、シルキー
「なんでもしますからそれだけは」

「ならオクタにも優しくするか?」
フレイヤ、シルキー
「はい、勿論です」

「オクタ今の言葉聞いたか?」

「はい、聞きました、これからも宜しくしたいです」

随分と自信ありそうだな、テレサを付けたのは正解だったな

「じゃあみんなよろしくな、俺は出掛けるから」

今日は田所さんに会う予定だ、中々スケジュールが合わなくて今日まで延び延びになっていたが、やっと今日会うことができそうだ、待ち合わせ場所であるファミレスに行くと既に来ていた、時間は5分前なので遅刻ではない

「初めまして杉山です、今回はご足労頂いてありがとうございます。」

「田所です、今回は新事業にお誘いいただいて感謝しております。」

お店のコンセプトを話した

「面白い食材を用意できることになったので折角なら飲食店をしてみようってことになりまして、ただ私は料理に関しては素人なので経験者にお願いすることにしまして」

「そうですか、どんな食材なんです?」

さすが料理人、肉に興味を持ってくれたようだ

「そうおっしゃられると思って、今日は一口カツと唐揚げを用意してきました、ただここでは出せないので後ほど」

「それは楽しみですね」

「はい、メニューは2品のみ、唐揚げとトンカツ、豚肉と鷄肉のみです」

「かなり攻めますね、それだけ食材に自信があるということですね」

「それはもう食べていただければわかってもらえると思います、取り敢えず待遇としては月40でどうでしょうか」

「失業中の私としてはかなり魅力的ですが、他の従業員は居るのですか?」

「私はほんとに未経験でよくわかっていないのですが、カウンター8席、テーブルが4人掛け2席だと何人くらい居れば足りますか?」

「正直私1人とアルバイト2,3人雇えば充分だと思います」

「ならそれでいきましょう、私よりも田所さんの方がわかってらっしゃると思いますので」

「随分とお任せになるのですね」

「私は米本に絶大の信頼をしてます、米本が推薦してくれた人を疑うぐらいなら商売が失敗してもいいと思ってます」

「そこまで信頼して頂けるなら私も応えないわけにはいかないですが、受けるかどうかは食べてからにさせてください」

「それでは近所の公園に行きましょう」

近くの公園に移動して空いているベンチに腰掛けた、そしてバッグの中に入っているテレサに作ってもらった一口カツと唐揚げを差し出した

「さあ、どうぞ食べてください」

「はい、、、」

まずはカツから食べてもらった

「これどれだけ高級な肉なんですか、こんな肉をトンカツに使うのは贅沢ですよ、焼くだけで味付けは塩のみでいいですよ、フライにするのはもったいないです」

「結論は最後でいいですから、こちらの唐揚げも」

「これも、、、、すごいですね」

どうやら及第点もらえそうだ

「如何ですか?」

「これなら私じゃなくても勤まりますけど、こんな肉使わせて頂けるなら絶対にうまくいきますが、問題は値段ですね」

「どちらも800円ぐらいでどうでしょうか」

「原価いくらですか?」

「100グラム300円です」

「800円じゃ赤字ですよ、1600円はもらわないと」

「じゃあそれでいいです」

「そんなに簡単に決めていいんですか?少し不安になります」

そんなこと言われても異世界の通貨が余りに余っている、実は100円で売ってもいいぐらいだ、それでもある程度の値段じゃないと品質疑われる、それで800円かなと

「じゃあお店をお任せするのでお願いします、バイトも面接お願いしますね、実際に一緒に働くのは田所さんですから」

「何か放置されてる気がしないでもないですが、わかりました」

これで現代での飲食店も進むことができた。
 
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

社畜生活に疲れた俺が転生先で拾ったのは喋る古代ゴーレムだった。のんびり修理屋を開店したら、なぜか伝説の職人だと勘違いされている件

☆ほしい
ファンタジー
過労の末に命を落とした俺、相田巧(アイダタクミ)が目を覚ますと、そこは剣と魔法の異世界だった。神様から授かったスキルは「分解」と「再構築」という、戦闘には向かない地味なもの。 もうあくせく働くのはごめんだと、静かな生活を求めて森を彷徨っていると、一体の小さなゴーレムを発見する。古代文明の遺物らしいそのゴーレムは、俺のスキルで修理すると「マスター」と喋りだした。 俺はタマと名付けたゴーレムと一緒に、街で小さな修理屋を開業する。壊れた農具から始まり、動かなくなった魔道具まで、スキルを駆使して直していく日々。ただのんびり暮らしたいだけなのに、俺の仕事が完璧すぎるせいで、いつの間にか「どんなものでも蘇らせる伝説の職人」だと噂が広まってしまい……。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。 食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。 もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。 ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。 ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。

処理中です...