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上質な恋を
罰と禁止で錬金術発動 5
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フワフワの毛を撫でながら自分も出来たら髪が簡単に乾くよな!と、ワクワクしてたら『絶対にイオリは魔法を使うなよ、毛が燃え上がり丸裸になるぞ!?いや 違うな 丸坊主だったな』的確な指摘ですぐさま断念した。
「丸坊主はちょっ~っと嫌」
『ちょっととは思えない言い方だな。魔力を完璧にコントロール出来ないイオリにはまだ2つを同時に組み合わせる術は難しい』
「そうだねー」
桔梗の綺麗な毛を梳いたりわしゃわしゃと撫で回してると百合も飛んできて桔梗の毛に顔を突っ込んだが、桔梗に振り払わてしまった。
『答えは出たのか?』
唐突に聞かれて言葉に詰まる。
最後の会話で、気になる事はない。けど、
「わかんない。答えは教えてくれないんだろ』
『教えて気が付いても意味ないな』
「俺はアルが好き。だからちゃんと話し合うよ」
『それも良い方法だな』
ニッと笑って要るが、力加減はしてるだろ片手でシッカリと百合を抑え込んでる。パタパタと逃げ出そうとしてるが上手く行かずに悲しそうな鳴き声で時折り俺を見上げてくる。
「桔梗も百合と話し合ってさ 仲良くしてあげなよ」
『私をモフりたいのならそれなりの成果を出してからだ』
『成果?』
『ふん、私の求める狩りが出来ない奴は一人前とは認めない』
なるほど!百合も魔獣世界で生き抜く為に何かしらの特訓をしてるのか。
「そうか百合も努力家なんだな。偉いな」
百合を撫でてやるが 触り心地は桔梗の方が断然良いなと思いながら百合と桔梗を思う存分になでまわしてると夕飯だとルーシーが呼びに来た。
夕飯を食べながら婚約の儀や披露宴の話になった。今のまま魔獣が出没し続けたらそれらは中止し、手紙のみの通達になる可能性があると残念そうに語るが、俺としては両手を上げて喜びたい。
「ですが、結婚式だけは何としてでも執り行わないとなりませんね」
この世界に夏の終わりに来て半年も経たないのに、結婚式の話しをしてる俺って凄いな。まだまだ先の話だと思ってた。
内密に調査するがなかなか決定的な証拠が無い。
「ほーんとに あの歴代最高の問題児の子孫なのかしら」
マーサの言葉に私も疑いたくなる。フレイドは剣の腕も無いのに冒険者になると喚きギルド職員を脅したり、学も無いのにテストの問題が間違ってたと大勢の居る前で教師を糾弾したり、良く調査もせずに人の甘い言葉だけを鵜呑みにして傾国になりかけたりと、事細かに調査をすれば半年に1度は大バカぶりと思い上がりで突っ走ったりして問題を引き起こし周りには大迷惑しか掛けてこなかったフレイド。お騒がせフレイドの息子と納得出来るのがイグルノ、但し頭の中身に限られてるく。100点のテストで10点をやっと取れるか取れないかの瀬戸際でお情けで学園に通ってた。性格は温厚で花を好み花ばかりを育ててた人物である。
そしてリアンテ。学園入学前からフレイドの再来かと噂され学園時代も頭は空っぽで虚言癖があり かなりの博打好き。祖母リディルの手腕が項を称し領地が守られてきたが今では緊迫に瀕して居る状態である。かなりの財産してしまい領地の一部が借金の負債になってる。
「リアンテの息子ダリフは秀才だったリディル嬢の生まれ変わりと名高い頭脳の持ち主だとか」
私とユージェットは同い年でダリフは3歳年上。話したことは無いがパーティー等で顔は知っている。軽薄そうな目付きと一癖も二癖も有りそうな薄笑い、人を嫌な気分にさせる見下した態度。
「魔獣を解き放った後に馬車が疾走して 逃げてんでしょ。私が後を追えれば良いけど 何処に出没するか分かんないじぁねぇ~」
「あぁ、オーババードとラアィー共に馬車が走り去って行ったと民から目撃されてる。グルファの時は騎士が見かけたが、魔獣から逃げてるかと思い止めなかったそうだ」
「早く終わらせないとアイリーンとの婚約式も出来ないまま通達のみで終わりそう」
「そうなのよ、せっかく作ったイオリの衣装もどこにも発表出来ないままタンスの肥やしよ。悔しい」
「婚約の儀も披露宴も何も無ければイオリが悲しむな。早く終わらせよう」
「丸坊主はちょっ~っと嫌」
『ちょっととは思えない言い方だな。魔力を完璧にコントロール出来ないイオリにはまだ2つを同時に組み合わせる術は難しい』
「そうだねー」
桔梗の綺麗な毛を梳いたりわしゃわしゃと撫で回してると百合も飛んできて桔梗の毛に顔を突っ込んだが、桔梗に振り払わてしまった。
『答えは出たのか?』
唐突に聞かれて言葉に詰まる。
最後の会話で、気になる事はない。けど、
「わかんない。答えは教えてくれないんだろ』
『教えて気が付いても意味ないな』
「俺はアルが好き。だからちゃんと話し合うよ」
『それも良い方法だな』
ニッと笑って要るが、力加減はしてるだろ片手でシッカリと百合を抑え込んでる。パタパタと逃げ出そうとしてるが上手く行かずに悲しそうな鳴き声で時折り俺を見上げてくる。
「桔梗も百合と話し合ってさ 仲良くしてあげなよ」
『私をモフりたいのならそれなりの成果を出してからだ』
『成果?』
『ふん、私の求める狩りが出来ない奴は一人前とは認めない』
なるほど!百合も魔獣世界で生き抜く為に何かしらの特訓をしてるのか。
「そうか百合も努力家なんだな。偉いな」
百合を撫でてやるが 触り心地は桔梗の方が断然良いなと思いながら百合と桔梗を思う存分になでまわしてると夕飯だとルーシーが呼びに来た。
夕飯を食べながら婚約の儀や披露宴の話になった。今のまま魔獣が出没し続けたらそれらは中止し、手紙のみの通達になる可能性があると残念そうに語るが、俺としては両手を上げて喜びたい。
「ですが、結婚式だけは何としてでも執り行わないとなりませんね」
この世界に夏の終わりに来て半年も経たないのに、結婚式の話しをしてる俺って凄いな。まだまだ先の話だと思ってた。
内密に調査するがなかなか決定的な証拠が無い。
「ほーんとに あの歴代最高の問題児の子孫なのかしら」
マーサの言葉に私も疑いたくなる。フレイドは剣の腕も無いのに冒険者になると喚きギルド職員を脅したり、学も無いのにテストの問題が間違ってたと大勢の居る前で教師を糾弾したり、良く調査もせずに人の甘い言葉だけを鵜呑みにして傾国になりかけたりと、事細かに調査をすれば半年に1度は大バカぶりと思い上がりで突っ走ったりして問題を引き起こし周りには大迷惑しか掛けてこなかったフレイド。お騒がせフレイドの息子と納得出来るのがイグルノ、但し頭の中身に限られてるく。100点のテストで10点をやっと取れるか取れないかの瀬戸際でお情けで学園に通ってた。性格は温厚で花を好み花ばかりを育ててた人物である。
そしてリアンテ。学園入学前からフレイドの再来かと噂され学園時代も頭は空っぽで虚言癖があり かなりの博打好き。祖母リディルの手腕が項を称し領地が守られてきたが今では緊迫に瀕して居る状態である。かなりの財産してしまい領地の一部が借金の負債になってる。
「リアンテの息子ダリフは秀才だったリディル嬢の生まれ変わりと名高い頭脳の持ち主だとか」
私とユージェットは同い年でダリフは3歳年上。話したことは無いがパーティー等で顔は知っている。軽薄そうな目付きと一癖も二癖も有りそうな薄笑い、人を嫌な気分にさせる見下した態度。
「魔獣を解き放った後に馬車が疾走して 逃げてんでしょ。私が後を追えれば良いけど 何処に出没するか分かんないじぁねぇ~」
「あぁ、オーババードとラアィー共に馬車が走り去って行ったと民から目撃されてる。グルファの時は騎士が見かけたが、魔獣から逃げてるかと思い止めなかったそうだ」
「早く終わらせないとアイリーンとの婚約式も出来ないまま通達のみで終わりそう」
「そうなのよ、せっかく作ったイオリの衣装もどこにも発表出来ないままタンスの肥やしよ。悔しい」
「婚約の儀も披露宴も何も無ければイオリが悲しむな。早く終わらせよう」
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