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第2章
姉の暴走
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嫌だと拒否してチョロチョロチョロと出るお湯で身体の泡を流してから風呂から出ると制服と鞄を返してもらう。
送ると言った怜登も無理矢理付いてきた。
家に着くなり父親に話しかてた。
ってかさ、よく父親って分かったよね?40代後半の癖に大学生と間違われる父さん。ちなみに母さんも父と同い年だけど、未だにナンパされたと喜んでる。見た目だけならめっちゃ可愛い中身おばさんだ。
「昨夜は突然 大事なご子息を預けて下さりありがとうございました。
私とご子息との今後の話をしたいのですがお時間を頂けないでしょうか?」
「家と多摩島家との話は御伽噺として聞いてる。でもな、聞いてるからって三毛から実花にも改名してる。家系図も末端まで何十年もかけて潰してきて 辿ることなんて不可能だ。どうやって見つけた?」
父さん ちょっと待てなんの話ししてんの!御伽噺って何、桃太郎とか浦島太郎とかの話?じゃぁないよね?家系図も潰してきたって なんなの?
「お爺様やお父様が何度かチャレンジしましたが失敗してます。ですが私は夢で見た敦さんを探し当てました。夢で見た彼は制服を着ていました。全国の制服カタログを取り寄せてその中で1番近いものから全ての学校を周り一人一人見て歩き33校目で見つけることが出来ました」
「気が遠くなるコトをご苦労なことで。それで、敦をさがしあてて 家に何をしたいんだ。」
「いらしゃいませ、敦の姉の茜と申します。」
流石はいい男に敏感な姉が 険悪な雰囲気で話してても なんのその 平然と挨拶が出来るのは我が道を貫く姉だ。
「多摩島 怜登と申します。以後お見知り置き下さい」
「多摩島様っておしゃるの」
「でかい目を更にデカくして目を見開いてる」
姉ちゃん 獲物を狙う目 辞めようよ!この人大ハズレだから。
「直ぐに忘れていいぞ」
「そうですね後日出直したいと思っております。私としては結納を先に済ませたいと考え目おりますが、いかがでしょうか?」
「はい!!私も異論ありません」
「茜ちょっとまて
暴走する姉を止めようとするが、先走る姉は止まらない。この家で姉の暴走を止めれるのは極たまに本気で怒った母さんだけだ。
でも基本 母さんは、のほほ~んとした性格で怒ると言う機能が なかなか働かない人だ。
「父さん!!すぐに結婚とは言って無いのよ!突然の事で混乱するのは分かるけど!子供の幸せを思ったら こんなに素敵な人と一緒になれるって思えば反対しないわよね!!」
「姉ちゃん ちょっと待ってて 落ち着けよ」
「敦!安心しなさい。ねっ、大丈夫よ、どこにいても私達は家族なんだから」
「大丈夫ですよ。全力で幸せにしたいとしか思いませんから。では、私もそろそろ失礼します」
姿勢を正して一礼して帰っていった怜登に唖然としてしまった。
鮫島さんは父に1枚の紙を押し付け怜登と同じように去って言った。
問題だけを残して去って行くとか何考えてんだ!!
この姉ちゃんはなにもかも 全て 自分の良いようにしか物事を捉える事しか考えつかない奴なんだよ!!
その証拠に 父さんの手にある紙をひったくって自分の携帯に登録してる。
「茜 結納の話は無かった!!直ぐにその電話番号は破棄しろ!!」
「何言ってんの?世界の多摩島家の若様に一目惚れされてここまで追っかけて来たのよ?そんな人、この世界中探してもなかなか居ないわよ!
やっとかぁ~ それも一目惚れで追っかけて来てくれる王子様かァ」
ダメだ、姉は自分の世界にドップリ浸かってしまった
送ると言った怜登も無理矢理付いてきた。
家に着くなり父親に話しかてた。
ってかさ、よく父親って分かったよね?40代後半の癖に大学生と間違われる父さん。ちなみに母さんも父と同い年だけど、未だにナンパされたと喜んでる。見た目だけならめっちゃ可愛い中身おばさんだ。
「昨夜は突然 大事なご子息を預けて下さりありがとうございました。
私とご子息との今後の話をしたいのですがお時間を頂けないでしょうか?」
「家と多摩島家との話は御伽噺として聞いてる。でもな、聞いてるからって三毛から実花にも改名してる。家系図も末端まで何十年もかけて潰してきて 辿ることなんて不可能だ。どうやって見つけた?」
父さん ちょっと待てなんの話ししてんの!御伽噺って何、桃太郎とか浦島太郎とかの話?じゃぁないよね?家系図も潰してきたって なんなの?
「お爺様やお父様が何度かチャレンジしましたが失敗してます。ですが私は夢で見た敦さんを探し当てました。夢で見た彼は制服を着ていました。全国の制服カタログを取り寄せてその中で1番近いものから全ての学校を周り一人一人見て歩き33校目で見つけることが出来ました」
「気が遠くなるコトをご苦労なことで。それで、敦をさがしあてて 家に何をしたいんだ。」
「いらしゃいませ、敦の姉の茜と申します。」
流石はいい男に敏感な姉が 険悪な雰囲気で話してても なんのその 平然と挨拶が出来るのは我が道を貫く姉だ。
「多摩島 怜登と申します。以後お見知り置き下さい」
「多摩島様っておしゃるの」
「でかい目を更にデカくして目を見開いてる」
姉ちゃん 獲物を狙う目 辞めようよ!この人大ハズレだから。
「直ぐに忘れていいぞ」
「そうですね後日出直したいと思っております。私としては結納を先に済ませたいと考え目おりますが、いかがでしょうか?」
「はい!!私も異論ありません」
「茜ちょっとまて
暴走する姉を止めようとするが、先走る姉は止まらない。この家で姉の暴走を止めれるのは極たまに本気で怒った母さんだけだ。
でも基本 母さんは、のほほ~んとした性格で怒ると言う機能が なかなか働かない人だ。
「父さん!!すぐに結婚とは言って無いのよ!突然の事で混乱するのは分かるけど!子供の幸せを思ったら こんなに素敵な人と一緒になれるって思えば反対しないわよね!!」
「姉ちゃん ちょっと待ってて 落ち着けよ」
「敦!安心しなさい。ねっ、大丈夫よ、どこにいても私達は家族なんだから」
「大丈夫ですよ。全力で幸せにしたいとしか思いませんから。では、私もそろそろ失礼します」
姿勢を正して一礼して帰っていった怜登に唖然としてしまった。
鮫島さんは父に1枚の紙を押し付け怜登と同じように去って言った。
問題だけを残して去って行くとか何考えてんだ!!
この姉ちゃんはなにもかも 全て 自分の良いようにしか物事を捉える事しか考えつかない奴なんだよ!!
その証拠に 父さんの手にある紙をひったくって自分の携帯に登録してる。
「茜 結納の話は無かった!!直ぐにその電話番号は破棄しろ!!」
「何言ってんの?世界の多摩島家の若様に一目惚れされてここまで追っかけて来たのよ?そんな人、この世界中探してもなかなか居ないわよ!
やっとかぁ~ それも一目惚れで追っかけて来てくれる王子様かァ」
ダメだ、姉は自分の世界にドップリ浸かってしまった
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