異世界無知な私が転生~目指すはスローライフ~

丹葉 菟ニ

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閑話 3

社交界で制裁を

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今日は娘と一緒に噂の宿の位置をこっそり視察し、その後 一緒に新しい食器を見て歩き回りますが、あのカップを見た後では心踊るものが御座いませんが、娘が気にってそうなのもを1つ購入し、予約を入れてた店で食事をして帰ってきた所でミホさんの従者のコウキさんが要らしてる事に驚きました。
兎に角にも、すぐに邸に向かって欲しいと言われそのまま ミホさんの元へ急ぎます。





主人が大捕物をした事は耳に入ってます。
その為に帰って来れない主人の為に少しの差し入れと着替えを持って行って帰って来たところで、ミホさんの従者が来られて直ぐににでもミホさんの所に出向いて欲しいと頼まれました。
何か良くない事が起きて居るのでしょ。
直ぐにに参ります。






朝から優雅に庭を散策し前から気になっていた本を手に取り読み耽っていますが、直ぐに手が疲れてしまいなかなか進みませんわ
お昼を頂き 庭で食後のお茶を楽しんでると従女がアオトさんが来てると聞き 慌てて玄関に出向き要件を聞くと直ぐにでもミホさんの元にで向いて欲しいとの事。
すぐに参りますと返事をして手早くドレスを身につけ髪を簡単に結い上げ 馬車に乗り込みました。








今日の集まりは あの時にあの場所に居た者達と仲の良い婦人達とのお茶。


私達の尊敬するミホさんをあそこまで侮辱した報いをしかと知るべきですわ。
ですが そこには1つどうしても気をつけなければならない点がございます。

ダチュリカ侯爵家のご長男は切れ者で文官としての頭角をメキメキと表し王家の金庫番としての才もあるお方、次期 財務大臣に間違いないとされるお方、次男は剣の腕も魔法の才も恵まれる討伐隊の貴き獅子団の中隊長を務める方。
本来のダチュリカ侯爵家の方々を回避して幼児様とその母メリエンダのお話するかです。


「えぇ、次期大臣とも名高いお兄様と 栄えある討伐隊中隊長の次男様をお持ちに成るのに幼児様は憧れのミホ様の名を恰も御自分だと仰られて。クスッ 失礼しました。あのお姿が なんとも滑稽としか言いようが御座いません」

他の婦人方も 次々に扇子を広げております。

「主人は貴族でも平民でも 月のお家賃を入れるなら貸すと仰られてます、私は旦那様のお仕事に口は出しませんが、横暴も横暴。御自分の立場がどの様な物か知ってるな潔く引き下がるのも 淑女としての振る舞い。それを菓子を強請る子供みたいにいつまでも物欲しそうに食いつく等と」

「まあまあ そんな事が 然しながらダチュリカ侯爵様も災難でしょうに。お育てになった上2人がご立派になられたのであれば教育は問題は無かった。となれば やはり血筋の問題でしょう」

ジェイシーがそれと無く ダチュリカ侯爵家の方々は問題ない発言をするのは話し合いで決まってます。

「そうですわね、ダチュリカ侯爵様も上お2人をご立派にお育てになられて 下の子はとなるとやはり血筋になりますわね」

妄想を含ませることで 一人歩きを始める噂話。ですが本来のダチュリカ侯爵家の方々を貶めては行けないのでしっかりと区別をつけときます。

「こんな事言いたくは無いですか、ここだけのお話で聞きいて下さいまし、リリビア様・・・・」

瞬時に皆の頭の中にはリリビア様の名は今は亡きハボード。頭の毛は赤毛のくすんだ色は申し訳なさ程度に頭皮に侘しく残りってる程度、腹が突き出ており 背が低いせいか足も短く、何処にも魅力を感じないお方。
皆様の頭の中に思い起こされます。

「確かあの子の髪の色 目の色も一緒だわ」

「あら、目の色もご存知ですの?」

「えぇ、昔 1度だけ鳥肌が立つほど 近くに寄られてしまい悲鳴を上げてしまった事がありますの。その時、従女が咄嗟に間に入って下さり問題なかったのですが、その時の目の色が・・色の濃いグリーンだったと」

「あら、幼児様の目の色はグリーンですわ」

この一致は何か意味するのか?
それは 皆様の想像力におまかせします。久しぶりの大捕物出現に 皆様の目がギラつき方が半端ありません。

「やはり 血筋が卑しい方となると どんなにお金をかけて教養を教えても無駄に終わるのですね」

「そうですわね、ロリーナ様 なんだか怖いわ」

「ダチュリカ侯爵家の方々に申し訳が経たないと思ってる時点で淑女としてどうなのでしょう?」

「卑しい方がその様な繊細な事を思われないのではジェイシー様」


「大きな捕縛劇が行われて騎士や文官の方々がいらっしゃる中、旅行気分でお供したいと 邸で大暴でしたのよ。
御自分達だけでいい思おをするのが許せないと喚き散らし出立を遅らせようとして、仕方なしにダチュリカ侯爵様はお供に加えて転移で」

「うっまぁっ そうでしたの?大事な勤めをなんだと思ってらっしゃるのかしら?信じられませんわ!それを 母親が止めなかったのですか?メイーナ様」

「止めもる所か御自分も連れていけとリューイ様に。1回の転移で3人が限界ですから魔力が回復すれば次の日に転移して来てると」

「大変珍しい魔法をそうも簡単に御自分の為に使え等と、恐ろしくて口に出せませんわ」

「緊急性も無い事に使うなど 魔力量の多く使われて消耗が激しいのに、子が可愛ければ その様なキケンな魔法を簡単に使え等言えませんわ」

「きっと御自分達とダチュリカ侯爵家と分けて見てたのでしょう。そうすれば物事がハッキリと見えて来ますわ」

ふふふっ 後妻とダチュリカ侯爵家の方々とコレで確りと区別が付いたはずですわ。噂話は2種類あります。1つは一人歩きさせるもの。もう1つは噂の範囲を出ないか監視しつつ噂を広める事です。今回の噂は後者、私達も忙しくなります

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