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*君の存在
君の存在#9
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最後の悪霊が桜にくっついて居たと思ったら突然こっちに向かって来た
だけど琉が張ってくれた結界にぶつかって弾かれた
琉「……っ」
琉が何か苦しそう
微かに汗もかいてる…
蓮「琉大丈夫…?」
琉「お前は下がってろ
ったく、急場の護符じゃ弱かったな」
もしかしてこの結界を壊されそうってこと…?
だからこんなに汗をかいて必死に耐えてるの?
こんなにしんどそうな琉は始めて見る
怪我をしたことだってあるって言ってた
このままで琉の体は大丈夫なの…!?
すると悪霊はもう1度私達の方に向かってきて、結界にぶつかった
今度は弾かれない様にぶつかり続けてる感じで、琉がなんとか耐えているように私には見えた
だけど次の瞬間、琉の持っていた結界の御札が突然縦に破れた
琉「くそが」
御札が破かれ、結界の力も消えると淀んだ空気に再び吐き気が襲ってきた
それだけじゃなく悪霊もこっちに向かってきた
琉「離れろ蓮っ!」
急に琉に突き飛ばされて私は尻餅をついてしまった
蓮「いたた…琉っ!?」
前に立っていた琉は地面に手を付き、苦しそうに胸を押さえて息を荒くしていた
蓮「琉っ、大丈夫!?」
琉「お前は来るな、邪気に当てられただけだ…
お前は影響受けやすいんだからなるべく離れてろ…
―…はぁ…流石に力も強いな…」
邪気…?この黒いオーラみたいなもの…?
琉の息が上がってる…
私の心に不安がよぎった
悪霊はもう1度、琉の方へ向かってきた
蓮「琉…っ!」
琉に駆け寄ろうとしたけど酷い目眩がして私はつまづいてしまった
う…またこの気持ち悪さ…
私のせいで琉まで…!
だけど次の瞬間、琉はその悪霊をガシッと掴んだ
琉「捕まえた…2度も食らうかっての…」
霊体に触れてる…!?
普通こっちから触れたりしないのに…
琉の手に何か血文字…?みたいな物で何か記号の様な物が書いてある…
読めないし、どうゆう意味があるのか分からないけど、多分あれのお陰で霊に触れるんだ
琉「お前には特別な護符を用意してやった
感謝して受け取れよ」
琉はバシッと御札を悪霊の額にぶつけた
本当に特別な御札だったんだろう
さっきとは違って悪霊はようやく悲鳴を上げながら浄化されていった
あの悪霊が消えるとやっと空気も軽くなり終わったんだと思えた
蓮「ぅ…っ」
悪霊も消えたのにまだ吐き気とだるさが残ってる…
琉と桜の所に行きたいのに上手く力入れられない…
琉「無茶すんな
怨霊の邪気に当てられて体内に邪気が残ってるんだ
邪気を浄化すれば回復するから…なるべく気を楽に、深呼吸しろ…」
琉だってしんどそうなのに私の事優先で…
私は言われた通り目を閉じてゆっくりと呼吸した
途中で琉が私の手を重ねた事が分かった
段々と呼吸しやすくなってだるさが消えていく…
琉「大丈夫か」
蓮「うん…もう楽になった…」
琉「それじゃ次は桜だな」
桜はいつの間にか気を失うように倒れ込んでいた
蓮「桜っ!」
桜に駆け寄ると私と同じ様にしんどそうに顔色も悪くてぐったりしていた
琉「桜の方が近くで長く邪気に当てられた分、症状が重いな…」
蓮「桜…大丈夫だよね…」
桜に何かあったらと思うと目頭が熱くなった
琉「心配すんなって…」
そして琉は私と同じ様に桜についた邪気も払祓ってくれた
桜「うん…」
蓮「桜!?」
祓い終わると桜の意識も戻って目を開けてくれた
桜「蓮…」
蓮「う…えぇん…桜ぁ…よかったぁ…」
桜「…もう…泣き虫…」
そう言って私の頭を撫でてくれた
不思議…触れられていない筈なのに、撫でられる感覚と温もりを感じた気がした
あぁ…そっか…桜の温もりを覚えてるからだ
蓮「あっ、琉は!?琉は大丈夫なの!?」
私が振り返ると琉はいつの間にか自分の邪気も祓い終わっていたみたいで顔色も戻っていた
琉「騒ぐな、もう大したことない」
蓮「本当に本当に大丈夫…?」
あんなに苦しそうで、琉の体にもきっと負担がかかった筈なのに…
琉「しつこい」
蓮「そっか…良かった…」
少し心配だけどこれ以上しつこく聞いたら嫌われそう…
桜「琉…私の事も蓮の事もありがとう」
琉「お前等と居ると退屈する暇もないな
念の為、探して正解だった」
蓮「ごめん…」
琉「まぁ…今回はお前等のせいって訳じゃ無さそうだな」
琉は倒れて未だに眠ってる彼女達とその近くに散らばってる私の鞄の中身と破けた御札を見て呟いた
琉「…何かあったのか?」
蓮「え…」
どうしよ…どう琉に説明すれば…
桜「逆恨みで鞄奪われて中身とぶちまけられて御札も破かれたのよ」
蓮「ちょっ…桜…」
桜「黙ってたって仕方ないでしょ
また今回のような事があったらどうするの?
その子達の軽率な行動でどれだけ危なかったか!
琉が来なかったらどうなってたか分からないんだよ?」
桜の言う通り…
確かに許せない…
人の物奪ったり、勝手に壊したり、桜と琉を危険な目に合わせて…
だけど私のせいでもあるような気がして…
琉「逆恨みって?」
桜「あんたの事好きな子が居るってこと
蓮が琉と一緒に居るのが気に食わないんだってさ」
あぁ…怒ってるから全部暴露しちゃった…
琉「はぁ…悪かったな」
溜め息をついたかと思ったら琉は私達に謝った
蓮「え!?なんで琉が謝るの?」
琉「俺にも原因があると思ったから」
そんな事無いのに…
「うぅ…」
蓮「さっきから少し魘されてるようだけど…あの人達は大丈夫なの?」
琉「多少邪気が残ってるせいだろう」
蓮「除霊…してあげないの?」
琉「自分で撒いた種だし、自業自得の結果だ
俺がそこまで世話してやる義理はそいつ等にはない
邪気を撒いてた怨霊は除霊したし、残留してる邪気も時間が経てば消えていく」
桜「え、消えるものなの?
てっきり除霊しなきゃいけないのかと」
琉「お前等は話が別
あの様子からして明日には完全に消えるだろう
まぁ、一晩は悪夢に魘されることになるだろうが、自分達が引き起こした代償だ」
あ…琉も結構怒ってるみたい…
琉「お前等は先に戻ってろ
俺はこいつ等の事、担任に報告してくる
それとほら、新しい護符」
蓮「あ、ありがとう…」
先に戻ろうとしたその時、
直人「おーい琉?」
突然、なおが顔を覗かせた
だけど琉が張ってくれた結界にぶつかって弾かれた
琉「……っ」
琉が何か苦しそう
微かに汗もかいてる…
蓮「琉大丈夫…?」
琉「お前は下がってろ
ったく、急場の護符じゃ弱かったな」
もしかしてこの結界を壊されそうってこと…?
だからこんなに汗をかいて必死に耐えてるの?
こんなにしんどそうな琉は始めて見る
怪我をしたことだってあるって言ってた
このままで琉の体は大丈夫なの…!?
すると悪霊はもう1度私達の方に向かってきて、結界にぶつかった
今度は弾かれない様にぶつかり続けてる感じで、琉がなんとか耐えているように私には見えた
だけど次の瞬間、琉の持っていた結界の御札が突然縦に破れた
琉「くそが」
御札が破かれ、結界の力も消えると淀んだ空気に再び吐き気が襲ってきた
それだけじゃなく悪霊もこっちに向かってきた
琉「離れろ蓮っ!」
急に琉に突き飛ばされて私は尻餅をついてしまった
蓮「いたた…琉っ!?」
前に立っていた琉は地面に手を付き、苦しそうに胸を押さえて息を荒くしていた
蓮「琉っ、大丈夫!?」
琉「お前は来るな、邪気に当てられただけだ…
お前は影響受けやすいんだからなるべく離れてろ…
―…はぁ…流石に力も強いな…」
邪気…?この黒いオーラみたいなもの…?
琉の息が上がってる…
私の心に不安がよぎった
悪霊はもう1度、琉の方へ向かってきた
蓮「琉…っ!」
琉に駆け寄ろうとしたけど酷い目眩がして私はつまづいてしまった
う…またこの気持ち悪さ…
私のせいで琉まで…!
だけど次の瞬間、琉はその悪霊をガシッと掴んだ
琉「捕まえた…2度も食らうかっての…」
霊体に触れてる…!?
普通こっちから触れたりしないのに…
琉の手に何か血文字…?みたいな物で何か記号の様な物が書いてある…
読めないし、どうゆう意味があるのか分からないけど、多分あれのお陰で霊に触れるんだ
琉「お前には特別な護符を用意してやった
感謝して受け取れよ」
琉はバシッと御札を悪霊の額にぶつけた
本当に特別な御札だったんだろう
さっきとは違って悪霊はようやく悲鳴を上げながら浄化されていった
あの悪霊が消えるとやっと空気も軽くなり終わったんだと思えた
蓮「ぅ…っ」
悪霊も消えたのにまだ吐き気とだるさが残ってる…
琉と桜の所に行きたいのに上手く力入れられない…
琉「無茶すんな
怨霊の邪気に当てられて体内に邪気が残ってるんだ
邪気を浄化すれば回復するから…なるべく気を楽に、深呼吸しろ…」
琉だってしんどそうなのに私の事優先で…
私は言われた通り目を閉じてゆっくりと呼吸した
途中で琉が私の手を重ねた事が分かった
段々と呼吸しやすくなってだるさが消えていく…
琉「大丈夫か」
蓮「うん…もう楽になった…」
琉「それじゃ次は桜だな」
桜はいつの間にか気を失うように倒れ込んでいた
蓮「桜っ!」
桜に駆け寄ると私と同じ様にしんどそうに顔色も悪くてぐったりしていた
琉「桜の方が近くで長く邪気に当てられた分、症状が重いな…」
蓮「桜…大丈夫だよね…」
桜に何かあったらと思うと目頭が熱くなった
琉「心配すんなって…」
そして琉は私と同じ様に桜についた邪気も払祓ってくれた
桜「うん…」
蓮「桜!?」
祓い終わると桜の意識も戻って目を開けてくれた
桜「蓮…」
蓮「う…えぇん…桜ぁ…よかったぁ…」
桜「…もう…泣き虫…」
そう言って私の頭を撫でてくれた
不思議…触れられていない筈なのに、撫でられる感覚と温もりを感じた気がした
あぁ…そっか…桜の温もりを覚えてるからだ
蓮「あっ、琉は!?琉は大丈夫なの!?」
私が振り返ると琉はいつの間にか自分の邪気も祓い終わっていたみたいで顔色も戻っていた
琉「騒ぐな、もう大したことない」
蓮「本当に本当に大丈夫…?」
あんなに苦しそうで、琉の体にもきっと負担がかかった筈なのに…
琉「しつこい」
蓮「そっか…良かった…」
少し心配だけどこれ以上しつこく聞いたら嫌われそう…
桜「琉…私の事も蓮の事もありがとう」
琉「お前等と居ると退屈する暇もないな
念の為、探して正解だった」
蓮「ごめん…」
琉「まぁ…今回はお前等のせいって訳じゃ無さそうだな」
琉は倒れて未だに眠ってる彼女達とその近くに散らばってる私の鞄の中身と破けた御札を見て呟いた
琉「…何かあったのか?」
蓮「え…」
どうしよ…どう琉に説明すれば…
桜「逆恨みで鞄奪われて中身とぶちまけられて御札も破かれたのよ」
蓮「ちょっ…桜…」
桜「黙ってたって仕方ないでしょ
また今回のような事があったらどうするの?
その子達の軽率な行動でどれだけ危なかったか!
琉が来なかったらどうなってたか分からないんだよ?」
桜の言う通り…
確かに許せない…
人の物奪ったり、勝手に壊したり、桜と琉を危険な目に合わせて…
だけど私のせいでもあるような気がして…
琉「逆恨みって?」
桜「あんたの事好きな子が居るってこと
蓮が琉と一緒に居るのが気に食わないんだってさ」
あぁ…怒ってるから全部暴露しちゃった…
琉「はぁ…悪かったな」
溜め息をついたかと思ったら琉は私達に謝った
蓮「え!?なんで琉が謝るの?」
琉「俺にも原因があると思ったから」
そんな事無いのに…
「うぅ…」
蓮「さっきから少し魘されてるようだけど…あの人達は大丈夫なの?」
琉「多少邪気が残ってるせいだろう」
蓮「除霊…してあげないの?」
琉「自分で撒いた種だし、自業自得の結果だ
俺がそこまで世話してやる義理はそいつ等にはない
邪気を撒いてた怨霊は除霊したし、残留してる邪気も時間が経てば消えていく」
桜「え、消えるものなの?
てっきり除霊しなきゃいけないのかと」
琉「お前等は話が別
あの様子からして明日には完全に消えるだろう
まぁ、一晩は悪夢に魘されることになるだろうが、自分達が引き起こした代償だ」
あ…琉も結構怒ってるみたい…
琉「お前等は先に戻ってろ
俺はこいつ等の事、担任に報告してくる
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蓮「あ、ありがとう…」
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