約束の果てに

秋月

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*恋人同士

恋人同士#8

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琉が私を好き…?
私が状況を上手く把握できず、呆然としていると琉が声をかけてきた

琉「何でそんな顔してんの?
まさかまだ伝わってないわけ?」

真っ直ぐ見つめられる琉の視線にまた顔が熱くなって、心臓が飛び出そうなほどドキドキしてる

蓮「そっ…そうゆう訳じゃなくて…っ
だ、だって琉ってそうゆうのに興味なさそうだし…ましてや私を…す…好きだなんて…っ」

琉「興味ないなんて言ったか?」

蓮「え、あ…いや…琉…取りあえず手…離してくれない…?」

この状況だけでドキドキがヤバイのに、琉に触れられているだけで余計にドキドキが止まらないんだけど…!
ちょっと冷静になりたい…っ

琉「嫌だけど」

蓮「えっ!?」

離してくれないの!?
別に嫌な訳じゃないけど心臓持たないって…

琉「俺はお前が好きだ、蓮」

そうもう一度伝えてくると、もう片方の手が私の頬に触れる

琉「顔…真っ赤だけど」

恥ずかしいのと熱いのとドキドキし過ぎてもう訳が分からない…っ

蓮「りゅ、琉…」

私が声を絞るように琉を呼ぶと、琉は漸く私からパッと手を離してくれた

琉「ちょっと落ち着けば?」

蓮「う、うん…っ」

あのまま触れられていたら本当に心臓が持たなかった…!
それでもまだドキドキしてるけど、これで少しは冷静に考えられる…
琉が…私を好きだって…
何それ…信じられないくらい嬉しい
だって叶うことが無い恋だと思っていたから…

琉「それでお前の返事は?」

蓮「え!?わ、私の返事…!?」

琉「俺はお前の返事聞きたいんだけど?」

蓮「そ、そうだよね…っ…えっと…」

なんか色々と展開に追い付けなくて驚いてばかりだけど、返事はしなきゃいけないじゃん…!
だけどその瞬間、なおの事が頭に浮かんだ

なお…私はなおを傷つけたのに…私だけが幸せになる資格があるの…?
しかもさっき起こったばかりの出来事なのに…
私が悩むように黙り混んでると琉が

琉「直人の事考えてるのか?」

蓮「…私は…なおの事を傷付けたのに…」

琉「はぁ…お前が直人に遠慮することあるか?
さっきも言ったがお前は直人の気持ちを受け止めてやればいいだけだ
直人だって色々と覚悟の上でお前に告白したわけだし
直人はお前にそんな風に思わせる為に告白した訳じゃないだろ?
直人がどう思うか考えれば答えなんて簡単だろ」

なお…なおは全部知ってるみたいだった
自分に遠慮して琉を振ったと知ったら…なおはきっと自分を責めて怒るだろう
なおは相手の気持ちもとても大事にしてくれる人だもん
私がなおの立場でも…きっとそんな事をされるのは嫌だ
辛くても…好きな人の幸せを願う人でありたいと私は思う
だからなおは私の気持ちを確かめたのかもしれない…

琉「答えは出たか?」

蓮「うん…大丈夫」

琉「それで?」

そう琉に聞かれて冷静になった心臓がまたドキドキし始めた

蓮「え、えっと…私も…」

あれ…可笑しいな…言葉が上手く続かない
以前までは普通に言えていたのに、いざとなると緊張して上手く言葉が出てこない…っ
好きな人に好きって伝えるのってこんなに勇気がいることだったんだ…!?
琉はなんでそんなに普通なの…!?
落ち着いて…落ち着いて深呼吸っ
私だってずっと…琉に伝えたかったんだから…!

蓮「わ…私も…琉の事が好き…」

辛うじて出た言葉
好きと伝えた瞬間、恥ずかしさが溢れそうだった

琉「…今までは普通に言ってた癖に、今はそんなに恥ずかしがるんだな」

蓮「いっ、今までと今じゃ好きって気持ちの意味が全然違うもん…!
たった一言でも凄く勇気がいるんだよ…!?
ってゆうよりなんで琉はそんなに普通なの!?
それになんか意地悪な気がするんだけど!?」

気恥ずかしさで口がいつもより動いてる気がする
慌てふためく私を見て琉はフッと笑った

蓮「ど、どうして笑うの…?」

琉「いや、なんか可笑しくてさ」

笑みを溢すことはあるけど、こんな風に笑う琉はあんまり見ないかも
まぁ、私が原因で笑ってるのが少し恥ずかしいけど…

蓮「あ、あの琉…私達って両想いって事で良いのかな…私は琉の…」

彼女?って聞きたかったけど言葉が出てこなかった
なんだかまだ自信が無いってゆうか…

琉「蓮」

そしたら琉は軽く両手を広げてくれた
私はちょっと迷って、でも琉の方へ近寄って、胸の中に入ると琉はそんな私を抱き締めてくれた
ドキドキするけど温かくて安心する…
そして何故か溢れるように涙が流れて想いも溢れた

蓮「琉…好き…大好き…」

琉「ん、今日から彼女って事でいいな?」

蓮「うん…私も琉の彼女がいい…
琉大好き…本当に好き…」

さっきまでその一言が恥ずかしかったのに、今度は琉に伝えたくて仕方ない

琉「分かったって、お前の気持ちは
さっきまで恥ずかしがってた癖にどうゆう心境の変化だよ」

蓮「分かんない…でも伝えたくて…」

好きな人と両想いになれるってこんなに嬉しい事なんだ…
私達はしばらくそのまま時間を過ごした
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