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*呪いの連鎖
呪いの連鎖#11
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-蓮side-
蓮「…ここ、どこ?」
気が付いたら真っ青で澄みきったような静かな空間に私は立っていた
あれは空…なのかな?
足元は鏡の様な水面
なんだか落ち着く空間…
そんな中、ボーッと佇んで居ると、ドンッと小さな衝撃を感じた
視線を足元に落とすとそこには私の足に抱き付く小さな女の子が居た
蓮「え?」
私が声を漏らすとその子はパッと顔を上げて、私と目が合うと太陽みたいに可愛らしい笑顔を見せてくれた
『えへへへ~♪お姉ちゃん久し振り!』
そう話し掛けてきた愛らしい女の子
この子…!
『お姉ちゃん、美羽の事覚えてる?』
蓮「美羽!?うわぁっ、覚えてるよ!
元気だった?相変わらず可愛いね美羽」
愛らしい笑顔を見せる美羽に、私はしゃがみこんで美羽の頭を撫でてあげると嬉しそうに笑った
美羽「うん!とっても元気!お姉ちゃんは?」
蓮「私も元気だよ~…ってあれ…美羽がなんで…
というよりここはどこで私は何をしてたんだっけ…」
なんだかモヤがかかったように記憶が混濁してる
蓮「ねぇ美羽、ここがどこか分かる?」
美羽「うん!美羽知ってるよ!
教えてもらったもん!」
蓮「教えてもらった?」
誰にだろう…
美羽「あのね、ここは狭間って言うんだって」
蓮「狭間…?」
美羽「うん、でも美羽もよく分からないの
えっと、生きてる人と死んでる人の…きょーかいせん?って言ってた」
蓮「生きてる人と死んでる人の境界線…狭間…って…!」
思い出した
私、確か呪いを受けて琉の家で眠っていたはず…!
待って、美羽の今言った事を整理するともしかしてここって…
蓮「ここはあの世って事…!?
もしかして私…死んだって事…?」
ここが何処なのか分かった途端、唐突に理解できた
そして怖くなった
死という事実が
青ざめている私に美羽は声をかけてきた
美羽「ううん、違うよー?
お姉ちゃんはまだ死んでないよ」
蓮「え?ど、どうゆうこと…?
だってここがあの世なら私は死んだって事でしょ?」
美羽「違うよお姉ちゃん
ここはあの世じゃなくて狭間って言うんだよ
あの世は死んだ人が行くところだよ」
え、え、どうゆうこと…
ここはあの世じゃなくて…私はまだ死んでないの…?
私が考え込んでると、美羽が私の服を引っ張った
美羽「あのね美羽、お姉ちゃんに恩返しに来たんだよ~」
蓮「え?恩返し?」
美羽「そうだよ!
ママが教えてくれたんだ~
助けてもらったらちゃんと御礼を言って恩返ししなさいって
だから美羽、お姉ちゃんに恩返しに来たの」
もしかしてあの時、美羽のお母さんに美羽の言葉を伝えたから…?
美羽「恩返しに美羽、お姉ちゃんに来ちゃダメって言いに来たんだよ」
蓮「来ちゃダメ?」
美羽「うん!お姉ちゃんはまだ死んでないもん」
蓮「えっと…私戻れるの?」
その表現が合ってるか分からないけど…
ここは夢の様な感じもすれば現実味もあるような不思議な感じだから…
美羽「美羽ね!幼稚園に好きな男の子が居るんだぁ」
にっこりと笑った美羽
蓮「え、す、好きな男の子?」
美羽「うん!朝陽くんって言って、足が早くってかっこいいんだよ~」
まだ幼い小さな子どもだからか、美羽の話は色々と飛躍してよく分からない…
美羽「お姉ちゃんは好きな男の子居る?」
蓮「え?」
美羽に聞かれて琉の事が頭に浮かんだ
蓮「…うん、居るよ」
美羽「わぁ、美羽とお揃いだね!
朝陽くんみたいに足早い?」
好きな人が居ることが御揃いって事かな
小さな子らしい表現だな…
蓮「うーん、足が早いか分からないけど…
でも私が危ない時、いつも駆けつけてくれる格好いい人だよ」
そう、いつだって琉は駆けつけて助けれくれた
美羽「へぇ~、お姉ちゃん、お兄ちゃんの事大好きなんだね」
蓮「うん、大好き」
ううん、きっとそんな言葉で表せないほど…
美羽「じゃぁ、お兄ちゃんがピンチの時はお姉ちゃんが駆けつけなきゃだね」
蓮「勿論、どんな事があっても琉が危ないなら私も駆け付けるよ」
美羽「じゃぁ、お姉ちゃん急がなきゃっ」
蓮「え?急ぐって…」
そんな言い方をするって事は…
蓮「もしかして琉が危ないの?」
琉に何かあったの…?
考えるだけで胸が締め付けられるみたい
蓮「美羽教えて、琉は…!?」
美羽「落ち着いてお姉ちゃん
美羽も外の事は分かんないの
でもお兄ちゃんにはお姉ちゃんの助けが必要なんだよ」
何か悪いことが起こってるの…?
こんなことしてる場合じゃない
琉の所に行かなきゃ…
蓮「美羽、どこに行けばいいか分かる?」
美羽「えっとねぇ…お願いするんだよ
お兄ちゃんに会いたいって」
蓮「分かった、やってみるね」
美羽「お姉ちゃん、美羽恩返し出来た?」
そう聞いてきた美羽を私はぎゅーっと抱き締めた
蓮「勿論、とっても嬉しい恩返しだったよ
ありがとう美羽」
美羽「えへへ、お姉ちゃん元気でね」
美羽に言われた通り、強く願うと意識が遠退く気がした
そしてー…
蓮「ー…かはっ…」
目が覚めると強い息苦しさを感じた
やっと肺に空気が入ったみたいな感覚…
目が覚めるとあらゆる不調に苛まれた
体が鉛のように重い、怠い、視界が歪む…
息をするだけで苦しい
だけどこんなところで寝てる場合じゃない…
よく覚えてないけど、1つだけ覚えてる
琉の所に行かなきゃ…
蓮「ー…う…ゲホッゲホッ…」
体に力が入らない…
少し動くだけで頭が揺れるような強い感覚に襲われる
蓮「は…はぁ…」
強く…強く意識を持つんだ…
少しでも気を緩めたらまた気を失ってしまいそう
力を込めて…自分を奮い立たせて…
まだ…動ける
這いずる様に引き戸の所まで進んで、引き戸に捕まるように立ち上がって、壁づたいにゆっくり1歩1歩足を動かす
だけどたった数歩歩いただけで力が抜けるように私はドタッと転倒した
蓮「ー…はぁ…はぁ…ゲホッ…」
手足が震える…力が入らない
これ以上…前に進めない
嫌だ…嫌だよ…
目の前が涙で滲んでいく
何が起きてるのか分からないけど…琉が危ないかもしれないのに、私こんな所に居られない
琉の所に行きたいのに…
私が自分の未熟さに打ちのめされていると、バタバタとこっちに近付いてくる足音が聞こえた
陸人「蓮ちゃんっ!?」
私の前に現れたのは陸人さんと華さんだった
蓮「…ここ、どこ?」
気が付いたら真っ青で澄みきったような静かな空間に私は立っていた
あれは空…なのかな?
足元は鏡の様な水面
なんだか落ち着く空間…
そんな中、ボーッと佇んで居ると、ドンッと小さな衝撃を感じた
視線を足元に落とすとそこには私の足に抱き付く小さな女の子が居た
蓮「え?」
私が声を漏らすとその子はパッと顔を上げて、私と目が合うと太陽みたいに可愛らしい笑顔を見せてくれた
『えへへへ~♪お姉ちゃん久し振り!』
そう話し掛けてきた愛らしい女の子
この子…!
『お姉ちゃん、美羽の事覚えてる?』
蓮「美羽!?うわぁっ、覚えてるよ!
元気だった?相変わらず可愛いね美羽」
愛らしい笑顔を見せる美羽に、私はしゃがみこんで美羽の頭を撫でてあげると嬉しそうに笑った
美羽「うん!とっても元気!お姉ちゃんは?」
蓮「私も元気だよ~…ってあれ…美羽がなんで…
というよりここはどこで私は何をしてたんだっけ…」
なんだかモヤがかかったように記憶が混濁してる
蓮「ねぇ美羽、ここがどこか分かる?」
美羽「うん!美羽知ってるよ!
教えてもらったもん!」
蓮「教えてもらった?」
誰にだろう…
美羽「あのね、ここは狭間って言うんだって」
蓮「狭間…?」
美羽「うん、でも美羽もよく分からないの
えっと、生きてる人と死んでる人の…きょーかいせん?って言ってた」
蓮「生きてる人と死んでる人の境界線…狭間…って…!」
思い出した
私、確か呪いを受けて琉の家で眠っていたはず…!
待って、美羽の今言った事を整理するともしかしてここって…
蓮「ここはあの世って事…!?
もしかして私…死んだって事…?」
ここが何処なのか分かった途端、唐突に理解できた
そして怖くなった
死という事実が
青ざめている私に美羽は声をかけてきた
美羽「ううん、違うよー?
お姉ちゃんはまだ死んでないよ」
蓮「え?ど、どうゆうこと…?
だってここがあの世なら私は死んだって事でしょ?」
美羽「違うよお姉ちゃん
ここはあの世じゃなくて狭間って言うんだよ
あの世は死んだ人が行くところだよ」
え、え、どうゆうこと…
ここはあの世じゃなくて…私はまだ死んでないの…?
私が考え込んでると、美羽が私の服を引っ張った
美羽「あのね美羽、お姉ちゃんに恩返しに来たんだよ~」
蓮「え?恩返し?」
美羽「そうだよ!
ママが教えてくれたんだ~
助けてもらったらちゃんと御礼を言って恩返ししなさいって
だから美羽、お姉ちゃんに恩返しに来たの」
もしかしてあの時、美羽のお母さんに美羽の言葉を伝えたから…?
美羽「恩返しに美羽、お姉ちゃんに来ちゃダメって言いに来たんだよ」
蓮「来ちゃダメ?」
美羽「うん!お姉ちゃんはまだ死んでないもん」
蓮「えっと…私戻れるの?」
その表現が合ってるか分からないけど…
ここは夢の様な感じもすれば現実味もあるような不思議な感じだから…
美羽「美羽ね!幼稚園に好きな男の子が居るんだぁ」
にっこりと笑った美羽
蓮「え、す、好きな男の子?」
美羽「うん!朝陽くんって言って、足が早くってかっこいいんだよ~」
まだ幼い小さな子どもだからか、美羽の話は色々と飛躍してよく分からない…
美羽「お姉ちゃんは好きな男の子居る?」
蓮「え?」
美羽に聞かれて琉の事が頭に浮かんだ
蓮「…うん、居るよ」
美羽「わぁ、美羽とお揃いだね!
朝陽くんみたいに足早い?」
好きな人が居ることが御揃いって事かな
小さな子らしい表現だな…
蓮「うーん、足が早いか分からないけど…
でも私が危ない時、いつも駆けつけてくれる格好いい人だよ」
そう、いつだって琉は駆けつけて助けれくれた
美羽「へぇ~、お姉ちゃん、お兄ちゃんの事大好きなんだね」
蓮「うん、大好き」
ううん、きっとそんな言葉で表せないほど…
美羽「じゃぁ、お兄ちゃんがピンチの時はお姉ちゃんが駆けつけなきゃだね」
蓮「勿論、どんな事があっても琉が危ないなら私も駆け付けるよ」
美羽「じゃぁ、お姉ちゃん急がなきゃっ」
蓮「え?急ぐって…」
そんな言い方をするって事は…
蓮「もしかして琉が危ないの?」
琉に何かあったの…?
考えるだけで胸が締め付けられるみたい
蓮「美羽教えて、琉は…!?」
美羽「落ち着いてお姉ちゃん
美羽も外の事は分かんないの
でもお兄ちゃんにはお姉ちゃんの助けが必要なんだよ」
何か悪いことが起こってるの…?
こんなことしてる場合じゃない
琉の所に行かなきゃ…
蓮「美羽、どこに行けばいいか分かる?」
美羽「えっとねぇ…お願いするんだよ
お兄ちゃんに会いたいって」
蓮「分かった、やってみるね」
美羽「お姉ちゃん、美羽恩返し出来た?」
そう聞いてきた美羽を私はぎゅーっと抱き締めた
蓮「勿論、とっても嬉しい恩返しだったよ
ありがとう美羽」
美羽「えへへ、お姉ちゃん元気でね」
美羽に言われた通り、強く願うと意識が遠退く気がした
そしてー…
蓮「ー…かはっ…」
目が覚めると強い息苦しさを感じた
やっと肺に空気が入ったみたいな感覚…
目が覚めるとあらゆる不調に苛まれた
体が鉛のように重い、怠い、視界が歪む…
息をするだけで苦しい
だけどこんなところで寝てる場合じゃない…
よく覚えてないけど、1つだけ覚えてる
琉の所に行かなきゃ…
蓮「ー…う…ゲホッゲホッ…」
体に力が入らない…
少し動くだけで頭が揺れるような強い感覚に襲われる
蓮「は…はぁ…」
強く…強く意識を持つんだ…
少しでも気を緩めたらまた気を失ってしまいそう
力を込めて…自分を奮い立たせて…
まだ…動ける
這いずる様に引き戸の所まで進んで、引き戸に捕まるように立ち上がって、壁づたいにゆっくり1歩1歩足を動かす
だけどたった数歩歩いただけで力が抜けるように私はドタッと転倒した
蓮「ー…はぁ…はぁ…ゲホッ…」
手足が震える…力が入らない
これ以上…前に進めない
嫌だ…嫌だよ…
目の前が涙で滲んでいく
何が起きてるのか分からないけど…琉が危ないかもしれないのに、私こんな所に居られない
琉の所に行きたいのに…
私が自分の未熟さに打ちのめされていると、バタバタとこっちに近付いてくる足音が聞こえた
陸人「蓮ちゃんっ!?」
私の前に現れたのは陸人さんと華さんだった
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