約束の果てに

秋月

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*桜の想い

桜の想い#5

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蓮とこの学校で過ごすのも今日で最後だろうな
生きてる頃も特に勉強が嫌いな訳じゃなかったから、意外と退屈せず毎日楽しかったな
一緒に受けてるから課題とか分からない所は蓮に教えることが出来たし、蓮の役には立てたかな
そして昼休みー…

蓮「え?日帰り旅行?」

桜「そ!琉と少し話してたんだよね~
最近バタバタしてたし、遊びに行くのも近場が多かったでしょ?
だからたまには少し遠出してパーッと遊びたいなって」

蓮「賛成!で、いつ行くの?」

躊躇うことなく賛成と声をあげ、もう既にわくわくしてる様子の蓮

桜「明日だよ♪」

蓮「え!?明日!?」

琉「何か用事でもあるのか?」

蓮「え、いや、無いけど…凄く急だなって思って」

桜「こうゆうのは思い立ったら吉日なの!
行くでしょ蓮?」

蓮「勿論行くに決まってる!
行き先は今から決めるんだよね?」

琉「いや、もう決まってる」

蓮「え?」

桜「ふふー、実はね琉と相談して実はもう決めてあるの♪」

蓮「どこ行くの?」

桜「蓮は当日まで内緒♪」

蓮「えぇー、なんでぇ?
教えてくれても良いじゃん~
2人でこそこそ計画立ててずるいよぉ?」

桜「まぁまぁ、拗ねないの
蓮を驚かせるのが目的なんだから♪」

蓮「サプライズって事?
でも私誕生日でも何でもないしなんで急に?」

桜「え?」

蓮「私を驚かせるって事は私の為に考えてくれたってことだよね?
普通に行くんだったらそんな事しないだろうし、わざわざ秘密になんかしないでしょ?
桜って昔から誕生日とか合格祝いとかそうゆえ時はサプライズしてくれる事はあるけど、特別な事がない限り普通に教えてくれてるじゃん?
私、サプライズしてもらえる様な事思いつかないんだけど…」

あっちゃ~、蓮に私の行動パターンがバレてる…
ここまで追求されるとは思わなかった
すんなり頷いてくれるだけだと思ったのに…
私が最後に思い出作りたいからなんて勿論言えないし、良い言い訳も思いつかない…

桜「えっと…進級祝い?」

蓮「今、夏だけど
てゆうより進級祝いなんて今までしたことないじゃん
進級なんて当たり前の事だし祝うことじゃ無いよ」

桜「あー…、じゃぁ卒業祝い?」

蓮「進級より先取りしすぎでしょ」

桜「なら快気祝い?」

蓮「ついこの間その名目でご飯行ったじゃん」

桜「もうっ、素直にサプライズされてなさいよ!
どうして今日に限ってそんな聞き入ってくるの?」

蓮「だってなんか怪しいから暴いてやりたくて♪
で、桜ってば何を企んでるの~?」

うぬぅ~…何がなんでも聞くつもりだな…

蓮「教えてよ~、お姉ちゃん?」

桜「教えないってば
蓮は黙って着いてきてくれればいいの!」

蓮「それが怪しいんだってば~
明日って急な事でもあるし、何でもない日なのになんで秘密にするの~?」

蓮ってば楽しんでるのもあるんだろうけど、引き下がらないつもりだな…
そんなやり取りを見ていた琉が溜め息をついて呟いた

琉「はぁ…記念日」

蓮「え?」

琉「そういえば付き合ってから記念日とか祝ったこと無かっただろ
いつも何かしらバタバタしてたし、疎かにしてたからな
今回の日帰り旅行は俺が記念日の祝いって事で計画したんだよ
桜には相談に乗って貰っただけ」

蓮「記念日…?
確かにそうだけど…別に私は記念日なんて気にしないよ
琉と一緒に居られるだけで充分お祝いだし…
わざわざ祝ったことが無いからって気にしなくて良いよ?」

琉「…俺も別に気にしないけど、たまにはそうゆう時があっても良いだろ
どうしても聞きたいなら話すけど、聞きたいか?」

蓮「えっ、ううん!言わなくていいっ
でも琉がそんなことまで考えてくれてて嬉しい
あ、でもお祝いなら私も何か準備しなきゃだね」

琉「いい」

蓮「え、でも」

琉「忘れてた御詫び
だからお前は余計な気を回さなくていい
じゃぁ、行き先は当日まで楽しみに取っておけよ
桜にも追求するなよ」

蓮「分かった、楽しみにしてる!
ありがとう琉、今から凄く楽しみ」

そう笑う蓮を見て琉も微かに笑みを溢す
ふぅ…琉が助け船出してくれて助かった…

蓮「桜、桜、楽しみだね」

サプライズとか記念日とかきっと関係なく、日帰りでも旅行できることが本当に楽しみなんだろうな

桜「勿論!楽しもうね♪」

私の思い出作りでもあるけど、蓮にも琉にも楽しんでもらいたいし、2人にとっても思い出になって欲しい
さてと、蓮にも話した事だしあとやるべき事は…

放課後ー…

桜「あのさ、私なおにちょーっと話したい事があるから、終わるまで待ってて貰っても良い?」

蓮「え?なおの所に行くなら私も付いていくよ」

あれ…

桜「大丈夫、すぐ終わるからさ」

蓮「別に平気だよ」

なんでこうゆう時にこうなるのぉ…
いや…よく考えて見たら今までそうだった事が多いや…
どこ行くのも大体一緒だったからなぁ…
でも今私がなおに話したいことは、ちゃんとお別れする為の事だし、蓮に付いてこられるのは困る

蓮「じゃぁ、琉ちょっと待ってて」

そう言ってもう立ち上がって行く気満々の蓮
下手な事言えないしどうしようと思ってると、そんな蓮の手を琉が掴む

蓮「え?琉?」

咄嗟に掴まれたもんだから少し動揺を見せる蓮

琉「お前は俺と一緒にこっち」

蓮「え?こっちって…?」

琉「問題ないよな桜」

桜「え、あ、うん!勿論!
私は1人で大丈夫だし!」

琉「用が済んだら俺達も教室に戻ってくるから、お前も終わったら教室で待ってろ」

桜「OK~、行ってらっしゃい」

蓮「え、ちょっと琉どこ行くの?」

琉「黙って着いてこいって」

琉に手を引かれて蓮は1度教室から出ていった
うーん、また琉に助けられちゃった
とはいえ、琉大丈夫なのかな
蓮に怪しまれなきゃ良いんだけど…
まぁ、琉の事だから上手い言い訳でもあるんだろうけどね
さて、琉が作ってくれた時間を有効活用しないとね
私はなおの所へ向かった
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