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*桜の想い
桜の想い#8
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家を出るとやっぱり琉が先に待っていた
まぁ、結構時間ギリギリだもんね
琉が遅れてきたことなんてないし
でも琉が蓮を待たせるタイプじゃなくて良かった
こーんなに可愛い蓮が1人で待ってたら変な野郎共に絡まれちゃうだろうから
実際に1回絡まれたし…そういえば祐哉も蓮に惚れたんだった
本人は恋愛事にほとんど興味無いけど、意外と好かれるタイプなんだよね…
はぁ…変な野郎にこれからも絡まれるんじゃ無いかと思うと心配だけど、琉が居るなら安心だよね
蓮「琉、おはよう!」
琉「ん、おはよ。寝坊しなかったな」
蓮「今までも寝坊したこと無いよ」
桜「私が起こしてあげなきゃ怪しいけど?」
蓮「う…多分大丈夫だもん…」
ふふっ、自信なさげ
桜「それよりどうよ、今日の蓮!
過去一可愛いでしょ♪」
なんだかからかってやりたくてしょうがない
琉ってからかいがいが無いんだもん
少しは照れてみたりして良いのに
蓮「桜ってば…恥ずかしいからやめてよ
普通だから…私なんかより桜の方が顔立ち整って可愛いのに」
桜「私はいーの」
そして琉は不意に蓮の髪に触れる
琉「やっぱり雰囲気変わるな」
桜「あれー?前みたいに可愛いって言ってくれないの?」
にやにやしながら琉に話しかけると軽く睨まれるように目が合った
琉「ここぞとばかりからかってくるな桜」
あれ…この反応、表情には出てないけどもしかして照れてるのかな?
桜「あははっ」
蓮「なんで笑ってるの桜?」
桜「なんでもない」
琉「はぁ…それじゃ駅に向かうぞ、ほら」
そう言って蓮に差し出す手
私の前でそんなことするなんて珍し
蓮も私が見てるからか少し戸惑ってるみたい
桜「私の事なんて気にしないで
今日はデートなんだから♪」
ちょっと気恥ずかしそうに琉と手を重ねた蓮
そんな微笑ましい2人の後を私も着いていき、駅に到着した
蓮「電車で移動するの?」
琉「あぁ、乗り換えがあるから」
蓮「乗り換え…ねぇ、まだ内緒?」
私達の顔を覗く蓮
桜・琉「内緒」
私と琉の声が重なった
電車で乗り換えの場所まで移動する
さて、蓮はどんな反応を見せてくれるか楽しみ
そして乗り換えの場所で電車を降りる私達
蓮「ここで乗り換えするの?」
琉「あぁ」
蓮「じゃぁ、切符買わなきゃだね」
琉「いや、切符ならもう用意してある」
蓮「え?」
琉「ほら、お前の分」
さて、サプライズ開始っと♪
貰った切符をじっと見つめる蓮
私はわくわくしながら蓮の様子を伺った
蓮「え、ちょっと待って…これ"花きら星"だよね…
え、これって…!?嘘だよね…!?」
早速気づいたみたい
でも半信半疑って所かな?
琉「本物、今日乗る電車」
蓮「え、嘘っ…本当…!?
もしかして桜が教えたの…!?」
桜「ふふっ、驚いたでしょ?」
蓮「驚いたも何も私が乗りたかった観光列車じゃん…!
桜も琉もこんな物用意してくれてたの…!?」
桜「高校の時、たまたま雑誌で見かけていつか2人で行こうって話してたでしょ?
折角だし、絶対蓮が喜ぶと思って♪
どう?驚いた?」
蓮「驚くも何もびっくりだよ!
桜覚えててくれたの…?
私、もういけないと思ってたから…嬉しい…っ
しかも桜と琉も一緒だからもっと嬉しい…!」
観光列車"花きら星"
内装はモダンで落ち着いた雰囲気でお洒落感が漂い、車窓からは美しい景色は勿論、海も見えて滝も見えて、更には2箇所の壮大な花畑を楽しめる乗ってるだけでも充分に楽しめる列車
だけど、当時私と蓮がこの列車に惹かれたのはそれだけじゃない
なんと景色を楽しみながら特産のフルーツをふんだんに使ったアフタヌーンティーが楽しめる贅沢三昧の列車なのだ
アフタヌーンティーなんて女の子の憧れだし、スイーツ大好きな私達は絶対に乗りたいってなったんだよね
いつかお金を貯めて2人で乗ろうねって約束して果たせられないと思ったけど、叶えることが出来て良かった
蓮「あ、でもこれ…琉が買ってくれたの?
高かったでしょ?
待って、今お金払うから…」
琉「蓮、そうゆう野暮なことしなくていい」
蓮「だって一時期調べたんだよ?
確か5000円くらいした筈なのに、私の分までなんて悪いよ」
琉「記念日の祝いなんだからいいって」
蓮「記念日のお祝いなら2人でお祝いするべきでしょ?
琉だけが負担するなんて可笑しいよ」
おっと、蓮の頑固モードが出てきちゃった
こうなると結構頑なだからなぁ…
普段から奢って貰いがちだし、流石に金額が大きいから気にしちゃったんだろうけど…
琉「…心配しなくても俺だけの金じゃない
それは桜からのプレゼントだよ
前もってこの旅行資金預かってたんだよ」
蓮「え、桜のお金?」
桜「ちょっと琉!内緒って言ったのに!」
実は話をしに行ったあの日、この旅行の計画を立てた後、琉にお金を渡していたーー…
琉「なんだよ、これ」
桜「私の隠し金だよ
蓮と行くって決めた日からコツコツ貯金して貯めてたの
私しか知らない場所に隠してたんだけど、遺品整理されたら流石に見つかっちゃうから、整理される前にこっそり隠し直したの
死んじゃって行けなくなっちゃったけど、でも後々何か役に立つことがあるかもしれないと思ってさ
どうせ、ほとんど琉が負担するつもりなんでしょ?
これは私の我が儘で始まった事だし、流石に金額の負担が大きいだろうから、これ使って
たった1万円しか無いけどさ」
琉「…幽霊に隠し金があるとは驚きだな」
桜「私はその辺の幽霊とは違うんです~」
琉「お前の気持ちは有り難いけどこれは受け取れない
負担なんて言うけど、別に蓮の分くらい払える」
桜「なっ、そこは有り難く受け取りなさいよ
あんた達の為に役に立つなら私だって本望だし!
ね?お願い琉、私の最後のお願い聞いてくれるでしょ?」
私が懇願すると琉は溜め息をついた
琉「はぁ…、お前さ最後のって言えば俺が断れないと思ってないか?」
桜「あ、バレた?」
やっぱり勘がするどいなぁ
これは何を言っても突っ返されそう…?
琉は少し黙ってから口を開いた
琉「はぁ…分かったよ
大切に使わしてもらう」
桜「本当!?ありがとう琉!」
折れてくれるなんて本当良い奴
桜「あ、でも蓮には内緒ね
琉が奢った事にした方が格好良いでしょ?」
琉「別に格好つけたくてしてる訳じゃない
まぁ、お前がそう言うなら分かったよ」
桜「ありがと、じゃぁ、宜しくね」ーー…
分かったって言った癖にあっさりばらすなんて裏切り者…!
まぁ、結構時間ギリギリだもんね
琉が遅れてきたことなんてないし
でも琉が蓮を待たせるタイプじゃなくて良かった
こーんなに可愛い蓮が1人で待ってたら変な野郎共に絡まれちゃうだろうから
実際に1回絡まれたし…そういえば祐哉も蓮に惚れたんだった
本人は恋愛事にほとんど興味無いけど、意外と好かれるタイプなんだよね…
はぁ…変な野郎にこれからも絡まれるんじゃ無いかと思うと心配だけど、琉が居るなら安心だよね
蓮「琉、おはよう!」
琉「ん、おはよ。寝坊しなかったな」
蓮「今までも寝坊したこと無いよ」
桜「私が起こしてあげなきゃ怪しいけど?」
蓮「う…多分大丈夫だもん…」
ふふっ、自信なさげ
桜「それよりどうよ、今日の蓮!
過去一可愛いでしょ♪」
なんだかからかってやりたくてしょうがない
琉ってからかいがいが無いんだもん
少しは照れてみたりして良いのに
蓮「桜ってば…恥ずかしいからやめてよ
普通だから…私なんかより桜の方が顔立ち整って可愛いのに」
桜「私はいーの」
そして琉は不意に蓮の髪に触れる
琉「やっぱり雰囲気変わるな」
桜「あれー?前みたいに可愛いって言ってくれないの?」
にやにやしながら琉に話しかけると軽く睨まれるように目が合った
琉「ここぞとばかりからかってくるな桜」
あれ…この反応、表情には出てないけどもしかして照れてるのかな?
桜「あははっ」
蓮「なんで笑ってるの桜?」
桜「なんでもない」
琉「はぁ…それじゃ駅に向かうぞ、ほら」
そう言って蓮に差し出す手
私の前でそんなことするなんて珍し
蓮も私が見てるからか少し戸惑ってるみたい
桜「私の事なんて気にしないで
今日はデートなんだから♪」
ちょっと気恥ずかしそうに琉と手を重ねた蓮
そんな微笑ましい2人の後を私も着いていき、駅に到着した
蓮「電車で移動するの?」
琉「あぁ、乗り換えがあるから」
蓮「乗り換え…ねぇ、まだ内緒?」
私達の顔を覗く蓮
桜・琉「内緒」
私と琉の声が重なった
電車で乗り換えの場所まで移動する
さて、蓮はどんな反応を見せてくれるか楽しみ
そして乗り換えの場所で電車を降りる私達
蓮「ここで乗り換えするの?」
琉「あぁ」
蓮「じゃぁ、切符買わなきゃだね」
琉「いや、切符ならもう用意してある」
蓮「え?」
琉「ほら、お前の分」
さて、サプライズ開始っと♪
貰った切符をじっと見つめる蓮
私はわくわくしながら蓮の様子を伺った
蓮「え、ちょっと待って…これ"花きら星"だよね…
え、これって…!?嘘だよね…!?」
早速気づいたみたい
でも半信半疑って所かな?
琉「本物、今日乗る電車」
蓮「え、嘘っ…本当…!?
もしかして桜が教えたの…!?」
桜「ふふっ、驚いたでしょ?」
蓮「驚いたも何も私が乗りたかった観光列車じゃん…!
桜も琉もこんな物用意してくれてたの…!?」
桜「高校の時、たまたま雑誌で見かけていつか2人で行こうって話してたでしょ?
折角だし、絶対蓮が喜ぶと思って♪
どう?驚いた?」
蓮「驚くも何もびっくりだよ!
桜覚えててくれたの…?
私、もういけないと思ってたから…嬉しい…っ
しかも桜と琉も一緒だからもっと嬉しい…!」
観光列車"花きら星"
内装はモダンで落ち着いた雰囲気でお洒落感が漂い、車窓からは美しい景色は勿論、海も見えて滝も見えて、更には2箇所の壮大な花畑を楽しめる乗ってるだけでも充分に楽しめる列車
だけど、当時私と蓮がこの列車に惹かれたのはそれだけじゃない
なんと景色を楽しみながら特産のフルーツをふんだんに使ったアフタヌーンティーが楽しめる贅沢三昧の列車なのだ
アフタヌーンティーなんて女の子の憧れだし、スイーツ大好きな私達は絶対に乗りたいってなったんだよね
いつかお金を貯めて2人で乗ろうねって約束して果たせられないと思ったけど、叶えることが出来て良かった
蓮「あ、でもこれ…琉が買ってくれたの?
高かったでしょ?
待って、今お金払うから…」
琉「蓮、そうゆう野暮なことしなくていい」
蓮「だって一時期調べたんだよ?
確か5000円くらいした筈なのに、私の分までなんて悪いよ」
琉「記念日の祝いなんだからいいって」
蓮「記念日のお祝いなら2人でお祝いするべきでしょ?
琉だけが負担するなんて可笑しいよ」
おっと、蓮の頑固モードが出てきちゃった
こうなると結構頑なだからなぁ…
普段から奢って貰いがちだし、流石に金額が大きいから気にしちゃったんだろうけど…
琉「…心配しなくても俺だけの金じゃない
それは桜からのプレゼントだよ
前もってこの旅行資金預かってたんだよ」
蓮「え、桜のお金?」
桜「ちょっと琉!内緒って言ったのに!」
実は話をしに行ったあの日、この旅行の計画を立てた後、琉にお金を渡していたーー…
琉「なんだよ、これ」
桜「私の隠し金だよ
蓮と行くって決めた日からコツコツ貯金して貯めてたの
私しか知らない場所に隠してたんだけど、遺品整理されたら流石に見つかっちゃうから、整理される前にこっそり隠し直したの
死んじゃって行けなくなっちゃったけど、でも後々何か役に立つことがあるかもしれないと思ってさ
どうせ、ほとんど琉が負担するつもりなんでしょ?
これは私の我が儘で始まった事だし、流石に金額の負担が大きいだろうから、これ使って
たった1万円しか無いけどさ」
琉「…幽霊に隠し金があるとは驚きだな」
桜「私はその辺の幽霊とは違うんです~」
琉「お前の気持ちは有り難いけどこれは受け取れない
負担なんて言うけど、別に蓮の分くらい払える」
桜「なっ、そこは有り難く受け取りなさいよ
あんた達の為に役に立つなら私だって本望だし!
ね?お願い琉、私の最後のお願い聞いてくれるでしょ?」
私が懇願すると琉は溜め息をついた
琉「はぁ…、お前さ最後のって言えば俺が断れないと思ってないか?」
桜「あ、バレた?」
やっぱり勘がするどいなぁ
これは何を言っても突っ返されそう…?
琉は少し黙ってから口を開いた
琉「はぁ…分かったよ
大切に使わしてもらう」
桜「本当!?ありがとう琉!」
折れてくれるなんて本当良い奴
桜「あ、でも蓮には内緒ね
琉が奢った事にした方が格好良いでしょ?」
琉「別に格好つけたくてしてる訳じゃない
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