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*桜の想い
桜の想い#9
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秘密って言ったのに、あっさりばらすなんて酷い…
私はむぅ…と、琉を睨んでやるけど全く動じなかった
この様子だと聞かれたら初めから話すつもりだったなぁ…
蓮「桜のお金ってどうゆうこと?
桜そんなお金持ってたの?」
ほらー…蓮が食いついてきたじゃない…
こうなったら隠してもしょうがないか
桜「生きてた時にその為にコツコツ貯金して隠しておいたの」
蓮「え、でも桜の部屋を整理した時、そんなもの出てきた話聞いてないよ?」
桜「遺品整理される前にまた違うところに隠し直したの
蓮の為にいつか役立つかなって
いい?私からの記念日祝いなんだから黙っておごられてなさい
私に出来る事なんてそれくらいしか出来ないんだから」
もう、格好つかないじゃん
私はお金を渡しただけで、手続きしてくれたのは琉だしね
ちょっとやけくそになってるといきなり蓮が抱き付いてきた
桜「ちょっ、蓮!?
ここ人通りあるんだから変な行動してるように見られるよ!?」
そう伝えても蓮は私をギューッと抱き締めるだけだった
蓮「どこの誰か知らない人達になんて言われようがどうでも良いよ
桜、わざわざありがとう…大好き!」
あぁ…やばい
これだけで満足してしまいそう
喜んでくれると思ったけど、こんなに喜んで貰えるなんて…
桜「どういたしまして、喜んで貰えて良かった」
私もそっとそんな蓮を抱き締め返した
蓮は私から離れると意外にもそのまま琉にも抱き付きに行った
琉「おい…っ」
予期してなかったのか蓮の行動に珍しく驚いた表情を見せる琉
蓮「琉もありがとう」
琉「…礼を言うのはまだ早いって」
桜「そうそう、早速乗り込みましょ♪」
-琉side-
急に決めた事だったけど、切符を見せただけでこの喜びよう…
蓮の事は俺より桜の方が理解あるからな…
とはいえ、こんなに喜ぶとは思わなかった
蓮「桜っ、桜っ、見て!
雑誌で見たまんま、格好いいよ」
桜「花柄のデザイン、やっぱり可愛いね」
列車を見照るだけで既に楽しそうな蓮と桜
そして中に乗り込んでも2人は内装の落ち着いた雰囲気に息を飲むように見惚れていた
走り出した列車の車窓から景色を眺めては言葉を交わして笑い合う2人
最初に差し掛かった絶景は海だった
桜「蓮!海だよ、海!」
蓮「わぁ、綺麗~…今まで見た海の景色と全然違う」
桜「水面が凄いキラキラしてる
あ、ほら、あそこに船っ」
蓮「本当だ、あ、ほらあそこ」
目に映る1つ1つに一喜一憂する桜と蓮
俺はただそんな2人を黙って眺めていた
桜も心の底から楽しそうだな…
今日でこんな2人を見るのが最後なのかと思うとどこか複雑だった
この時間がずっと続けばいいのになと俺らしくないことを思ったりもした
…本当に俺らしくない
こいつ等に随分影響されたもんだ
蓮「琉も見て!凄く綺麗だよ」
桜「そうだよ、見ないと勿体無いよ~?」
俺に話しかけてきた2人
あくまで今日の主役はこいつ等で、2人が楽しんでいればそれで良いと思ってたけど…まぁ、いいか
琉「確かに綺麗だな」
俺も車窓の景色を眺めた
そういえば蓮は1度悪霊のせいで海に落ちた事があったな
あの時は本当に大変だった
というより、こいつ等と居ると大変な事ばかりだけどな
蓮は海に落ち、桜はそんな蓮を見ていた
海が2人にとってトラウマになっても可笑しくない
でもこの様子だと大丈夫そうだ
そんな様子を微塵も感じさせない
そしてしばらくすると桜が思いついたように話しかけてきた
桜「ねぇ、琉!そろそろあれ頼もうよ♪」
琉「あれ?」
桜「この列車の醍醐味!アフタヌーンティーだよ♪
蓮だって早く食べたいでしょ?」
あー、そうだった
蓮「うん!」
琉「はいはい」
こんなにテンションの高い桜は今まで見たことないな…
そして注文したアフタヌーンティーが目の前に運ばれてくると、2人は分かりやすく目を輝かせて、普段は体験できない光景に釘付けになっていた
桜「何これ、想像していた以上にお洒落で可愛い~♪」
蓮「勿体無くて食べれないね」
桜「何言ってんの、折角なんだから堪能しなよ」
蓮「琉、これ本当に食べて良いの?」
琉「当たり前だろ
お前の為に用意したわけだし…けど、その量1人で食べるのか?」
1人分にしたって7、8種類くらいケーキがある
蓮「一口サイズだしこれくらい食べられるよ♪」
琉「極度の甘党だな」
蓮「えへへ、じゃぁ、いただきます」
そう言ってケーキを食べ始める蓮
蓮「んーっ、美味しい」
こいつはいつも美味しそうに食べるな…
蓮「桜も食べれたら良かったのにな…」
食べながらシュンと肩を落とす蓮
桜「私の事は気にしなくて良いの
蓮の食べてる姿見てるだけで私は満足だから」
そう言って蓮の髪を撫でる桜
桜「ね、感想は?」
蓮「どれ食べても絶品だよ
タルトサクサクして美味しかった
あと、フルーツ全部瑞々しくてフルーツだけで充分甘いの
紅茶も凄く美味しくてね、あ、見て見て
植木鉢みたいなティラミス、可愛いよっ」
こだわってるだけあって、見た目も味も楽しめてるみたいだな…
俺も紅茶だけ飲みながら過ごしていた
すると桜が
桜「あのさ、気になってたんだけど琉は何で紅茶にしたの?」
琉「何か問題でもあるか?」
桜「や、甘いものは食べないだろうと思ってたけど、いっつも珈琲じゃない?
メニューに珈琲あったのになんで今日は紅茶にしたのかなって」
蓮「あ、私も気になってた
普段飲まないもんね」
…そんな事言われると思わなかったな
琉「…別に、たまには蓮に合わせてやろうと思って」
桜「おっと、蓮の為~?」
俺の答えを聞くなりにやにやし始める桜
蓮「私に合わせてくれたの…?」
琉「まぁ、飲めない訳じゃないし」
蓮「琉、ありがとう」
そう、蓮は柔らかく笑った
私はむぅ…と、琉を睨んでやるけど全く動じなかった
この様子だと聞かれたら初めから話すつもりだったなぁ…
蓮「桜のお金ってどうゆうこと?
桜そんなお金持ってたの?」
ほらー…蓮が食いついてきたじゃない…
こうなったら隠してもしょうがないか
桜「生きてた時にその為にコツコツ貯金して隠しておいたの」
蓮「え、でも桜の部屋を整理した時、そんなもの出てきた話聞いてないよ?」
桜「遺品整理される前にまた違うところに隠し直したの
蓮の為にいつか役立つかなって
いい?私からの記念日祝いなんだから黙っておごられてなさい
私に出来る事なんてそれくらいしか出来ないんだから」
もう、格好つかないじゃん
私はお金を渡しただけで、手続きしてくれたのは琉だしね
ちょっとやけくそになってるといきなり蓮が抱き付いてきた
桜「ちょっ、蓮!?
ここ人通りあるんだから変な行動してるように見られるよ!?」
そう伝えても蓮は私をギューッと抱き締めるだけだった
蓮「どこの誰か知らない人達になんて言われようがどうでも良いよ
桜、わざわざありがとう…大好き!」
あぁ…やばい
これだけで満足してしまいそう
喜んでくれると思ったけど、こんなに喜んで貰えるなんて…
桜「どういたしまして、喜んで貰えて良かった」
私もそっとそんな蓮を抱き締め返した
蓮は私から離れると意外にもそのまま琉にも抱き付きに行った
琉「おい…っ」
予期してなかったのか蓮の行動に珍しく驚いた表情を見せる琉
蓮「琉もありがとう」
琉「…礼を言うのはまだ早いって」
桜「そうそう、早速乗り込みましょ♪」
-琉side-
急に決めた事だったけど、切符を見せただけでこの喜びよう…
蓮の事は俺より桜の方が理解あるからな…
とはいえ、こんなに喜ぶとは思わなかった
蓮「桜っ、桜っ、見て!
雑誌で見たまんま、格好いいよ」
桜「花柄のデザイン、やっぱり可愛いね」
列車を見照るだけで既に楽しそうな蓮と桜
そして中に乗り込んでも2人は内装の落ち着いた雰囲気に息を飲むように見惚れていた
走り出した列車の車窓から景色を眺めては言葉を交わして笑い合う2人
最初に差し掛かった絶景は海だった
桜「蓮!海だよ、海!」
蓮「わぁ、綺麗~…今まで見た海の景色と全然違う」
桜「水面が凄いキラキラしてる
あ、ほら、あそこに船っ」
蓮「本当だ、あ、ほらあそこ」
目に映る1つ1つに一喜一憂する桜と蓮
俺はただそんな2人を黙って眺めていた
桜も心の底から楽しそうだな…
今日でこんな2人を見るのが最後なのかと思うとどこか複雑だった
この時間がずっと続けばいいのになと俺らしくないことを思ったりもした
…本当に俺らしくない
こいつ等に随分影響されたもんだ
蓮「琉も見て!凄く綺麗だよ」
桜「そうだよ、見ないと勿体無いよ~?」
俺に話しかけてきた2人
あくまで今日の主役はこいつ等で、2人が楽しんでいればそれで良いと思ってたけど…まぁ、いいか
琉「確かに綺麗だな」
俺も車窓の景色を眺めた
そういえば蓮は1度悪霊のせいで海に落ちた事があったな
あの時は本当に大変だった
というより、こいつ等と居ると大変な事ばかりだけどな
蓮は海に落ち、桜はそんな蓮を見ていた
海が2人にとってトラウマになっても可笑しくない
でもこの様子だと大丈夫そうだ
そんな様子を微塵も感じさせない
そしてしばらくすると桜が思いついたように話しかけてきた
桜「ねぇ、琉!そろそろあれ頼もうよ♪」
琉「あれ?」
桜「この列車の醍醐味!アフタヌーンティーだよ♪
蓮だって早く食べたいでしょ?」
あー、そうだった
蓮「うん!」
琉「はいはい」
こんなにテンションの高い桜は今まで見たことないな…
そして注文したアフタヌーンティーが目の前に運ばれてくると、2人は分かりやすく目を輝かせて、普段は体験できない光景に釘付けになっていた
桜「何これ、想像していた以上にお洒落で可愛い~♪」
蓮「勿体無くて食べれないね」
桜「何言ってんの、折角なんだから堪能しなよ」
蓮「琉、これ本当に食べて良いの?」
琉「当たり前だろ
お前の為に用意したわけだし…けど、その量1人で食べるのか?」
1人分にしたって7、8種類くらいケーキがある
蓮「一口サイズだしこれくらい食べられるよ♪」
琉「極度の甘党だな」
蓮「えへへ、じゃぁ、いただきます」
そう言ってケーキを食べ始める蓮
蓮「んーっ、美味しい」
こいつはいつも美味しそうに食べるな…
蓮「桜も食べれたら良かったのにな…」
食べながらシュンと肩を落とす蓮
桜「私の事は気にしなくて良いの
蓮の食べてる姿見てるだけで私は満足だから」
そう言って蓮の髪を撫でる桜
桜「ね、感想は?」
蓮「どれ食べても絶品だよ
タルトサクサクして美味しかった
あと、フルーツ全部瑞々しくてフルーツだけで充分甘いの
紅茶も凄く美味しくてね、あ、見て見て
植木鉢みたいなティラミス、可愛いよっ」
こだわってるだけあって、見た目も味も楽しめてるみたいだな…
俺も紅茶だけ飲みながら過ごしていた
すると桜が
桜「あのさ、気になってたんだけど琉は何で紅茶にしたの?」
琉「何か問題でもあるか?」
桜「や、甘いものは食べないだろうと思ってたけど、いっつも珈琲じゃない?
メニューに珈琲あったのになんで今日は紅茶にしたのかなって」
蓮「あ、私も気になってた
普段飲まないもんね」
…そんな事言われると思わなかったな
琉「…別に、たまには蓮に合わせてやろうと思って」
桜「おっと、蓮の為~?」
俺の答えを聞くなりにやにやし始める桜
蓮「私に合わせてくれたの…?」
琉「まぁ、飲めない訳じゃないし」
蓮「琉、ありがとう」
そう、蓮は柔らかく笑った
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