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*愛おしくて
愛おしくて#24
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-琉side-
何て言うか蓮には変な自尊心みたいな物があると思う
強がりというか平気なフリをするというか…
蓮と関わる様になってから、何度もそうゆう所を見た
聞かなければ自分から話すタイプではない
聞いても最初少し誤魔化す所もあるけど…
好きなことに対しては素直に感情を現すタイプだけど、自分の嫌な所っていうか弱い所とか…見られたくない所は隠そうとする
そうゆう、暗い所や高い所が苦手とか知る前から何度かそうゆう場所に行った事だってがあるのに、桜に言われるまで、蓮に聞くまで知らなかった
将来の話とかも、そんな風に感じてたなんて知らなかった
別に何でも話せって訳じゃないけど…
それでも1人で抱えて耐えるような事はやめて欲しい
今みたいに聞いたら素直に話す事もあれば聞いてもすぐに話そうとしないこともある
そこが少し蓮の厄介な所でもある
またあんな風に塞ぎ混むような事になる前にそうゆう小さな変化には気付けるように気を付けないとな…
あとこいつの前で余計な口を滑らせない様に気を付けないと…
蓮と居ると落ち着くし、気が緩むような所もあるから、つい話の流れで口が滑りそうになった
今のこいつに話しても変に意識させて戸惑わせるだけだし…
蓮「おーい?琉?」
不思議そうな顔をして俺の顔を覗いて来た蓮にほんの少し驚いた
蓮「なんか上の空みたいだったけど、どうかした?
何回か呼んだんだけど…」
琉「悪い、ボーっとして気付かなかった」
そう、伝えると足を止めて、手を離して俺の前に移動する蓮
蓮「琉がボーっとしてるなんて珍しい…
もしかして疲れてる?熱でもある?」
本当に俺の事を心配してくれてるんだろう
不意に蓮の左手が俺の顔に触れる
触れた瞬間はほんの少し冷たさを感じたけど、すぐに温もりを感じる
琉「…熱があるように見える?」
蓮「うーん…熱は無さそうだけど、疲れてない?」
そう答えると蓮は俺から手を離す
琉「お前と居て疲れることなんてない…あ、いや霊が絡むと別だな」
霊に関わって振り回されるのが1番疲れる
蓮「霊…あっ、そういえば電車で除霊してたよね
もしかしてそれで疲れてるんじゃない?」
琉「あれを1体祓うだけで疲れたりしないって
ただ考え事してただけ」
そう伝えると少し安心したように笑みを溢した
蓮「そっか、良かった
じゃ、行こっか」
安心して笑った蓮は当たり前のように俺と手を繋ぎ直す
なんていうか…今までと少し変わった気がする
今まで蓮から触れてくることなんてほとんど無かった
けど、この2日間で…いや、というよりは今日になってから、不意に蓮から触れてくることが凄く増えた気がする
あんな風にもたれ掛かって甘えて来るような事も無かった
周りの風景に目を移す蓮をじっと見ていると、俺の視線に気付くようにこっちを見た
蓮「どうしたの?また考え事?」
琉「…別に、なんでもない」
蓮「ふふっ、今日の琉、変」
琉「お前ほどじゃない」
蓮「え?私何か変だった?」
きょとんとしてる蓮
本当に色々と無自覚なのかもな…
もし桜が居て、その事を指摘されていたら、自覚した途端にまた赤くなるんだろうけど…
琉「なんでもない
それよりそろそろ着くはずだけど」
蓮「あ、ほんと?うーん…」
蓮は辺りを見渡して店を探す
そして見つけた途端にまたパッと表情が変わる
蓮「あっ、見つけた!あのお店じゃない?」
琉「そうっぽい」
蓮「本当にさっきの庭園の近くなんだね
うーん、琉が居なかったら散策すら出来なかったなぁ」
庭園近くのさっき見た風景を目にしてそう、思いついたように呟く蓮
琉「迷うから?」
蓮「うーん、地図見てもたぶん…
あ、もしかしたら奇跡的に辿り着けることもあるかも?
昔、1回そうゆう経験あったし」
ふーん…
琉「蓮、京都駅どっち?」
ここは駅から然程遠くないし、歩いていてもずっと景色を眺めて来たわけだし…
いくら方向音痴だからって毎回迷うような事はないと思うけど…
蓮「え、いきなり?
私の事試してる?」
琉「試してる」
蓮「わぁ…ここは琉の期待に答える為にも、私のプライドを守る為にも正解しなきゃ」
なんか変な気合いが入ってるな…
少し悩むような表情で一生懸命に京都駅を探している蓮
悩んでキョロキョロしてる時点で色々と察したけど
蓮「えっと…あっち…かな?」
ちょっと誤魔化すような笑顔を見せて指差した蓮
琉「……」
蓮「え?もしかして違った?
え…無言は辛いから何か言って?」
黙ってる俺を見て焦るような姿を見せる
琉「まぁ…真逆の方向指さなかっただけマシじゃない?」
蓮「え、正解は?」
琉「もう少し右、あの辺り」
蓮「え、ちょっと自信あったのに結構違う…
琉が間違ってるって事ない?」
ちょっとからかうように笑いかけてきた
琉「そう思う?」
蓮「う…思いません」
反論出来ずに少し悔しそうな表情を見せる蓮に心が和むような感覚
蓮「悔しいなぁ~、当てたかったのに~」
琉「美味しいものでも食べて気分変えれば?」
蓮「うん、そうするっ」
切り替え早いな…
そのまま店に入った俺達
ちょうど昼時で少し混雑していたけど、すぐに席につけた
蓮「どこのお店に入っても雰囲気が良いね」
琉「逆に蓮が気に入らない店なんてあるのか?」
蓮「もちろんあるよ~
高校生の時に桜と一緒に行ったカフェでね
従業員の態度がすっごく酷くてね
もう、色々台無しで家に帰ってからも桜とその日はずっと文句言ってたかな
今思い出しても腹立つけど、やっぱり桜の方が怒ってたなぁ」
思い出したように笑う
そういえば蓮は表情豊かで喜怒哀楽がハッキリしてるけど、怒った所はあんまり見たことがない
いや、思いっきり馬鹿って言われた事はあった
でもその後すぐ泣いたし…腹立たしく本気で怒ってきた事は無いよな…
蓮「琉ー?また考え事?」
琉「ん?いや…お前が本気で怒ったところ見た事ないなと思って」
蓮「そうだっけ?
まぁ、確かにそうかも…琉にはめちゃくちゃ怒られたことあるけどね♪」
琉「あー…」
確かに色々と思い当たる節はあるけど…
蓮「あ、でも違うんだよ?
琉は理不尽に怒ったりしないでしょ?
なんてゆうか、正しく怒るっていうか…」
琉「桜とは喧嘩とか無かったわけ?」
蓮「それは勿論、多くはないだろうけど喧嘩はあるよ
これからは琉と喧嘩することの方が多いのかな?
あ、でも琉とはあんまり喧嘩したくないな
私が負けそう」
琉「…そうでもないだろ」
蓮「え?あっ、ご飯来た♪」
パッとご飯の方に気が逸れる蓮
腹が立ってもあの時の様に突き放すような事は多分しない…
てゆうより泣かれたら俺が負ける気がする…
何て言うか蓮には変な自尊心みたいな物があると思う
強がりというか平気なフリをするというか…
蓮と関わる様になってから、何度もそうゆう所を見た
聞かなければ自分から話すタイプではない
聞いても最初少し誤魔化す所もあるけど…
好きなことに対しては素直に感情を現すタイプだけど、自分の嫌な所っていうか弱い所とか…見られたくない所は隠そうとする
そうゆう、暗い所や高い所が苦手とか知る前から何度かそうゆう場所に行った事だってがあるのに、桜に言われるまで、蓮に聞くまで知らなかった
将来の話とかも、そんな風に感じてたなんて知らなかった
別に何でも話せって訳じゃないけど…
それでも1人で抱えて耐えるような事はやめて欲しい
今みたいに聞いたら素直に話す事もあれば聞いてもすぐに話そうとしないこともある
そこが少し蓮の厄介な所でもある
またあんな風に塞ぎ混むような事になる前にそうゆう小さな変化には気付けるように気を付けないとな…
あとこいつの前で余計な口を滑らせない様に気を付けないと…
蓮と居ると落ち着くし、気が緩むような所もあるから、つい話の流れで口が滑りそうになった
今のこいつに話しても変に意識させて戸惑わせるだけだし…
蓮「おーい?琉?」
不思議そうな顔をして俺の顔を覗いて来た蓮にほんの少し驚いた
蓮「なんか上の空みたいだったけど、どうかした?
何回か呼んだんだけど…」
琉「悪い、ボーっとして気付かなかった」
そう、伝えると足を止めて、手を離して俺の前に移動する蓮
蓮「琉がボーっとしてるなんて珍しい…
もしかして疲れてる?熱でもある?」
本当に俺の事を心配してくれてるんだろう
不意に蓮の左手が俺の顔に触れる
触れた瞬間はほんの少し冷たさを感じたけど、すぐに温もりを感じる
琉「…熱があるように見える?」
蓮「うーん…熱は無さそうだけど、疲れてない?」
そう答えると蓮は俺から手を離す
琉「お前と居て疲れることなんてない…あ、いや霊が絡むと別だな」
霊に関わって振り回されるのが1番疲れる
蓮「霊…あっ、そういえば電車で除霊してたよね
もしかしてそれで疲れてるんじゃない?」
琉「あれを1体祓うだけで疲れたりしないって
ただ考え事してただけ」
そう伝えると少し安心したように笑みを溢した
蓮「そっか、良かった
じゃ、行こっか」
安心して笑った蓮は当たり前のように俺と手を繋ぎ直す
なんていうか…今までと少し変わった気がする
今まで蓮から触れてくることなんてほとんど無かった
けど、この2日間で…いや、というよりは今日になってから、不意に蓮から触れてくることが凄く増えた気がする
あんな風にもたれ掛かって甘えて来るような事も無かった
周りの風景に目を移す蓮をじっと見ていると、俺の視線に気付くようにこっちを見た
蓮「どうしたの?また考え事?」
琉「…別に、なんでもない」
蓮「ふふっ、今日の琉、変」
琉「お前ほどじゃない」
蓮「え?私何か変だった?」
きょとんとしてる蓮
本当に色々と無自覚なのかもな…
もし桜が居て、その事を指摘されていたら、自覚した途端にまた赤くなるんだろうけど…
琉「なんでもない
それよりそろそろ着くはずだけど」
蓮「あ、ほんと?うーん…」
蓮は辺りを見渡して店を探す
そして見つけた途端にまたパッと表情が変わる
蓮「あっ、見つけた!あのお店じゃない?」
琉「そうっぽい」
蓮「本当にさっきの庭園の近くなんだね
うーん、琉が居なかったら散策すら出来なかったなぁ」
庭園近くのさっき見た風景を目にしてそう、思いついたように呟く蓮
琉「迷うから?」
蓮「うーん、地図見てもたぶん…
あ、もしかしたら奇跡的に辿り着けることもあるかも?
昔、1回そうゆう経験あったし」
ふーん…
琉「蓮、京都駅どっち?」
ここは駅から然程遠くないし、歩いていてもずっと景色を眺めて来たわけだし…
いくら方向音痴だからって毎回迷うような事はないと思うけど…
蓮「え、いきなり?
私の事試してる?」
琉「試してる」
蓮「わぁ…ここは琉の期待に答える為にも、私のプライドを守る為にも正解しなきゃ」
なんか変な気合いが入ってるな…
少し悩むような表情で一生懸命に京都駅を探している蓮
悩んでキョロキョロしてる時点で色々と察したけど
蓮「えっと…あっち…かな?」
ちょっと誤魔化すような笑顔を見せて指差した蓮
琉「……」
蓮「え?もしかして違った?
え…無言は辛いから何か言って?」
黙ってる俺を見て焦るような姿を見せる
琉「まぁ…真逆の方向指さなかっただけマシじゃない?」
蓮「え、正解は?」
琉「もう少し右、あの辺り」
蓮「え、ちょっと自信あったのに結構違う…
琉が間違ってるって事ない?」
ちょっとからかうように笑いかけてきた
琉「そう思う?」
蓮「う…思いません」
反論出来ずに少し悔しそうな表情を見せる蓮に心が和むような感覚
蓮「悔しいなぁ~、当てたかったのに~」
琉「美味しいものでも食べて気分変えれば?」
蓮「うん、そうするっ」
切り替え早いな…
そのまま店に入った俺達
ちょうど昼時で少し混雑していたけど、すぐに席につけた
蓮「どこのお店に入っても雰囲気が良いね」
琉「逆に蓮が気に入らない店なんてあるのか?」
蓮「もちろんあるよ~
高校生の時に桜と一緒に行ったカフェでね
従業員の態度がすっごく酷くてね
もう、色々台無しで家に帰ってからも桜とその日はずっと文句言ってたかな
今思い出しても腹立つけど、やっぱり桜の方が怒ってたなぁ」
思い出したように笑う
そういえば蓮は表情豊かで喜怒哀楽がハッキリしてるけど、怒った所はあんまり見たことがない
いや、思いっきり馬鹿って言われた事はあった
でもその後すぐ泣いたし…腹立たしく本気で怒ってきた事は無いよな…
蓮「琉ー?また考え事?」
琉「ん?いや…お前が本気で怒ったところ見た事ないなと思って」
蓮「そうだっけ?
まぁ、確かにそうかも…琉にはめちゃくちゃ怒られたことあるけどね♪」
琉「あー…」
確かに色々と思い当たる節はあるけど…
蓮「あ、でも違うんだよ?
琉は理不尽に怒ったりしないでしょ?
なんてゆうか、正しく怒るっていうか…」
琉「桜とは喧嘩とか無かったわけ?」
蓮「それは勿論、多くはないだろうけど喧嘩はあるよ
これからは琉と喧嘩することの方が多いのかな?
あ、でも琉とはあんまり喧嘩したくないな
私が負けそう」
琉「…そうでもないだろ」
蓮「え?あっ、ご飯来た♪」
パッとご飯の方に気が逸れる蓮
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