158 / 180
*秋の彼岸祭り
秋の彼岸祭り#2
しおりを挟む
パラパラとファイルをめくって眺めた
蓮「それにしても見てると装飾結構多そうだね」
琉「まぁな、だから準備に時間がかかる
掃除とかもあるし
高い所の作業とか力仕事みたいなのも当然あるけど、お前、無理するなよ」
蓮「え?」
琉「どうしても出来ない事とか難しい事とか変な気を使わないで、俺が近くに居る時は言え
俺が居なくても素直に男に頼れ
誰かしら近くで作業してる筈だから」
蓮「え?」
琉「何その顔」
蓮「え…ううん…琉ってそうゆうの嫌じゃないの?」
私がもし、他の女の子が琉を頼っていたら…少しもやっとすると思う…
琉「むしろ無理して怪我でもされた方が無理
別にお前の気持ちが変わるわけでもないだろ」
蓮「え?あ、それはもちろん…」
琉「じゃぁ、問題ない
女には厳しい作業だってあるんだから」
蓮「あ、うん、分かった
そうするね」
私って少し心が狭いのかも…?
琉「当日は俺も仕事があるし、お前にも仕事が割り当てられるから中々一緒に居られる時間が無くて忙しいかもしれないけど、休憩もちゃんとあるし、少しくらい一緒に屋台回れると思うから」
琉のその言葉を聞いて、気分がパッと明るくなった
蓮「ほんとっ?」
琉「まぁ、実際どうなるか分からないけど、少しくらい時間作れるように努力するから」
蓮「…琉って当日どんな仕事するの?」
琉「基本は父さんと一緒
お祓いや祈祷とか檀家さんとか客人の相手」
蓮「それって結構大変なんじゃ…」
想像はつかないけど、忙しい気がする
それなのに私の為に時間を裂いて貰うのは…
私が黙り混んでると、私の心を読むように琉が呟いた
琉「遠慮する必要ないから
無理なことじゃないし、俺もお前と回りたいし」
蓮「ほんと?」
琉「ん、だから楽しみにしてれば?」
蓮「…うん、ありがとう
私もめちゃくちゃ頑張るね!」
そう意気込むと琉は微かに微笑んだ
蓮「そうだ、準備が始まる前日に1回来てもいい?」
琉「いいけど、なんで?」
蓮「華さんさっき給仕って言ってたし、それに仕事内容は事前に把握しておいた方が当日動きやすいでしょ?
華さん達も当日になってからあれこれ私に教えるの大変だろうし、他のお手伝いさん達の事もあるでしょ?
当日さっと動けた方がいいでしょ?」
琉「まぁ…母さん達に話は通しておく
お前って意外としっかりしてるんだな」
蓮「意外って…そんな風に見えない?」
琉「見直したってこと」
蓮「そっか
きっと最初の頃は印象悪かったでしょ~?
関わるようになった頃は怒られるし、注意されるし、呆れられるし、心配かけちゃうし?」
冗談まがいでそう呟いた
琉「世話が焼ける奴、今もそうだけど」
蓮「むぅ…」
琉「自分で言ってきた癖にむくれんなよ
お前は無鉄砲そうに見えて、でもちゃんと理由があって動いてるだろ
それはそれでお前の悪いところでもあるけど良いところでもあると思う」
蓮「素直に喜んでいいのか分からない」
琉「ま、行動する前に相談忘れんなよ」
蓮「はーい」
そして時間が過ぎて、お祭り準備の前日に、私の事前準備って事で琉の家にお邪魔していた
華「いらっしゃい、蓮ちゃん」
蓮「こんにちは」
華「それにしても蓮ちゃんが気を使ってくれて助かったよ~
正直明日からは目まぐるしい毎日の筈だから」
蓮「やっぱりそうなんですね
華さん、あんまり無理しないでくださいね?
私に出来ることならなんでも頼ってください!
あ、頼りないかもですけど…」
私がそう呟くと華さんは笑った
華「あははっ、ありがとう
存分に頼りにしてるから
でも蓮ちゃんも何かあったら遠慮なく言うんだよ?」
蓮「そのつもりですっ」
そんな会話をしながら歩いて、キョロキョロしてると察するように華さんが口を開いた
華「琉なら今日は陸人に同行してるよ~
下手すると今日は会えないかもね」
蓮「あ…そうなんですね…」
華さんに言わなくてもバレてしまった事も恥ずかしいけど、琉に会えないって分かるとちょっと寂しいような…
華「ふふっ、蓮ちゃん琉の事大好きなのね~」
蓮「え!?」
華さんに図星をつかれて、顔が熱くなるのが分かった
華「そんなに寂しそうな顔するなんて~
まぁ、でも、琉も今日は蓮ちゃん来てるの知ってるし、もしかしたら早く仕事片付けてくるかもね」
そうなのかな…
明日からも会えるって言うのに…私って欲張りなのかも…
華「さ、気合い入れて本題に移りましょ♪」
蓮「はい!よろしくお願いします」
華「まずは明日から使う蓮ちゃんの部屋からね~」
蓮「私の部屋があるんですか?」
華「勿論、他の子達も1人1部屋用意してるからね
他の子達も居るし、さすがに琉と同室には出来ないからさぁ~」
蓮「そっ、そんな事思ってません…」
華「あははっ、冗談よ~
けど、年頃の男の子達も1つ屋根の下だし、無いとは思うけど、何か間違いが起こるかもしれないから、万が一の為に琉の部屋の近くにしたから
もし何かあったら琉に助け求めなさいね
そんな子達じゃないと思うけど、蓮ちゃんって魅力的だし、若気の至りって怖いから~」
蓮「私に魅力なんて…でも配慮してくださってありがとうございます
でも皆、歳が近いらしいので仲良くなれたら嬉しいですっ」
華「…そうね、蓮ちゃん社交性あるし、すぐに打ち解けるんじゃ無いかな?
はい、ここが蓮ちゃんの部屋ね」
あ、確かに琉の部屋から近い
華「それから明日からこれに着替えて作業してね」
巫女装束を差し出してくる華さん
蓮「巫女さんの服ですか?」
華「そう、汚れても良いようにね
それに毎回服を準備するのも大変でしょ?
意外と慣れると動きやすいから
着たこと無いでしょ?
今、着方教えてあげるから着替えてくれる?
明日からは自分で着なきゃいけないからね」
蓮「あ、そっか…分かりました」
私はそのまま巫女装束に着替え始めた
蓮「それにしても見てると装飾結構多そうだね」
琉「まぁな、だから準備に時間がかかる
掃除とかもあるし
高い所の作業とか力仕事みたいなのも当然あるけど、お前、無理するなよ」
蓮「え?」
琉「どうしても出来ない事とか難しい事とか変な気を使わないで、俺が近くに居る時は言え
俺が居なくても素直に男に頼れ
誰かしら近くで作業してる筈だから」
蓮「え?」
琉「何その顔」
蓮「え…ううん…琉ってそうゆうの嫌じゃないの?」
私がもし、他の女の子が琉を頼っていたら…少しもやっとすると思う…
琉「むしろ無理して怪我でもされた方が無理
別にお前の気持ちが変わるわけでもないだろ」
蓮「え?あ、それはもちろん…」
琉「じゃぁ、問題ない
女には厳しい作業だってあるんだから」
蓮「あ、うん、分かった
そうするね」
私って少し心が狭いのかも…?
琉「当日は俺も仕事があるし、お前にも仕事が割り当てられるから中々一緒に居られる時間が無くて忙しいかもしれないけど、休憩もちゃんとあるし、少しくらい一緒に屋台回れると思うから」
琉のその言葉を聞いて、気分がパッと明るくなった
蓮「ほんとっ?」
琉「まぁ、実際どうなるか分からないけど、少しくらい時間作れるように努力するから」
蓮「…琉って当日どんな仕事するの?」
琉「基本は父さんと一緒
お祓いや祈祷とか檀家さんとか客人の相手」
蓮「それって結構大変なんじゃ…」
想像はつかないけど、忙しい気がする
それなのに私の為に時間を裂いて貰うのは…
私が黙り混んでると、私の心を読むように琉が呟いた
琉「遠慮する必要ないから
無理なことじゃないし、俺もお前と回りたいし」
蓮「ほんと?」
琉「ん、だから楽しみにしてれば?」
蓮「…うん、ありがとう
私もめちゃくちゃ頑張るね!」
そう意気込むと琉は微かに微笑んだ
蓮「そうだ、準備が始まる前日に1回来てもいい?」
琉「いいけど、なんで?」
蓮「華さんさっき給仕って言ってたし、それに仕事内容は事前に把握しておいた方が当日動きやすいでしょ?
華さん達も当日になってからあれこれ私に教えるの大変だろうし、他のお手伝いさん達の事もあるでしょ?
当日さっと動けた方がいいでしょ?」
琉「まぁ…母さん達に話は通しておく
お前って意外としっかりしてるんだな」
蓮「意外って…そんな風に見えない?」
琉「見直したってこと」
蓮「そっか
きっと最初の頃は印象悪かったでしょ~?
関わるようになった頃は怒られるし、注意されるし、呆れられるし、心配かけちゃうし?」
冗談まがいでそう呟いた
琉「世話が焼ける奴、今もそうだけど」
蓮「むぅ…」
琉「自分で言ってきた癖にむくれんなよ
お前は無鉄砲そうに見えて、でもちゃんと理由があって動いてるだろ
それはそれでお前の悪いところでもあるけど良いところでもあると思う」
蓮「素直に喜んでいいのか分からない」
琉「ま、行動する前に相談忘れんなよ」
蓮「はーい」
そして時間が過ぎて、お祭り準備の前日に、私の事前準備って事で琉の家にお邪魔していた
華「いらっしゃい、蓮ちゃん」
蓮「こんにちは」
華「それにしても蓮ちゃんが気を使ってくれて助かったよ~
正直明日からは目まぐるしい毎日の筈だから」
蓮「やっぱりそうなんですね
華さん、あんまり無理しないでくださいね?
私に出来ることならなんでも頼ってください!
あ、頼りないかもですけど…」
私がそう呟くと華さんは笑った
華「あははっ、ありがとう
存分に頼りにしてるから
でも蓮ちゃんも何かあったら遠慮なく言うんだよ?」
蓮「そのつもりですっ」
そんな会話をしながら歩いて、キョロキョロしてると察するように華さんが口を開いた
華「琉なら今日は陸人に同行してるよ~
下手すると今日は会えないかもね」
蓮「あ…そうなんですね…」
華さんに言わなくてもバレてしまった事も恥ずかしいけど、琉に会えないって分かるとちょっと寂しいような…
華「ふふっ、蓮ちゃん琉の事大好きなのね~」
蓮「え!?」
華さんに図星をつかれて、顔が熱くなるのが分かった
華「そんなに寂しそうな顔するなんて~
まぁ、でも、琉も今日は蓮ちゃん来てるの知ってるし、もしかしたら早く仕事片付けてくるかもね」
そうなのかな…
明日からも会えるって言うのに…私って欲張りなのかも…
華「さ、気合い入れて本題に移りましょ♪」
蓮「はい!よろしくお願いします」
華「まずは明日から使う蓮ちゃんの部屋からね~」
蓮「私の部屋があるんですか?」
華「勿論、他の子達も1人1部屋用意してるからね
他の子達も居るし、さすがに琉と同室には出来ないからさぁ~」
蓮「そっ、そんな事思ってません…」
華「あははっ、冗談よ~
けど、年頃の男の子達も1つ屋根の下だし、無いとは思うけど、何か間違いが起こるかもしれないから、万が一の為に琉の部屋の近くにしたから
もし何かあったら琉に助け求めなさいね
そんな子達じゃないと思うけど、蓮ちゃんって魅力的だし、若気の至りって怖いから~」
蓮「私に魅力なんて…でも配慮してくださってありがとうございます
でも皆、歳が近いらしいので仲良くなれたら嬉しいですっ」
華「…そうね、蓮ちゃん社交性あるし、すぐに打ち解けるんじゃ無いかな?
はい、ここが蓮ちゃんの部屋ね」
あ、確かに琉の部屋から近い
華「それから明日からこれに着替えて作業してね」
巫女装束を差し出してくる華さん
蓮「巫女さんの服ですか?」
華「そう、汚れても良いようにね
それに毎回服を準備するのも大変でしょ?
意外と慣れると動きやすいから
着たこと無いでしょ?
今、着方教えてあげるから着替えてくれる?
明日からは自分で着なきゃいけないからね」
蓮「あ、そっか…分かりました」
私はそのまま巫女装束に着替え始めた
0
あなたにおすすめの小説
結婚したくない腐女子が結婚しました
折原さゆみ
恋愛
倉敷紗々(30歳)、独身。両親に結婚をせがまれて、嫌気がさしていた。
仕方なく、結婚相談所で登録を行うことにした。
本当は、結婚なんてしたくない、子供なんてもってのほか、どうしたものかと考えた彼女が出した結論とは?
※BL(ボーイズラブ)という表現が出てきますが、BL好きには物足りないかもしれません。
主人公の独断と偏見がかなり多いです。そこのところを考慮に入れてお読みください。
※番外編に入り、百合についても語り始めました。
こちらも独断と偏見が多々あるかもしれないのでご注意ください。
※この作品はフィクションです。実際の人物、団体などとは関係ありません。
※番外編を随時更新中。
英雄の番が名乗るまで
長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。
大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。
※小説家になろうにも投稿
橘若頭と怖がり姫
真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。
その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。
高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。
靴屋の娘と三人のお兄様
こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!?
※小説家になろうにも投稿しています。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
~春の国~片足の不自由な王妃様
クラゲ散歩
恋愛
春の暖かい陽気の中。色鮮やかな花が咲き乱れ。蝶が二人を祝福してるように。
春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリング(22)と侯爵令嬢ローズマリー=ローバー(18)が、丘の上にある小さな教会で愛を誓い。女神の祝福を受け夫婦になった。
街中を馬車で移動中。二人はずっと笑顔だった。
それを見た者は、相思相愛だと思っただろう。
しかし〜ここまでくるまでに、王太子が裏で動いていたのを知っているのはごくわずか。
花嫁は〜その笑顔の下でなにを思っているのだろうか??
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる