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君が嫌いで…好きでした。
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テーブルに並んだ美味しそうな料理
奏叶の家族と一緒に私も椅子に座った
母「さ、いただきましょ♪」
千菜「いただきます…」
何だか緊張しながら一口食べてみる
母「どうかしら。お口に合うといいんだけど」
千菜「美味しいです…」
母「良かった!沢山食べてね」
美味しいご飯…
それを皆で一緒に囲みながら食べる
当たり前の事が私には凄く久しぶりの事で何だか遠い思い出を思い出してしまう
懐かしくて…嬉しくて胸が締め付けられそうだった
父「こうしていると本当に娘が出来たような感じだなぁ」
母「あら近いうちに本当の娘になるわよ?」
奏叶「ごぼっ…!母さん!?」
母「あら違うの?」
奏叶「は!?いや…違わないけど…ってそうじゃなくて!」
千菜「こほっこほっ…」
奏叶「千菜大丈夫!?ほらお茶飲んで!」
色々とビックリして蒸せちゃった…
そしてそうなることを考えたら急に恥ずかしくなった
母「あらあら青春ね」
父「千菜ちゃん大丈夫かい?」
千菜「は、はい…すいません…」
父「でも私も奏叶が決めた相手なら賛成だよ」
奏叶「ちょっ父さんまで!もーこの話やめ!
てゆうか今日会ったばかりなのに受け入れ早過ぎ!」
母「情けないわね。男ならガツンといきなさい」
奏叶「母さんももう黙って!
早くご飯食べないと冷めるからね!」
何だか賑やかで凄く楽しいな…
ずっと夢のせいで不安で怖かったけど…奏叶に連れてきて貰って良かったかも知れない
そして私はすぐにお父さんとお母さんと打ち解ける事ができた
私の事を受け入れてくれて本当の家族のように接してくれて凄く嬉しかった
父「え、今貯金で一人暮ししてるのかい」
千菜「はい…両親と兄が残してくれた貯金を頼りに…」
母「女の子の一人暮しなんて心配だわ
ご飯はちゃんと食べてるの?」
千菜「えっと…」
奏叶「あんまり食べないんだよ
何回か湊と一緒にご飯作りに行ったりしたけど、野菜ジュースだけの時もあったから」
う、奏叶ってば素直に言うなんて…
父「それはいかんな。倒れるぞ」
かな母「ご飯はしっかり食べなきゃ」
奏叶「千菜自分の事はいい加減だから」
母「でも奏叶が心配するのも分かるわぁ
…そうだ!ここに一緒に住んだらどうかしら!」
千菜・奏叶「え!?」
お母さんの予想外の提案に私と奏叶は声を揃えて驚いた
私が奏叶のお家に一緒に住む…?
奏叶「母さん!急に何言い出すんだよ!」
かな母「名案でしょ?その方が私達も安心だし、千菜ちゃんも寂しくないでしょ?」
父「確かに。私も賛成だよ」
奏叶う「父さんまで!」
千菜「でも…そんな迷惑かけられないです…」
そう言って貰えただけでも充分嬉しい
優しい人達だからそこまで迷惑かけられない
母「あら迷惑だなんて思ってないわ
さっきも言ったでしょ?私の事は本当お母さんだと思ってって
だからこの家も自分の家だと思ってくれて構わないのよ?」
千菜「でも…」
かな父「まぁ、そう簡単に決断は出来ないよね
今ずくじゃなくていいからゆっくり考えてみて
私達はいつでも歓迎するよ」
千菜「ありがとう…ございます」
私の事を毛嫌いする人も居ればこんなに暖かく迎えてくれる人も居るんだ
嫌われることに慣れていたからこんな大きな優しさに慣れない…
千菜「ご馳走さまでした…美味しかったです」
母「ありがとう。千菜ちゃん先にお風呂入っていいわよ」
千菜「はい」
母「奏叶。お風呂の場所教えてあげて」
奏叶「分かった。千菜こっち」
私は奏叶に着いていきキッチンを出た
奏叶「ごめんね。母さんと父さんが馴れ馴れしくて」
千菜「ううん…凄く優しくて嬉しかった
あんな人達の家族に慣れたら幸せだろうな…」
奏叶「…あのさ、さっきの話俺も賛成なんだ」
千菜「…一緒に住む話?」
奏叶「うん…俺も嬉しいし
あ、別に無理にって訳じゃないから!
あのアパートにだって思い出はあるだろうし」
千菜「うん…考えておく…」
奏叶「うん。あ、お風呂ここ
あとこれタオルとかここにあるから」
千菜「ありがとう…」
お風呂に入ってるとふと夢の事を思い出した
今日もまたあの夢を見るのかな…
忘れていたことを思い出してまた不安と恐怖に襲われる
どうしてこう何度も同じ夢を見てしまうんだろう
消えていってしまうと死んでしまうを何となく結びつけていたけど…
あの夢で奏叶や湊、鈴村先生や凜ちゃんが消えてしまったのがそうゆう意味だとしたら…
バシャン!
そんなの考えちゃ駄目
ただの夢なんだから…そんな事絶対ないから…
…あれ…そういえばあの夢…
よく考えてみたら最後私も消えかけていた…?
本当よく分からない…
でも一番は何も起こりませんように…
長風呂しちゃった
そろそろ上がろう…
奏叶の家族と一緒に私も椅子に座った
母「さ、いただきましょ♪」
千菜「いただきます…」
何だか緊張しながら一口食べてみる
母「どうかしら。お口に合うといいんだけど」
千菜「美味しいです…」
母「良かった!沢山食べてね」
美味しいご飯…
それを皆で一緒に囲みながら食べる
当たり前の事が私には凄く久しぶりの事で何だか遠い思い出を思い出してしまう
懐かしくて…嬉しくて胸が締め付けられそうだった
父「こうしていると本当に娘が出来たような感じだなぁ」
母「あら近いうちに本当の娘になるわよ?」
奏叶「ごぼっ…!母さん!?」
母「あら違うの?」
奏叶「は!?いや…違わないけど…ってそうじゃなくて!」
千菜「こほっこほっ…」
奏叶「千菜大丈夫!?ほらお茶飲んで!」
色々とビックリして蒸せちゃった…
そしてそうなることを考えたら急に恥ずかしくなった
母「あらあら青春ね」
父「千菜ちゃん大丈夫かい?」
千菜「は、はい…すいません…」
父「でも私も奏叶が決めた相手なら賛成だよ」
奏叶「ちょっ父さんまで!もーこの話やめ!
てゆうか今日会ったばかりなのに受け入れ早過ぎ!」
母「情けないわね。男ならガツンといきなさい」
奏叶「母さんももう黙って!
早くご飯食べないと冷めるからね!」
何だか賑やかで凄く楽しいな…
ずっと夢のせいで不安で怖かったけど…奏叶に連れてきて貰って良かったかも知れない
そして私はすぐにお父さんとお母さんと打ち解ける事ができた
私の事を受け入れてくれて本当の家族のように接してくれて凄く嬉しかった
父「え、今貯金で一人暮ししてるのかい」
千菜「はい…両親と兄が残してくれた貯金を頼りに…」
母「女の子の一人暮しなんて心配だわ
ご飯はちゃんと食べてるの?」
千菜「えっと…」
奏叶「あんまり食べないんだよ
何回か湊と一緒にご飯作りに行ったりしたけど、野菜ジュースだけの時もあったから」
う、奏叶ってば素直に言うなんて…
父「それはいかんな。倒れるぞ」
かな母「ご飯はしっかり食べなきゃ」
奏叶「千菜自分の事はいい加減だから」
母「でも奏叶が心配するのも分かるわぁ
…そうだ!ここに一緒に住んだらどうかしら!」
千菜・奏叶「え!?」
お母さんの予想外の提案に私と奏叶は声を揃えて驚いた
私が奏叶のお家に一緒に住む…?
奏叶「母さん!急に何言い出すんだよ!」
かな母「名案でしょ?その方が私達も安心だし、千菜ちゃんも寂しくないでしょ?」
父「確かに。私も賛成だよ」
奏叶う「父さんまで!」
千菜「でも…そんな迷惑かけられないです…」
そう言って貰えただけでも充分嬉しい
優しい人達だからそこまで迷惑かけられない
母「あら迷惑だなんて思ってないわ
さっきも言ったでしょ?私の事は本当お母さんだと思ってって
だからこの家も自分の家だと思ってくれて構わないのよ?」
千菜「でも…」
かな父「まぁ、そう簡単に決断は出来ないよね
今ずくじゃなくていいからゆっくり考えてみて
私達はいつでも歓迎するよ」
千菜「ありがとう…ございます」
私の事を毛嫌いする人も居ればこんなに暖かく迎えてくれる人も居るんだ
嫌われることに慣れていたからこんな大きな優しさに慣れない…
千菜「ご馳走さまでした…美味しかったです」
母「ありがとう。千菜ちゃん先にお風呂入っていいわよ」
千菜「はい」
母「奏叶。お風呂の場所教えてあげて」
奏叶「分かった。千菜こっち」
私は奏叶に着いていきキッチンを出た
奏叶「ごめんね。母さんと父さんが馴れ馴れしくて」
千菜「ううん…凄く優しくて嬉しかった
あんな人達の家族に慣れたら幸せだろうな…」
奏叶「…あのさ、さっきの話俺も賛成なんだ」
千菜「…一緒に住む話?」
奏叶「うん…俺も嬉しいし
あ、別に無理にって訳じゃないから!
あのアパートにだって思い出はあるだろうし」
千菜「うん…考えておく…」
奏叶「うん。あ、お風呂ここ
あとこれタオルとかここにあるから」
千菜「ありがとう…」
お風呂に入ってるとふと夢の事を思い出した
今日もまたあの夢を見るのかな…
忘れていたことを思い出してまた不安と恐怖に襲われる
どうしてこう何度も同じ夢を見てしまうんだろう
消えていってしまうと死んでしまうを何となく結びつけていたけど…
あの夢で奏叶や湊、鈴村先生や凜ちゃんが消えてしまったのがそうゆう意味だとしたら…
バシャン!
そんなの考えちゃ駄目
ただの夢なんだから…そんな事絶対ないから…
…あれ…そういえばあの夢…
よく考えてみたら最後私も消えかけていた…?
本当よく分からない…
でも一番は何も起こりませんように…
長風呂しちゃった
そろそろ上がろう…
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