3 / 3
2
しおりを挟む
朝起きて部屋から出たら私は目を覚ますためにお風呂へ向かう
冷たいシャワーを体に当てる
冷たい水の粒が私の体に当たるたびに私の意識はゆっくり覚醒する
覚醒すれば、水の温度を上げて、ゆったりとシャワーを浴びる
少しリラックスして、朝食の時間ギリギリまでお風呂に入っていた
しばしのリラックスタイムのあと、慌てて朝食を食べる。長湯をしすぎた
そしていつもの退屈な日常へ、私は戻るのだった
✗✗✗
夜になり、また星を見る
今日はいつもより星がきれいに見えた
ぼんやりと星を見てると何か心がそわそわする
どこかに行かなきゃいけないような
呼ばれているかのような……
『…〇〇……』
誰かの声が聞こえた気がしたが、知らないふりをして布団に潜り込む
「変なの……」
目を閉じればいつものようにゆっくり……ゆっくりと夢へと誘われる
でも、今日の夢は何か、違う気がした……
✗✗✗
「星晶」
姿の変わらない天星に大人になった星晶は寄り添っていた
「どうしたの、天星」
「君に前にも話したけれど、僕と君は生きてる時間が違う。君は多分僕より長くは生きれない」
その言葉に星晶は泣きそうになりながらしがみついていた
何故か私の胸が少しだけ痛む
それは目の前で悲しいことが起きてるからだろうか?
「私……天星と離れたくない!いや、いやよ
!」
「わかってる、わかってるよ。あのね、星晶。僕はいつか星になるんだ」
「星に…?」
「そう、空にあるあの星」
そして夜空を指差す天星
私は天星の言っている意味がわからなかった
星になる、とは一体どういうことだろうか
亡くなったあと星として見守る、ということなのか……?
疑問を感じていても二人の会話は続く
「星になったら必ず星晶、君を見つける。そしたらまた一緒になろう」
「…約束よ。星になる前にも見つけて、ずっとずっと一緒にいて」
「うん」
「天星、私も必ず貴方を見つけるわ。どんな姿になっても何度でも」
「ありがとう」
そう言って二人は手を取り合っていた
「私も貴方と同じだったら……よかったのに」
「いや、これでいいんだ」
「なんで?」
「君を看取れるからね…君を送り出せる」
その言葉に星晶はまた涙を溢れさせていた
天星の言葉から察するに天星は私と同じ【星人】なのだろう
けれど、星になる、の意味がわからない
もしかしたら私がまだ知らない何かが星人にはあるのかもしれない
そう悩んでいたら視界がゆっくりと歪んでいった
〈ピピピピッ〉
私の部屋のアラームの音が聞こえた
もう少しだけ見ていたかったけれど、夢の景色はアラームと共に歪んで消えていく
そして私はゆっくりと意識が覚醒していったのだった……
冷たいシャワーを体に当てる
冷たい水の粒が私の体に当たるたびに私の意識はゆっくり覚醒する
覚醒すれば、水の温度を上げて、ゆったりとシャワーを浴びる
少しリラックスして、朝食の時間ギリギリまでお風呂に入っていた
しばしのリラックスタイムのあと、慌てて朝食を食べる。長湯をしすぎた
そしていつもの退屈な日常へ、私は戻るのだった
✗✗✗
夜になり、また星を見る
今日はいつもより星がきれいに見えた
ぼんやりと星を見てると何か心がそわそわする
どこかに行かなきゃいけないような
呼ばれているかのような……
『…〇〇……』
誰かの声が聞こえた気がしたが、知らないふりをして布団に潜り込む
「変なの……」
目を閉じればいつものようにゆっくり……ゆっくりと夢へと誘われる
でも、今日の夢は何か、違う気がした……
✗✗✗
「星晶」
姿の変わらない天星に大人になった星晶は寄り添っていた
「どうしたの、天星」
「君に前にも話したけれど、僕と君は生きてる時間が違う。君は多分僕より長くは生きれない」
その言葉に星晶は泣きそうになりながらしがみついていた
何故か私の胸が少しだけ痛む
それは目の前で悲しいことが起きてるからだろうか?
「私……天星と離れたくない!いや、いやよ
!」
「わかってる、わかってるよ。あのね、星晶。僕はいつか星になるんだ」
「星に…?」
「そう、空にあるあの星」
そして夜空を指差す天星
私は天星の言っている意味がわからなかった
星になる、とは一体どういうことだろうか
亡くなったあと星として見守る、ということなのか……?
疑問を感じていても二人の会話は続く
「星になったら必ず星晶、君を見つける。そしたらまた一緒になろう」
「…約束よ。星になる前にも見つけて、ずっとずっと一緒にいて」
「うん」
「天星、私も必ず貴方を見つけるわ。どんな姿になっても何度でも」
「ありがとう」
そう言って二人は手を取り合っていた
「私も貴方と同じだったら……よかったのに」
「いや、これでいいんだ」
「なんで?」
「君を看取れるからね…君を送り出せる」
その言葉に星晶はまた涙を溢れさせていた
天星の言葉から察するに天星は私と同じ【星人】なのだろう
けれど、星になる、の意味がわからない
もしかしたら私がまだ知らない何かが星人にはあるのかもしれない
そう悩んでいたら視界がゆっくりと歪んでいった
〈ピピピピッ〉
私の部屋のアラームの音が聞こえた
もう少しだけ見ていたかったけれど、夢の景色はアラームと共に歪んで消えていく
そして私はゆっくりと意識が覚醒していったのだった……
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
疎遠だった幼馴染が彼女と別れて私に会いに来るようになったのだけど
くじら
恋愛
図書館の定位置には、いつも黒縁メガネの女生徒がいる。
貴族同士の見栄の張り合いや出世争いから距離を置いて穏やかに過ごしていたのに、女生徒の幼馴染が絡んでくるようになって…。
妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。
彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。
公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。
しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。
だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。
二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。
彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。
※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。
英雄の番が名乗るまで
長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。
大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。
※小説家になろうにも投稿
大好きだけどお別れしましょう〈完結〉
ヘルベ
恋愛
釣った魚に餌をやらない人が居るけど、あたしの恋人はまさにそれ。
いや、相手からしてみたら釣り糸を垂らしてもいないのに食らいついて来た魚なのだから、対して思い入れもないのも当たり前なのか。
騎士カイルのファンの一人でしかなかったあたしが、ライバルを蹴散らし晴れて恋人になれたものの、会話は盛り上がらず、記念日を祝ってくれる気配もない。デートもあたしから誘わないとできない。しかも三回に一回は断られる始末。
全部が全部こっち主導の一方通行の関係。
恋人の甘い雰囲気どころか友達以下のような関係に疲れたあたしは、思わず「別れましょう」と口に出してしまい……。
王様の恥かきっ娘
青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。
本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。
孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます
物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります
これもショートショートで書く予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる