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光が収まると魔物の子どもの足は切り傷がキレイに治っていた
「良かった…」
『君は、ダリア?』
「貴方、喋れるの?」
私は驚いて白いもふもふに埋まった可愛らしい瞳をじっと見る
すると、返事をするようにその子は頷いた
喋れるのならば魔力が高い子なのだろうか
そう思っていると背後から2つの物音が聞こえた
「だ、誰?」
「お嬢様……今の光って……」
振り返ると立っていたのはランと国王に使えている兵士だった
「……聖女様だ」
「え…」
「聖女様が現れた」
兵士のお兄さんは私の前に跪いた
そして私の腕の中のもふもふを見て、小さく頷いた
「ダリア様…いえ、聖女様。貴女はこの国の聖女様です」
「えぇっ……」
でも、私は悪役令嬢で……そんな聖女なんてなれるわけがない
「お嬢様、とりあえず本日は帰りましょう」
「え、えぇ」
ランに抱き上げられ、私はもふもふを抱えたまま馬車へ乗ることになった
「この子、どうしよう」
『きゅっ』
嬉しそうに私の膝の上で丸まってるのはさっきの白いもふもふ…
魔族なのだろうから領地へ返してあげるべきなのだろうが…
「ねぇ、貴方。名前は?」
私の質問にもふもふは、小さく首を傾げ何かを考えているのだろうか、遠くを見ていた
『ボクは……名前はないんだ。ダリア、よかったらボクに名前をつけてよ』
「私が…?」
『うん、君につけられたいな』
ニコッと笑うように目を細めるもふもふに私はキュンっと胸を射抜かれてしまう
白くてふわふわした毛並み…
ありきたりだろうけど…
「じゃあ、貴方は白くてふわふわしてて、雪みたいだからスノー。スノーは?」
「うん、気に入った。ありがとうダリア」
頭に響いてた声は耳へと切り替わり、目の前のスノーの口から発されるように変わった
「えっ……」
「ダリアが名前をくれたから直接話せれるようになったんだ」
「…スノー、貴方一体何者なの?」
「さぁ?僕もわからないや。でもダリアを好きなことだけはホントだよ」
モフっと肉球を押し付けられ、その柔らかさに悶えそうになるが
私はこれでも淑女。冷静にムニムニと触るだけにしておいた
「…スノーは、どこから来たの?」
「わからない。けれど本当は兄さんと一緒だったんだ」
「お兄さん?」
「僕とは違って黒い毛並みなんだけど…はぐれてしまった」
スノーは悲しげに俯く
「スノーはお家へ帰りたい?」
「…ううん。ダリアのそばにいたいんだ。居てもいいかい?」
「えぇ、いいわよ。」
私が笑顔で答えるとスノーはまた嬉しそうに私の膝の上で丸くなって、そのまま寝てしまった
…婚約者は行方不明のままだけれど、国王様が見つけてくれることを願って、私も膝の上の温もりにつられ
ゆっくりと眠りにつくのだった
「良かった…」
『君は、ダリア?』
「貴方、喋れるの?」
私は驚いて白いもふもふに埋まった可愛らしい瞳をじっと見る
すると、返事をするようにその子は頷いた
喋れるのならば魔力が高い子なのだろうか
そう思っていると背後から2つの物音が聞こえた
「だ、誰?」
「お嬢様……今の光って……」
振り返ると立っていたのはランと国王に使えている兵士だった
「……聖女様だ」
「え…」
「聖女様が現れた」
兵士のお兄さんは私の前に跪いた
そして私の腕の中のもふもふを見て、小さく頷いた
「ダリア様…いえ、聖女様。貴女はこの国の聖女様です」
「えぇっ……」
でも、私は悪役令嬢で……そんな聖女なんてなれるわけがない
「お嬢様、とりあえず本日は帰りましょう」
「え、えぇ」
ランに抱き上げられ、私はもふもふを抱えたまま馬車へ乗ることになった
「この子、どうしよう」
『きゅっ』
嬉しそうに私の膝の上で丸まってるのはさっきの白いもふもふ…
魔族なのだろうから領地へ返してあげるべきなのだろうが…
「ねぇ、貴方。名前は?」
私の質問にもふもふは、小さく首を傾げ何かを考えているのだろうか、遠くを見ていた
『ボクは……名前はないんだ。ダリア、よかったらボクに名前をつけてよ』
「私が…?」
『うん、君につけられたいな』
ニコッと笑うように目を細めるもふもふに私はキュンっと胸を射抜かれてしまう
白くてふわふわした毛並み…
ありきたりだろうけど…
「じゃあ、貴方は白くてふわふわしてて、雪みたいだからスノー。スノーは?」
「うん、気に入った。ありがとうダリア」
頭に響いてた声は耳へと切り替わり、目の前のスノーの口から発されるように変わった
「えっ……」
「ダリアが名前をくれたから直接話せれるようになったんだ」
「…スノー、貴方一体何者なの?」
「さぁ?僕もわからないや。でもダリアを好きなことだけはホントだよ」
モフっと肉球を押し付けられ、その柔らかさに悶えそうになるが
私はこれでも淑女。冷静にムニムニと触るだけにしておいた
「…スノーは、どこから来たの?」
「わからない。けれど本当は兄さんと一緒だったんだ」
「お兄さん?」
「僕とは違って黒い毛並みなんだけど…はぐれてしまった」
スノーは悲しげに俯く
「スノーはお家へ帰りたい?」
「…ううん。ダリアのそばにいたいんだ。居てもいいかい?」
「えぇ、いいわよ。」
私が笑顔で答えるとスノーはまた嬉しそうに私の膝の上で丸くなって、そのまま寝てしまった
…婚約者は行方不明のままだけれど、国王様が見つけてくれることを願って、私も膝の上の温もりにつられ
ゆっくりと眠りにつくのだった
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