聖女を隷属させてこき使う国は捨てちゃいます!

SHEILA

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白銀の…狼?

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「えっと、どうするのがいいかな。少しでも早く怪我を治してあげたいけど、まずは広いところに移動してもらった方がいいのかな。」

ララが最初にやったのは、薄暗い魔獣小屋の中を魔法で明るくすることだった。

ホーリー聖なる・ライト」

ララの魔法で照らされた黒い狼の魔獣の体表が、白銀に輝いた。

「え?」

ララは自分の目をゴシゴシと擦って、もう一度魔獣を見た。
黒い狼の魔獣に白銀の狼の姿が重なって見えた。
そして、微かにに声が聞こえた。

『あちらの部屋に移動したら、ディスペルを…』

半信半疑で、魔獣小屋の檻の出入り口を開ける。
そして、魔獣小屋の扉のすぐ横に置かれた魔獣が入れられている檻を、、出入り口を開けた檻の前に運ぶ。
檻と檻の間には、今魔獣が入れられている檻の出入り口が開けるスペースがあるだけだが、魔獣に暴れられたら終わりだ。

ララは震えながら、祈るように魔獣にお願いする。

「今檻を開けます。お願いですから、こっちの広い部屋の中に入ってください。鍵はかけさせてもらいますが、十分に動き回れる広さがあると思います。あなたがバーバラに従ってくれれば、きっと外を走り回ることもできるようになると思います。」

そう言って、魔獣が入っている檻の出入り口を開ける。

黒い狼は、意外な程大人しく移動をしてくれた。

ララには、白銀の狼が黒い狼の体を操っている様に見えた。

ガシャンッ!!

「ごめんなさいね、狼さん。私はララと言います。これからあなたの世話をさせていただく者です。私もこの小屋に寝泊まりさせてもらいますが、狼さんが私がいると眠れないのであれば、私は外で寝ますね。」

『ディスペルを…』

(そうだった!お願いされてたんだった。怖すぎて忘れてた。)

怪我をしているのに何故ディスペル解呪なのか一瞬悩んだけれど、心を込めて魔法を発動した。

「ディスペル!」

七色の光の粒が魔獣に降り注ぐ。
すると、白銀の狼が、黒い狼の魔獣の体からすぅーっと浮き上がった。
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