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別れ 2
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「…え?ナビちゃん?え?嘘でしょ!?」
『もし万が一、ニナ様の命が危機に晒されることがございましたら、再度私がお助けに参上いたします。が、二度とそのようなことにはならないでしょう。ニナ様がこの世界で幸福になられることを、祈っております。』
( ほんの数時間だったけれど、ナビちゃんには物凄く助けられた。こんな唐突な別れ、嫌だよっ。)
『最後に…これをお伝えすると、ニナ様のことを気に入っている神々からお叱りを受けるかもしれませんが、ニナ様は知っておくべきだと思うので、私の独断でお伝えいたします。』
「ん?」
『私たち神は、この世界の生きとし生けるもの、魔物をも愛しています。すべての生きとし生けるものが、私たち神にとっては愛し子なのです。』
( ナビちゃん、神様だったんだ。)
『私たち神は、その愛し子が助けを求めるために異世界から人族を召喚することを、容認しています。』
( そう言えば、この世界の力で聖女として日本人が召喚されたことが何回もあったって言ってたね。)
『私たち神の力により召喚が行われると、異世界から呼ばれた人族は神界に招かれ、召喚に応じるかどうかの意思確認をさせていただきます。召喚を拒否した人族は、そのまま元の世界にお帰りいただき、召喚は失敗ということになります。
召喚に応じてくださった人族は、元の世界の肉体を神界に保管させていただき、その肉体を寸分なく模して作ったこの世界に適した肉体に魂を移して、この世界に転移していただきます。』
「は?」
元の世界の肉体を神界に保管しておいて、この世界に適した肉体に魂を移す?
でも、私の体って……
『その際、肉体に対して一つだけ願いを聞き入れます。傷や欠損を治したい、患っている病気の無い健康な体になりたい、年齢を若くしたい、見た目を美しく整えたい、などですね。
私たち神が与える加護は、この世界で生きていくために最低限必要な「言語理解」と、無事元の世界に帰ることができるように、この世界での死を回避するための「不死」の2つのみです。
故に、必然的に愛し子が必要とする力、聖女としての力に目覚める可能性が高い人族が召喚されます。
その他のスキルや魔法については、元の世界での生き様や召喚側の希望によって、自動で振り分けられます。神が容易に介入できるこの世界には、聖女としての力を除き、強過ぎる力は必要ありませんので。
異世界からの人族がこの世界でその役目を終えられると、魂は元の肉体に戻され、召喚された時間軸と場所にお送りすることになります。』
( 嫌な予感がするんだけど…)
『はい。ニナ様のお考えになっている通りです。ニナ様はこの世界の神々の力ではなく、異世界の邪神の力により、私たちが知ることのできない時間軸と場所から、異世界の肉体のままこの世界に転移していらっしゃいました。私たち、この世界の神の力では、ニナ様を元の世界にお送りすることができません。』
( …………… )
『【創造神のお詫び】は、この世界の肉体を持たないニナ様が、この世界で生きていけるように与えられた、特別な能力なのです。』
「くぅ…」
私はぐっと、自分で自分を抱きしめる。
『過去、ニナ様の生まれ育った日本からは、何人もの人族が召喚され、この世界に新しい風を吹かせて、無事帰って行かれました。日本の人族は、私たち神々のお気に入りとなりました。』
帰れない現実を突きつけられ、涙が溢れてくる。
『【創造神のお詫び】は、中位の神々と同等の力です。このまま無制限に特殊スキルが増えていくと、いつの日か、ニナ様は亜神となり、人間神へと昇華していくことでしょう。もう手遅れかもしれませんが。』
一瞬にして、涙が止まる。
( 今、何て言った?)
『ニナ様が望まれるのであれば、私たちは大歓迎いたします。けれど、もし、ニナ様が人であり続けたいと思われるのであれば…………………………お気をつけください。』
「ナビちゃ『それでは、ニナ様、お元気で。』
「ちょっと、ナビちゃん!待ってよ!!最後になんて爆弾投下していくの!!こらぁああああああああああああああ!!!!!!!!!」
私の大声は、深い森の中に虚しく消えて行った。
『もし万が一、ニナ様の命が危機に晒されることがございましたら、再度私がお助けに参上いたします。が、二度とそのようなことにはならないでしょう。ニナ様がこの世界で幸福になられることを、祈っております。』
( ほんの数時間だったけれど、ナビちゃんには物凄く助けられた。こんな唐突な別れ、嫌だよっ。)
『最後に…これをお伝えすると、ニナ様のことを気に入っている神々からお叱りを受けるかもしれませんが、ニナ様は知っておくべきだと思うので、私の独断でお伝えいたします。』
「ん?」
『私たち神は、この世界の生きとし生けるもの、魔物をも愛しています。すべての生きとし生けるものが、私たち神にとっては愛し子なのです。』
( ナビちゃん、神様だったんだ。)
『私たち神は、その愛し子が助けを求めるために異世界から人族を召喚することを、容認しています。』
( そう言えば、この世界の力で聖女として日本人が召喚されたことが何回もあったって言ってたね。)
『私たち神の力により召喚が行われると、異世界から呼ばれた人族は神界に招かれ、召喚に応じるかどうかの意思確認をさせていただきます。召喚を拒否した人族は、そのまま元の世界にお帰りいただき、召喚は失敗ということになります。
召喚に応じてくださった人族は、元の世界の肉体を神界に保管させていただき、その肉体を寸分なく模して作ったこの世界に適した肉体に魂を移して、この世界に転移していただきます。』
「は?」
元の世界の肉体を神界に保管しておいて、この世界に適した肉体に魂を移す?
でも、私の体って……
『その際、肉体に対して一つだけ願いを聞き入れます。傷や欠損を治したい、患っている病気の無い健康な体になりたい、年齢を若くしたい、見た目を美しく整えたい、などですね。
私たち神が与える加護は、この世界で生きていくために最低限必要な「言語理解」と、無事元の世界に帰ることができるように、この世界での死を回避するための「不死」の2つのみです。
故に、必然的に愛し子が必要とする力、聖女としての力に目覚める可能性が高い人族が召喚されます。
その他のスキルや魔法については、元の世界での生き様や召喚側の希望によって、自動で振り分けられます。神が容易に介入できるこの世界には、聖女としての力を除き、強過ぎる力は必要ありませんので。
異世界からの人族がこの世界でその役目を終えられると、魂は元の肉体に戻され、召喚された時間軸と場所にお送りすることになります。』
( 嫌な予感がするんだけど…)
『はい。ニナ様のお考えになっている通りです。ニナ様はこの世界の神々の力ではなく、異世界の邪神の力により、私たちが知ることのできない時間軸と場所から、異世界の肉体のままこの世界に転移していらっしゃいました。私たち、この世界の神の力では、ニナ様を元の世界にお送りすることができません。』
( …………… )
『【創造神のお詫び】は、この世界の肉体を持たないニナ様が、この世界で生きていけるように与えられた、特別な能力なのです。』
「くぅ…」
私はぐっと、自分で自分を抱きしめる。
『過去、ニナ様の生まれ育った日本からは、何人もの人族が召喚され、この世界に新しい風を吹かせて、無事帰って行かれました。日本の人族は、私たち神々のお気に入りとなりました。』
帰れない現実を突きつけられ、涙が溢れてくる。
『【創造神のお詫び】は、中位の神々と同等の力です。このまま無制限に特殊スキルが増えていくと、いつの日か、ニナ様は亜神となり、人間神へと昇華していくことでしょう。もう手遅れかもしれませんが。』
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『ニナ様が望まれるのであれば、私たちは大歓迎いたします。けれど、もし、ニナ様が人であり続けたいと思われるのであれば…………………………お気をつけください。』
「ナビちゃ『それでは、ニナ様、お元気で。』
「ちょっと、ナビちゃん!待ってよ!!最後になんて爆弾投下していくの!!こらぁああああああああああああああ!!!!!!!!!」
私の大声は、深い森の中に虚しく消えて行った。
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