夜の帳が降りるとき

泉 沙羅

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Chapter I Side Nell & Lucien Youth

Side Nell & Lucien 登場人物紹介

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▪ネイサニエル・フィッツロイ (愛称 ネル )
正式名称 エレン・アデレード・シャーロット・フィッツロイ
Nathaniel “Nell” Fitzroy
(Ellen Adelaide Charlotte Fitzroy)
• 身長 / 体重:174 cm・54 kg前後
• 外見:アッシュブロンドに氷のような碧眼。中性的で彫刻めいた顔立ち。若き日のビョルン・アンドレセンを思わせる儚い美貌。
• 性格:冷静沈着で芯が強い。他者への責任感が重荷になるタイプ。たまに天然。
• 背景:フィッツロイ公爵家の末子。幼少期から『完璧なレディ』として育てられたが、性自認は男性。高校から男性として生活。大学卒業後は大学講師を務める。
• 主な関係:ルシアンとは共犯的関係。



▪ルシアン・モロー Lucien Moreau
• 身長 / 体重:172 cm・48kg前後
• 外見:黒髪黒目。アンニュイで病的な華を纏う、若い頃のケイト・モスを連想させる雰囲気。
• 性格:享楽的で奔放、感情表現は過剰。キス魔かつ構ってちゃんだが、芯には繊細な傷を抱える。売春、過食嘔吐、薬物乱用歴を抱えつつ、ネルには盲目的な愛を注ぐ。母親譲りで霊感が強い。
• 背景:パリ生まれのフランス系アメリカ人。ロマである母の死後、LAで里親の元に育つ。戸籍上は男性。性自認は『X』。アンドロジナスモデルとして活動。
• 主な関係:ネルの伴侶であり共犯者。



▪サマンサ・アツコ・タカハシ
Samantha Atsuko Takahashi

• 身長 / 体重:162cm・50kg前後
• 外見:直毛の黒髪ボブ。どちらかというと日本人よりの風貌。
• 性格:気は弱いが芯は強い。優しく繊細。家庭に毒を持つ環境で育った反動か、人一倍自由と誠実さを重んじる。
• 背景:日系四世で主に日本語、英語、仏語を操るマルチリンガル。母親は日系三世。父親はフランス系カナダ人ないしフランス系アメリカ人。二重国籍。大学を卒業後、ネルにナニーとして雇われる。フリーのSEでもある。
• 主な関係:ネルとは親友以上の関係。



▪クラリッサ・マーガレット・スコティア・ダグラス
Clarissa Margaret Scotia Douglas
• 身長 / 体重:168 cm・60 kg前後
• 外見:栗色の髪と琥珀の瞳。曲線美が際立つクラシカルなグラマラス系。
• 性格:聡明で母性溢れる心優しい女性。気遣いが過ぎて疲弊しやすい。
• 背景:ネルの義姉(兄嫁)。エドワードの妻。スコットランド上流社会で培った洗練をもち、LA移住後も健気に病弱な夫を支える。ネルの初恋の人でもある。
• 主な関係:ネルにとっては義姉であり姉のような相談相手。家族内で最も「母性」を象徴する存在。



▪エドワード・フレデリック・セバスチャン・フィッツロイ
Edward Frederick Sebastian Fitzroy
• 身長 / 体重:188cm・65 kg前後
• 外見:金髪碧眼。繊細でどこか儚い印象の長身。
• 性格:ネルによく似ている。思索的で控えめ。たまにボーッとしている。心臓の持病を抱えながらも、家族を見守る静かな灯火。
• 背景:ネルより15歳上の実兄。フィッツロイ家の長男。体の弱さから家族をLAへ導いた張本人。
• 主な関係:ヒステリックな母親を唯一宥められる、フィッツロイ家の潤滑油的存在。



▪ヘンリエッタ・オーガスタ・キャサリン・キャリ・フィッツロイ
Henrietta Augusta Catherine Carry Fitzroy

性格・ネルとの関係
ネルとエドワードの実母。完璧な家を築くことに執着する石頭で、激情型。世間体を絶対視し、「理想の令嬢像」をネルに押しつけてきた。ネルにとっては「母」というより「監督者」に近く、愛情表現が苛烈。ネルが男性として生きる選択を今も理解できずにいるが、血縁としての誇りは失っていない。

外見の印象
薄い金髪をきっちりまとめ上げ、瞳は氷のように澄んだブルー。年齢を重ねても背筋は一分の隙もなく伸び、常に冷たい香水の気配を漂わせる。



▪エリザベス・ヴィクトリア・ロザリー・フィッツロイ
Elizabeth Victoria Rosalie Fitzroy

性格・ネルとの関係
エドワードとクラリッサの長女。ネルの姪。幼いながら聡明で責任感が強く、家族の中で最も理性的。ネルを「姉」と慕い、彼の選択を理解し支えようとする存在。静かに状況を見極める賢さがある。

外見の印象
クラリッサ譲りの落ち着いた美貌。柔らかな栗色がかった金髪に、澄んだ青い瞳。線の細い体つきながら凛とした雰囲気を纏う。



▪キャロライン・ジョゼフィン・マティルダ・フィッツロイ
Caroline Josephine Matilda Fitzroy

性格・ネルとの関係
ネルの姪。エリザベスの二つ下の妹。好奇心旺盛で人懐っこく、家族の潤滑油。ネルを「かっこいい兄」のように慕い、秘密話を共有する仲。無邪気さゆえに、ネルの複雑な過去にも臆さず寄り添う。

外見の印象
陽光のように明るい金髪に、母クラリッサゆずりの琥珀色の瞳。頬が愛らしく、表情がころころ変わる。



▪ヴァネッサ・キングスリー
Vanessa Kingsley

性格・ネルとの関係
LAのモデル事務所社長。元モデル。豪放磊落で決断力があり、男性的な所作も女性らしい艶も自在に操る。ネルがモデルとして活動していた頃、ステージ上の立ち居振る舞いや「中性的な魅力」を引き出した師でもある。ネルがモデル業を離れても友人として支え合う。ネルとルシアンの数少ない理解者。
 
外見の印象
燃えるような赤毛を胸まで伸ばし、日焼けをものともしない艶やかな肌。グラマラスながら筋肉で引き締まったアスリート体型。



▪エドウィン・ブラックウッド・キャリ 
Edwin Blackwood-Carry
• 身長 / 体重:183cm・65 kg前後
• 外見:スペイン貴族の血を引き、黒髪、暗緑色の瞳の美青年。妖しげな色気を持つ。
• 性格:美学主義のナルシスト。芸術的センスを持つ天才肌だが、サイコパス。
• 背景:ヘンリエッタの兄の子(甥)。ネルの三歳上の従兄であり、政略的に決められた婚約者。
• 主な関係:ネルからは生理的に嫌悪されている。



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