夜の帳が降りるとき

泉 沙羅

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Chapter II Side Nell & Lucien Family Tide

Chapter II から登場する人物の紹介

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・レジナルド・フィッツロイ
エドワードとネルの父方叔父(父の弟に当たる)。頑迷な血統主義者で、女は家庭に従うべきと信じて疑わない。甥や姪の人生にも平然と口を出す、典型的な旧時代の男。ロバートという息子がいる。


・ミリセント・カーレン侯爵夫人
ヘンリエッタの実妹。姉を「虚栄ばかりの無能」と軽蔑しつつ、自身もまた血統と格式に囚われた女。ヘンリエッタ以上の血統主義者。


・パーシヴァル・カーレン
ミリセントの長男。母に従順なマザコンで、妻や姉妹より母を優先する。権威者に媚びる小心者で、妻マティルダが姑にいびられても見て見ぬふりをする。


・ルーカス・ファーリー
ヴァネッサの夫。米国聖公会の助任司祭。穏やかで温かみのある人柄。ネルやルシアンのような存在も神のもとでは等しく「隣人」だと信じているが、時に自身の信仰と現実の狭間で葛藤する。


・アシュトン
フィッツロイ家に50年近く仕える老執事。常に沈着冷静で、誰に対しても礼節を忘れない。ヘンリエッタとルシアンの対立を冷静に見つめ、「どちらも正しく、どちらも間違っている」と内心で評している。


・オリビア
屋敷のメイド長。アシュトンと並ぶ古参で、生真面目で几帳面な性格。穏やかに見えるが、家の秩序を守るためなら静かに強硬な判断を下すこともある。


・ルビー
30歳前後の中堅メイド。明朗快活で人懐っこく、ルシアンやサマンサにも偏見なく接する。ときどき調子に乗って空気を読まない発言をし、オリビアに軽くたしなめられるのがお約束。


・ジュリアナ・エレノア・イゾルデ・マルグリット・フィッツロイ
Juliana Eleanor Isolde Marguerite Fitzroy
→ ジュリアナ・エレノア・マルグリット・ド・ルシヨン
Juliana Eleanor Marguerite de Roussillon

ネルの5歳年上の姉。
寄宿学校卒業後、ブルボン家の血を引くフランス貴族ド・ルシヨン家の令息ギョーム・ド・ルシヨンと政略結婚。
気が強く皮肉屋で毒舌だが、家のために誇りをもって動くタイプ。だが、盲目的に従順ではない。
妹(弟)ネルには基本放任だが、要所では的確に頼りになる。
夫ギョームは筋金入りのマザコン。
姑も息子を溺愛している。義妹もわがままな性格。
そんな日常をジュリアナは半ばあきれつつ、皮肉を飛ばして切り抜ける。
WhatsAppでネルに延々と「マザコン夫とムスコン姑」「わがまま義妹」の愚痴を送りつけるのが日課。
着こなしは常に上品。フランスの社交界でも一目置かれる存在。






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